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【対応バンドってなに?】格安SIMで失敗しないためのノウハウ~スマホと対応バンドの関係性~

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SIMカードが利用できるかどうかを判断する基準となる「対応バンド」について徹底解説!

購入したスマホ機種によって、どこ通信会社で使えるか限られている場合があります。

せっかく安くするために格安SIMに変えたのに使えなかったという問い合わせもよくあります。

店舗で購入する場合は、店舗側の提案によりご案内する際には、事前に使えるかの確認や、万が一使えなかった場合の対応等は店舗でできる可能性があります。

しかし、ご自身の判断で購入した場合は、キャンセル等の対応もされませんので、ご自身でまたお乗り換え手続きを別途する必要があります。

また、再度乗り換え手続きが完了するまでは、通信も通話も利用することができません。

昨今、スマホを利用する頻度が増えていることから、使えない期間が長くなることはできる限り避けたいですよね。

この記事では、端末が通信できるかの判断基準となる「対応バンド」について解説致します。

目次

対応バンドとは?

white earbuds connected to orange tomato with antenna

スマホで通信をするためには、各通信会社が設定している基地局からの電波を受信することで、利用することができます。

各通信会社で提供しているSIMカードで通信ができるかは、基地局から発せられる周波数帯にそのスマホも対応している必要があります。

その周波数帯は、各通信会社によって異なり、現在日本ではドコモ・au(UQモバイル)・ソフトバンク(ワイモバイル)・楽天モバイルに割り当てられています。その割り当てられた周波数帯のことを「対応バンド」と呼びます。

その他の格安SIM提供会社においては、上記の大手通信会社から、電波を借りることで通信を利用できるようにしています。この電波を借りている通信会社を「MVNO」と呼びます。

各格安SIM提供会社によって、どの会社から電波を借りているかによって、「通信できるか否か」が決まると言っても過言ではありません。

通信ができるかどうかは、対応バンド以外にも、設定、SIMカードの種類、契約内容によっても異なりますが、「対応バンド」がお持ちのスマホで非対応の場合は、確実に通信ができませんので、まずはこの「対応バンド」を確認するようにしましょう。

対応バンドの種類と特性

対応バンドの種類

Doors, Choices, Choose, Open, Decision, Opportunity

対応バンドは周波数帯によって異なります。

また、周波数の高さにより、電波の特徴が異なります。

赤字対応バンドが日本国内の通信会社でメインで利用されています。

海外仕様の端末等の場合、日本でよく使用される対応バンドに対応していないことがあります。

その場合、「日本でも売っている端末と同じ機種だから使えると思ったら、実は使えない」ということもあります。

日本国内の通信会社から提供されている端末の場合、下記赤文字の対応バンドのいずれかに該当する可能性が高いですが、SIMフリー端末を個人で購入する場合は、必ず「対応バンド」を確認しましょう!

5G/4G(LTE) 周波数帯 Band
5G 700MHz n28
4.0GHz n77
3.5GHz n78
3.7GHz n78
4.5GHz n79
28GHz n257

4G
(LTE)

2.0GHz 1
1.7GHz 3
1.7GHz/2.1GHz 4
850MHz 5
2.6GHz 7
900MHz 8
1.5GHz 11
700MHz 12
700MHz 13
700MHz 17
800MHz 18
800MHz 19
800MHz 20
1.5GHz 21
800MHz 26
700MHz 28
2.6GHz 38
1.9GHz 39
2.3GHz 40
2.5GHz 41
3.5GHz 42

対応バンド(周波数帯)の特性

周波数帯に、電波の特性が異なり、繋がりやすさ等にも影響します。

周波数の高さ

周波数の高さによって、メリットデメリットがあります。

周波数メリットデメリット
低い
(数字が小さい)
他の電波の干渉を受けにくい
※建物等があっても回り込みやすい
遠くまで届く
伝える情報量が少ない
周波数が高い
(数字が大きい)
伝える情報量が多い電波が遠くまで届きにくい
建物等があると回り込みづらい

周波数の特性

日本で使用できる代表的な対応バンドについてまとめました。

周波数帯
対応バンド
特性
2.0GHz
Band1
カバーエリアが最も広い
全国に基地局がある
基本的に日本で使用可能なスマホは全て対応
1.7GHz
Band3
東名阪(東京・名古屋・大阪)の大都市で利用されている
LTE(4G)通信速度が速い
1.5GHz
Band21
電波の繋がりにくい地方都市をカバーしている
800MHz
Band19/26
プラチナバンド
ビルや地下街等の電波が繋がりにくい場所で使用

【各通信会社別】5G通信可否

5G通信対応バンド

5G対応
バンド
ドコモauソフトバンク楽天
モバイル
n77
n78
n79
n257
  • n257に対応している機種がまだ少なく、エリアも今後拡大予定の為、5Gを使うならn77・n78・n79が対応していることを確認しましょう。

利用不可事例

  • ソフトバンクもしくはワイモバイルで購入した端末はドコモ回線(ahamo)で通信利用できない可能性
  • ドコモで購入した端末はソフトバンクやワイモバイル回線(LINEMO)では通信利用できない可能性が高い
  • 楽天モバイルで購入した端末はドコモ回線(ahamo)で通信利用できない可能性

ミリ波/Sub6

5G通信Band
ミリ波n257日本では28GHz帯を使った通信方法
※厳密には30GHz~300GHzの周波数帯のこと
Sub6n77
n78
n79
(n28)
6GHz未満の周波数帯を使った通信方法
ミリ波
Sub6
  • 通信速度が速い
    ※Sub6の約16倍高速と言われている
  • エリアが狭い
  • 通信速度は遅い
  • 電波が届きやすい

現状、日本国内で販売しているiPhone12とiPhone13シリーズミリ波非対応
Android端末については、ハイスペック端末を中心に対応が進んでいる。

【各通信会社別】4G/LTE通信可否

4G/LTE通信

各通信会社で主要となる対応バンドについて説明します。

4G/LTEの場合は「Band1/Band3/Band8」が一番重要です。

Band1もしくはBand3に対応していれば、日本国内で通信できると言えます。

4G/LTE対応
バンド
ドコモauソフトバンク楽天
モバイル
Band1
2.0GHz
Band3
1.7GHz
Band8
Band18
Band26

ここまで、通信の利用可否に大きく影響する「対応バンド」について説明しました。

ここからは、確認手順について解説します。

対応バンド確認~切替までの流れ

端末はそのままSIMカードだけを切り替える場合

STEP
端末の対応バンドを確認

現在利用している端末の対応バンドを調べましょう。

  • 購入した通信会社のホームページ
  • メーカーのホームページ
  • SIMフリーの場合は購入元で確認
    ※海外製の場合は特に確認必須
STEP
使用可能な回線を確認

4つの回線(ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線・楽天モバイル回線)のうち、どの回線で利用できるのかを確認。

STEP
使用可能な回線を利用している通信会社を確認

使用可能な回線を利用している通信会社から、切り替える会社をピックアップし、その中から選ぶ。

通信会社

ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
ドコモ
au
ソフトバンク
ワイモバイル
UQモバイル
楽天モバイル
ahamo
povo
LINEMO
BIGLOBE
モバイル
IIJ mio
STEP
SIMロック解除済みであることを確認

ご利用中の端末がSIMロック解除されていることを確認しましょう。

同じ回線を利用していても、SIMロック解除をしていないと使えない場合があります。

必ずSIMロック解除をしておきましょう。

SIMカードはそのままで機種だけを購入する場合

STEP
端末の対応バンドを確認

現在利用している端末の対応バンドを調べましょう。

  • 購入した通信会社のホームページ
  • メーカーのホームページ
  • SIMフリーの場合は購入元で確認
    ※海外製の場合は特に確認必須
STEP
使用可能な回線に現在の通信会社がある事を確認

現在、ご自身で使用しているSIMカードの通信会社で利用できることを確認しましょう。

STEP
SIMロック解除済みであることを確認

購入予定の端末が、「SIMロック解除済み」もしくは購入時に「SIMロックを解除できる」ことを確認してから購入しましょう。

SIMロック解除方法については下記記事をご確認下さいませ。

【注意事項】端末を購入した通信会社以外のSIMカードを使用する場合

端末とSIMカードをバラバラで買えればいいのに

というコメントや記事を見ることがありますが、バラバラで利用するためには、いくつかの注意点があります。

スマホの設定等に詳しい方もたくさんいらっしゃいますので、詳しい方にとっては、自分に合った端末とSIMカードを自由に選んで利用することが一番です!

しかしながら、「スマホの設定が苦手」「設定が難しい」と感じていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

メリットもデメリットも全て加味した上で、ご自身にピッタリ合った会社を選びたいものですよね。

この章では「端末を購入した通信会社以外」のSIMカードを利用する場合の注意点について簡単に説明します。

①動作保証がない

上記の対応バンドについても、あくまでも「通信ができる可能性が高い」というだけで、その他の設定・端末の種類・購入した場所等によっては、通信できない場合が多々あります。

ですから、各通信会社・端末提供メーカーからの動作保証はありません。

②端末購入先で設定や操作方法についての問い合わせが受けられない

端末そのままでSIMカードのみ切り替える場合は、端末を購入した通信会社では問い合わせができなくなります。新たに提供したSIMカードの提供先では、各通信会社が提供している有料での設定や操作のサポートサービスをご利用いただく必要があります。

ただし、ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルとUQモバイル、楽天モバイルを除き店舗がありませんので、その他の格安通信会社(MVNO)で契約した場合はサポートは受けられません。

大手通信会社で提供されていた、電話ので操作サポート等は一切受けられませんので、お近くのサポートが受けられる店舗を確認しておくことをお勧めします。
※お近くにお住いのご家族やご友人に、聞ける環境がある場合は問題ございません。

③万が一使用できなくてもキャンセルができない

SIMカードの切り替えと同時に、店頭で設定する場合は、基本的には店頭にて動作確認をし、通信できない場合は、キャンセル等の対応が可能な場合があります。

端末だけ購入してご自身で設定等をする場合等は、全て自己都合と判断されキャンセルはできません。

SIMカード切替の場合は「別の会社に切り替える」まで、端末のみを購入した場合は「元の端末にSIMカードを挿し直す」まで、通信回線を使用した通話・通信できなくなります。

キャンセル不可な一例

  • 端末を携帯会社店舗以外で購入
  • SIMカードを携帯会社店舗以外で購入
  • 店舗でSIMカード契約時に、何らかの理由で動作確認ができない場合

簡単に言ってしまうと、「サポートがない=安い」ということです。

まとめ

ここまで「対応バンド」について解説致しました。

格安SIMや格安スマホで失敗しないためには

  1. 使いたい(使っている)スマホの対応バンドから通信会社を決める事
  2. 切り替えたい通信会社の対応バンドに合ったスマホを用意する事
  3. 切り替え後に受けられないサービスを理解した上で切り替える事

上記を確認し、極力トラブルが起きないよう切り替えましょう!!

フォンシェルジュ提携店舗であるTOP1では、SIMカードご契約時やスマホ購入時の設定サポートや操作方法のご案内についても対応可能です。(店頭受付/電話不可)

スマホ代を安くしたいけど、設定が不安であったり、自分で確認するのが難しい、等ございましたら、一度店舗へ直接ご相談くださいませ。

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