Android|子供をスマホの危険から守る7つの機能制限と注意点

Android版|子供をスマホの危険から守る7つの機能制限と親が注意すべきこと

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子供にスマホを持たせるとなると、不審なサイトやアプリ課金、SNSトラブル、依存症などのリスクが心配ですよね。こうしたリスクは、スマホに「機能制限」を設定することで予防できる場合があります。

今回はAndroidスマホで設定できる代表的な7つの制限機能と、親が注意すべきポイントについて詳しく解説します。

Androidスマホで設定したい7つの機能制限
  1. フィルタリングサービスを利用する
  2. Googleファミリーリンクでまとめて管理する
  3. Google検索のセーフサーチを設定する
  4. YouTubeの視聴制限/YouTube Kidsを活用する
  5. Google Playストアの利用制限をかける
  6. キャリア決済の上限・停止を設定する
  7. 位置情報の共有を有効にする
目次

子供にスマホを持たせる年齢は?

スマホを見る子供

近年は物騒な事件や災害も多く、「子供とすぐに連絡が取れるようにしておきたい」「今どこにいるのかを確認したい」を目的に、という理由から、スマホを持たせる家庭が急増しています。

特に共働き家庭では、帰宅後の連絡や外出時の見守りとしてスマホの役割が高まっています。

東京都が公表した令和6年度の調査によると、小学生でも過半数がスマホを所有しているという結果が出ており、スマホは今や子供の生活に欠かせない存在となりつつあります。

令和6年度 未成年のスマホ所有率
高校生
99.6%
中学生
97.8%
小学生(4~6年生)
75.0%
小学生(1~3年生)
61.2%
全体
83.4%

参照データ:家庭における青少年のスマートフォン等の利用等に関する調査

実際には、スマホを持たせる年齢よりも、「子供自身がどの程度使い方やルールを理解できるか」が大切です。

子供にスマホを持たせるチェックの目安
  • スマホの使い方や危険性について理解できる
  • 時間やルールを守る意識がある
  • 保護者と一緒に設定や利用ルールを確認できる

これらがある程度クリアできていれば、小学校低学年であっても段階的にスマホを持たせることは可能です。

一方で、まだルールを守るのが難しそうな場合は、まずは見守り機能を備えたキッズスマホや機能を制限した使い方から始めるのも良い方法です。

子供にスマホを持たせるリスクとは?

注意点

スマホは便利な道具である一方で、子供にとってはまだ扱いが難しく、トラブルに巻き込まれるリスクも少なくありません。

ここでは、実際に起こりうる5つの代表的なリスクをご紹介します。

SNSやゲーム内でのトラブル

LINEやInstagram、オンラインゲームなどを通じて、いじめや誹謗中傷、知らない人とのやりとりといったトラブルに発展することがあります。特にSNSは匿名性が高いため、子供だけでは対応が難しい場合も多くあります。

有害な情報に触れてしまう

インターネット上には、アダルトコンテンツや暴力的な動画、誤った情報など、子供にとって有害な情報が数多く存在します。

検索やSNS経由で偶然目にしてしまうケースもあり、精神的な影響や誤解を招く恐れがあります。

スマホ依存による健康・学業への影響

長時間のスマホ使用は依存症を引き起こす恐れがあり、勉強や睡眠の妨げになることがあります。

また、視力の低下、姿勢の悪化、さらにはブルーライトによる睡眠障害など、身体への影響も無視できません。

スマホが生活の中心になってしまうと、対人関係や生活リズムに悪影響を及ぼします。

高額な課金や詐欺被害

アプリやゲーム内でのアイテム購入、サブスクリプションの登録などによって、思いがけず高額な課金が発生してしまうことがあります。

さらに、詐欺アプリやフィッシングサイトといった悪質なサービスも多く存在しており、見分けがつきにくい子供が被害に遭うリスクは決して低くありません。

犯罪に巻き込まれる危険

SNSや出会い系アプリを通じて、子供が知らない大人と接触し、誘拐や性犯罪といった重大な事件に巻き込まれるケースも存在します。

また、最近では「簡単に稼げるバイト」などと誘われ、違法行為に加担させられるリスクも増えています。

これらのリスクを知ったうえで、適切な機能制限やルール設定を行うことが、スマホを安全に使わせる第一歩です。

Androidスマホで設定したい7つの機能制限

子供とスマホ

子供がスマホを使う上で、インターネットの有害情報やSNSトラブル、課金、依存といったリスクは避けて通れません。とはいえ、正しく設定すれば多くの危険を未然に防ぐことができます。

ここでは、Androidスマホで実際に設定しておきたい7つの機能制限を紹介します。初めてスマホを持たせるご家庭でも取り入れやすいものばかりなので、ぜひ一つひとつ確認してみてください。

Androidスマホで設定したい7つの機能制限
  1. フィルタリングサービスを利用する
  2. Googleファミリーリンクでまとめて管理する
  3. Google検索のセーフサーチを設定する
  4. YouTubeの視聴制限/YouTube Kidsを活用する
  5. Google Playストアの利用制限をかける
  6. キャリア決済の上限・停止を設定する
  7. 位置情報の共有を有効にする

①フィルタリングサービスを利用する

18歳未満のスマホ契約者には、法律によりフィルタリングサービスの設定が義務付けられています。

フィルタリングとは、不適切なサイトや有害なアプリの利用を制限するサービスのこと。
各キャリアが無料または有料で提供しており、保護者が制限の強度などをカスタマイズすることも可能です。

子供のスマホ利用に不安がある場合は、まずはフィルタリングサービスの利用を検討しましょう。

主要キャリアのフィルタリングサービス

キャリアフィルタリングサービス名月額料金
ドコモあんしんフィルター for docomo無料
auあんしんフィルター for au無料
ソフトバンクあんしんフィルター for SoftBank無料
楽天モバイルあんしんコントロール by i-フィルター330円

各キャリアのフィルタリングサービスは、店頭で申し込みや設定サポートを受けられるのも安心ポイントです。

格安スマホ(MVNO)を利用している場合は、「Googleファミリーリンク」などのアプリで代用可能ですが、設定をすべて自分で行う必要があるので注意しましょう。

フィルタリングについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

②Googleファミリーリンクでまとめて管理する

Googleファミリーリンクは、専用の無料アプリをインストールすることで、子供のスマホの利用時間の管理や、アプリのダウンロード・検索結果の表示制限などが行えるAndroid向けのサービスです。

ファミリーリンクで管理できること
  • スマホの利用時間制限
  • アプリのインストール制限
  • アプリの使用制限
  • コンテンツの表示制限
  • スマホの位置情報確認
  • リモートロック

汎用性が高く、これから紹介するようなさまざまな制限を1つのアプリ内でまとめて管理できるのが大きな魅力です。

キャリアのフィルタリングサービスを申し込まない場合や、ファミリーリンク独自の機能を使いたい場合は、最初にこのアプリを設定しておくのがおすすめです。

詳しい内容や設定方法は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

③Google検索のセーフサーチを設定する

Googleアプリの設定では、検索結果に年齢にふさわしくない内容を表示しないようにする「セーフサーチ」機能が利用できます。

セーフサーチを有効にすると、ポルノ、暴力、流血などの露骨な表現を含むページを検索結果から自動で除外することができます。小さな子供にスマホを持たせる場合や、検索内容に不安があるときは、必ず設定しておきたい項目です。

すでにGoogleファミリーリンクを設定している場合は、保護者のスマホにあるファミリーリンクアプリからセーフサーチのオン/オフを直接管理できます。子供用の端末を一括でコントロールできるので、こちらから設定するのがおすすめです。

セーフサーチの設定手順

STEP 1 子供用のスマホでGoogle アプリを開く

STEP 2 右上のプロフィールアイコンまたは「設定」をタップ

セーフサーチの設定手順①

STEP 3 「セーフサーチ」 をタップ

セーフサーチの設定手順②

STEP 4 「フィルタ」「ぼかし」「オフ」のいずれかを選択

オフ以外を選択すると、自動でセーフサーチ フィルタがオンになります。

セーフサーチの設定手順③

④YouTubeの視聴制限/YouTube Kidsを活用する

YouTubeには年齢制限のあるコンテンツも含まれており、子供に不適切な動画が表示されるリスクがあります。これを防ぐために、以下の2つの方法で視聴制限をかけることができます。

方法①:YouTubeの「制限付きモード」をオンにする

「制限付きモード」は、YouTube内の不適切な動画(暴力・過激な内容など)を非表示にするフィルター機能です。

設定手順(子供用の端末で)
  1. YouTubeアプリを開く
  2. アイコンをタップ → 「設定」へ
  3. 「全般」→「制限付きモード」をオンにする

方法②:YouTube Kidsアプリを使う

先ほど紹介した「制限付きモード」は、あくまで簡易的なフィルターであり、完璧ではありません。より強い制限をかけたい場合や、小さなお子様が使う場合は、通常のYouTubeではなく「YouTube Kids」アプリの利用がおすすめです。

YouTube Kidsは子供向けに開発された専用アプリで、以下のような特徴があり、安心して利用できる設計になっています。

  • 年齢に応じた動画のみが表示される
  • 保護者が視聴時間や検索機能のオン・オフを管理できる
  • コメント機能がない・広告も一部制限されている

私も実際に使っていますが、特に小学生未満のお子さまがいるご家庭には非常におすすめです!

YouTube Kids アプリの初期設定方法(保護者向け)

STEP
アプリをインストール

Google Play で「YouTube Kids」と検索し、インストールします。

YouTube Kids アプリの初期設定方法(保護者向け)
STEP
「私は保護者です」を選択
YouTube Kids アプリの初期設定方法(保護者向け)
STEP
Googleアカウントでログイン(任意)

ファミリーリンクと連携したい場合は、保護者のGoogleアカウントでログインします。

ファミリーリンクと連携すると、より細かく制限・時間管理が可能です。
アプリの使用時間、視聴履歴、アプリ自体のロックなども遠隔で管理できるようになります。

YouTube Kids アプリの初期設定方法(保護者向け)
STEP
子供用プロフィールを作成

子供の「名前・年齢・誕生日」を入力してプロフィールを作成。

年齢に応じて表示される動画の種類が自動で制限されます。

YouTube Kids アプリの初期設定方法(保護者向け)
STEP
コンテンツタイプを選択
以下のいずれかを選べます
  • 未就学児向け(4歳以下)
  • 小学校低学年向け(5~8歳)
  • 小学校中学年以上(9〜12歳)

または、「保護者が許可したコンテンツのみ」を選ぶことも可能です。

YouTube Kids アプリの初期設定方法(保護者向け)
STEP

検索機能をオン/オフにする

動画検索を許可するかどうかを選択できます(小さな子供にはオフが安心)。

設定画面は子供が勝手に操作できない仕組み

YouTube Kidsでは、アプリ右下の「鍵マーク(設定)」をタップしても、ロックがかかっているため子供には開けません。
初期設定では、簡単な計算問題でロック解除しますが、保護者用のパスワードに変更することも可能です。

これにより、設定の変更やプロフィールの編集などを子供が勝手に操作することを防ぐことができます。

YouTube Kids アプリの初期設定方法(保護者向け)
YouTube Kids アプリの初期設定方法(保護者向け)

⑤Google Playストアの利用制限をかける

Google Playストアでは、年齢に不適切なアプリのダウンロードや、意図しない課金が発生する可能性があります。保護者による使用制限を設定することで、こうしたトラブルを未然に防ぐことができます。

まずは、保護者用のスマホやファミリーリンクアプリを使って、以下の設定を行いましょう。

主な制限内容
  • アプリのインストール制限(年齢別カテゴリで制限可能)
  • インストール・アンインストール時の保護者承認
  • アプリ内課金の制限
  • Google Play内の映画・書籍などの年齢フィルタリング

Google Playストア利用制限の設定方法

STEP
Google Playストアを開き、プロフィールアイコンをタップ
Google Playストア
STEP
「設定」→「ファミリー」→「保護者による使用制限」を選択
Google Playストア利用制限の設定方法①
Google Playストア利用制限の設定方法②
Google Playストア利用制限の設定方法③
STEP
4桁のパスコード(PIN)を設定

※この際、子供にパスコードを教えないよう注意しましょう。

Google Playストア利用制限の設定方法④
STEP
コンテンツの種類ごとに年齢制限を設定
Google Playストア利用制限の設定方法⑤

この設定により、子供が年齢に見合わないアプリをインストールできないようにしたり、勝手な課金を防止することができます。

ファミリーリンクを併用することで、さらに詳細な管理が可能になります。

\知っておくと便利/
Google Playでの課金履歴の確認方法

Google Playストアの利用制限をかけていても、万が一の抜け道や設定ミスがあると、思わぬ課金が発生してしまう可能性があります。

また、過去に登録したサブスクリプションが自動更新されていないかを確認するためにも、課金履歴のチェックのやり方を知っておきましょう。

課金履歴の確認手順

  1. Google Playストアを開く
  2. 右上のプロフィールアイコンをタップ
  3. 「お支払いと定期購入」を選択
  4. 「予算と履歴」をタップ
Google Playでの課金履歴の確認方法①
Google Playでの課金履歴の確認方法②
Google Playでの課金履歴の確認方法③

この画面から、過去の購入履歴や定期購入の状況を確認できます。
必要に応じて「予算を設定」しておくことで、一定額に達した際に通知を受け取ることも可能です。

万が一、意図しない課金が発生していた場合は、払い戻し申請やキャリアの利用停止設定も視野に入れましょう。

⑥キャリア決済の上限・停止を設定する

キャリア決済とは、毎月の携帯電話料金と合算してアプリ内課金やネットショッピングの支払いができる仕組みで、大人にとっては非常に便利なサービスです。

しかし、この便利さが”思わぬ落とし穴”になることもあるんです!

キャリア決済の利用には、各社のIDやパスワードの認証が必要ですが、これを子供に知られてしまうと、本人が気づかないうちにゲーム内で高額なアイテムを購入されていた、というケースも少なくありません。実際に「ゲームで勝手に課金されていた」という保護者の声も多く寄せられています。

こうしたトラブルを未然に防ぐためには、月間の利用上限を設定したり、キャリア決済自体を停止することが効果的です。

キャリア別の変更方法は次のとおりです。

キャリア決済の利用限度額を変更する方法

ドコモの「ドコモ払い」は、設定可能利用限度額の範囲内で、1,000円単位で上限金額を変更できます。

  1. My docomo」にログイン
  2. 電話料金合算払い・限度額設定変更の「限度額設定変更」を選択
  3. 金額を入力して「限度額を変更する」を選択

キャリア決済の利用を停止する方法

d払いの利用停止は、My docomo(お客様サポート)、d払いお問合せダイヤルまたはドコモショップで手続きできます。

My docomoの場合

  1. My docomo」にログイン
  2. 「お手続き」
  3. 「契約・料金」
  4. 「d払い」
  5. 「電話料金合算払い」

d払いお問合せダイヤル

ドコモの携帯電話から
#9785(無料)

一般電話・ドコモ以外の携帯電話から
0570-018-360(有料)

受付時間:24時間・年中無休

⑦位置情報の共有を有効にする

子供にスマホを持たせる際、万が一の迷子やトラブル時に備えて、位置情報を把握できるようにしておくと安心です。
位置情報の共有設定を行っておけば、親のスマホから子供の居場所をリアルタイムで確認できます。

位置情報を確認する主な方法
  1. Googleファミリーリンクの位置情報機能
    • Androidスマホなら、ファミリーリンクアプリを使って無料で位置情報の管理が可能です。保護者用アプリから子供の端末の現在地をいつでも確認できます。
  2. キャリアの位置情報サービスを利用する
    • 大手キャリアでは、子供の現在地を検索できる専用サービスが提供されています。月額料金220~330円かかりますが、通知機能や履歴確認など、より高度な機能も使えます。

どっちのサービスを使うべき?

Android端末を利用していてコストを抑えたい場合は、無料で使えるGoogleファミリーリンクでも十分に見守りが可能です!

Googleファミリーリンクには、現在地の確認や滞在時間、場所の出入りを通知する機能などが備わっているので、基本的な位置管理には困りません。

一方で、子供がiPhoneを使っていたり、より精度の高い位置情報を求める場合は、携帯基地局とGPSを併用するキャリアの位置情報サービスのほうが安定した追跡が可能です。特に、地下や大型施設内でも比較的正確に位置を把握できる点が強みです。

「電源オフでも探したい」「より正確な履歴管理や通知が必要」という方や、スマホ設定を子供が勝手に変更してしまうリスクが心配な方には、キャリアのサービスのほうがより安心して利用できます。

キャリアの位置情報サービス概要

キャリアサービス名月額料金
ドコモイマドコサーチ220円
ソフトバンク
ワイモバイル
位置ナビ220円
au
UQモバイル
安心ナビ330円
(※)
※auスマートパス/スマートパスプレミアム会員は無料

親が注意するべき5つのこと

注意点

Androidスマホの機能を制限するだけでは、子どもを完全に守ることはできません。

スマホを安全に使ってもらうには、保護者としてのちょっとした気配りや知識がとても大切です。ここでは、子どもにスマホを持たせる前に知っておきたい、親として気をつけたい5つのポイントをご紹介します。

親が注意するべき5つのこと
  1. 契約時に「未成年者が使う」ことを申告する
  2. 大人用のGoogleアカウントを共有しない
  3. 暗証番号・パスワードは子どもに教えない
  4. 事前にスマホの使い方ルールを決めておく
  5. 親がスマホの正しい知識を持ち、リスクを伝える

①契約時に「未成年者が使う」ことを申告する

スマホを契約するときは、「契約者(親)」と「実際の利用者(子ども)」は別々に登録する必要があります。

たとえば、保護者が契約者となって契約した場合でも、利用者が子どもであることをキャリアに申告しなければ、契約上は保護者本人が使うと見なされてしまいます。

この申告をしないと、フィルタリングや利用制限などの未成年者向けサービスが無効になってしまうので、お店で契約する際やオンライン手続きでも、「利用者は未成年です」ときちんと伝えるようにしましょう。

②大人用のGoogleアカウントを共有しない

子どもにスマホを渡す際は、必ず子ども専用のGoogleアカウントを作成してください。

親と同じアカウントを使いまわしてしまうと、閲覧履歴やアプリのインストール状況が共有されたり、大人向けのコンテンツや設定がそのまま反映されてしまい、非常に危険です。

特に13歳未満のお子さまの場合、Googleファミリーリンクでの制限設定が強制的に有効になるため、年齢を正確に入力することも非常に重要です。年齢を偽って登録すると、必要な制限機能が無効になるリスクもあります。

③暗証番号・パスワードは子どもに教えない

スマホでは、以下のようなタイミングでパスワードや暗証番号が必要になります。

  • アプリをインストールする時(Googleアカウントのパスワード)
  • キャリアの契約内容を変更する時(数字4桁の暗証番号やマイページのパスワード)

といった場面です。

これらの情報を子どもに知られてしまうと、親の知らないうちにアプリをダウンロードされたり、決済設定を変更されてしまう可能性があります。
最悪の場合、高額な課金トラブルにつながることもあるので注意が必要です。

スマホの契約時や初期設定の際には、入力する手元を見られないように気をつけましょう。

暗証番号には誕生日などのわかりやすい数字を使わないのも大切なポイントです!

もしもパスワードや暗証番号が子どもに知られてしまった場合は、すぐに新しいものに変更しておくことをおすすめします。

④事前にスマホの使い方ルールを決めておく

スマホを渡す前に、使い方のルールを一緒に決めておくことがとても大切です。

あとから勝手に制限をかけると、「そんなの聞いてない!」と子どもとのトラブルにつながることもあります。
スマホを持たせる前に必ず”家庭内ルール“を作りましょう。

たとえば以下のような内容を紙などに書いておくと良いでしょう。

  • スマホを使って良い時間帯・曜日
  • ダウンロードして良いアプリの種類
  • 守れなかった場合のペナルティ(制限の強化など)

「ルールを守る前提で信頼して使わせる」という姿勢で、まずは様子を見ながら調整していくのが理想的です。

⑤親がスマホの正しい知識を持ち、リスクを伝える

ただ「使っちゃダメ!」と頭ごなしに言っても、理由が伝わらないと、子どもは納得せず逆効果になることもあります。

説明できるようにしておきたい3つのこと
  • なぜSNSのやりとりが危険なのか
  • なぜ知らない人と連絡を取ってはいけないのか
  • 実際に起きたネット被害の事例(※報道などを参考に)

など、具体的にリスクを説明できるようにしましょう。

また、万が一トラブルが起きたときに相談できる窓口や、信頼できるサイトを親が把握しておくと、いざという時にも落ち着いて対応できます。

スマホの使い方・設定

子供に安心してスマホを持たせるために

まとめ

今回は、子どもにAndroidスマホを持たせる前に設定しておきたい機能制限や、保護者が気をつけるべきポイントについて解説しました。

スマホは、連絡手段や学習ツールとして大変便利な一方で、有害なコンテンツやSNSトラブル、依存などのリスクもあります。こうした危険を防ぐには、ただ与えるのではなく、保護者が事前に準備とルールづくりをすることが大切です。

Androidスマホで設定したい7つの機能制限
  1. フィルタリングサービスを利用する
  2. Googleファミリーリンクでまとめて管理する
  3. Google検索のセーフサーチを設定する
  4. YouTubeの視聴制限/YouTube Kidsを活用する
  5. Google Playストアの利用制限をかける
  6. キャリア決済の上限・停止を設定する
  7. 位置情報の共有を有効にする
親が注意するべき5つのこと
  1. 契約時に「未成年者が使う」ことを申告する
  2. 大人用のGoogleアカウントを共有しない
  3. 暗証番号・パスワードは子どもに教えない
  4. 事前にスマホの使い方ルールを決めておく
  5. 親がスマホの正しい知識を持ち、リスクを伝える

今回ご紹介した機能制限の設定やアプリの活用、日常的な声かけや家庭内ルールの整備などを通じて、Androidスマホを安全に使える環境を整えていきましょう。

もし設定方法に不安がある場合は、携帯キャリアのショップや、フォンシェルジュ提携店舗「スマホ相談窓口TOP1」などでサポートを受けることもできます。無理せず、専門スタッフに相談するのも一つの方法です。

子どもがAndroidスマホを安心して使えるよう、親子でしっかり準備していきましょう。

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