格安SIMのイオンモバイルは家族で使うととてもお得になることを知っていますか?
本記事では、筆者が実際に家族4人でワイモバイルからイオンモバイルに乗り換えてみてわかったことを解説しています。
家族で使う通信会社を探している方は是非参考にして下さい。
今までのスマホ使用状況と月額料金
まずはじめに、今までのスマホ使用状況について見ていきましょう。
我が家は家族全員でワイモバイルを利用していました!
※機種は一括払いで購入していたため、月額料金に含まれていません。
【データ通信】家族4人合計で月間47.1GB使っている
スマホ月間使用状況
データ通信量 | |
父 | 0.1GB |
母 | 8GB |
筆者 | 9GB |
夫 | 30GB |
家族合計 | 47.1GB |
過去6カ月間の平均値を出してみたところ、毎月家族合計で47.1GB使っていました。
データ通信量はWi-Fiが無い場所での通信のみをカウントしています。
【通話】かけ放題に加入しているのは1人だけ
通話使用状況 (月間合計) | |
父 | 利用無し |
母 | 10分程度 |
筆者 | 10分程度 |
夫 | 30分以上 (5分以内/回) |
通話をよく使っているのは夫のみで、「スーパーだれとでも定額(S)」という通話かけ放題のオプションに加入していました。
他の3人は通話量が多くなく、かけ放題に加入すると割高になってしまうため、22円/30秒でその月に使った分だけを支払っていました。
【月額料金】ワイモバイルの家族4人合計で8,910円
スマホ月額料金
通信キャリア | プラン | 通話 オプション | 月額料金 (各種割引適用後) | |
父 60歳以上 | ワイモバイル | シンプルS | 加入無し | 990円 |
母 60歳以上 | シンプルM | 加入無し | 2,090円 | |
筆者 | シンプルM | スーパー だれとでも定額(S) | 2,860円 | |
夫 | シンプルL | 加入無し | 2,970円 | |
家族合計 | 8,910円 |
上記の通り、4人合わせて8,910円/月が今までのワイモバイルでの月額料金です。
筆者はスマホ販売員の経験があり、こまめに家族の通信料金見直しも行っていたため、元々通信費はかなり削減できていた方かな…と思っています。
イオンモバイルに変えたら、これよりも安くすることができるのでしょうか?
ワイモバイルの料金プランについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
イオンモバイルに乗り換えると安くなるのか?
【結論】家族4人合計で月々4,312円安くなった!
結論から言うと、我が家はイオンモバイルに乗り換えをしたことで、月々4,312円安くすることができました。
年間で考えると約52,000円も節約できることになります…!これは大きいですね!
しかも特別なセット割引などは何も無しで、シンプルにスマホ(SIMカード)の契約のみで安くすることができるのはとても嬉しいです。
なぜこんなに安くなっているのか、料金の内訳を見ていきましょう。
データ通信料金は3,322円安くなった
Point 家族でデータ容量をシェアできる!
イオンモバイルを家族(2~8人)で利用する場合は、個人でプランを契約するのではなく、「シェアプラン」と言って家族でデータ容量を分け合って利用できるプランに加入するのが最もお得になります。
ですので、「家族合計でどのくらいデータ通信量を使うのか」がプランを選ぶ際の基準になります。
我が家の場合、家族合計で月間47.1GBデータ通信を利用しているので、少し余裕を持った50GBプラン(4,818円/月)が適切だと言えます。
ワイモバイルではデータ通信料のみで家族合計8,140円だったので、3,322円安くなりました。
イオンモバイル「シェアプラン(4人利用時)」の料金表
データ容量 | 月額料金 |
0.5GB | |
1GB | 2,068円 |
2GB | 2,178円 |
3GB | 2,288円 |
4GB | 2,398円 |
5GB | 2,508円 |
6GB | 2,618円 |
7GB | 2,728円 |
8GB | 2,838円 |
9GB | 2,948円 |
10GB | 3,058円 |
20GB | 3,168円 |
30GB | 3,718円 |
40GB | 4,268円 |
50GB | 4,818円 |
60GB | 5,368円 |
70GB | 5,918円 |
80GB | 6,468円 |
90GB | 7,018円 |
100GB | 7,568円 |
150GB | 10,318円 |
200GB | 13,068円 |
他の人数での月額料金や、料金プランの仕組みについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧下さい。
通話料金は半額になった
- 通話料金が大手キャリアの半額(11円/30秒)!
- 5分以内の通話かけ放題オプションがある!
筆者が元々契約していたワイモバイル含む大手キャリアの通話料金は22円/30秒ですが、イオンモバイルに変えることで半額の11円/30秒になりました!
しかもイオンモバイルはドコモ・auの電話回線をそのまま利用しているため、安くなるからと言って通話品質が悪くなるわけではなく、大手キャリアと変わりません。
また、通話かけ放題のオプションも3種類用意されており、筆者の夫のように1回の通話が5分以内の場合は、「イオンでんわ5分かけ放題」(月額550円)に加入することができます。
元々契約していたワイモバイルは、「24時間かけ放題」か「10分以内のかけ放題」の2択だったので、より利用状況に合ったオプションを選ぶことで料金を削減できたのは嬉しいポイントです。
イオンモバイルの通話オプション
オプション名 | 月額料金 | 通話料 |
---|---|---|
イオンでんわ フルかけ放題 | 1,650円 | 国内通話24時間 いつでもかけ放題 |
イオンでんわ 10分かけ放題 | 935円 | 国内通話 10分以内:無料 10分超過分:11円/30秒 |
イオンでんわ 5分かけ放題 | 550円 | 国内通話 5分以内:無料 5分超過分:11円/30秒 |
我が家の利用状況に置き換えて、実際の通話料金を比較してみましょう。
通話 利用量 | ワイモバイル 通話料金 | イオンモバイル 通話料金 | |
父 60歳以上 | 利用なし | 0円 | 0円 |
母 60歳以上 | 約10分 | 440円 | 220円 |
筆者 | 約10分 | 440円 | 220円 |
夫 | 30分以上 (5分以内/回) | 1,100円 スーパー だれとでも定額(S) | 550円 イオンでんわ 5分かけ放題 |
家族合計 | 1,980円 | 990円 |
利用状況は変えずに1,980円から990円に!なんと半額にすることができました!
60歳以上の”やさしいシェアプラン”なら更に安くなる!
イオンモバイルには名義人が60歳以上の場合に加入できる「やさしいシェアプラン」があり、通常のシェアプランよりも220円/月安く使うことができます。
しかし、加入にあたって以下3点に注意する必要があるので、必ず確認しましょう。
- 契約名義人を60歳以上の方にする必要がある
- 10GBプランまでしか選べない
- 通常のシェアプランよりも通信速度が遅い
筆者の両親は60歳以上で、名義人になるのも問題は無かったのですが、やさしいシェアプランには加入しませんでした。
理由は、データ通信量が家族合計で10GBだと足りないことと、筆者と夫が外出先(Wi-Fi無し)で動画視聴などのデータ通信を行うことから、通信速度が遅くなることが懸念点となったからです。
プランによる通信速度の違い
- 通常シェアプラン NTTドコモ回線(タイプ1・2) 通信速度
-
高速通信時 下り最大1,288Mbps / 上り最大131.3Mbps
低速通信時 最大200Kbps
- 通常シェアプラン au回線(タイプ1) 通信速度
-
高速通信時 下り最大958Mbps / 上り最大112.5Mbps
低速通信時 最大200Kbps
- やさしいシェアプラン
-
高速通信時 下り最大500Kbps / 上り最大131.3Mbps
低速通信時 最大200Kbps
- すべてベストエフォートでの提供です。 (理論上の最大数値にて速度を記載しています)
上記の通り、やさしいシェアプランの場合、ダウンロード/受信(下り)の速度が通常の半分近くになってしまいます。
LINE・メール程度は問題なく行える速度なので、ご家族全員が「外出先(Wi-Fiが無い環境)では連絡手段でしかスマホを使わない」「家族合計10GBで足りる」という場合には、やさしいシェアプランの加入をおすすめできます。
イオンモバイルに乗り換えても通信速度は変わらないのか?
【結論】時間帯によっては遅くなることもある!
いくら安くなっても通信速度が遅くなるのは嫌だ…と思う方も多いと思います。
これについて筆者が実際に検証したところ、ワイモバイル(電波はソフトバンク)と比較して、速度の遅さを感じるのは通勤時間帯の8:00台とお昼休憩とかぶる12:00台のみです。
そもそもイオンモバイルはMVNOなので、ドコモ・auの通信回線の一部を借りて通信を提供し、運営コストを抑えることで安くサービスを提供しています。
ですので、前提としてMNO(大手通信キャリア)よりも通信速度は遅い傾向にあり、利用者が増える時間帯(通勤・通学時、夜など)は通信速度が遅くなります。
とはいえ、LINE・メール・SNSの閲覧など日常使いする分には特にストレスは無く、動画視聴やゲームも最高画質にこだわらなければ止まることもなく楽しむことができています。
「Wi-Fiが無い環境下で沢山データ通信を行いたい」「とにかく高速じゃないとストレスを感じる」という方が家族にいなければ、通信速度をあまり懸念する必要はなさそうです!
通信速度や通話品質ついては、以下の記事で詳しく解説しているので、是非併せてご覧下さい。
イオンモバイルを家族で使うメリット
家族が増えたら+440円で回線を追加できる
例えば子供が生まれて家族が増えたり、イオンモバイルに変えたいという家族が増えた場合は、1枚あたり+440円(音声利用料220円/月+SIMカード利用料220円/月)でSIMカードを追加することができます。※1
他の通信会社の場合、スマホを使う家族の人数に変動がある度に家族割引を組み直したり、人数に応じて家族割引の額が変わってしまうなどのデメリットがありますが、イオンモバイルはそういった手間もなく、SIMカードを追加で申し込むだけで済むのがメリットと言えます。
- 家族の合計人数が2~3人の場合は音声利用料220円/月のみで追加可能
余ったデータは翌月末までくりこしできる
イオンモバイルは余ったデータ通信量を全て翌月に自動でくりこしが可能です。
持ち越せるのは翌月までなので翌々月には消滅しますが、くりこしたデータ容量から優先的に消費されるため、基本的には無駄なく利用することができます。
使用状況は公式アプリから簡単に確認できるので、毎月データ通信量が余ってしまう場合は、こまめにプランを見直しすることで、常に家族全員の利用状況に応じた適切なプランを維持することができます。
通信料金が安いとされている他社の格安SIMやオンラインブランドでは、データのくりこしができないところがほとんどなので、イオンモバイルならではのメリットだと言えます。
回線ごとに利用量上限を設定することで使いすぎを防止できる
イオンモバイルでは、今年の3月からシェアプランの各回線ごとに高速データ通信量の上限を設定できるようになりました。これにより、1回線によるデータ量の使い過ぎを防止することができます。
お子様と一緒にシェアする場合にとても活躍する待望の機能ですね!
利用回線が上限を超えた場合は、翌日に強制的に低速通信(最大200kbps)に変更されます。低速化を解除するには、契約者による解除の操作が必要なので、子供が勝手に解除してしまった…なんてことも防げます。
ちなみに、一度設定した後もマイページから何度でも設定の変更や解除が可能なのも安心できるポイントです。
イオンモバイルを家族で使う際の注意点
家族内でプランを分けると割高になる!
例えば、家族内で名義を分け、60歳以上のご家族のみ”やさしいシェアプラン”、それ以外の方は通常の”シェアプラン”というように、別々に加入すると一見お得な感じがしますが、実際には月額料金は割高になってしまうので注意しましょう。
別々のプランで加入した場合
やさしいシェアプラン2回線
プラン | データ 通信量 | 通話 オプション | 月額料金 | |
父 60歳以上 | やさしい シェアプラン | 10GB | 加入無し | 2,728円 やさしいシェアプラン10GB 1,958円 + 2回線目音声料 220円 + 5分かけ放題 550円 |
母 60歳以上 | イオンでんわ 5分かけ放題 |
通常シェアプラン
プラン | データ 通信量 | 通話 オプション | 月額料金 | |
筆者 | シェアプラン | 40GB | 加入無し | 3,608円 |
夫 |
このように、2回線ずつ別々で契約した場合の料金合計は6,336円です。
もし4人で名義を揃え、一緒に通常のシェアプランに加入した場合は、5,368円/月(データ通信4,818円/月+通話オプション550円/月)で利用できます。
よって、家族内で複数人がイオンモバイルを使う場合は、全員同じシェアプランで加入するのが最安であると覚えておきましょう。
同一名義で「やさしいシェアプラン」と「通常のシェアプラン」は混在でのお申込みはできません。
シェアプランの名義は同一の名義にする必要がある
シェアプランで契約するSIMカードは、全て同一の名義になります。
乗り換えの場合、現在契約中の通信会社で名義がバラバラであったとしても、イオンモバイルでは名義を揃える必要があるので注意しましょう。
これは注意点ではあるものの、家族で利用するにあたって名義が同一だと「圧倒的に管理が楽」になるので、必ずしもデメリットにはならないと思います。
特に契約について詳しくないご高齢の方やお子様の分は、契約者がまとめて管理できる方が安心できますよね。
イオンモバイルへの乗り換えと同時に名義変更ができるのは「現在の通信会社の契約名義と同一住所に住んでいる場合のみ」となるので、同一住所に住んでいない場合は、現在の通信会社で先に名義変更を行う必要があります。
名義変更の可否や受付基準は通信会社によって異なるので、事前に必ず確認しましょう。
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まとめ
本記事のポイントをまとめました。
- ワイモバイルからイオンモバイルに変更したら4,422円安くなった!
- イオンモバイルは家族でデータシェアをするのが安い!
- 60歳以上は”やさしいシェアプラン”で更に安くなる!
- 通話料金は11円/30秒で大手キャリアの半額!
- 通信速度は時間帯により遅くなることもある!
- 家族が増えたら1回線あたり440円でSIMカードを追加できる!
- 余ったデータは翌月末までくりこしできる!
- 回線ごとに利用量上限を設定することで使いすぎを防止できる!
- 家族内でプランを分けると割高になる!
- シェアプランの名義は同一名義にする必要がある!
イオンモバイルはシェアプランがとにかく安く、管理も簡単であるという点から、家族で使うにはとてもおすすめできる通信会社だと思います。
他の格安SIMと家族割引について比較している記事もあるので、比較検討中の方は是非併せて読んでみて下さい。
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フォンシェルジュ提携店のTOP1では、2024年6月24日よりイオンモバイルのお申込みができるようになりました。(※イオンモバイル取り扱い店舗を予めご確認下さい。)
店舗であれば、プランのご提案から申し込み・通信の切り替え・APN設定などをスタッフに任せることができるので、ご自身で申し込むよりも安心して購入できます。
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