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iPhone15シリーズ4機種のスペック・性能・カメラを一覧で比較!!~どこが進化したの?~

iPhone15シリーズ_カメラ・スペック・性能を一覧で比較
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11年ぶりにコネクタがLightningからUSB-Cに変わったことで話題の「iPhone 15シリーズ」ですが、それぞれのモデルがどのような違いがあるのか、よくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、iPhone 15シリーズ4機種の違いについて、一覧表でまとめながら解説します。

目次

iPhone15シリーズ|本体・サイズ・重量を比較

iPhone15シリーズ_本体で変わった点

まずは、見た目で一番わかりやすい「本体・サイズ・重量」について比較してみます。

本体・サイズ重量の一覧

スクロールできます
本体
サイズ/重量
iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
イエロー
ピンク
グリーン
ブルー
ブラック
ホワイトチタニウム
ナチュラルチタニウム
ブルーチタニウム
ブラックチタニウム
重量171g201g187g221g
サイズ約W71.6
H147.6
D7.8mm
約W77.8
H160.9
D7.8mm
約W70.6
H146.6
D8.25mm
約W77.7
H159.9
D8.25mm
コネクタUSB-C
USB 2に対応
USB-C
USB 3に対応(最大10Gb/s)
本体素材アルミニウムチタニウム
背面素材カラーインフューズドガラステクスチャードマットガラス
サイドボタン着信/消音スイッチアクションボタン
Dynamic
Island
ロック解除
認証方法
Face ID(顔認証)
防水
防塵性能
IPX68

標準モデル(無印)・Proシリーズ共にコネクタ『USB-C』に変更

2012年に『iPhone 5』が発売した際に登場したLightning(ライトニング)ケーブルが、ついに『USB-C』に変わりました!

iPadやMac Bookは既にUSB-Cが採用されていますが、iPhoneのコネクタは10年以上Lightningケーブルのままでした。

前モデルのAirPodを利用している方は、Lightningのものもありますが、iPadやMacBookをお持ちの方は、iPhoneの為にわざわざ充電ケーブルを2本利用する必要がありました。

お持ちの機器すべてのケーブルが統一できるのは、嬉しい変化と言えます!

但し、データ転送速度が速くなるのは、Proシリーズだけなので、データ転送速度を重視したい場合は選ぶモデルに気を付けてください!

2022年10月4日、EU(欧州連合)県内で発売されるスマホなどの携帯端末の有線充電に、USB Type-C(USB)を採用することを2024年秋までに義務化することがきまりました。

Type-cに統一する目的は、利用者の利便性アップと廃棄物を削減することです。

データの転送速度が速くなったのはProシリーズのみ

コネクタは形だけでなく、バージョンによってもデータの転送速度が異なります。

標準モデルのiPhone 15とiPhone 15 Plusでは、今までと同様に「USB 2」対応の為、転送速度は変わりません

iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは規格が「USB 3」対応の為、約10倍速くデータ転送ができます。

供給できる電力の量も、USB 2とUSB 3では約1.8倍違います。

標準モデルもノッチに変わって「Dynamic Island」採用

iPhone14シリーズでは、Proシリーズのみに採用されていた「Dynamic Island」が、iPhone15シリーズのでは、標準モデルのiPhone 15・iPhone 15 Plusにも採用されました!

iPhone 14では、画面のカメラ部分が黒く表示されない領域がありましたが、iPhone 15カメラのパンチホール付近にアプリの状況を表示することができるようになりました!

Proシリーズはチタニウム製に変わり高耐久・軽量化

iPhone 14 Pro・iPhone 14 Pro Maxでは、ボディ素材はステンレスでしたが、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは「チタニウム」に変わり、より軽量で高耐久になりました。

iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Max共に、前モデルと比べ約19g軽くなっています。

iPhone13シリーズ以降のProモデルは200gを超えており、「ハイスペックで高級感=重い」というイメージがありましたが、耐久性が上がり、軽くなるのは嬉しいですね!

たかが19gといえど、ガラスフィルムを貼ってケースを付けたらどんどん重くなるので、少しでも軽くなることで、より長時間動画やアプリを楽しむことができるのではないでしょうか。

また、ケースを付けないでそのまま使いたい方にも、ステンレスより高耐久になったことは、より安心できるといえます。

標準シリーズの背面ガラスも指紋が目立ちにくいマットなガラス採用

iPhone 14・iPhone 14 Plusでは、本体の背面ガラスが光沢ガラスでしたが、iPhone 15とiPhone 15 Plusでは『カラーインフューズドガラス』というマットガラスに変わりました。

Proシリーズは、前モデルと同様『テクスチャードマットガラス』というマットガラスが採用されています。

今までは、暗い色のモデルだと、どうしても指紋がベタベタついて目立ってしまいがちでしたが、Proシリーズと同様に指紋が目立ちにくい素材に変わりました!

iPhone15シリーズ|ディスプレイの種類・解像度・明るさを比較

次に「ディスプレイ」の違いについて解説します。

ディスプレイの種類・解像度・明るさの一覧

スクロールできます
ディスプレイiPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
ディスプレイ
画面サイズ
約6.1インチ約6.7インチ約6.1インチ約6.7インチ
ディスプレイ
素材
有機EL
Super Retina XDRディスプレイ
解像度2,556 x 1,1792,796 x 1,2902,556 x 1,1792,796 x 1,290
リフレッシュレート最大60Hz最大120Hz
最大輝度標準:1,000ニト
HDR:1,600ニト
屋外:2,000ニト
常時表示
ディスプレイ
True Tone
ディスプレイ
広色域
ディスプレイ
触覚タッチ

標準モデルもProシリーズと同じ最大輝度で明るく見やすい画面に

iPhone 14シリーズでは、標準モデルの場合、最大輝度(標準)が800ニト、ピーク輝度(HDR)が1,200ニトでしたが、iPhone 15シリーズでは、Proシリーズも標準モデルも同様に、最大輝度1,000ニト(標準)・ピーク輝度(HDR)1,600ニト・ピーク輝度(屋外)2,000ニトなので、画面がより明るくなりました。

外出時など、明るい外で画面を見る際、標準モデルでも表示がより見やすくなります。

Proシリーズはリフレッシュレート最大120Hzで対戦ゲームなどの画面操作も滑らか

リフレッシュレートはモニターが1秒間に更新する回数を表す指標です。数字が大きければ大きい程、画面のカクつきが減り、より滑らかな映像や操作が体験できます。

ただし、現時点でリフレッシュレート120Hzに対応しているコンテンツはまだ少ないのが現状です。

YouTubeなどの動画サイトは、現時点では最高60fps(フレームレート)までの対応ですし、120HzはFortniteなどのオンライン対戦ゲームや一部アプリにしか対応していないようです。

ですから、動画や映画を見ることがメインなのであれば、標準モデルのiPhone 15・iPhone 15 Plusで問題ないと言えるでしょう。

  • 今後のコンテンツ対応状況によって変わる可能性があります。

Proシリーズは『常時表示ディスプレイ』採用

「常時表示ディスプレイ」は、自分でカスタマイズした情報や通知を、ディスプレイ上に常に表示する機能です。

iPhoneを操作しなくても、自分の知りたい情報をすぐに確認することができます。

ロック画面に設定している壁紙も暗い状態で常に表示され、時刻や日付などの情報部分は明るく白色に近い色で表示されます。

iPhoneを手に取れば自動で画面がONになりますので、置いたまま画面を見ることがない方からすると、あまり必要性はないかもしれません。また、通知を他人に見られた場合に不都合がある可能性があります。

個人的には、料理や掃除など、何か作業をしていて両手がふさがっているときに、画面に必要な情報が表示されていると便利だなと感じます。

『常時表示ディスプレイ』はデフォルトはオンになっていますが、設定でオフにすることもできます。どのモデルを選ぶかの基準というよりは、こんな機能あったなぐらいの認識でいいのではと思いました。

iPhone15シリーズ|基本スペック・処理能力を比較

続いて「基本スペック・処理能力」について比較してみます。

ゲームなどの重めなアプリを利用する方は必見です。

基本スペック・処理能力の一覧

スクロールできます
スペック
処理能力
iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
チップA16 BionicチップA17 Proチップ
CPU6コア
GPU5コア6コア
Neural
Engine
16コア

標準モデルは、iPhone 14 Proシリーズと同様の『A16 Bionicチップ』搭載

標準モデル(無印)のiPhone 15とiPhone 15 Plusは、昨年のProシリーズと同様の『A16 Bionicチップ』が搭載されています。

昨年のProシリーズも、操作性の滑らかさには定評がありました。ですから、重たい負荷の高いゲームやコンテンツを利用しない方には、標準モデルでも満足できるはずです!

Proシリーズは、最新の『A17 Proチップ』搭載

A16 Bionicチップと比べて約10%性能がアップしたと言われています。また、iPhone 13 Proと比べると、約40%高速になったとのことです。

10%だとあまり、実感しにくいかもしれませんが、GPUが6コアになったことで、負荷の高い作業もよりスムーズに効率よく処理できるようになったことは間違いなさそうです!

iPhone15シリーズ|バッテリー性能を比較

次に「バッテリー性能」の違いについて解説します。

バッテリー性能の一覧

スクロールできます
バッテリー性能iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
ワイヤレス充電
MagSafe
高速充電
30分で最大50%充電

35分で最大50%充電

30分で最大50%充電

35分で最大50%充電
ビデオ再生最大20時間最大26時間最大23時間最大29時間
ビデオ再生
ストリーミング
最大16時間最大20時間最大20時間最大25時間
オーディオ再生最大80時間最大100時間最大75時間最大95時間
  • Apple USB-C電源アダプタ(20WモデルA2305)アクセサリを使用し、2022年8月にAppleが実施したテスト結果

ワイヤレス充電(MagSage)や高速充電対応なのは前モデルと変化なし

バッテリーに関しては、ワイヤレス充電(MagSage)・高速充電に対応しており、iPhone 14シリーズと変化はないようです。

再生時間は前モデルと変化なし

ビデオ再生・オーディオ再生時間については、前モデルのiPhone14シリーズとの違いはありません。

Appleでは、バッテリー容量は公表されていませんが、動画の再生時間やオーディオ再生時間が公表されているので、そこである程度判断できます。

恐らくiPhone 15と15 Pro、iPhone 15 Plusと15 Pro Maxは大きさもほとんど同じことから、バッテリー自体の容量はほとんど同じようですが、Proシリーズの方が、最新のチップを搭載しているこにより、バッテリーの消費効率は良くなっていると考えられます。

iPhone15シリーズ|カメラ性能を比較(レンズ/ズーム)

スマホでよく使う「カメラ」の性能一覧は以下の通りです。

カメラ性能の一覧

スクロールできます
カメラ性能iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
メイン
広角カメラ
約4,800万画素
F値1.6
約4,800万画素
F値1.78
メイン
超広角カメラ
約1,200万画素
F値2.4
視野角120°
約1,200万画素
F値2.2
視野角120°
メイン
望遠カメラ
約1,200万画素
F値1.78
フロントカメラ約1,200万画素
F値1.9
ズームデジタルズーム
最大10倍
デジタルズーム
最大15倍
デジタルズーム
最大25倍
ズームオプション0.5倍
1倍
2倍
0.5倍
1倍
2倍
3倍
0.5倍
1倍
2倍
5倍
フロントカメラ約1,200万画素
F値1.9

標準モデルのメインカメラがProシリーズと同様の4,800万画素に向上

前モデルまでは、標準モデルのメインカメラの画素数は約1,200万画素でしたが、iPhone 15シリーズでは、標準モデルのiPhone 15とiPhone 15 Plusも約4,800万画素になりました。

Androidですと、4,000万画素以上のレンズを搭載しているスマホは多々あるので、1,200万画素と聞くと少し物足りなさを感じていたところですが、今回は標準モデルでも4,800万画素の広角カメラを搭載しているというのはとても嬉しいポイントですね!

スマホの画面上で写真を見るだけなら、1,200万画素でも十分キレイに写ります。また、画素数が高い画像は容量も大きいので、本体容量や写真保存容量を圧迫する可能性があります。

Proシリーズは3眼レンズで約1,200万画素の望遠カメラ搭載

標準モデルには、2眼レンズで望遠カメラは搭載されていませんが、Proシリーズは「標準(広角)カメラ」「超広角カメラ」と「望遠カメラ」の3眼レンズを搭載しています。

遠くの景色を撮影したり、月や夜景を撮影するなら、望遠カメラが欲しいところですね。

Proシリーズの違いiPhone 15 Pro Maxはデジタルズーム最大25倍

Proシリーズは、画面の大きさやバッテリーの大きさを除くと、性能や機能はほぼ同じですが、唯一大きな違いと言えるのが「デジタルズーム」です。

iPhone 15 Proは最大15倍なのに対し、iPhone 15 Pro Maxは最大25倍にまで対応しているので、より遠くの映像を撮影することができます。

iPhone15シリーズ|メインカメラ機能を比較

前項でカメラ性能についてまとめましたが、ここからは写真撮影や動画撮影時に便利なメインカメラの機能について違いを解説します。

写真撮影機能の一覧

スクロールできます
メインカメラ
背面
iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
センサーシフト
光学式手ぶれ補正

第2世代
True Tone
フラッシュ

アダプティブ
True Toneフラッシュ
Photonic Engine
Deep Fusion
写真のスマートHDR
スマートHDR5
フォトグラフスタイル
ポートレート
ポートレート
ライティング
ナイトモード
ナイトモードの
ポートレート
マクロ写真撮影
Apple ProRAW

動画撮影機能の一覧

スクロールできます
メインカメラ
背面
iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
センサーシフト
光学式手ぶれ補正

第2世代
4Kビデオ撮影
HDビデオ撮影
(1080p)
ドルビービジョン対応
HDRビデオ撮影
スローモーション
ビデオ
タイムラプスビデオ
ナイトモード
タイムラプス
QuickTakeビデオ
オーディオズーム
ステレオ録音
シネマティックモード
アクションモード
ProResビデオ
Logビデオ撮影
アカデミーカラー
エンコーディング
システム
マクロビデオ撮影

新たにProシリーズだけの機能が2種類追加!!

Logビデオ撮影

通常の撮影時に、暗いところで撮影する際に起きる「黒つぶれ」や、明るいところで白っぽく写ってし合う「白飛び」を起こしがちな被写体でも、カラーデータが失われることなく記録され、よりイメージに近い映像を編集により作り出すことができる、編集時の自由度を高める撮影方法です。

Logビデオ撮影の特徴は、ダイナミックレンジ(明暗差)が広いので、明るい屋外での撮影などでも濃淡をハッキリとキレイに再現できます。また、実物に近い色を再現することも可能です。

アカデミーカラーエンコーディングシステム

アカデミーカラーエンコーディングシステム(Academy Color Encoding System)は通称『ACES』と呼ばれています。

映画製作業界におけるカラー管理の標準を目指す、無料でオープンなカラーマネジメントおよび画像交換システムのことです。

「アカデミーカラーエンコーディングシステム(ACES)」は、映画やテレビ、ゲーム、ウェブなど、さまざまなメディアで使用されており、異なるソース間(カメラ、VFXなど)の色空間を標準化することができます。

これにより、画像の色が、さまざまなデバイスや環境で正しく表示されるようになります。

メリット
  • 異なるソース間(カメラ、VFXなど)の色空間を標準化できるため、画像の色が、さまざまなデバイスや環境で正しく表示される。
  • 広い色域と高精度な色再現を実現するため、より自然で美しい画像を作成することができる。

Proシリーズは手ぶれ補正が第2世代にバージョンアップ

手振れ補正の性能が、第2世代にバージョンアップしたので、撮影時の手振れに強くなっています。

Proシリーズはナイトモードでもポートレート撮影ができる

背景をぼかして、被写体を際立たせた写真が撮れることで人気の「ポートレートモード」ですが。

iPhone 15 Proシリーズなら、ナイトモードでもポートレート撮影ができます。

これによって、Proシリーズなら、夜の撮影や、暗所でも一眼レフのような背景がぼけたおしゃれな写真が撮影できるようになります。

Proシリーズには『アダプティブTrue Toneフラッシュ』搭載

「アダプティブTrue Toneフラッシュ」は、焦点距離に合わせて9つのLEDのパターンと明度を調整できる機能です。

「True Toneフラッシュ」と比べると、遠くの被写体への照射や照射の均一性が向上しており、最大2倍明るく照らせるとのことです。

iPhone 15シリーズ全モデル『スマートHDR 5』にグレードアップ

iPhone14シリーズでは、iPhone 14・iPhone 14Plus・iPhone 14 Pro・iPhone 14 Pro Max共に、「スマートHDR 4」でしたが、今回は『スマートHDR 5』にグレードアップしました!

ですから、より明暗差の激しい場所の写真も、キレイに残すことができるようになりました。

HDRとは?

High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称で、複数枚の写真を撮影して1枚の写真に合成することで、明暗差が大きいときにもキレイに撮影することができる機能です。

Proシリーズは前モデル同様、ProResビデオ・マクロビデオ撮影対応

iPhone 15 Proシリーズでは、iPhone 13 Proから搭載した「Apple ProRes」と「マクロビデオ」撮影に対応しています。

Apple ProRes

高画質で映像を圧縮できるコーデックの名称。高画質のまま映像を圧縮できるので、容量を圧迫しがちな画像・動画のファイルサイズを小さく抑えながら、高い画質を保ったまま保存することができます。

マクロビデオ撮影

至近距離から被写体を撮影できる機能。花や虫などの小さな被写体にもマクロレンズを使って拡大して撮影することができます。

Proシリーズには、新機能も追加になり、その他機能も充実しています。

iPhone15シリーズ|フロントカメラ機能を比較(画像/動画)

前項ではメインカメラの機能について解説しましたが、ここからはフロントカメラの機能を比較します。

写真撮影機能の一覧

スクロールできます
フロントカメラ
画像
iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
Retina Flash
Photonic Engine
Deep Fusion
写真のスマートHDR
スマートHDR5
フォトグラフスタイル
ポートレート
ポートレート
ライティング
ナイトモード
アニ文字
ミー文字

動画撮影機能の一覧

スクロールできます
フロントカメラ
前面
iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
映画レベルの
ビデオ手ぶれれ補正
4Kビデオ撮影
HDビデオ撮影
(1080p)
ドルビービジョン対応
HDRビデオ撮影
スローモーション
ビデオ
QuickTakeビデオ
シネマティックモード
ProResビデオ

iPhone 15シリーズ前モデル『スマートHDR 5』にグレードアップ

写真撮影と共通で、『スマートHDR 5』にグレードアップしたことで、より明暗差の激しい場所の映像も、キレイに残すことができるようになりました。

Proシリーズは前モデル同様『ProResビデオ撮影』対応

iPhone 15 Proシリーズでは、iPhone 13 Proから搭載した「Apple ProRes」に対応しています。

高画質のまま映像を圧縮できるので、容量を圧迫しがちな画像・動画のファイルサイズを小さく抑えながら、高い画質で保存することができます。

フロントカメラにおいては、iPhone 14シリーズから特に目立った変化はありませんが、HDRが「スマートHDR4」から「スマートHDR5」にグレードアップしたので、より明暗差の激しい場所の撮影もキレイに写せるようになっているようです。

iPhone15シリーズ|各種センサーを比較

iPhone 14シリーズからの変更点はありません。

続いて、iPhoneに搭載された様々なセンサーについて一覧で比較してみます。

各種センサーの一覧

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センサーiPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
ジャイロセンサー
高重力加速度
センサー
近接センサー
デュアル環境光センサー
気圧計
LiDARスキャナ

Proシリーズには『LiDARスキャナ』搭載

iPhoneでは、iPhone 12 Proシリーズで初めて搭載された、物体までの距離を測定できる機能です。

現実のモノの大きさが計測できたり、暗い場所のオートフォーカスやポートレート撮影の高速化にも役立ちます。

LiDARスキャナとは?

LiDARセンサーから発した光が物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測することで、距離を測定することができる機能。

iPhone15シリーズ|オーディオ・ビデオ再生性能を比較

iPhone 14シリーズからの変更点はありません。

次に、iPhoneに搭載された様々なセンサーについて一覧で比較してみます。

オーディオ・ビデオ再生性能の一覧

スクロールできます
オーディオ
ビデオ再生
iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
ドルビービジョン
ドルビーアトモス
空間オーディオ再生

iPhone 15シリーズ内で、オーディオ・ビデオ再生性能に違いなし!

iPhone 15シリーズ4機種とも「ドルビービジョン」「ドルビーアトモス」に対応しているので、どのモデルを選んでも臨場感あふれる映像と音響を楽しむことができます!

空間オーディオ再生にも対応しており、イヤホンで音を楽しむ際に、まるで自分の周りで音が出ているようなリアルな音を楽しむことができるので、映画館のようなサウンドを体感できます!

iPhone15シリーズ|ワイヤレス通信方式を比較(通信/Wi-Fi/Bluetooth/おサイフケータイ)

ここでは、ワイヤレス通信方式に関する項目を一覧でまとめました。

目に見えて変化がわかる項目ではありませんが、標準モデルとProシリーズ戸では、電波の安定性・位置情報の正確性等において違いがあります。

ワイヤレス通信方式の一覧

スクロールできます
ワイヤレス
通信方式
iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
4×4 MIMO対応5G
(Sub-6)
Wi-FiWi-Fi6Wi-Fi6E
Bluetooth5.3
超帯域チップ
Threadネットワーク
テクノロジー
高精度2周波GPS
VoLTE
NFC
予備電力機能付き
エクスプレスカード
FeliCa

ProシリーズのWi-Fiは2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域に対応

標準モデルのWi-Fiは「Wi-Fi6」対応の為、2.4GHz帯・5GHz帯の2つの帯域に対応していますが、iPhone 15 Proシリーズは「Wi-Fi6E」の為、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域を使用できます。

対応周波数が広がったことで、電波干渉が起きにくくなるため、より安定した高速通信が可能になります。

Wi-Fi6Eで使用できる6GHz帯は、従来の5GHz帯に比べて遮蔽物などにより電波が弱くなりやすく、遠くまで電波が届きにくい傾向があります。ですから、どこでも広く使えるというより、室内でWi-Fi6Eに対応した無線ルーターを利用する等、遮蔽物を回避して利用する必要があります。

背景

近年、Wi-Fiを利用する機器が増え、Wi-Fiに接続するデバイスも増加し、そのことにより、無線ネットワークが混雑してしまい期待したパフォーマンスが出しづらくなってきています。

リモートワーク普及やIoTの登場で、今後もWi-Fiに接続する機器はますます増えることが考えられます。

以前は、6GHz帯の無線LANを日本で利用することはできませんでしたが、現在では総務省例により利用することができるようになりました。

Proシリーズは『高精度2周波GPS』対応で位置情報がより正確に

高精度2周波GPSとは、従来型のL1周波数と新しいL5周波数の両方を受信できる新世代の衛星測位システムが備えている機能です。

L5周波数はL1よりも高度で出力も高く、建物や樹木などの障害物も通り抜けやすい強みがあります。この2つの信号を組み合わせることで、地図アプリの位置精度が上がることが期待できるわけです

Proシリーズは『Threadネットワークテクノロジー』採用でより安定した通信環境へ

『Threadネットワークテクノロジー』は低消費電力で信頼性の高いワイヤレスネットワークのことを指します。

家の中の様々な機器をネットワークに接続して効率的で快適な生活を実現する「スマートホーム」向けに作られた無線規格です。

最近人気のホームデバイスのように、iPhoneを経由して様々な機器と接続できるようになったり、メッシュネットワークにより、例えば室内でWi-Fiルーターから遠く離れていてWi-Fiの繋がりが悪い等も解消される可能性があります。

iPhone15シリーズ|安全機能の比較(衛星経由の緊急SOS・衝突事故検出)

iPhone 14シリーズからの変更点はありません。

安全機能の一覧

スクロールできます
安全機能iPhone 15iPhone 15
Plus
iPhone 15
Pro
iPhone 15
Pro Max
衛星経由の
緊急SOS
衝突事故検出

iPhone 15シリーズ内で、安全機能に違いなし!

iPhone14より衛星通信対応のアンテナが内臓され、衛星経由での緊急SOSが可能になりました。

スマホの電波が繋がらない場所からでも緊急通報するだけで現在位置を共有することができるので、災害などの緊急時には非常に役に立つ機能です。

但し、2023年9月13日時点ではオーストラリア・オーストリア・ベルギー・イタリア・ルクセンブルク・オランダ・ニュージーランド・ポルトガルのみ対応で、日本では未実装となっているので注意しましょう。

また、衝突事故検出にも対応したので、自動車で衝突事故を起こして意識を失ってしまったり、iPhoneが手の届かない位置に行ってしまった場合にも自動的に緊急通報をすることができます。

iPhone 15シリーズの比較|まとめ

今回は、iPhone 15シリーズのスペックについて、各項目別の違いを説明しました。

各項目で、違いがあった項目だけまとめると以下の通りです。

Proシリーズのみの機能・性能については青字で表記しています。

本体・サイズ重量を比較
  • 標準モデル(無印)・Proシリーズ共にコネクタ『USB-C』に変更
    • データの転送速度が速くなったのはProシリーズのみ
  • 標準モデルもノッチに変わって「Dynamic Island」採用
  • Proシリーズはチタニウム製に変わり高耐久・軽量化
  • 標準シリーズの背面ガラスも指紋が目立ちにくいマットなガラス採用
ディスプレイの種類・解像度・明るさを比較
  • 標準モデルもProシリーズと同じ最大輝度で明るく見やすい画面に
  • Proシリーズはリフレッシュレート最大120Hzで対戦ゲームなどの画面操作も滑らか
  • Proシリーズは『常時表示ディスプレイ』採用
基本スペック・処理能力を比較
  • 標準モデルは、iPhone 14 Proシリーズと同様の『A16 Bionicチップ』搭載
  • Proシリーズは、最新の『A17 Proチップ』搭載
カメラ性能を比較(レンズ/ズーム)
  • 標準モデルのメインカメラがProシリーズと同様の4,800万画素に向上
  • Proシリーズは3眼レンズで約1,200万画素の望遠カメラ搭載
  • iPhone 15 Pro Maxはデジタルズーム最大25倍
    • iPhone 15 Proは最大15倍
メインカメラ機能を比較
  • 新たにProシリーズだけの機能が2種類追加!!
    • Logビデオ撮影
    • アカデミーカラーエンコーディングシステム
  • Proシリーズは手ぶれ補正が第2世代にバージョンアップ
  • Proシリーズはナイトモードでもポートレート撮影ができる
  • Proシリーズには『アダプティブTrue Toneフラッシュ』搭載
  • iPhone 15シリーズ全モデル『スマートHDR 5』にグレードアップ
  • Proシリーズは前モデル同様、ProResビデオ・マクロビデオ撮影対応
各種センサーを比較
  • Proシリーズには『LiDARスキャナ』搭載
ワイヤレス通信方式を比較(通信/Wi-Fi/Bluetooth/おサイフケータイ)
  • ProシリーズのWi-Fiは2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域に対応
  • Proシリーズは『高精度2周波GPS』対応で位置情報がより正確に
  • Proシリーズは『Threadネットワークテクノロジー』採用でより安定した通信環境へ

基本的にProシリーズはカメラ性能が進化ポイントであり、売りになっていますが、今回は『USB-C』『チタニウム製』など、見た目でもわかりやすい変化がありました。

この記事が、iPhoneやApple製品選びに悩まれている方の参考になれば幸いです。

各通信会社で購入する場合は、買い替えサポートを利用できますので、Appleストアで購入するよりも安く手に入る可能性があります。

フォンシェルジュ提携店舗のTOP1各キャリアショップでは、iPhone発売開始日より実際にお試しいただける実機も展示されますので、是非とも一度実機を手に取ってみて下さい♪

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その他、iPhone15シリーズに関する記事はコチラから!

前モデル、iPhone14シリーズに関する記事はコチラから!

  • rakutenmobilerakutenmobile
  • docomodocomo
  • softbanksoftbank
  • auau
iPhone15シリーズ_カメラ・スペック・性能を一覧で比較

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