ドコモ「いつでもカエドキプログラム+」(対象機種/早期利用料/条件/違い)

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ドコモには購入機種を一定期間利用して、機種を返却すれば残りの分割支払金が免除される「いつでもカエドキプログラム」があります。

サービス開始となったのは今から2年前の2021年9月24日。
iPhone 13シリーズが発売された頃でした。

2年周期で機種変更がしやすくなる。

そんな特徴を持ってリリースされた、いつでもカエドキプログラムですが、この「2年周期」を「1年周期」に縮ませて2023年9月に誕生したのが「いつでもカエドキプログラム+」です。

この記事では

  • いつでもカエドキプログラム
  • いつでもカエドキプログラム+

の違いについて解説していきます。

いつでもカエドキプログラム自体、よく分かっていない…

そんな方は記事を上から順番に読み進めていって頂ければ、より理解度が深まると思います。

目次

いつでもカエドキプログラムとは?

概要と条件

いつでもカエドキプログラムは無料で契約できる「残価設定型」プログラムです。

いつでもカエドキプログラムにおける「残価」とは、契約したスマホに残っている将来の価格(価値)です。
具体的には2年後にもスマホに残っているであろうと思われる価格を指しています。

いつでもカエドキプログラムの場合、分割回数は24回に設定されますが、この最後の支払いである24回目の分割支払金が残価として設定されます。
そして、本体価格の総額から残価を引いた金額が実際に支払う23回分の分割金となります。

そして24回目の分割金はスマホをドコモに返却すると支払いが免除される仕組みとなっています。(具体的な時期については「3.いつ返却するのが一般的?」にて解説します)

2年前に発売されたiPhone 13 128GBを例にとってみましょう。なお、価格については、2021年9月17日に公開された「ITmedie Mobile」の記事に掲載されている価格となっています。

本体価格の総額111,672円
残価(24回目の分割支払金)55,440円
実際に支払う金額(23回分)56,232円

※価格は税込
ITmedia Mobile ドコモが「iPhone 13」シリーズの価格を発表 「いつでもカエドキプログラム」適用で実質2万円台の場合も(2021年9月17日)

本体価格が111,672円(税込)するものが、返却することによって55,440円(税込)が免除されるというわけです。

毎月の負担額を見てみましょう!

いつでもカエドキプログラムを利用せずに、iPhone 13 128GBを24回払いで契約した場合、毎月の分割支払金は4,653円(税込)。

111,672円÷24回=4,653円

一方、いつでもカエドキプログラムを利用して、iPhone 13 128GBを24回払いで契約した場合、毎月の分割支払金は2,444円(税込)

56,232円÷23回=2,444円

となります。

こちらの例は2021年9月時点でドコモのiPhone 13 128GBを契約したパターンですが、他の機種でもいつでもカエドキプログラムを利用すれば、毎月の支払い負担額をぐっと抑えてスマホを利用することができます。

プログラム利用条件

  • dポイントクラブに加入
  • 機種購入時にプログラムに加入
  • 端末を返却
  • 返却時の機種状態に問題ないこと
    ※「故障したらどうなる?」にて解説

なお、プログラム利用の条件にドコモ回線契約は含まれていません。

なので、「回線は他社でスマホ本体だけドコモ購入」といったパターンでもいつでもカエドキプログラムに加入することはできます。

対象機種

iPhone
  • iPhone 15シリーズ
    • iPhone 15 Pro Max
    • iPhone 15 Pro
    • iPhone 15 Plus
    • iPhone 15
  • iPhone 14シリーズ
    • iPhone 14 Pro Max
    • iPhone 14 Pro
    • iPhone 14 Plus
    • iPhone 14
  • iPhone 13シリーズ
    • iPhone 13 Pro Max
    • iPhone 13 Pro
    • iPhone 13
    • iPhone 13 mini
  • iPhone 12シリーズ
    • iPhone 12
    •  iPhone 12 mini
  • iPhone SEシリーズ
    • iPhone SE(第3世代)

※2023年10月10日時点

Android
  • Galaxyシリーズ
    • Galaxy Z Flip5 SC-54D
    • Galaxy Z Fold5 SC-55D(256GB)
    • Galaxy Z Fold5 SC-55D(512GB)
    • Galaxy A54 5G SC-53D
    • Galaxy S23 SC-51D
    • Galaxy S23 Ultra SC-52D(256GB)
    • Galaxy S23 Ultra SC-52D(512GB)
    • Galaxy A23 5G SC-56C
    • Galaxy Z Fold4 SC-55C
    • Galaxy Z Flip4 SC-54C
    • Galaxy Z Flip3 5G SC-54B
    • Galaxy Z Fold3 5G SC-55B
    • Galaxy S22 SC-51C
    • Galaxy S22 Ultra SC-52C
    • Galaxy A53 5G SC-53C
  • Xperiaシリーズ
    • Xperia 5 V SO-53D
    • Xperia 10V SO-52D
    • Xperia 1 Ⅴ SO-51D
    • Xperia 5 IV SO-54C
    • Xperia 5 III SO-53B
    • Xperia 1 IV SO-51C
    • Xperia 10 IV SO-52C
    • Xperia Ace III SO-53C
  • AQUOSシリーズ
    • AQUOS wish3 SH-53D
    • AQUOS R8 SH-52D
    • AQUOS R8 pro SH-51D
    • AQUOS sense7 SH-53C
    • AQUOS sense6 SH-54B
    • AQUOS R7 SH-52C
  • Pixelシリーズ
    • Google Pixel Fold
    • Google Pixel 7a
  • arrowsシリーズ
    • arrows N F-51C

※2023年10月10日時点

いつ返却するのが一般的?

いつでもカエドキプログラムの
スマホを返却するタイミングはいつが良いのか?

ドコモのホームページを確認してみると、
「対象機種を23か月目までに返却すると24回目(残価)の分割支払金の支払いが不要」とあります。

つまり、23カ月目がいつでもカエドキプログラムの一般的な返却タイミングとなります。

しかし、Yahoo!知恵袋などでいつでもカエドキプログラムに関する質問を見てみると、

23カ月目とはいつから見て23か月目なのか?

例えば2022年4月にプログラム利用でスマホを契約した場合、何年何月に返却の申し込みをすれば良いのか具体的に教えてほしい!

といった質問内容が目立ちます。

やはり、返却の申し込み手続きについては「具体的な月」を知りたいと思っている方が多いようですね。

では、ここでは筆者のケースを使って解説しましょう!

筆者は2023年の4月にドコモのiPhone 14 128GBをいつでもカエドキプログラムを使って契約しました。

下の画像を見て頂くと、

  • 「お申込み月 2023年 4月」
  • 「プログラム利用月 2025年 3月の場合」(23か月目)
  • 「残価額69,240円」(24か月目分割支払金)

という文言が確認でき、画像からは2025年3月にiPhoneをドコモに返却すれば、69,240円(税込)の分割支払金(残価)が免除されるということが見てとれるかと思います。

申し込みをした2023年4月からみると2025年の2月が23カ月目となるはずです。

しかし、ドコモの場合「契約した翌月を1カ月目」とするため2025年3月が23カ月目となります。

ここで、改めて「いつでもカエドキプログラムの返却タイミングはいつ?」という質問に対しての回答を載せるのであれば以下のようになります。

スマホを契約した月の翌月を1か月目として、
そこから23か月目

このことを頭に入れておいてください。

新しいスマホを契約する前にスマホを返却したら
手元にスマホがない状態になる?

新しいスマホを契約して、今まで使っていたスマホを返却する際、購入・返却の順番はどうすれば良いのか?

という質問もYahoo! 知恵袋でよく見かけます。

Webで新しい機種に機種変更する前に、スマホを返却してしまうと手元にスマホが無くなってしまう。こんな状態を心配してか、このような質問をする方がいるのかもしれません。

一般的には「新しいスマホが手元に届いた後に、返却申し込みをする」このやり方になりますが、返却のタイミングが遅れると、本体代金が二重に請求されてしまいます。

新端末の契約をすると、本体代金の請求は翌月からはじまりますので、理想としては旧端末の返却申込みは新端末の契約と同じ月に行うことです。
そして、新端末が届いたら旧端末は返却申込みをした月の翌月末までに、ドコモのセンターに到着しているようにしましょう。でないと、違約金が請求されてしまいます。

途中で返却「早期利用特典」

いつでもカエドキプログラムは23か月目(スマホ契約の翌月を1か月目とした場合)にスマホを返却すれば、24回目の分割支払金が免除されます。しかし、なかには「そんなに待てない」という方もいるでしょう。

そういった方のためにいつでもカエドキプログラムには「早期利用特典」という制度があります。

これは、1か月目(スマホ契約の翌月を1か月目とした場合)から22か月目までにスマホを返却すると、返却した翌月から23か月目までの支払いまで割引が受けられる特典です。

もちろん、残価である24回目の分割支払金免除の特典も併用して受けることができます。

早期利用特典で受けられる割引額は機種ごとに定められており、こちらはドコモの公式ホームページで確認することができます。

ドコモ公式HP いつでもカエドキプログラム

ちなみに筆者が契約したiPhone 14 128GBの早期利用特典は毎月900円(税込)となっています。

筆者の場合は、キャンペーンを使って端末代金を安くしていますが、キャンペーンを使わずにiPhone 14 128GBをいつでもカエドキプログラムで契約し、早期利用特典を利用した場合について考えてみます。

本体価格の総額
138,930円(税込)
残価
69,240円(税込)
分割支払金の合計
69,690円(税込)
23回までの分割支払金(割引前)
3,030円(税込)/月
早期利用特典
900円/月

ITmedia Mobile ドコモのiPhone 14シリーズ、「MNP+1年で返却」なら実質負担額は最安に(2022年9月9日)

契約月は2023年4月ですが、仮に2023年10月(6か月目)に返却申込みをしたとしましょう。

ここまでの支払い回数は6回で毎月の分割支払金は3,030円(税込)です。

返却すれば翌月から早期利用特典が受けられますので、残り17回分(2023年11月から2025年3月まで)の毎月の分割支払金は3,030円-900円=2,130円(税込)となります。

1〜6回分(6回)、そして7〜23回分(17回)の分割支払金の合計を計算すると、54,390円(税込)になります。

3,030円×6回=18,180円(税込)
2,130円×17回=36,210円(税込)
18,180円+36,210円=54,390円(税込)

早期利用特典を使わずに23カ月までiPhone 14を使っていたら(残価を除いた)分割支払金の合計は69,690円(税込)です。
しかし、早期利用特典を使って6か月目に返却すると、(残価を除いた)分割支払金は54,390円(税込)にまで下げることができるのです。

早めに返却すれば実際の負担額をさらに軽くすることができる。

これが、いつでもかえどきプログラムの早期利用特典です。

この早期利用特典を大幅にパワーアップさせて登場したのが、後述するいつでもカエドキプログラム+です。

残債・残価確認方法

自分が契約している機種は分割金がいくら残っているのか?そもそも残価はいくらだったのか?

そんな時は「My docomo」で調べましょう。

STEP
My docomoへログイン
(アプリバージョンは3.9.0)
STEP
ご利用料金の「詳細を確認」
STEP
画面下へスクロール
STEP
画面中央部付近に、毎月の分割支払金・回数・残価が表示されている

※筆者の場合はいわゆる「実質1円」でiPhone 14 128GBを契約。

返却しない場合

いつでもカエドキプログラムに加入したからといって、必ずしも23か月目までにスマホを返却しなければならないというわけではありません。

スマホを返却しなかったら、残価である24回目の分割支払い金が再度24分割されて請求されるだけです。
そのまま使い続けて自分のものにしても全く問題ありません。

あるいは23か月経過後にスマホを返却して、残りの分割支払金を免除させることも可能です。

ただし、それは「スマホを返却するまでは分割金を支払い続けることになる」ので、あまりおすすめできません。
どうせスマホを返却するのであれば、23か月目までに返却申込みをした方が合計支払額が小さくなるからです。

くれぐれも返却申し込みするタイミングを見誤らないように気をつけましょう。

その他注意点

  • 一度、スマホ返却の申し込みをしたらキャンセル不可。
  • 郵送での返却申込をしたら、翌月末までにスマホをドコモの指定センターに到着させないと違約金が発生。

故障したらどうなる?

返却時に画面割れ、電源がつかないなどスマホに何かしらの故障があった場合、「機能不良品」として扱われ、残りの分割金の支払い免除を受けるためには、22,000円(税込)がかかります。
(ケータイ補償サービス、smaroあんしん補償加入中であれば、故障時利用料は2,200円(税込))。

機能不良品の例

  • 本体に破損がある
  • 電源が入らない
    • スリープボタンが正常に機能しない
  • 液晶表示異常/タッチパネル不具合
    • 液漏れ、焼き付き
    • タッチパネル操作不可
    • 縦線、横線がある
  • 機能不具合
    • カメラ、音声、各種ボタンが作動しない
  • SIMトレイが不足、損傷している

そして、もっと気をつけたいのが「受付不可品」についてです。

受付不可品とは?

文字通り「いつでもカエドキプログラムでの受付ができない機種」のことを指します。
受付不可品となってしまうと残りの分割支払金と同額の金額や早期利用特典による割引分が違約金として、一括で請求されてしまいます(dポイントでの支払いは不可)。

受付不可品の例

  • 初期化されていない
    (各種ロックが解除されていない)
  • 改造品
  • ネットワーク利用制限あり
    (分割金の支払いが滞っている状態)
  • 基盤が断裂している

もし、基盤が断裂している場合でも、ケータイ補償サービスなどの補償サービスに加入している場合。修理にだしてから機種を返却しましょう。そうすれば受付付加品になることもありませんし、故障時利用料を請求されることもありません。

なお、プログラム申込後のキャンセルは不可です。
機種返却後、故障時利用料が発生する旨・受付不可ある旨の連絡がドコモからきても、キャンセルはできませんので注意しましょう。

ドコモ回線解約後はどうなる?

ドコモの契約自体を解約してもいつでもカエドキプログラムは継続されます。

dポイントクラブ会員である限り、いつでもカエドキプログラムを利用することは可能です。

いつでもカエドキプログラムが使えなくなるのは機種の分割支払金残額を一括払いで清算した時ぐらいです。

下取り・買取りと比較

いつでもカエドキプログラムとドコモの下取りプログラム。

二つとも「スマホをドコモに返却」という点では共通していますが、似て非なるものです。
(正確に言ったら、下取りプログラムの場合、他社のスマホも下取りに出すこともできるので全てにおいて「返却」という表現が当てはまるわけではありません)

ここでは両者の違いについて解説します。

いつでもかえどきプログラムと下取りプログラムの比較図

スクロールできます
いつでもカエドキプログラム下取りプログラム
主な特徴残債が免除されるdポイントが付与される
残債免除される(24回目)残る
傷があった場合別途22,000円かかる査定額が下がる
分割金を払い終えたら返却しない方が良いdポイントが付与される

※料金は税込

残債(分割支払金の残り)
免除されるか・免除されないか?

これが、いつでもカエドキプログラムと下取りプログラムの大きな違いです。

下取りプログラムでは、スマホをドコモに下取りに出すとdポイントが付与されますが、分割支払金の残りがなくなるわけではありません

両プログラムは併用することができないため、どちらのプログラムを使うとお得になるかはスマホを返却、あるいは下取りに出すタイミングによって変わってきます。

どちらがお得?

ここで、先ほど例に挙げたiPhone 13 128GBを使ってシミュレーションしてみましょう。

下取り額は2023年10月時点のドコモの公式ホームページに掲載されているものを参照しています。

いつでもカエドキプログラムを利用した場合

本体価格の総額111,672円
残価(24回目の分割支払金)55,440円
実際に支払う金額(23回分)56,232円

※価格は税込
※2022年7月15日の値上げ前の価格

契約月
2021年11月

返却月
2023年10月(23か月目)
※契約した翌月を1か月目とした場合

23か月目である2023年10月にiPhone 13の返却申込みをすれば、24回目の分割金(残価)である55,440円(税込)が支払い免除されることになります。残価は予め決められているので変動することはありません。

一方、2023年10月にドコモの下取りプログラムでiPhone 13 128GBを下取りに出した場合の下取り額は47,000円(税込)

iPhone 13 128GBに限りませんが、下取りプログラムの下取り額は月によって変動します。この月は2023年9月に比べて3,000円(税込)高くなっているようでした。
ドコモ公式HP 下取りプログラム

2023年10月時点の「お得度」を整理すると、

いつでもカエドキプログラム
55,440円(税込)←免除

下取り額
47,000円(税込)←dポイント

これをみる限り、「23か月目に返却」「2023年10月時点での下取り額」の条件下においては、いつでもカエドキプログラムの方が8,440円(税込)お得になります

(55,440-47,000=8,440)

しかし、23か月目に返却せず、そのまま使い続けた状態が続いていくとどうなるか?

支払いが不要になる分割支払金は毎月2,310円ずつ減っていくので、お得度が下がっていきます。

もし、下取り価格が47,000円の状態が続くという前提であれば、24、25、26か月の3か月間はいつでもカエドキプログラムを使ってスマホを返却した方がお得です。ですが、27か月目以降では下取りプログラムに出す方が実質的にはお得になります。

2024年2月時点の「お得度」を整理すると、

いつでもカエドキプログラム
46,200円(税込)←免除

下取り額
47,000円(税込)←dポイント

先程と逆転しています。

このように返却時期が遅くなれば遅くなる程、いつでもカエドキプログラムを使ってスマホを返却する際のお得度は減っていく可能性が高くなりますので注意しましょう。

買取りとの比較

Google検索で「ドコモ iPhone 13 128GB 買取り価格」と検索をかけて買取り価格を調べてみました。
分かったことは、多くの買取り業者が提示している査定額は残債なし・傷がない状態で70,000円程度であるということです(2023年10月10日時点)。

条件次第では残価が55,400円(税込)のいつでもカエドキプログラムを使ってiPhoneを返却するよりも、(残債支払い後)買取専門店に買い取ってもらった方がお得になるようです。

デメリット

いつでもカエドキプログラムそのものにはデメリットはありません。

ただし、強いて言うなら23か月目の返却タイミングを逃して返却した場合は勿体無いと言えるでしょう。
免除される分割支払金が減っていく状態になるからです。

またこれはデメリットではありませんが、一度郵送での返却申込みをしたら翌月末までにスマホをドコモの指定センターに到着させないと違約金がかかってしまうという注意点はあります。

以下は請求される違約金の金額です。

22か月目までに返却申込みした場合

  • 24回目(残価)の分割支払金分
  • 利用申込みの翌月から23回目までの早期利用特典の割引分

23か月目以降に返却申込みした場合

  • 翌月以降の残債分

以上、ここまではいつでもカエドキプログラムについて解説してきました。

次の章からはいつでもカエドキプログラムプラスについて解説していきます。

といっても大まかな仕組みは同じで異なってくるのは

  • 12〜22か月目に返却した場合の特典
  • 加入必須オプション
  • 早期利用料

この3つです。

いつでもカエドキプログラム+とは?

残価+11回分の分割金→免除

23か月目に返却すると残価(24回目の分割支払金)が免除される。

この仕組みはいつでもカエドキプログラムも、いつでもカエドキプログラム+も同じです。

ただし、いつでもカエドキプログラム+は

  • 12カ月目〜22か月目にスマホを返却
  • smartあんしん補償に加入
  • 早期利用料を支払う

この条件を満たすと、返却した翌月から23回目までの分割支払金と残価(24回目の分割支払金)の支払いが免除されるプログラムです。
(12か月目より前に返却しても分割支払金免除が受けられるのは13カ月目から)

12か月目に返却すれば、13〜23回目の合計11回分の分割支払金免除が受けられます。

ここで、「smartあんしん補償」と「早期利用料」について解説します。

smartあんしん補償とはドコモが提供している有料の月額補償サービスです。

早期利用料とは12〜22カ月目までに機種を返却する際、この期間に請求される分割支払金を免除させる際に必要な料金です。

smartあんしん補償、早期利用料共に機種によって異なっており、例えばiPhone 15の場合だとそれぞれ月額880円(税込)、12,100円(税込)となっています。

毎月のsmartあんしん補償の料金、そして早期利用料を支払ってでも、12か月目(1年程度)で返却する価値があるのか?

こういったことも気になる方は多いでしょう。

次項からは、2つのパターンを比較していきたいと思います。

  • 12か月目に返却・smartあんしん補償あり・早期利用料支払い
  • 23か月目に返却

12ヶ月目返却と23ヶ月返却の比較

ここでは、いつでもカエドキプログラム+を利用してiPhone 15 128GBを12か月目に返却した場合と、(いつでもカエドキプログラム+を利用せずに)23か月目に返却した場合に支払う金額を比較してみます。

※12か月目に返却するパターン…smartあんしん補償加入、早期利用料支払い。
※23カ月目に返却するパターン…smartあんしん補償未加入、早期利用料なし。

iPhone 15 128GBの価格表

本体価格の総額149,490円
残価(24回目の分割支払金)73,920円
実際に支払う金額(23回分)75,570円
分割支払金3,285円/月

※価格は税込
※1回目の分割支払金は3,300円(税込)

12か月目に返却すると、支払いが免除されるのは、

  • 13〜23か月目の分割支払金 36,135円(税込)
  • 24カ月目の分割支払金(残価) 73,920円(税込)

合計110,055円(税込)となります。

よって実際に支払う金額は以下の通りになります。

1〜12回目までの
分割支払金
39,435円
(3,300円+3,285円×11回)
早期利用料12,100円
smartあんしん補償11,440円/月
(880円×13回)
合計62,975円

※価格・料金は税込
※1回目の分割支払金は3,300円(税込)
※smartあんしん補償は契約初月から料金が発生

一方、23か月目に返却する場合に支払うものは通常通り1〜23回までの分割支払金のみですが、13〜23回目の分割支払金の免除がないため、以下のようになります。(smartあんしん補償未加入の場合)

1〜23回目までの分割支払金75,570円

それぞれの負担額を比べてみると、

12か月目返却23か月目返却
62,975円75,570円

12か月目で返却した方が
12,595円(税込)、負担が小さくなることが分かります。

このことから言えることは1年で機種変更を考えている方にとってはいつでもカエドキプログラム+は大変お得であるということ。

しかし、1年で機種変更をしたいと考えていない方にとっては別途smartあんしん補償をつけてでも加入するものではありません。

後でも触れますが、いつでもカエドキプログラム+対象機種でも、従来のいつでもカエドキプログラムに加入することは可能です。

本当に1年で自分は機種変更するのか…?

このことを考えて、どちらのプログラムに加入するか考えましょう。

対象機種

スクロールできます
iPhone
機種smartあんしん補償(月額)早期利用料
iPhone 15 Pro Max1,100円12,100円
iPhone 15 Pro 1,100円12,100円
iPhone 15 Plus880円12,100円
iPhone 15880円12,100円

※料金は税込
※2023年10月10日時点

スクロールできます
Android
機種smartあんしん補償(月額)早期利用料
Galaxy Z Flip5 SC-54D880円12,100円
Galaxy Z Fold5 SC-55D
(256GB)
1,100円12,100円
Galaxy Z Fold5 SC-55D
(512GB)
1,100円12,100円
Xperia 5 V SO-53D880円12,100円

※料金は税込
※2023年10月10日時点

特にAndroidユーザーにおすすめ

いつでもカエドキプログラムの章の「9.下取り・買取り比較」ではiPhone 13を例に挙げ、「返却が良いのか?あるいは買取りショップで買い取ってもらう方が良いのか?」について考察しました。

結論としては「買取りショップで買い取ってもらった方がお得になる可能性が高い」ということになりましたが、これは元々買取り価格が落ちにくいiPhoneだから言えることです。

Androidに関してはiPhoneに比べると発売後の買取り価格下落幅は大きい傾向にあるため、思ったような値段で買い取ってもらうことが難しくなります。

ハイスペックのAndroidに毎年機種変更したい!

そんな方には、いつでもカエドキプログラム+を強くおすすめします。

旧プログラムも選択可能

いつでもカエドキプログラム+対象機種でも、いつでもカエドキプログラムに加入することはできます。

smartあんしん補償の料金は払いたくない。

別に1年で機種変更したいとは思わない。

こういった方は、いつでもカエドキプログラムの方を選択することをおすすめします。

まとめ 新旧プログラムの違い

この記事では、いつでもカエドキプログラム・いつでもカエドキプログラム+について解説してきました。

まとめ

いつでもカエドキプログラムとは?

残価設定型のプログラム(無料)。
本体価格の総額から残価を引いた金額が分割支払金となる。
スマホを返却すると、残価の支払いが免除される。

いつ返却するのが一般的?

スマホを契約した月の翌月を1カ月目として、そこから23か月目に返却する。

22か月目までに返却すると?

早期利用特典として、分割23か月目までの支払いまで割引が適用される。

返却しないといけない?

返却せずそのまま使い続けても大丈夫。
しかし、一度返却申込みをし、そのまま返却しないと違約金が発生する。

故障したらどうなる?

故障時利用料として22,000円(税込)かかる。

ドコモを解約したらどうなる?

いつでもカエドキプログラムは継続される。

下取りと・買取りと比較すると?

  • 対下取り
    • いつでもカエドキプログラムの方が良い。
  • 対買取り
    • 買取りの方が条件が良い傾向にある。

いつでもカエドキプログラム+とは?

残価と最大11回分の分割支払金が免除される。

条件は?

smartあんしん補償に加入し、早期利用料を支払う。

どんな人に向いている?

1年で機種変更する人。特にAndroidユーザーにおすすめ。

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