携帯料金ってどのくらいが普通？
総務省が公表している「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査」によると、1ヶ月の携帯料金の平均は5,824円でした。
そのため、毎月携帯料金に5,824円以上支払っている方は、平均的な携帯料金よりも高いといえるでしょう。
ただ、これから紹介する携帯料金を安くする方法を試していけば、この平均携帯料金よりも安く抑えることができるでしょう。
携帯料金を見直す前にプランや利用しているデータ量の確認をしよう！
携帯料金を見直すためには、現在加入している料金プランや、利用しているデータ量の把握が重要です。
大手キャリアの場合、プランや利用しているデータ量は、アプリやWebサイトから確認することができます。
各キャリアのプラン・データ量の確認方法は、フォンシェルジュ内の別記事で詳しく解説していますので、確認してみてください。
携帯料金を見直し・安くする9つの方法
携帯料金を見直し・安くするためには9つの方法があります。
- 料金プランを見直す
- かけ放題を解約する / 無料通話アプリを使う
- 不要なオプションを解約する
- 家族で携帯キャリアをまとめる
- 使っている携帯キャリアとセット割があるインターネット回線を利用する
- Wi-Fiを利用する
- 本体価格の安いスマホを利用する
- 格安SIMに変更する
- フォンシェルジュの無料料金診断を使う
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
料金プランを見直す
まずは加入している料金プランが、自分に本当に合っているか見直しましょう。
例えばですが、毎月データ通信量を1GBしか使わないのに、20GB使えるプランに加入していたり…。
携帯料金は、利用できるデータ量が増えれば増えるほど、月額料金も上がっていきます。
そのため、毎月自分が使うデータ量を把握して、利用するデータ量分の料金プランを選ぶことが重要です。
自分が使っているデータ量が分からない…。
そういう方は、利用しているキャリアが提供しているアプリを使って、使っているデータ量を確認してみましょう。
ドコモだったら「My docomo」、auだったら「My au」、ソフトバンクだったら「My SoftBank」から確認することができます。
かけ放題を見直す / 無料通話アプリを使う
最近はスマホで電話番号を使った電話をする方も減ってきており、LINEなどの無料通話アプリを使って電話する方も多いのではないでしょうか？
無料通話アプリのLINEは、データ消費のみで通話ができ、何時間通話しても通話料金がかからないです。
そのため、普段から電話をかけている相手がLINEを利用している場合は、かけ放題を解約して、LINE通話を使った方が携帯料金を安く抑えることができます。
ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアが用意している通話オプションは2種類あり、5分以内の通話がかけ放題になるオプションと、24時間通話かけ放題のオプションの2種類です。
料金は以下の通りです。
| キャリア | 5分以内かけ放題 | 24時間かけ放題 |
|---|---|---|
| ドコモ | 880円 | 1,980円 |
| au | 880円 | 1,980円 |
| ソフトバンク | 880円 | 1,980円 |
5分以内のかけ放題に加入している方が、かけ放題を解約してLINE通話を使った場合、1年間で「9,240円」も安くなります！
不要なオプションを見直す
現在利用しているオプションを見直すと、携帯料金を安くすることにつながります。
見直したいオプションは3つあります
- スマホの補償オプション
- コンテンツ系のオプション
- サブスクサービスのオプション
①スマホの補償オプション
スマホの補償オプションは、スマホ購入時にしか加入できず、念のため加入しておく方も多いと思います。
確かにスマホ買ってから入りっぱなしだ…
スマホを購入してから何年も経過した今、スマホの補償オプションが本当に必要なのか？見直してみましょう。
スマホの補償オプションは毎月800円〜1,000円程度かかるものも多いので、不要になれば、携帯料金がその分安くなります。
ただし、一度解約してしまうと、次回のスマホ購入時まで再加入できないので注意しましょう。
②コンテンツ系のオプション
コンテンツ系のオプションは、キャリア独自で提供している様々なサービスオプションのことを指します。
例えばauなら「スマートパスプレミアム」、ドコモなら「スゴ得コンテンツ」、ソフトバンクなら「トク放題」など。
これらのオプションは「最初の1ヶ月は無料！」ということも多く、加入していることを忘れてしまい、そのまま加入しっぱなしという方も多いです。
使っていないオプションにお金を払うのは非常にもったいないので、使っていないコンテンツ系のオプションがないか見直しましょう。
③サブスクサービスのオプション
最近大手キャリアでは「Netflix」や「YouTube Premium」などのサブスクサービスと提携しています。
今まではアプリや専用サイトでしか加入できなかったものが、各キャリアのページなどから申し込みできるようになったという感じです。
これらのサブスクサービスも、「最初の〇ヵ月は無料」というキャンペーンが多く、キャンペーン中に加入し、解約を忘れてしまうパターンが多いです。
使っていないサブスクサービスがないか見直して、不要であれば解約しましょう。
家族で携帯キャリアをまとめる
携帯キャリアや利用人数によって割引額は異なりますが、家族で携帯キャリアをまとめると、約1,000円程度、月額料金が安くなります。
大手3キャリアの家族割は以下の通りです。
| 家族割名称 | ドコモ 「みんなドコモ割」 | au 「家族割プラス」 | ソフトバンク 「新みんな家族割」 | |
|---|---|---|---|---|
| 割引額 | 2回線 | -550円 | -550円 | -660円 |
| 3回線以上 | -1,100円 | -1,100円 | -1,210円 | |
※現行無制限プランからの割引額
そのため、現在家族で使っている携帯キャリアがバラバラという方は、家族で利用するキャリアをまとめると、携帯料金が安くなります。
使っている携帯キャリアとセット割があるインターネット回線を利用する
利用している携帯キャリアによっては、提携しているインターネット回線を利用することで、月額料金から割引が入る場合があります。
例としてドコモ・au・ソフトバンクのインターネットセット割を適用した場合の割引金額を見てみましょう。
| キャリア | セット割引金額 |
|---|---|
| ドコモ | -1,100円 |
| au | -550円～-1,100円 |
| ソフトバンク | -1,100円 |
自宅のインターネット会社にこだわりなどがなければ、セット割引が受けられるインターネット会社に変えれば、スマホ料金が安くなります。
また、セット割引は1人だけでなく、利用している家族全員に適用されるので、同じ携帯キャリアを使っている家族が多ければ多いほど、携帯料金が安くなります。
例えば3人家族で、全員ドコモを使っている場合だと、インターネットセット割引だけで1,100円×3人=3,300円もの割引が適用されます！
自宅のインターネットを変えてもいいかも！
そういう方は検討してみましょう！！
Wi-Fiを利用する
スマホの料金プランは、利用できるデータ量が多くなればなるほど、月額料金が高くなっていきます。
そのため、利用するデータ量を少なくすれば、月額料金が安いプランを選択できるという訳です。
スマホをWi-Fiに接続している間は、契約している携帯会社のデータ量を利用しないため、基本的にWi-Fiに接続して利用すると、携帯料金を安く抑えることができます。
例えば、外出先でフリーWi-Fiに接続したり、職場のWi-Fiを使ったりするのがおすすめです。
本体価格の安いスマホを利用する
月額料金を安いプランにしたのに、携帯料金が思ったより下がらない。
そんな方は、スマホの本体の分割支払い金が原因かもしれません。
例えば、ドコモで最新のiPhone 15 Proをスマホの購入サポートを使って、分割で購入した場合、分割支払い金は1ヵ月「4,218円」もかかってしまいます。
これではいくら月額料金が安いプランを使っていても、携帯料金は5,000円~7,000円程度になってしまうでしょう。
こうならないためにも、携帯料金を安くするためには、本体価格が安いスマホを利用するということも重要です。
最新のiPhoneではなく、型落ちのiPhoneを使ったり、iPhoneを使っている場合は、本体価格が安いAndroidに乗り換えたりを検討してみましょう。
格安SIMに変更する
携帯料金を見直す際に一番おすすめなのが、格安SIMに変更することです。
格安SIMは、独自の回線を持たずに大手キャリアの回線を借りているので、回線整備などのコストがかからず、大手キャリアよりも安い月額料金を実現しています。
ただし、大手キャリアと比較して、通信速度が遅くなる可能性が高いです。
これは、格安SIMが大手キャリアから回線を借りているというのが原因です。
大手キャリアから「一部」の回線を借りているので、大手キャリアに比べ、回線が混雑してしまうことが多く、通勤時やお昼時などは、通信が遅くなってしまう傾向が多いです。
格安SIMに変えたいけど、通信が遅いのは困る…。
そういう方は、大手キャリアのサブブランドやオンラインブランドがおすすめです。
ドコモならahamo、auならUQモバイルやpovo、ソフトバンクならワイモバイルやLINEMOです。
大手キャリアのサブブランドやオンラインブランドは、大手キャリアの回線をそのまま利用しているため、格安SIMのように極端に通信速度が遅くなってしまう心配がありません。
フォンシェルジュの無料料金診断を使う
携帯料金を見直したいけど、自分で見直す方法が分からない…。
そんな方はフォンシェルジュで提供している無料の料金診断を使うのがおすすめです。
フォンシェルジュの無料料金診断を使えば、店舗に行く必要がなく、簡単な質問に答えるだけで携帯料金の見直しができます。
さらに、現在使っている携帯キャリアだけではなく、主要な12ブランドの携帯料金から、自分にあったプランを提案してくれるため、本当に自分に合っているプランが見つかりやすいです。
ドコモの携帯料金を見直し・安くする方法
ドコモの携帯料金を安くする方法は3つあります。
では1つずつ詳しく解説していきます！
ファミリー割引・みんなドコモ割を使う
ドコモでは家族割として「ファミリー割引」と「みんなドコモ割」を用意しています。
「ファミリー割」は家族内の国内通話が無料になります！
もし現在通話のオプションに加入している方で、通話先が家族メインの方は、ファミリー割引を使えば、オプション代をかけずに通話代を安くすることが可能です。
「みんなドコモ割」はドコモで契約している回線数によって割引額が変動します。
| 2回線以上 | 3回線以上 |
|---|---|
| -550円 | -1,100円 |
同居していない家族同士でも割引の対象になるため、一人暮らしをしている方や、結婚している方でも割引が受けられます。
ドコモ光セット割 / home 5Gセット割を使う
ドコモのインターネットセット割は「ドコモ光セット割」と「home 5G割」の2つがあります。
どちらの割引も家族全員のスマホ料金が550円〜1,100円割引されます！
ahamoに乗り換える
サポートなどがオンラインになっても問題ないという方はahamoへの乗り換えもおすすめです。
ahamoの月額料金はこちら
| 20GB | 100GB |
|---|---|
| 2,970円 | 4,950円 |
ドコモの料金プランと比較すると非常に安いですよね。
ahamoはこの料金でなんと5分以内の通話かけ放題のオプションもついてきます！
「ファミリー割引」「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」は対象外となっているので注意しましょう。
ファミリー割引で、ドコモを使っている家族と通話無料にはなりません。
また、携帯料金をドコモが発行するクレジットカード「dカード」で支払いすると、ギガがもらえます。
通常のdカードで+1GB、dカードゴールドで+5GBのデータ容量が毎月貰えます！
auの携帯料金を見直し・安くする方法
auの携帯料金を見直し・安くする方法は4つあります。
では1つずつ詳しく解説していきます。
家族割プラス・家族割®を使う
家族割プラスは家族内でauを契約している回線数によって、月額料金から割引が入るサービスです。
| スマホミニプラン 5G/4G | 使い放題MAX 5G/4G | ピタットプラン 5G/4G LTE | |
|---|---|---|---|
| 2人の場合 | -220円 | -550円 | -550円 |
| 3人以上の場合 | -550円 | -1,100円 | -1,100円 |
公式HPには「同居している家族のみ適用」と記載されていますが、現在キャンペーン実施中で、「同居していない家族も適用」できるみたいです！
条件は「auショップで手続きをすること」です。
キャンペーン終了時期は未定となっております。
家族割®は家族同士の国内通話料と国内SMS送信料が無料になります。
そのため家族同士の通話やSMSのために通話オプションに加入している方は、家族割の登録だけすれば、通話オプションを解約すると月額料金が安くなります。
auスマートバリューを使う
auスマートバリューは、インターネットとのセット割引です。
また、50歳以上の場合は、契約する家族と異なる住所でも割引が適用されます。
スマホミニプラン 5G(ピタットプラン 5G/4G LTE)の場合月額最大550円割引、使い放題MAX 5G等のその他プランの場合は月額最大1,100円割引と、割引額に変動があるのでご注意ください。
対象のインターネットサービスは以下の通りです。
| 光サービス | au ひかり |
|---|---|
| ケーブルテレビ | J:COM・提携先ケーブルテレビ |
| 光コラボレーション サービス | ビッグローブ光 So-net光 @nifty光 @T COM (アットティーコム)ヒカリ ひかりゆいまーる ひかりJ |
| ホームルーター WiMAX | au ホームルーター 5G auスマートポート WiMAX +5G |
UQモバイルに乗り換える
auのサブブランド「UQモバイル」に乗り換えるのもオススメです！
UQモバイルは格安SIMでありながら、auと同じ電波を利用しているので、速度も安定しています。
また、プランも3種類から選ぶことができ、一番安いプランだと3GBが990円で利用可能です。
※インターネットセット割引・でんきセット割引適用で。
ただし通話料の割引サービス「家族割®」のようなサービスはありません。
使い切れなかったギガ数は翌月に「くりこし」が出来たり、通信量を消費しないモードなどに切り替えができるため、通信量を賢く、お得に利用できます。
UQモバイルは全国にショップがあり、対面でのサポートを受けることができるので、オンラインブランドが不安な方はUQモバイルをおすすめします。
povo2.0に乗り換える
povo2.0は基本料金が0円で契約できる、auのオンラインブランドです。
povo2.0には決まった料金プランがありません。
データ容量や、通話オプションを「トッピング」つまり都度購入して、自由自在に組み合わせることができます。
月によって使いたいデータ量が変動する方にオススメです。
トッピング料金は以下の通りです。
| データ量 | 料金 |
|---|---|
| 1GB | 390円 (7日間) |
| 3GB | 990円 (30日間) |
| 20GB | 2,700円 (30日間) |
| 60GB | 6,490円 (90日間) |
| 150GB | 12,980円 (180日間) |
| データ使い放題 (24時間) | 330円 |
ソフトバンクの携帯料金を見直し・安くする方法
ソフトバンクの携帯料金を見直し・安くする方法は4つあります。
では1つずつ詳しく解説していきます。
新みんな家族割・家族割引を使う
ソフトバンクでは「新みんな家族割」と「家族割引」という割引サービスがあります。
「新みんな家族割」はソフトバンクを利用している回線数によって、割引が適用されます。
メリハリ無制限を利用している場合、最大1,210円の割引が適用されます。
ドコモ・auの家族割引が最大1,100円なので、家族割引額だけでみるとソフトバンクが一番大きいですね。
また、同居家族だけではなく親戚や、同居中のパートナーも割引の対象になります。
割引金額は以下の通りです。
| 人数 | メリハリ無制限 | メリハリプラン | ウルトラギガモンスター |
|---|---|---|---|
| 2人 | -660円 | -550円 | -1,650円 |
| 3人以上 | -1,210円 | -1,650円 | -1,980円 |
| 4人以上 | -2,200円 | -2,200円 |
ただし、ミニフィットプラン+には適用できませんので、注意しましょう。
「家族割引」は家族同士の国内通話料と国内SMS送信料が無料になります。
そのため家族同士の通話やSMSのために通話オプションに加入している方は、家族割の登録だけすれば、通話オプションを解約すると月額料金が安くなります。
おうち割 光セットを使う
ソフトバンクのインターネットセット割引「おうち割 光セット」は毎月1,100円の割引が適用されます。
対象のインターネットサービスは「SoftBank光」と「SoftBank Air」です。
こちらも同居している家族だけではなく、離れて住む家族も割引の対象になります。
ワイモバイルに乗り換える
ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」に乗り換えるのもスマホ料金を安くする方法の1つです。
また、それ以外のプランもかなり安く利用することが可能です。
ただし「家族割引」のような通話割引サービスはありません。
ワイモバイルの料金プランはこちら
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| シンプルS(3GB) (家族割・おうち割 光セット適用時) | 2,178円 (990円) |
| シンプルM(15GB) (家族割・おうち割 光セット適用時) | 3,278円 (2,090円) |
| シンプルL(3GB) (家族割・おうち割 光セット適用時) | 4,158円 (2,970円) |
ソフトバンクの電波を使っているので、速度やエリアも今まで通り利用できます。
LINEMOに乗り換える
オンラインでの申し込み、サポートでも問題ないという方は、ソフトバンクのオンラインブランド「LINEMO」もオススメです。
LINEMOは割引を適用しなくても3GBが990円から利用することができます。
また、20GBも2,728円とかなり安いです！
月額料金は非常に安いですが「家族割引」「新みんな家族割」「おうち割光セット」などの割引は適用されませんのでご注意ください。
月額料金が安いのも魅力ですが「LINE」をよく利用される方にもオススメしたいです。
LINEMOではLINEの通話やメッセージで利用したデータ量をカウントしない「LINEギガフリー」が無料で利用できます。
そのため、通信量を気にせずLINEのサービスを使えるので、LINEでよく写真や動画を送る方や、ビデオ通話する方は検討してみてはいかがでしょうか？
LINEMOの月額料金はこちら
| 3GB | 20GB |
|---|---|
| 990円 | 2,728円 |
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回は自分で携帯料金を見直し・安くする方法について解説させていただきました。
では、本記事のまとめです。
- 携帯料金の平均は5,824円
- 携帯料金を見直すためには加入しているプランや、利用しているデータ量の把握が重要
携帯料金を見直し・安くする9つの方法
- 料金プランを見直す
- かけ放題を見直す / 無料通話アプリを使う
- 不要なオプションを見直す
- 家族で携帯キャリアをまとめる
- 使っている携帯キャリアとセット割があるインターネット回線を利用する
- Wi-Fiを利用する
- 本体価格の安いスマホを利用する
- 格安SIMに変更する
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