2024年9月10日にiPhone16シリーズが発表されました！
新作「iPhone16 Pro」と昨年のモデル「iPhone15 Pro」は何が違うの？どこが進化したの？
本記事では機種選びのポイント15項目を比較表で徹底比較し、iPhone16 ProとiPhone15 Proの違いをわかりやすく解説しているので、購入検討中の方は是非参考にして下さい。
- 新色デザートチタニウムが追加
- 画面サイズが0.2インチ大型化し、12g重い
- ベゼルが0.5mm細い
- 最小輝度1ニトの表示に対応
- カメラコントロールを搭載
- 1世代新しいA18 Proチップを搭載
- バッテリーが大型化し駆動時間が伸びた
- 超広角カメラの画素数が約4,800万画素に向上
- ドルビービジョンで120fpsの4K撮影が可能
- 空間フォトの撮影が可能
- 空間オーディオのビデオ撮影が可能
- スタジオ品質のマイク4つを搭載
- オーディオミックス/風切り音の低減が可能
①取り扱いキャリア・発売日を比較
iPhone16 Proの予約開始日は2024年9月13日(金)午後9時からです！
②機種代金を比較
| 本体容量 | iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| Apple Store | 128GB | 159,800円 | 販売終了 |
| 256GB | 174,800円 | ||
| 512GB | 204,800円 | ||
| 1TB | 234,800円 | ||
| ドコモ | 128GB | 192,830円 | 192,060円 |
| 256GB | 218,790円 | 218,790円 | |
| 512GB | 255,090円 | 255,090円 | |
| 1TB | 291,830円 | 291,830円 | |
| au | 128GB | 188,600円 | 185,860円 |
| 256GB | 214,700円 | 211,930円 | |
| 512GB | 251,300円 | 248,560円 | |
| 1TB | 288,200円 | 285,420円 | |
| ソフトバンク | 128GB | 188,640円 | 185,760円 |
| 256GB | 218,160円 | 211,680円 | |
| 512GB | 254,160円 | 248,400円 | |
| 1TB | 288,000円 | 285,120円 | |
| 楽天モバイル | 128GB | 181,800円 | 174,700円 |
| 256GB | 205,800円 | 192,800円 | |
| 512GB | 242,800円 | 225,800円 | |
| 1TB | 278,800円 | 259,800円 |
Apple Storeの価格で比較すると、iPhone15 Proの価格は発売時と全く同じです！
値上がりしなかったのは嬉しいですね。
そしてiPhone16 Proの発表に合わせて、Apple StoreではiPhone 15 Proの取り扱いが終了しました。
各キャリアではiPhone16 Proの発売日以降にiPhone15 Proの値下げが行われる見込みですが、在庫が少なくなってきているので、値下げのタイミングを狙っている人は注意しましょう。
③カラー展開を比較
iPhone16 Pro
左から順に、
- ブラックチタニウム
- ナチュラルチタニウム
- ホワイトチタニウム
- デザートチタニウム
iPhone15 Pro
左から順に、
- ブラックチタニウム
- ホワイトチタニウム
- ブルーチタニウム
- ナチュラルチタニウム
どちらも同じ4色展開ですが、ブルーチタニウム(紺)が無くなり、新たにデザートチタニウムが追加されました！
デザートというのは食べるdessertではなく、「砂漠」を意味するdesertなので、砂や大地をイメージしたブラウンベージュカラーになっています。上品で大人っぽい色合いですね。
④デザインを比較
iPhone16 Pro
iPhone15 Pro
iPhone16 Proは、ベゼル(画面周囲の黒いふち)が0.5mmほど細くなり、Apple史上1番の細さを実現しました。
ベゼルの存在感が薄くなったことで、ディスプレイはさらに洗練された印象です。
【新機能】カメラコントロール
本体の右側面にカメラコントロール機能が追加されました。
カメラコントロールを押すと、いつでもすぐにカメラへのアクセスができます。
表面には、なめらかな質感のサファイアクリスタルを採用し、上質なステンレススチールの縁で囲んでいます。
感圧センサーが入っていることで、押したときにデジタル一眼レフカメラのシャッターのような感触が得られ、高精度な感圧センサーや静電容量式センサーにより、タッチで様々な操作が可能になっています。
カメラの起動→写真撮影→動画撮影などの切り替えが一瞬でできるので、どんな瞬間も逃さず写真に残せます！
⑤サイズ・重さを比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| 本体サイズ | 約W71.5×H149.6×D8.25mm | 約W70.6×H146.6×D8.25mm |
| 重さ | 約199g | 約187g |
| 画面サイズ | 約6.3インチ | 約6.1インチ |
iPhone16 Proの方が画面サイズが大きくなり、縦に3mm・横に0.9mm長くなりましたが、手のフィット感は変わらないと思って良いでしょう。
重さは12g増えており、おおよそ50円玉3枚分くらい違うので、体感で比べてもまぁまぁ違いがわかるレベルです。
感じ方は個人差があるので、発売日以降に実機を手に取って試すのをおすすめします！
⑥画面仕様を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| 画面タイプ | 有機EL Super Retina XDRディスプレイ | 有機EL Super Retina XDRディスプレイ |
| 解像度 | 2,622 x 1,206 460ppi | 2,556×1,179 460ppi |
| 最大輝度 | 1,000ニト (標準) 1,600ニト (ピーク輝度/HDR) 2,000ニト (ピーク輝度/屋外) | 1,000ニト (標準) 1,600ニト (ピーク輝度/HDR) 2,000ニト (ピーク輝度/屋外) |
| 最小輝度 | 1ニト | |
| リフレッシュ レート | 120Hz | 120Hz |
ディスプレイは基本的に同じ仕様ですが、iPhone16 Proのみ最小輝度1ニトの表示に対応しています。
例えば真っ暗な場所で操作する時などに、以前よりも画面を暗くできるということです。
普段画面を暗くして使う機会は少ないとは思いますが、「常時表示ディスプレイ」などと合わせて使えばバッテリーの持ち時間向上が期待できます！
常時表示ディスプレイとは
自分でカスタマイズした情報や通知を、スリープ状態でも(画面が暗い状態で)常に画面に表示する機能。iPhoneを手に取れば自動で画面がONになる。
iPhone14 Proシリーズ以降で採用されている。
⑦基本スペック(OS/CPU)を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| OS (初期搭載) | iOS18 | iOS17 |
| CPU | A18 Proチップ 6コアCPU 6コアGPU 16コアNeural Engine | A17 Proチップ 6コアCPU 6コアGPU 16コアNeural Engine |
iOSのアップデート対応期間は5～6年が目安なので、1世代新しい「iOS18」を初期搭載しているiPhone16 Proの方が1年は長く使えます。
チップは、iPhone16 Proの方が1世代新しい「A18 Pro」を搭載しており、iPhone史上最速・並外れた効率を実現しています。
システムメモリ帯域幅が17％増加したことで、大量のデータ処理を高速で行うことができるので、Apple Intelligenceや極めて重たい3Dゲームを使う際にも快適でしょう。
- CPU(操作全般の高速処理性能)…15%高速化し、20％電力効率UP
- GPU(画像の高速処理性能)…20%高速化
⑧メモリ・ストレージ(RAM/ROM)を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| RAM ※ | 8GB | 8GB |
| ROM | 128GB 256GB 512GB 1TB | 128GB 256GB 512GB 1TB |
メモリやストレージはどちらも同じです。
⑨外部ストレージ(SDカード対応)を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| SDカード | 非対応 | 非対応 |
iPhoneにはSDカードのスロットが無いので、SDカードは非対応です。
写真や動画などを移動する際は、外付けハードディスクの購入が必要になります。
⑩バッテリー容量・充電性能を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| バッテリー 容量 | 測定中 | 3,274mAh |
| ビデオ再生 | 最長27時間 | 最長23時間 |
| オーディオ再生 | 最長85時間 | 最長75時間 |
| 急速充電 | ||
| ワイヤレス充電 | MagSafe Qi2およびQi | MagSafe Qi2およびQi |
| 充電端子 | USB-C | USB-C |
正確なバッテリー容量は明かされていないものの、iPhone16 ProはiPhone15 Proよりもバッテリーが大型化したことは発表されており、A18 Proチップとの連携でバッテリー駆動時間が大きく進化しました。
ビデオ再生では最大4時間・オーディオ再生では10時間も長い電池持ちになっています。
⑪カメラ性能を比較
基本のカメラ性能を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| アウトカメラ | ①約4,800万画素 (Fusion/F値1.78) ②約4,800万画素 (超広角/F値2.2) ③約1,200万画素 (望遠/F値2.8) | ①約4,800万画素 (メイン/F値1.78) ②約1,200万画素 (超広角/F値2.2) ③約1,200万画素 (望遠/F値2.8) |
| インカメラ | 約1,200万画素 (F値1.9) | 約1,200万画素 (F値1.9) |
iPhone16 Proは、超広角カメラの画素数が約1,200万画素から約4,800万画素に大幅向上しました！
これにより、風景を広く写すような超広角撮影に加え、被写体に近づいて画面いっぱいに写すマクロ撮影でも画質が向上します。
また、望遠カメラは5倍の光学ズームに対応しました。
光学ズームは、画像を引き延ばすのではなくレンズ自体を動かしてズームをするため、画質を落とさずに撮影できます。
今までよりもさらに遠くまで高画質な撮影が可能になります。
カメラ機能を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| カメラ機能 | センサーシフト光学式手ぶれ補正 光学ズーム(0.5倍/1倍/2倍/5倍) アダプティブTrue Toneフラッシュ Photonic Engine Deep Fusion 写真のスマートHDR 5 ポートレート ポートレートライティング ナイトモード ナイトモードのポートレート フォトグラフスタイル マクロ写真撮影 空間写真 反射防止レンズコーティング Apple ProRAW | センサーシフト光学式手ぶれ補正 光学ズーム(0.5倍/1倍/2倍/3倍) アダプティブTrue Toneフラッシュ Photonic Engine Deep Fusion 写真のスマートHDR 5 ポートレート ポートレートライティング ナイトモード ナイトモードのポートレート フォトグラフスタイル マクロ写真撮影 Apple ProRAW |
| 動画機能 | 4Kドルビービジョン対応 1080pドルビービジョン対応 シネマティックモード アクションモード 空間ビデオ撮影 ProResビデオ撮影 Logビデオ撮影 アカデミーカラーエンコーディングシステム マクロビデオ撮影 スローモーションビデオ(最大120fpsの4Kドルビービジョン) タイムラプス(手ぶれ補正機能) タイムラプス(ナイトモード) QuickTakeビデオ(最大4K 60fps ドルビービジョンHDR) センサーシフト光学式手ぶれ補正(第2世代) オーディオズーム 空間オーディオとステレオ録音 スタジオ品質の4マイクアレイ オーディオミックス 風切り音の低減 | 4Kドルビービジョン対応 1080pドルビービジョン対応 シネマティックモード アクションモード 空間ビデオ撮影 ProResビデオ撮影 Logビデオ撮影 アカデミーカラーエンコーディングシステム マクロビデオ撮影 スローモーションビデオ(120fpsまたは240fps) タイムラプス(手ぶれ補正機能) タイムラプス(ナイトモード) QuickTakeビデオ センサーシフト光学式手ぶれ補正(第2世代) オーディオズーム ステレオ録音 |
【新機能①】ドルビービジョンで120fpsの4K撮影ができる
iPhone16 Proは、ドルビービジョンで120fpsの4Kビデオ撮影が可能です。
ビデオ撮影だけでなく、スローモーションモードにも対応しています。
Apple史上最高の解像度(4K)とフレームレート(120fps)の組み合わせで撮影したスローモーション動画は、フレーム毎にカラーグレーディングができるので、映画レベルの映像に仕上がります。
Apple発表会では、iPhone16 Proで撮影した爆発シーンのスローモーション映像が公開されましたが、完全にスマホの領域を超えていました…！
ドルビービジョンとは
最大輝度を高め、滑らかなコントラスト・豊富な色彩表現で、比類なく美しい映像が撮影できる。
【新機能②】空間フォトの撮影
iPhone15 Proでは、空間ビデオ撮影のみ対応していましたが、iPhone16 Proは空間フォトの撮影も可能になりました。
空間フォトは、風景を立体的に撮ることができます。
しかし、撮影したものを3Dで確認するには、Apple Vision Proが必要なので注意しましょう。(iPhoneなどのデバイスでは、通常の2D写真と同じように再生されます。)
Apple Vision Proとは
拡張現実(AR)や仮想現実(VR)に対応したゴーグルのこと。
【新機能③】4つのマイク/空間オーディオでのビデオ撮影
iPhone16 Proは、オーディオ性能も大幅に向上しています！
新しくスタジオ品質のマイク4つを搭載したことで音声の質が向上し、ノイズ・雑音が極めて少ない、現実に近いサウンドを収録できます。
また、空間オーディオでビデオ撮影ができるようになりました。
AirPodsなどの空間オーディオ対応イヤホンがあれば、立体的なサウンドで没入感のある動画が楽しめます。
【新機能④】オーディオミックス/風切り音の低減
iPhone16に新しく追加されたビデオ編集機能オーディオミックスでは、動画に写っている人の声が中心になるように音を調整し、本格的なスタジオで撮影したように聞こえるようにするなど、高度な音響編集も可能になりました。
風切り音の低減機能は、機械学習アルゴリズムが風切り音を小さくしノイズを低減することができます。
⑫防水・防塵・耐衝撃性能を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| 防水｜防塵 | IPX8｜IP6X | IPX8｜IP6X |
| 耐衝撃 |
どちらも防水/防塵性能は最高等級なので、水没時の浸水や粉塵の侵入を防ぐことができます。
⑬生体認証を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| 指紋認証 (Touch ID) | ||
| 顔認証 (Face ID) |
期待の声もありましたが、iPhone16 Proも指紋認証(Touch ID)は搭載されていません。
⑭オーディオ(スピーカー・イヤホンジャック対応)を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| スピーカー | ステレオ スピーカー | ステレオ スピーカー |
| 空間オーディオ | ||
| Dolby Atmos | ||
| イヤホンジャック | 非対応 | 非対応 |
空間オーディオ・Dolby Atmos(ドルビーアトモス)に対応しているので、左右だけでなく前後も含めた空間で音を感じることができ、その場にいるかのような没入感・臨場感を味わうことができます。
※AirPodsなどの空間オーディオ対応イヤホンが必要になります。
⑮AI機能を比較
| iPhone16 Pro | iPhone15 Pro | |
| AI機能 | Apple Intelligence | Apple Intelligence |
日本では来年から追加開始予定の最新AI機能「Apple Intelligence(アップル インテリジェンス)」は、iPhone16 ProとiPhone15 Proどちらでも使用可能です。
Apple Intelligenceには、タスクの作業効率が高まったり、生活をサポートしてくれるような日常で役立つ機能が沢山あります。
機能の一例
- 作文ツール…自分が作成した文章を校正・要約したりビジネスメールなどに書き換える
- メールの優先メッセージ…今日中に返信が必要なメールなど、緊急性の高いメッセージを受信ボックスの上部に表示する
- 優先通知…通知の内容を要約し、真っ先に知るべき通知を一番上に表示する
- ジェン文字…キーボードに入力した内容に合わせて新しい絵文字を作れる
- 写真とビデオの検索…いつどこで撮ったかわからない写真を探すときに「赤いワンピースを着て踊る〇〇さん」などのキーワードで写真を探せる
- クリーンアップ…ワンタップで写真の影や反射・映り込みを簡単に取り除ける
【まとめ】iPhone16 ProとiPhone15 Proは何が違うのか？
今回はiPhone16 ProとiPhone15 Proの違いについて、比較表を使って機種選びのポイント15項目を比較してみました。
大きな違いは画面サイズが大型化したことと、カメラ・オーディオ機能の向上だと言えます。
カメラ・オーディオ機能に関しては、一般の人ではあまり使わないプロの領域に達しているので、スマホカメラの最高レベルを体験したい人にはおすすめです。
では本記事のまとめです。
- 新色デザートチタニウムが追加
- 画面サイズが0.2インチ大型化し、12g重い
- ベゼルが0.5mm細い
- 最小輝度1ニトの表示に対応
- カメラコントロールを搭載
- 1世代新しいA18 Proチップを搭載
- バッテリーが大型化し駆動時間が伸びた
- 超広角カメラの画素数が約4,800万画素に向上
- ドルビービジョンで120fpsの4K撮影が可能
- 空間フォトの撮影が可能
- 空間オーディオのビデオ撮影が可能
- スタジオ品質のマイク4つを搭載
- オーディオミックス/風切り音の低減が可能
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