ソフトバンクには機種を48回の分割払いで契約し、一定期間スマホを利用した後スマホを返却すると残りの分割金の支払いが免除される「新トクするサポート」があります。
Yahoo!知恵袋をチェックしてみると、新トクするサポートでは「ソフトバンク回線の有無」によって様々な質問内容が挙がっていることが確認できます。
本記事ではソフトバンク回線が無い状態で「これから新トクするサポートを申し込む」際、あるいは「ソフトバンク回線を契約中だが、機種を返却する前にソフトバンク回線を解約する」際に皆さんが疑問に思うようなことを解説しました。是非参考にしてみて下さい。
※2024年12月10日時点の情報です。
筆者プロフィール
吉田裕紀
東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。
東京都青梅市在住。
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新トクするサポートとは？
新トクするサポートついて簡単に解説します。
新トクするサポートとは2021年10月13日にサービスが開始されたプログラムで、機種を48回の分割払いで契約し、一定期間スマホを利用した後スマホを返却。すると残りの分割金の支払いが免除される、といった仕組みを持ちます。
正確に言ったら2024年12月10日時点における新トクするサポートには「スタンダード」「プレミアム」「バリュー」の3種類があります。新トクするサポートそのものについては以下の関連記事で解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。
【購入前】回線契約なし よくある質問と注意点
一定期間後に機種を返却すれば分割支払金の支払いが免除される新トクするサポート。
ここからは「新トクするサポートをソフトバンク回線契約なし」で「これから」契約しようとする方がよく疑問に思う点や注意点について解説していきます。
新トクするサポートは回線契約なしで契約できるか？
ソフトバンク回線を契約せずとも新トクするサポートを契約することはできます。
例えば回線は料金が安いワイモバイルのままで、ソフトバンクのiPhone 16を新トクするサポートを利用して購入するといったことも可能です。
回線契約なし、機種だけ買うページはどこ？
ソフトバンクの回線契約なしで機種だけ購入する場合は、以下のリンクから手続きを進めて下さい。新トクするサポートを適用させて機種を購入する場合は「48回払い限定!新トクするサポート適用」を選びましょう。
回線契約なしのデメリット→割引が受けられない
ソフトバンク回線の契約をせずとも、新トクするサポートを適用させて機種を購入することができますが、機種だけ購入した場合は機種に対しての割引を受けることができません。
以下の画像はソフトバンクオンラインショップにてiPhone 15 128GBを「他社から乗り換え」で購入手続きをしているスクリーンショットです。
この画像を見て頂くと「他社から乗り換え」であれば「オンラインショップ割 -43,872円」が適用され、24回目までの毎月の本体代の請求は1円。つまり24か月の実質負担金は24円であることがお分かりになると思います。
一方、「機種のみ購入」した場合は「オンラインショップ割 -43,872円」は適用されません。
機種を2年後(機種によっては1年後)に返却する予定であるならば、そしてソフトバンク以外の方であれば、他社からソフトバンクに(回線を)乗り換えて割引を受けた方がお得になります(割引を受けられないワイモバイル、LINEMOからの乗り換えは除く)。
ここで気になってくるのは「ソフトバンクに乗り換え後、割引がある状態でソフトバンクから他社に乗り換えた場合、その割引はどうなるのか？」という事。
こちらに関しては「ソフトバンク解約後、機種の割引は無くなるのか？」にて解説します。
回線契約なし、機種の対応バンドに注意
また回線契約なしでソフトバンクの機種を購入する場合は機種の対応バンドを機種の性能ページなどで確認しておきましょう。
機種の対応バンドとはその機種が利用できる電波の周波数帯のことを言います。
電波の周波数帯は総務省より各キャリアに割り当てられていますが、キャリアによって使われている周波数帯は異なりますし、機種によっても対応バンドは異なります。
ご自身が契約している通信会社が対応している周波数帯と購入予定のソフトバンクの機種の対応周波数帯の組み合わせによっては、電波が繋がりにくくなってしまう可能性があります。
ですので、機種購入前は機種の対応バンドを機種の性能ページなどで確認しておきましょう。
【購入後】回線契約なし よくある質問
今度は「ソフトバンク回線と新トクするサポートを契約中だが、ソフトバンク回線を解約しようと考えている方」がよく疑問に思う点について解説します。
ソフトバンクを解約しても問題ないか？
新トクするサポート加入中にソフトバンク回線を解約したり、他社に乗り換えをしたりしたとしても、機種を返却すれば(条件を満たせば)分割支払金の免除を受けることができます。
次もソフトバンクで機種変更しなければならないのか？
「回線契約なし」とは少し関係性が薄いかもしれませんが、新トクするサポート加入者の方が分割支払金の免除を受ける条件には、ソフトバンクでの機種変更が必要」という条件は入っていません。
ただし新トクするサポートと名称が似ている「トクするサポート＋」(2021年9月23日をもって新規受付終了)だと話は変わってきます。
トクするサポート＋の場合で分割支払金の免除を受けるためには、機種返却だけでなくソフトバンクでの機種の購入(回線契約は不要)が必要になってくるので注意しましょう。
(回線契約なし)My SoftBankで残債状況を調べたい
ソフトバンクを解約し、回線がない状態で契約内容(分割支払金の回数など)を調べるためには「機種契約番号」と「ソフトバンク契約時に決めた4桁の暗証番号」をMy SoftBankに入力が必要です。
(回線契約なし)機種の割引は無くなるのか？
他社からソフトバンクへの乗り換えと同時にスマホを契約した方(新トクするサポート加入)は、機種に対しての割引を受けている方もいるでしょう。
先程も触れましたが、以下の画像はソフトバンクオンラインショップにて他社から乗り換えでiPhone 15(128GB)を契約した場合の機種代金を示しています。
毎月の本体代金に対して1,828円(税込)の割引が適用されているため、実際の支払いは毎月1円で済んでいるというわけですね。
こちらの機種代金は新トクするサポートを適用した状態ですが、たとえ回線契約がなくなったとしても上記の割引(オンラインショップ割)はなくなりません。
ソフトバンクではないですが、以下は筆者が2023年の4月にドコモの「いつでもカエドキプログラム」を利用してiPhone 14(128GB)を契約して以来、自宅に届いている利用料金の案内ハガキの画像です。
端末等代金分割支払金として「1円」が請求されていますが、これはドコモへの乗り換えキャンペーン等の割引を適用させて請求金額を安くしています。
このドコモ回線自体は2023年の12月頃に解約しましたが、割引自体はこの記事を書いている2024年12月時点でも適用され続けています。
ドコモを例に取りましたが、携帯電話業界では端末割賦契約と回線契約は2019年10月を機に分離されました。仮に回線契約自体を解約したとしても、端末割賦契約の内容には影響を与えません。
なので回線を解約したからといって、端末の割引がなくなるというわけではないのです。
新トクするサポートは回線の有無とは関係ない
以上、本記事ではソフトバンクの新トクするサポートと回線契約の有無に関してよくある質問についてまとめました。
分割支払金の免除を受けるため際、ソフトバンク回線契約の有無は問われません。新たにソフトバンクで機種を購入する必要もありません。
やり方次第では、一定期間お得にスマホを使うことも可能です。
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