この記事を対象としている方は、60歳以上(シニア)の方で、大手通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から月額料金が安いスマホ用のプランへの乗り換えを検討している方です。特に、
・最安の電話かけ放題を探している
・データ量はほとんど使わない
上記の様に考えている方に読んで頂きたい内容になっています。勿論、「ガラケーからスマホへ乗り換えたい」と考えている方も大歓迎です!
記事を読んで頂く中で、ご自身、あるいはご家族やご両親に合った通信会社・料金プランを見つけて頂ければ幸いです。
月額料金が安く実店舗で契約手続きができる
この章では、
1.大手通信キャリアよりも月額料金が安く、
2.実店舗で契約手続きが受けられる
携帯電話会社の料金プランをご紹介します。3社ご紹介しますが、全て「60歳以上の方」が契約・利用すると24時間かけ放題オプションが割引されるサービスを提供しています。
UQ mobile
60歳以上通話割を適用させると、
かけ放題をつけて2,508円/月(税込)〜
UQ mobileはauの「サブブランド」と呼ばれるブランドで、auショップ、UQスポットなどの専門ショップ、家電量販店などでも契約手続きができます。
データ量によって料金プラン(くりこしプラン+5G)は以下の3つに分かれています。
くりこしプランS +5G | くりこしプランM +5G | くりこしプランL +5G | |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
通話料金 | 30秒あたり22円 |
最小データ容量は3GB、それが月額1,628円(税込)で利用可能。ちなみにauの小容量帯プランである「スマホミニプラン」は1GBまでのデータ利用量で3,465円(税込)なので、くりこしプラン+5Gがいかに安い料金設定になっているかがお分かりになるかと思います。
そして、余ったデータ量は翌月までくりこすことも可能です。
UQ mobileの通話料金は30秒あたり22円(税込)ですが、UQ mobileには3つの通話オプションが用意されています。
そのうち24時間国内通話がかけ放題になる「通話放題」を60歳以上の方が契約すると、通常の月額料金1,980円(税込)から永年にわたって毎月1,100円(税込)割引され、月額880円(税込)で利用することができる「60歳以上通話割」が適用されます。
通話オプション名 | 通話パック (60分/月) | 通話放題ライト (10分以内の通話かけ放題) | 通話放題 (かけ放題) |
月額料金 | 550円 | 880円 | 1,980円 →880円 |
データ量3GB+24時間かけ放題=2,508円(税込)
60歳以上の方であれば、24時間かけ放題込みでも月額2,500円程度で済みます。
auひかり、auでんき等を契約していると、
もっと割引を受けられる!

auからUQ mobileに乗り換えを検討している方で、
・auひかり
・auでんき
・auホームルーター
・WiMAX+5Gルーター
・J:COMなどのケーブルテレビ
を契約している場合、UQ mobileのスマホ料金が割引される「自宅セット割」を適用させることができます。
通話放題を申し込み、自宅セット割と60歳以上通話割を適用させた場合の各プランの月額料金を見てみましょう。
くりこしプランS +5G (3GB) | くりこしプランM +5G (15GB) | くりこしプランL +5G (25GB) | |
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
通話放題 | 1,980円 | 1,980円 | 1,980円 |
自宅セット割 | -638円 | -638円 | -858円 |
60歳以上通話割 | -1,100円 | -1,100円 | -1,100円 |
割引後の料金 | 1,870円 | 2,970円 | 3,850円 |
このように、契約中のインターネット回線、でんきサービス次第ではかけ放題をつけても60歳以上の方であれば月額2,000円を切る料金で済みます。
上記のインターネット回線、でんきサービスなどを利用している方はUQ mobileを検討するのも良いでしょう。

Y!mobile

60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーンを
適用させると、かけ放題をつけて2,948円/月(税込)〜
Y!mobileはソフトバンクの「サブブランド」と呼ばれるブランドで、ソフトバンクショップ、ワイモバイルショップなどの専門ショップ、家電量販店などでも契約手続きができます。
データ量によって料金プラン(シンプルS/M/L)は以下の3つに分かれています。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
通話料金 | 30秒あたり22円 |
最小データ容量は3GB、それが月額2,178円(税込)で利用可能。ちなみにソフトバンクの小容量帯プランである「ミニフィットプラン+」は1GBまでのデータ利用量で3,278円(税込)なので、シンプルSがいかに安い料金設定になっているかがお分かりになるかと思います。
そして、余ったデータ量は翌月までくりこすことも可能です。
Y!mobileの通話料金は30秒あたり22円(税込)ですが、Y!mobileには2つの通話オプションが用意されています。
そのうち24時間国内通話がかけ放題になる「スーパーだれとでも定額(S)」について。
この通話オプションを60歳以上の方が契約すると、通常の月額料金1,870円(税込)から永年にわたって毎月1,100円(税込)割引され、月額780円(税込)で利用することができる「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」が適用されます。
通話オプション名 | だれとでも定額 (10分以内の通話かけ放題) | スーパーだれとでも 定額(S) (かけ放題) |
月額料金 | 770円 | 1,870円 →770円 |
データ量3GB+24時間かけ放題=2,948円(税込)
60歳以上の方であれば、24時間かけ放題込みでも月額3,000円程度で済みます。
家族割引サービスなど、セット割引で
毎月1,188円(税込)割引が受けられる

既に家族の方がY!mobileのスマホを契約していたら、「家族割引サービス」を適用させることができます。家族割引サービスでは「2回線から」シンプルS/M/Lの月額料金から1,188円(税込)割引されます。
この1,188円(税込)の割引はソフトバンク光・SoftBank Airとスマホとのセット割引「おうち割光セット(A)」でも適用させることができますが、家族割引サービスと併用させることができません。
スーパーだれとでも定額(S)を申し込み、家族割引サービスと60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーンを適用させた場合の各プランの月額料金を表を使って見てみましょう。
※表では、
スーパーだれとでも定額(S)→かけ放題
家族割引サービス→家族割引
60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン→通話割
と記載。
シンプルS (3GB) | シンプルM (15GB) | シンプルL (25GB) | |
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
かけ放題 | 1,870円 | 1,870円 | 1,870円 |
家族割引 | -1,188円 | -1,188円 | -1,188円 |
通話割 | -1,100円 | -1,100円 | -1,100円 |
割引後の料金 | 1,760円 | 2,860円 | 3,740円 |
家族の方がY!mobileのスマホを契約していたら、簡単に割引が受けられるので検討してみる価値はあるでしょう。
イオンモバイル
イオンで買い物ついでに契約手続きができ、
設定サポートも受けられる!
イオンモバイルは、全国200店舗のイオンで契約手続き、設定サポートが受けられる格安SIM(MVNO)です。
大手通信キャリア・サブブランドと違い、イオンモバイルは自前の基地局を持ちません(回線設備はドコモ・auのものを利用)。
その分、サービス提供コストが小さいため、それが月額料金にも反映されています。
月のデータ容量0.5GB~10GBまでの料金プラン「さいてきプラン」の料金表を見てみましょう。
データ容量 | 月額料金 |
0.5GB | 803円 |
1GB | 858円 |
2GB | 968円 |
3GB | 1,078円 |
4GB | 1,188円 |
5GB | 1,298円 |
6GB | 1,408円 |
7GB | 1,518円 |
8GB | 1,628円 |
9GB | 1,738円 |
10GB | 1,848円 |
これまでご紹介したUQ mobile、Y!mobile、イオンモバイルのデータ容量3GBの月額料金は、それぞれ
1,628円(税込)、2,178円(税込)、1,078円(税込)。
そして、通話料に目を向けてみると、UQ mobile、Y!mobileの30秒あたり22円(税込)に対して、イオンモバイルは30秒あたり11円(税込)。
このようにイオンモバイルの基本料金、通話料金が一段安くなっているのが見て取れるかと思います。しかも、格安SIM(MVNO)でありながら、実店舗での契約手続きができ、設定サポートを受けることができます。
イオンでよく買い物をする方は買い物ついでにイオンモバイルの話を聞いてみるのも良いのではないでしょうか?
60歳以上の方には
限定プランとかけ放題割引が用意されている

60歳以上(シニア)の方には「スマホは使ってみたい、けどデータ量はいらない」と思っている方も少なからずいるようです。
そんな方におすすめしたいのがイオンモバイルの60歳以上限定プラン「やさしいプラン」です。
データ容量 | 月額料金 |
0.2G (やさしいプラン mini.) | 748円 |
3GB (やさしいプラン S.) | 858円 |
6GB (やさしいプラン M.) | 1,188円 |
8GB (やさしいプラン L.) | 1,408円 |
やさしいプランS./M./Lは下りの最高通信速度が500Kbpsに制限されるので、本当に必要最小限の使い方に限られますが、「データ量は少なくて良い」と考える方のニーズを捉えているのではないでしょうか?
そして、「電話しか使わない」という60歳以上の方には24時間かけほうだいサービスである「イオンでんわフルかけ放題」の月額料金1,650円(税込)から永年440円割引され、毎月1,210円(税込)で利用することができます。
1,650円(税込)→1,210円(税込)
例えば、
・やさしいプランmini.(748円)
・イオンでんわフルかけ放題(1,210円)
だった場合、1,958円でかけ放題が利用できる
(ご参考)
イオンモバイルのかけ放題オプション
5分かけ放題 (イオンでんわ5分かけ放題) | 10分かけ放題 (イオンでんわ10分かけ放題) | かけ放題 (イオンでんわフルかけ放題) |
550円 | 935円 | 1,650円 |
3社比較表 ※データ量3GB以下で比較
以上、この章では「実店舗」で契約手続きができる、そして設定サポートなども受けられる3社の料金プランをご紹介しました。
最後に、3社の料金プランの比較表(データ量3GB以下)を載せておきます。60歳以上で24時間かけ放題をつけた場合を想定した比較表になりますが、
1.セット割引なし
2.セット割引あり
それぞれ分けて表にまとめています。
※セット割引=家族割引サービス、自宅セット割
1.セット割引なし
UQ mobile | Y!mobile | イオンモバイル① (さいてきプラン) | イオンモバイル② (やさしいプラン) | |
0.2GB | ー | ー | ー | 748円 |
0.5GB | ー | ー | 803円 | ー |
1GB | ー | ー | 858円 | ー |
2GB | ー | ー | 968円 | ー |
3GB | 1,628円 | 2,178円 | 1,078円 | 858円 |
かけ放題 | 1,980円 | 1,870円 | 1,650円 | 1,650円 |
かけ放題割引 | -1,100円 | -1,100円 | -440円 | -440円 |
かけ放題つき 最低料金 | 2,508円 | 2,948円 | 2,013円 | 1,958円 |
2.セット割引あり
UQ mobile | Y!mobile | イオンモバイル① (さいてきプラン) | イオンモバイル② (やさしいプラン) | |
0.2GB | ー | ー | ー | 748円 |
0.5GB | ー | ー | 803円 | ー |
1GB | ー | ー | 858円 | ー |
2GB | ー | ー | 968円 | ー |
3GB | 1,628円 | 2,178円 | 1,078円 | 858円 |
かけ放題 | 1,980円 | 1,870円 | 1,650円 | 1,650円 |
かけ放題割引 | -1,100円 | -1,100円 | -440円 | -440円 |
セット割引 | -638円 | -1,188円 | ー | ー |
かけ放題つき 最低料金 | 1,870円 | 1,760円 | 2,013円 | 1,958円 |
家族との割引、インターネット回線との割引を考慮しないのであれば、60歳以上の方にはイオンモバイルが料金的に第一候補となるでしょう。
ドコモのエコノミーMVNO
この章でご紹介する3社の携帯電話会社は「ドコモのエコノミーMVNO」と呼ばれており、安い料金プランを提供しつつ、全国のドコモショップで契約手続きができる携帯電話会社です。それぞれ見ていきましょう。
【受付終了】OCN モバイル ONE
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
500MB | 550円 無料通話10分/月込み |
1GB | 770円 |
3GB | 990円 |
6GB | 1,320円 |
10GB | 1,760円 |
通話料・通話オプション
通話料 | 30秒あたり11円 |
10分かけ放題 | 935円 |
トップ3かけ放題※1 | 935円 |
完全かけ放題 | 1,430円 |
※1 通話料上位3番号が通話料0円
完全かけ放題をつけた場合の最低ランニングコストは、データ容量500MBで1,980円(税込)です。
なお、OCN 光サービスとセットで利用すると、毎月の基本料金から220円(税込)割引がされます(ただし、500MBの料金プランは対象外)。
トーンモバイル for docomo
トーンモバイル for docomoの特徴
・料金プランは1つ 月額1,100円(税込)
・データ無制限 ※動画以外
・動画視聴時のデータ量は1GBまで
トーンモバイル for docomoのCMで、
60歳以上300MB未満利用の場合、
Androidプラン 月額基本料金 最大1年間 0円
といった文言を目にした方もいるかと思いますが、これは
・60歳以上の方で
・Androidプランで
・データ利用料300MB未満
この3つの条件を満たすと、月額料金1,100円が1年間0円になる「シニア割」を意味しています。
ところで、「Androidプラン」とは一体何なのでしょうか?
トーンモバイル for docomoの料金プランはパッと目、シンプルに見えますが、
・iPhoneで利用する「iPhoneプラン」
・Androidで利用する「Androidプラン」
このように、使用する端末によって、通話料、キャンペーン、契約期間が異なってきます。違いを表で整理してみます。
iPhone | Android | |
iPhone 6S以降のiPhone | 端末 | トーンモバイル for docomo で購入が必要 |
30秒あたり11円 | 通話料① (音声通話) | カメラのキタムラで購入 30秒あたり18.7円 ドコモショップ/オンラインストアで購入 30秒あたり11円 |
トーンモバイル同士 0円 ※1 | 通話料② (TONE IP電話) | トーンモバイル同士 0円 ※1 |
なし | 契約期間 | 24カ月 解約金1,000円(不課税) |
※1 国内携帯電話宛 23.1円/1分
国内一般加入電話宛 14.3円/3分
60歳以上の方に手厚い割引が用意されているトーンモバイル for docomoのAndroidプランですが、この割引を受けるためには新たにトーンモバイル for docomoで扱っているAndroid端末を購入しなければなりません。
端末価格は9,980円(税込)、21,780円(税込)と廉価端末の部類に入りますが、いずれにせよ端末を購入する必要があります。
さらに、Androidプランだと購入した場所によって通話料が変わります。カメラのキタムラで購入した場合は30秒あたり18.7円(税込)、ドコモショップ/オンラインストアで購入した場合は30秒あたり11円(税込)です。
このあたりの仕組みを理解してから契約しないと「後からこんなはずじゃなかった」となってしまうかもしれません。くれぐれも注意しましょう。
トーンモバイル for docomoには
24時間かけ放題サービスは用意されていない。提供されている、かけ放題オプションは以下の2種類。(2023年4月7日時点)
【かけ放題オプション】
音声通話かけ放題オプション
→月額770円(税込)
国内通話5分以内かけ放題
TONE IP電話かけ放題オプション
→月額550円(税込)
IP電話の国内通話10分以内かけ放題
TONE IP電話アプリからの発信が必要
LIBMO
LIBMOの特徴
・ドコモ光とのセット割引(220円/月)あり
・かけ放題とセットになったプランがお得
株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供しているLIBMOがドコモのエコノミーMVNOとして提供しているプランは大きく分けて2種類に分かれています。
500MBのデータ容量+かけ放題の
「ゴーゴープラン」
データ容量3GB、8GBの
「なっとくプラン」
まずは、ゴーゴープランから解説します。
ゴーゴープランは500MBのデータ容量に、かけ放題をセットにしている料金プランです。
※データ容量は 500MB | 5分かけ放題 セット | 10分かけ放題 セット | かけ放題マックス セット |
12カ月間 | 990円 | 1,100円 | 1,980円 |
13カ月目以降 | 1,100円 | 1,320円 |
※12カ月間の月額料金は「かけほ割」を
適用させたもので、ドコモショップで
かけ放題サービスとセットで申し込みした場合
※30秒あたり通話料は11円
ドコモショップでかけ放題オプションを申し込むと、最大12カ月間にわたって、5分かけ放題セットが110円(税込)割引、10分かけ放題セットが220円(税込)割引される「かけほ割」が適用されます。24時間かけ放題の「かけ放題マックス」はかけほ割の対象外ですが、それでもかけ放題が月額2,000円を切る料金で利用できます。
なお、ドコモ光や対象のインターネット接続事業者の回線とのセット割引である「LIBMO×光セット割」も用意されており、スマホの基本料金から毎月220円(税込)の割引を適用させることも可能です。
このように、ゴーゴープランはかけ放題オプションをつけても割安な料金設定となっているので、「データ量はいらない、通話が多い」という方におすすめです。

続いては「なっとくプラン」です。こちらは3GB、8GBのデータ容量別に料金が分かれるオーソドックスな料金プランとなっています。
なっとくプラン (3GB) | なっとくプラン (8GB) |
980円 | 1,518円 |
※30秒あたり通話料は11円
ゴーゴープランと違い、かけ放題が必要な場合は、以下のかけ放題オプションを申し込む必要があります。なっとくプランでかけ放題オプションをつける場合も、(ドコモショップで申し込めば)かけほ割が適用されます。
5分かけ放題 | 10分かけ放題 | かけ放題マックス | |
12カ月間 | 440円 | 550円 | 1,430円 |
13カ月目以降 | 550円 | 770円 |
※12カ月間の月額料金は「かけほ割」を
適用させたもので、ドコモショップで
かけ放題サービスとセットで申し込みした場合
なお、なっとくプランにもLIBMO×光セット割は適用可能。セット割を組めばスマホの基本料金から毎月220円(税込)の割引を適用させることができます。
LIBMOの注意点
LIBMOは全国のドコモショップで申し込み可能だが、静岡県・愛知県のドコモショップを除いて、申し込み手続きが終わっても店頭でSIMカードを受け取ることができない。後日郵送となる(2023年4月9日時点)。
なっとくプランは3GB、8GB以外にも20GB、30GBのデータ容量プランが用意されているが、「ドコモのエコノミーMVNOとして」選べるのは3GBと8GBのみ。20GB、30GBのデータ容量プランは後から、変更手続きをして利用することは可能。
ドコモ エコノミーMVNOの注意点
全国のドコモショップで申し込み手続きができ、利便性があるドコモのエコノミーMVNOですが、注意点もいくつかあります。ここでは主な注意点を3つ挙げます。
1.ドコモショップで出来るのは契約手続きだけ
(アフターフォローは各社のコールセンター)
2.ドコモのサービスで使えなくなるものがある
3.電波はドコモと同等品質ではない
1.ドコモショップで出来るのは契約手続きだけ
(アフターフォローは各社のコールセンター)
OCN モバイル ONE、トーンモバイル for docomo、LIBMOの3社はドコモショップで新規(乗り換え含む)契約手続きをすることは可能です。
しかし契約後の料金プラン変更、各種問い合わせはドコモショップでは対応していません。これらの対応は各社のコールセンターやマイページでの対応となります。
「契約後もドコモショップへ聞きに行こう」
そう思っている方は、契約後に困ることになるかもしれません。契約後は「実店舗のサポート無しで使っていこう」と考えておいた方が良いでしょう。

2.ドコモのサービスで使えなくなるものがある
ドコモユーザーの方が使っているサービスや受けている割引の一例を挙げます。
ドコモメール/ドコモ電話帳/
留守番電話サービス
みんなドコモ割/ファミリー割引 など
上記に挙げたものが以外でもたくさんあるかと思いますが、ドコモ エコノミーMVNOに乗り換えると、これらを利用することが出来なくなってしまいます。あるいはドコモメールや留守番電話サービスなど、乗り換え後でも利用するためには別途月額料金がかかるといったことも起こり得ます。
ドコモ エコノミーMVNOは、
「ドコモショップで申し込み手続きはできるが、
ドコモとは別の通信会社」
と思っておいた方が良いです。
3.電波はドコモと同等品質ではない
そして、普段スマホを使っていく中で一番、気になってくるかもしれないもの、即ち「電波」に関しても注意しておくべきことがあります。
ドコモ エコノミーMVNOは「MVNO」と名称がついていますが、これは「Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)」の略称です。
MVNOは大手通信キャリアと違い、自前の電波基地局を持っていません。モバイル通信サービスを契約者に提供するために、大手通信キャリアから通信回線を借りているのです。
そのため、大手通信キャリアと比べると、どうしても通信品質が不安定で(特に平日の昼時)、「思った程、通信速度が出ない」なんてことも起こり得ます。
あまり、スマホでインターネットを利用しない方は特に通信速度については気にされる必要はないかもしれませんが、「多少はスマホでインターネットを利用したい」という方は、電波の質が異なってくるという点も意識してください。

かけ放題込み 激安2社(1GB以下)
この章では、
・データ量1GB以下 or 低速
・基本料金が0円/250円
といった特徴をもつ2社の料金プランをご紹介します。60歳以上(シニア)の方に限定した料金プランではありませんが、これまでご紹介してきた24時間かけ放題込み料金プランよりも、「さらに安い」、あるいは「それに準じた」料金設定となっています。
「とにかく24時間かけ放題を安くしたい」
そう考えている方のお役に立てるよう、「24時間かけ放題込みで、毎月いくらで持てるか?」という視点でご紹介していきます。なお、ここで扱う格安SIM(MVNO)は一部、店舗での手続きも行なっていますが、原則オンラインでの契約となります。
povo2.0
24時間かけ放題込みの最低維持費
1,650円(税込)
povo2.0はauのオンライン専用プランで、その最大の特徴は「基本料金自体は0円」で持てること。
データ容量は「データトッピング」を購入する形で追加できますが、データトッピングは購入しなくても構いません(ただし、その場合の通信速度は最大128kbps)。
そして、通話重視の使い方を考えているのであれば、通話トッピングの「通話かけ放題」だけ付ければ良いのであって、そうなると月に支払う料金は通話かけ放題の月額1,650円(税込)ということになります。
※5分以内通話かけ放題は月額550円(税込)
mineo
24時間かけ放題込みの最低維持費
1,460円(税込)
mineoは関西電力のグループ企業であるオプテージが提供している格安SIM(MVNO)です。
そのmineoには
・選択した通信速度によって月額料金が決まる
・その通信速度でデータ無制限が使える
「マイそく」という料金プランがあります。
※月曜日〜金曜日の12時台の通信速度は最大32kbpsに制限
※3日間で10GB以上の利用で最大32kbpsに制限(される可能性あり)
以下の表はマイそくの最大通信速度と月額料金を示したものです。
プラン名 | 最大速度 | 月額料金 |
スーパーライト | 32kbps | 250円 |
ライト | 300kbps | 660円 |
スタンダード | 1.5Mbps | 990円 |
プレミアム | 3Mbps | 2,200円 |
最大速度32kbpsでは、テキストのみのメールのやりとりぐらいしか出来ませんが、月額250円(税込)で回線を持つことができます。
そして、他社では24時間かけ放題オプションの月額料金が1,500円以上かかるところが多い中、mineoの「時間無制限かけ放題」は月額1,210円(税込)と、「60歳以上」などの条件無しで1,500円を下回っており、通話オプションに関しても相当安い料金設定をしていると言えます。
※10分かけ放題は月額550円(税込)
よってmineoの場合、
基本料金+24時間かけ放題込みの料金は
250円+1,210円=1,460円(税込)
となります。これは、(専用アプリ不要)の24時間かけ放題込みの料金としては、業界最安となっています(2023年4月8日時点)。
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今回の記事では、60歳以上(シニア)の方向けにおすすめのキャリア・格安SIM(MVNO)のスマホプラン、特にかけ放題をテーマに論じてきました。
・月額料金が安く実店舗で契約できる
→UQ mobile、Y!mobile、イオンモバイル
・ドコモショップで手続きできる
ドコモのエコノミーMVNO
・24時間かけ放題込みの料金が激安の
povo2.0、mineo
と、オススメの料金プランをご紹介してきましたが、一度ご自身で無料の「フォンシェルジュの無料料金診断」を受けられる、あるいはご家族の方に受けて頂くこともおすすめします。
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その他 よくある質問
家族間通話は無料?

家族間通話無料サービスは用意されていません。
ドコモの「ファミリー割引」
auの「家族割」
ソフトバンクの「家族割引」
これらの大手通信キャリアに用意されている「家族間通話が無料になるサービス」は今回、ご紹介したキャリア、格安SIM(MVNO)には用意されていません。
家族間で通話が多いようであれば、かけ放題オプションをつけた方が良いでしょう。
メールアドレスは使えなくなる?

月額料金を払えば継続して使えます。
ドコモの「ドコモメール持ち運び」
auの「auメール持ち運び」
ソフトバンクの「メールアドレス持ち運び」
などのサービスは乗り換え後の一定期間内に申し込めば、乗り換え後でも引き続きメールアドレスを使用することができます(月額330円(税込))
ただし、今まで使っていたメールアドレスでメールをやり取りするためのアプリは代わりますので、全く使い勝手が同じ、とは言えないようです。
乗り換え手数料はかかる?

携帯電話番号を引き継ぐための手数料はかからなくなりました。
俗に言われる「MNP転出料」「携帯電話番号ポータビリティ手数料」は大手通信キャリアをはじめ、ほとんどの携帯電話会社でかからなくなりました。
また、「解約金」「契約解除料」「違約金」と呼ばれる定期契約(多くは2年)期間中に解約するとかかるお金も廃止されています。
かけ放題対象外の発信先は?

ナビダイヤル(「0570」などではじまる番号)などいくつかあります。
かけ放題対象外となる発信先の例
・ナビダイヤル(「0570」などではじまる番号)
・テレドーム(「0180」などではじまる番号)
・海外への発信/着信
・海外から発信
・電話番号案内(104) など
今回の記事以外にもフォンシェルジュでは、スマホ料金を安くするための記事を公開しています!
是非参考にしてみてください!