スマホが突然「低速充電中」になって困っていませんか?
低速充電は、多くの場合設定の変更やケーブルの交換で解除できます。
この記事では、iPhoneとAndroid(Xperia・AQUOS・Galaxy・Pixel)それぞれの低速充電の解除方法を手順つきで解説します!
設定を変えても解除できない方向けの対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
スマートフォンが低速充電になってしまって困っている方の参考になれば幸いです。
低速充電とは?「低速充電中」と表示される意味
低速充電とは、スマートフォンの充電速度が通常より遅くなっている状態のことです。
バッテリーの劣化を防ぐために自動で切り替わる機能で、充電はされているもののフル充電までの時間が数時間単位で長くなるため、「全然充電が進まない…」と感じる方も多いかと思います。
画面に「低速充電中」と表示されている場合も、この状態を指しています。
iPhoneで低速充電かどうか確認する方法
iPhoneで低速充電になっている場合、以下の場所で確認できます。
・『設定』 →『 バッテリー』:「低速充電」のメッセージが表示される
Androidで低速充電かどうか確認する方法
Androidは機種によって表示が異なりますが、充電速度が低下すると画面上部の通知バーや充電画面に「低速充電中」 と表示されます。
Xperiaや AQUOSなど一部の機種では、ロック画面にも「低速充電中」と表示されます。
低速充電になる原因|なぜ急に遅くなるの?
スマホが低速充電になる原因は、大きく「設定」「充電器・ケーブル」「本体の状態」の3つに分けられます。どれが原因かを先に把握することで、解決が早くなります。
設定が原因のケース
スマホ本体に低速充電に切り替える設定が搭載されています。これが意図せずオンになっていることが、最も多い原因です。
| 機種 | 機能名 | 働き |
| iPhone | バッテリー充電の最適化 | 充電が80%を超えると自動で低速に切り替え |
| iPhone | 低電力モード | バッテリー消費を抑えるため充電速度も低下 |
| Xperia | いたわり充電 | 充電習慣を学習して速度を自動調整 |
| AQUOS・Galaxy・Pixel | バッテリーケア・バッテリーセーバー | 設定値を超えると充電速度を抑制 |
充電器・ケーブルが原因のケース
充電器やケーブルの問題も低速充電の主要な原因です。
- 充電器がPD(Power Delivery)非対応:古い5W程度の充電器では出力が不足し、低速充電になる
- ケーブルが高速充電非対応:USB Type-CのケーブルでもPD非対応のものは高速充電できない
- ケーブルの断線・端子の接触不良:見た目では判断しにくいが、内部の断線や端子の汚れが原因になることがある
- パソコンやシガーソケットからの充電:電圧が低く、コンセントから充電するより速度が大幅に落ちる
本体の状態が原因のケース(高温・バッテリー劣化)
スマホ本体の状態が充電速度に影響するケースもあります。
- 本体が高温になっている:スマホは高温時にバッテリー保護のため充電速度を自動で下げる。夏場の直射日光下や、充電しながらゲームをプレイしている場合に起こりやすい
- バッテリーが劣化している:長期間使用でバッテリーが劣化すると、常時低速充電のような状態になることがある(この場合はバッテリー交換が必要)
- 本体の一時的な不具合:システムの誤作動で低速充電と表示されることがあり、再起動で解消する場合がある
iPhoneの低速充電を解除する方法
iPhoneの低速充電は、主に以下の3つの設定が原因で発生します。それぞれ手順に従って確認・変更してみてください。
① バッテリー充電の最適化をオフにする
iPhoneにはバッテリーを長持ちさせるために、充電が80%を超えると自動で低速に切り替える「バッテリー充電の最適化」 機能が搭載されています。この機能はiPhone購入時にデフォルトでオンになっています。
この機能をオフにすることで、80%以降も通常の速度で充電できるようになります。
▼手順
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「充電」をタップ
- 「バッテリー充電の最適化」をタップ
- 「なし(常に最大容量に充電)」を選択する
- この設定は「充電の上限が100%」に設定されている場合のみ変更できます。充電の上限が80%になっている場合は、先に②の手順を試してください。
② 充電の上限を100%に変更する(iOS17以降)
iOS 17以降のiPhoneでは、充電の上限を80%に設定できる機能が追加されました。上限が80%に設定されていると、80%で充電が止まってしまったり、低速充電のように見えることがあります。
▼手順
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「充電」をタップ
- 「充電の上限」をタップ
- 「100%」を選択する
その後、上記①の「バッテリー充電の最適化」もオフになっているか確認しましょう。
③ 低電力モードをオフにする
その後、上記①の「バッテリー充電の最適化」もオフになっているか確認しましょう。
▼手順
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「低電力モード」をオフにする
または、コントロールセンターから「バッテリー」アイコンをタップしてオフにすることもできます。
💡バッテリーの長持ちを優先したい場合は「充電の上限80%」+「バッテリー充電の最適化オン」の組み合わせが最もバッテリーに優しい設定です。
Androidの低速充電を解除する方法
Androidの低速充電の解除方法は機種によって異なります。お使いの機種のセクションをご確認ください。
Xperiaの場合(いたわり充電をオフにする)
Xperiaでは充電速度が低下すると「低速充電中」と画面に表示されます。まず以下の基本的な対処を試してください。
- 使っていないアプリを終了する、または端末の電源を切る
- 他のUSBケーブルやACアダプターに変更する
上記を試しても「低速充電中」が続く場合は、「いたわり充電」 機能をオフにしてください。いたわり充電は充電の習慣を学習して速度を調節する機能ですが、これが働いて低速になっている場合があります。
▼手順
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「いたわり充電」をタップ
- オフにする
AQUOSの場合
AQUOSでもXperia同様、充電速度が低下すると「低速充電中」と表示されます。
- 急速充電に対応していないACアダプターを使っている
- 充電ケーブルの最大出力数が不足している、または劣化している
- USB変換器を使用している
- パソコンや車のUSBポートから充電している
AQUOSで低速充電が解除されない場合、最も多い原因はPD(Power Delivery)非対応の充電器を使っていることです。USB Type-CのケーブルでもすべてがPD対応ではないので、充電器のパッケージで「PD対応」「Power Delivery対応」の表記を確認しましょう。
Galaxyの場合
Galaxyシリーズでは、「バッテリー保護」 機能が低速充電の原因になることがあります。
▼手順
- 「設定」を開く
- 「バッテリーとデバイスケア」をタップ
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリー保護」をオフにする
また、Galaxyには「適応型充電」という機能もあります。これは使用パターンを学習して夜間などに充電速度を意図的に落とす機能です。バッテリー保護と同じ画面から確認してオフにしてください。
Google Pixelの場合
Pixelでは、「適応型充電」 機能がオンになっていると夜間の充電速度が意図的に遅くなります。
▼手順
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「適応型充電」をオフにする
また、「バッテリーセーバー」 がオンになっている場合も充電速度が落ちることがあるため、同じくオフにしてください。
その他のAndroid(バッテリーセーバー・バッテリーケアをオフにする)
上記以外のAndroid端末では、以下の手順でバッテリー関連の設定を確認してください。
パターンA:バッテリーケア系
- 「設定」を開く
- 「電池」または「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーケア」をタップ
- 「低速充電」または「バッテリーケア」をオフにする
パターンB:バッテリーセーバー系
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーセーバー」をオフにする
機種やOSのバージョンによって表示名が「バッテリーセーバー」「省電力モード」「エコモード」など異なる場合があります。
設定を変えても低速充電が解除されない場合の対処法
スマホ本体の設定を変更しても低速充電が解除されない場合は、以下の5つの対処法を試してみてください。
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
① 充電アダプター・ケーブルをPD対応品に交換する
充電に使っているアダプターやケーブルが原因の場合があります。代表的な問題は以下の2つです。
- アダプターやケーブルの充電規格が古い(PD非対応)
- ケーブルが断線している
スマホの充電規格は年々進化しており、古いアダプターやケーブルでは出力が不足して低速充電になることがあります。
製品の選び方
- アダプターはPD対応で最低20W以上の製品を選ぶ(一般的な充電器は5W程度のため、PD対応なら3倍以上速く充電できる)
- ケーブルも必ずPD対応品を選ぶ(USB Type-Cでも非対応品は多い)
- パッケージに「PD対応」「Power Delivery対応」と書かれているか確認する
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新しいアダプターやケーブルを購入する際は、急速充電に対応しているPD対応の製品を選ぶと良いでしょう。
100円ショップで手軽に購入できるものもあります。

PD対応というのは、Power Delivery(パワーデリバリー)の略です。
見た目ではどの製品も同じに見えるので、パッケージを確認しましょう!
パッケージにPD対応、パワーデリバリー対応と書かれていますのでそこで判断してください。
急速充電に必要なワット数は機種によって異なりますが、最低でも20W(ワット)程度のアダプターを購入しておけば、大丈夫です。
一般的な充電器が5W程度の出力に対し、PD対応の充電器を選べば3倍以上速い速度で充電することが可能です。
また、充電ケーブルもPD対応のものでなければ急速充電は出来ません。
長期間使用しているケーブルがPD対応のケーブルかわからない場合は、PD対応のケーブルを検討しましょう!
② ながら充電・バックグラウンドアプリの負荷を減らす
スマートフォンやタブレット端末にかかる負荷を少なくしてから充電することで、低速充電を解除できる場合があります。
代表的な例でいうと「ながら充電」です。
ながら充電とは、充電しながら長時間スマートフォンを操作することを指します。
人によってはスマートフォンやタブレット端末を触るときは常に充電器に接続しながら操作している人も多いです。
操作しながら充電していると、その分の電力消費をしてしまうので、低速充電になってしまう場合があります。
ちょっとした調べもの程度なら大丈夫ですが、スマートフォンに高負荷がかかるゲームをしながら充電をしている場合は、一度ゲームをやめて、スマートフォンを操作せずに充電してみましょう。
また、「ながら充電」以外にも、スマートフォン内で動作し続けるアプリがある場合は削除する、常にWi-FiやGPSなどの通信機能を使っている場合はオフにしてください。
バッテリーを不必要に消費して低速充電になっているという可能性も考えられます。
Wi-Fiと位置情報サービスをオフにする方法は以下の通りです。
Wi-Fiをオフにする方法


(色がついていなければOK)


位置情報サービスをオフにする方法








③ コンセントから直接充電する
アダプターやケーブルを交換する理由の1つとして、供給する電力が足りてないことをあげさせていただきましたが、コンセント以外から充電している場合も、供給する電力が足りず、スマートフォンの充電が遅くなっている可能性があります。
例えば、車のシガーソケットや、パソコンからUSB充電している場合などです。
上記2つは、電圧が低くなる可能性が高く、コンセントから充電する場合よりも、充電時間が長くなる可能性が高いです。
車のシガーソケットやパソコンから充電している場合は、コンセントからの充電を試してみて改善されるか確認しましょう。
④ スマホを再起動する
一通り充電速度に関係する対処法を試しても、低速充電が解除されない場合は、スマートフォンを再起動してみましょう。
スマートフォンのシステムが一時的な不具合を起こし、充電が全て遅くなっている、もしくは低速充電と表示されている可能性があります。
一度スマートフォンを再起動してから改めて充電を試し、解除されるか確認してみましょう!
⑤ 充電ポートの汚れ・接触不良を確認する
見落としがちですが、スマホ本体の充電ポート(差し込み口)にホコリや汚れが詰まっていると、充電器との接触が悪くなり低速充電になることがあります。
確認・掃除の方法
- スマホの電源を切った状態で充電ポートを確認する
- ライトで照らしてホコリや異物が詰まっていないか確認する
- 詰まっている場合は、爪楊枝や柔らかいブラシでそっと取り除く
- 金属製の工具は端子を傷つけるため使用しない
⚠️ 強引に掃除すると端子が破損するため、不安な場合はスマホショップに相談しましょう。
低速充電のメリット・デメリット
低速充電は「遅いだけ」ではなく、バッテリーを大切にする充電方法としてのメリットがあります。一方でデメリットも理解した上で使い分けることが大切です。
低速充電のメリット


低速充電は「遅いだけ」ではなく、バッテリーを大切にする充電方法としてのメリットがあります。一方でデメリットも理解した上で使い分けることが大切です。
バッテリーの劣化を抑えられる
スマホのバッテリーは高温に弱く、急速充電でバッテリー温度が急上昇すると劣化が早まります。低速充電であればゆっくりと充電するためバッテリーへの負担が少なく、長期的にバッテリーの寿命を延ばす効果があります。
寝ている間など、スマホを使わない時間帯に低速充電でゆっくり充電するのが理想的な使い方です。
安全に充電できる
近年、スマートフォンやタブレット端末のバッテリーが膨張して発火する事故がニュースに取り上げられることも多いです。
急速充電はバッテリーの温度を一気に上昇させて充電するスタイルのためバッテリーに大きな負荷を与え最悪の場合、発熱や発火の危険性もあります。
もちろん正しく使用すれば安全性に問題はありませんが、より安全に充電したいとお考えの方は低速充電にしてもらった方がより安全に充電できます。
夏場、炎天下や直射日光が当たる場所でのスマートフォン、タブレット端末の充電には十分に気を付けましょう。
低速充電のデメリット
フル充電までの時間が長くなる
低速充電の最大のデメリットは、充電に時間がかかることです。急速充電(PD対応20W以上)と比べると、フル充電にかかる時間が2〜3倍以上になる場合があります。
外出前など時間に余裕がない場面では、PD対応の急速充電器を使って短時間で充電する方が実用的です。
意図せず低速充電になっている場合は解除が必要
低速充電の設定がオンになっていることに気づかず、「なぜ充電が遅いのか」と悩むケースが多いです。意図的に低速充電を選択している場合はメリットを享受できますが、意図せずオンになっている場合は本記事の解除方法を参考に設定を見直してください。
低速充電よくある質問


低速充電とは何ですか?
スマートフォンの充電速度が通常より遅くなっている状態のことです。バッテリーを長持ちさせるために自動で切り替わる機能で、iPhoneでは「バッテリー充電の最適化」、Androidでは「バッテリーケア」「いたわり充電」などの設定が有効になっていることが主な原因です。充電はされていますが、フル充電まで通常より長い時間がかかります。
低速充電はバッテリーに悪いですか?
いいえ、むしろバッテリーには優しい充電方法です。低速充電はバッテリーへの負荷が少ないため、バッテリーの劣化を防ぐ効果があります。バッテリーの長持ちを優先するなら、時間に余裕があるときは低速充電を活用するのがおすすめです。
低速充電のまま放置するとどうなりますか?
充電に時間はかかりますが、バッテリーや端末に悪影響はありません。ただし、急いで充電したい場面では不便です。「常に低速充電になってしまう」「設定を変えても解除できない」という場合は、充電器の交換や本記事の対処法を試してみてください。
Xperiaで低速充電中を解除するには?
Andoridで低速充電が解除されないという方が多いようです。
Androidをご利用中の方でXperiaの機種を使っている方は、充電速度が低下すると「低速充電中」と画面に表示されます。
この設定を解除するにはSONYの公式サイトでは以下の対処法の記載がありました。
- 正しく充電できているかを確認する
- 使っていないアプリを終了する、またはXperiaの電源を切る
- 他のUSBケーブルやACアダプターに変更する
Xperia本体の故障等はなく、ケーブルを変更してもXperiaの本体を再起動しても「低速充電中」が続く場合には「いたわり充電」の機能をオフにして改善するか試してみてください。
「いたわり充電」とは充電の習慣を学習し充電のスピードを調節する機能のことですが、この機能が働いて充電が遅くなっている可能性もあります。
AQUOSで低速充電中を解除するには?
Androidをご利用中の方でAQUOSの機種を使っている方は、Xperiaの機種同様、充電速度が低下すると「低速充電中」と画面に表示されます。
AQUOSの公式サイトでは以下の対処法の記載がありました。
- 電池残量が多い
- 端末が高温になっている
- 急速充電に対応していないACアダプタを使って充電している
- 充電ケーブルの最大出力数が足りていない、または劣化している
- USB変換器を使用している
- パソコンや車のUSBポートを使用して充電している
AQUOSの機種で低速充電から切り替わらないと困っている方の多くは、急速充電器をPD対応のものではないものを使っているケースが散見されました。
PDとは、Power Delivery(パワーデリバリー)の略です。
USB Type-CのケーブルすべてがPD対応のものではありませんので、対応している充電器を使用しているかチェックしましょう。
低速充電の解除に関するまとめ


本記事ではスマートフォンの低速充電を解除する方法について解説させていただきました。
1.まずはスマホ本体の設定を確認する
- iPhone:バッテリー充電の最適化・充電の上限・低電力モードをオフ
- Android:機種ごとのバッテリーケア・いたわり充電・バッテリーセーバーをオフ
2.設定を変えても解除されない場合は以下を試す
- PD対応の充電アダプター・ケーブルに交換する
- ながら充電をやめ、スマホへの負荷を減らす
- コンセントから直接充電する
- スマホを再起動する
- 充電ポートの汚れを確認・清掃する
すべての対処法を試しても低速充電が解除されない場合は、スマホ本体の充電ポートの故障や内部の不具合が考えられます。その場合は、ご契約のキャリアショップや修理専門店に相談することをおすすめします。




















