うちの子、最近スマホばっかり見てて…
楽しくスマホ依存を脱却できるアプリはある?
本記事では、スマホばっかり触っちゃってお子様が心配な親御さま向けに子供でも楽しくスマホ依存を克服できる方法や最新のおすすめアプリを紹介します。
ゲームアプリをやるのが好きなお子さまには、ゲーム性の高いスマホ依存対策アプリも紹介しています!
- Focus To-Do(フォーカストゥドゥ)
- コドマモ
- Blockin(ブロッキン)
- Forest(フォレスト)
- スマホをやめれば魚が育つ
なぜ、スマホ依存が心配なの?
スマホは便利なものではありますが、使いすぎると、集中力の低下や睡眠不足、人間関係のトラブルなど、様々な問題を引き起こす可能性があります。
特に、成長期の子どもたちは、スマホの使いすぎに注意が必要です。
なぜ日本の子供たちはスマホに夢中になってしまうかというと、ゲームやSNSの面白さ、友だちとやり取りできる連絡ツールが新しいものでコミュニケーションを取るのが楽しい、欲しい情報が無限に入ってくるなど子供たちを夢中にさせてしまうコンテンツが豊富なのが大きな要因です。
それもそのはず、ゲームやSNSを作っている世界中の開発者はいかに興味のあるコンテンツを表示させるか、長い間利用してもらうか依存してもらうかというのを考えに考え込んだ技術の結晶だからです。
それは子供たちも中毒性が高くスマホに夢中になってしまいますよね、抗うことなんて出来ません。
ですので早い段階で親がコントロールしてあげないと、スマホ依存は子供たちにたくさんの悪影響をもたらすことになります。
スマホ依存が子供にもたらす影響
スマホ依存が子供たちにもたらす影響は主に以下の5つです。
- 学力低下
- スマホに夢中になると勉強する時間が短くなることで、勉強がおろそかになってしまう
- 睡眠不足
- 夜遅くまでスマホを見てしまい、十分な睡眠時間が確保できず睡眠不足につながる
- コミュニケーション能力の低下
- 対面でのコミュニケーションが減り、スマホ上だけのやり取りメインになると人間関係をうまく築くことが出来なくなる
- 視力低下
- スマホの小さな画面を注視することで、視力が低下してしまう
- 精神的な問題
- スマホ依存症やうつ病、不安障害などのリスクが高まる
すでに気になる症状が出ている方は要チェックです。
スマホ依存症の症状が出始めている可能性がありますので、スマホ依存対策アプリを使って治していきましょう!
スマホ依存対策アプリってなに?
スマホ依存対策アプリは、スマホの使用時間を制限したり、特定のアプリの使用をブロックしたりすることで、スマホの使いすぎを防ぐためのアプリです。
ゲーム感覚で使えるものや、家族で一緒に使えるものなど、様々な種類があります。
ポモドーロテクニックを取り入れたアプリも非常に人気です。
ポモドーロテクニックとは?
25分間集中して作業を行い、5分間休憩するというサイクルを繰り返す時間管理方法のことです。
この手法を子供のスマホ利用に当てはめることで、子供の集中力を高めスマホの使い過ぎを防ぐことにつながります。
スマホ依存対策アプリ
Focus To-Do(フォーカストゥドゥ)
Focus To-Do(フォーカストゥドゥ)は、ポモドーロテクニックを使ったタスク管理アプリです。
基本的な機能としてはポモドーロタイマー、タスク管理、簡単な統計機能などを利用できます。
開始ボタンをタップするだけでタイマーが動くので操作も簡単です。
有料版になると、バックアップ機能やデバイス間の同期、広告をなしにするなどより高度な機能が利用でき一括管理できるので仕事の効率化につながります。
iPhone、Androidどちらも使えるアプリで、appstore、Google Playどちらもレビューでは星4.5以上を獲得している高評価アプリです。
無料版で十分だと思いますが、仕事のタスク管理など本格的にこのアプリで行いたい方は有料版を検討してみても良いでしょう。
- 集中力が続かない人
- タスク管理・スケジュール管理が苦手な人
- 時間を有効活用したい人
コドマモ
コドマモは、スマホ依存から子供を守るために「アプリ使いすぎストップ」機能が搭載されています。
「動画は1日2時間まで」「スマホを利用できるのは夜の9時まで」などルールを簡単に設定してお子様のスマホに時間制限をかけることが出来ます。
また月額790円(税込)の有料プランに入ると、「勝手な課金のブロック」機能や「LINE VOOMのブロック」機能を使うことができるので、よりスマホ依存対策アプリとして役に立つでしょう。
※iPhoneのお子様へは2025年中に対応予定
有料アプリを勝手に追加で購入し、高額な請求がくるトラブルを防止することもできます。
コドマモは、警察と大学が共同に開発したアプリでAIで子供を守ることに特化したアプリです。
警察と大学が共同で開発しているので、安全・安心感がありますね。
GPS機能を使って位置情報の確認や、性的な自撮りブロック機能も無料版で搭載しているので小さなお子様のプライバシーを守る対策にもなります。
公式サイトのチャットサポートから困ったことがあれば質問することも可能です。
子供の課金制限に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
Blockin(ブロッキン)
Blockin(ブロッキン)とは、スマホの利用時間を計測し、スマホの利用を細かく時間制限することが可能です。
思っている以上にスマホを使用している時間が長くてびっくりする方もいらっしゃると思います。
主な機能はカスタマイズできる3種類のブロック設定が使えること。
- タイマーブロック
- たとえば1日の利用時間を2時間と設定した場合、利用時間が2時間を超えると自動ブロック
- 時間帯ブロック
- たとえばブロックする時間帯を「22:00‐24:00」と設定した場合、この時間を自動ブロック
- クイックブロック
- たとえば「ブロック時間30分、休憩5分」と設定した場合、今から30分すべてのアプリを制限する
有料版はよりブロックが細かくでき、完全に解除できないロックもかけるモードにすることが可能です。
ゲーム性を取り入れた対策アプリ2選
「スマホを触らないことにかなりストレスを感じる」「ゲームアプリが好き」という方向けに、ゲーム性のあるアプリを紹介します。
ゲーム性のあるアプリを使ってみて楽しいものから始めてみると、お子様も楽しみながらスマホ依存対策できるかもしれません。
Forest(フォレスト)
Forest(フォレスト)は、 木を植えながら集中力を高めるアプリです。
スマホを触らない時間、木が成長し、森を作っていく様子を見ることができます。
スマホを見てしまうと木が枯れてしまいますので、枯らさないよう集中して作業を進めることができます。
木のバリエーションも豊富で、ゲーム感覚で楽しく続けられるので子どもにも人気のアプリです。
無料版でも必要最低限のことはできるので、課金をしなくても十分使える!
課金しないと納得できる機能が使えないこともアプリによっては多いですが、このアプリは無料版で十分使えます。
集中した時間や植えた木は、データ表をして一覧で見ることも可能で、友達や家族に結果を共有する機能もついています。
iosの通知機能を利用すればアプリをあまり起動していない時「今すぐForestに戻りましょう!」といった通知が出るのも便利な機能です。
スマホをやめれば魚が育つ
スマホをやめれば魚が育つアプリは、Forest(フォレスト)アプリ同様集中力を高めるアプリです。
スマホを触らない時間帯を設定すると、水槽の中にいる魚が泳いでアイテムを集めて育つので楽しくゲーム感覚でスマホを触らない時間を作れます。
魚の種類も豊富で、コレクションの要素もあるのでゲームが好きな方、モノを収集するのが好きな方におすすめです。
魚だけではなく、ペンギンなど異なる海の仲間たちも一緒に育てることができます。
集中タイムを記録する機能があるので履歴をグラフで確認し、日々継続するモチベーションにもつながります。
制限中は指定したアプリ以外は使えなくなるので、気合いをいれて勉強したい受験生にもおすすめできるアプリです。
※制限中も一部のアプリは使用できます
他にできる対策は?【アプリ以外】
もちろんアプリを削除してしまう方法が最も効果的ではありますが、現実的ではないですし正しい時間で使えばSNSやYouTubeなども有益なものに今後もなっていくでしょう。
自分の力でコントロール出来ない欲求をコントロールすることはほぼ不可能だと言われています。
ではこういう場合はどうするべきかというと、『スマホを触れないようにする』のが最適な方法です。
どんな方法があるのか、筆者が実際取り組んでみて効果的だった方法を紹介していきますので是非参考にしてみてください。
家族で一緒に過ごす時間を増やす
食事の時間を家族みんなで過ごしたり、一緒にゲームをしたりするなど、スマホを使わない時間を増やしてみましょう。
- 土曜日は家族みんなで外食の日にする
- 水曜日の夜は、みんなで体を動かすゲームをやろう
- 日曜日はみんなで同じ本や漫画をみて感想を言い合う日ね
など、よくスマホを見ている時間を把握し、曜日や時間帯ごとに予定を入れてってしまうのも一つの手です。
子供の頃に習い事をしていた方はわかるかと思いますが、曜日によって習い事がぎっしり入っていると自宅に帰宅後もテレビを見る時間やスマホを見ている時間なんてほとんどなかったと思います。
賛否あると思いますが筆者は、子供とのお風呂の時間を比較的長めに設定しています。
お風呂で今日何があったのかおしゃべりの時間を多くとることでコミュニケーションもとることが出来ますし、寝る前にYouTubeやタブレットを見る時間なんてないと思わせることもできるのでおすすめです。
スマホを使わない時間を決める
「夕食後はスマホ禁止」など、家族でルールを決めてみましょう。
全面禁止にしてしまうと、子供は反動で「親に隠れてスマホを見る」という悪い経験を覚えてしまいます。
全面禁止にするのではなく、「ある程度のルールを決めて制限する」と良いでしょう。
例えば、「宿題が終わったらそれ以降はスマホでゲームを15分していいよ」でもいいですし、ポイント制にして、「宿題を時間内に全問正解したら1ポイント獲得! 1ポイントで30分、ゲームしていいよ!」というように子供のやる気を引き立たせ、付き合い方を工夫してみましょう。
筆者の家庭は、学校から帰宅後に明日の学校の準備→夕飯食べる→宿題→お風呂→ドライヤー→歯磨きまで終わったら寝るまでは自分の自由時間と設定しているので、てきぱき行動するようになりました。
他にも家族がいるので基本テレビはついてますが、テレビをみて夕飯が食べるのが遅かったりすると「自由時間なくなるよ」だけ一言伝えれば「そうだった!」と思い出してくれます。
怒ることも減ったので、我が家には効果的な方法だったと感じています。
デジタルデトックス体験をする
週末など、家族みんなでスマホを使わない時間を作りましょう。
子供にはスマホを見る時間を制限しているにも関わらず、親はスマホを見ていることありませんか?
その状況では子供に説得力はありません。
家族全員スマホを使わないでも楽しいね、という環境に改善していく必要があります。
旅行やキャンプ、家族で楽しめるスポーツ、散歩、アナログゲームなど、リフレッシュできる楽しみを探しdetox(デトックス)体験をしてみましょう。
外出するのが苦手な親子は、幼児・小学生でも取り組める子供向けのコンテスト・コンクールへの応募がおすすめです。
未来にあったらいいな、こんな公園あったらいいなと思うものをイラストで描いて応募するものや、作文コンクール、ゲームコンクールなど幅広いジャンルで開催されています。
作品を作っている間は集中して良いものを作りたいという目的で取り組むので、スマホのことなど忘れさせることが出来ますし、入賞できてもできなくても子供にとって良い経験になること間違いなしです。
標準搭載している機能を使う方法
iPhoneやAndroidには、appstoreやGoogle Playから専用アプリをインストールしなくても標準機能でアプリやネットの使用時間を細かく決められる機能が搭載されています。
iPhoneの場合
- 設定を開いてスクリーンタイムをタップ
- アプリとWebサイトのアクティビティをタップ
各機能(休止時間、アプリ使用時間の制限)をどれくらい使用してよいか制限をかけることができます。
Androidの場合
- 設定を開いてデジタルウェルビーイングとペアレンタルコントロール設定をタップ
- アプリタイマーをタップ
こちらで、アプリごとの時間設定が可能です。
デメリットとしては、今日は制限を無視するなど制限時間が過ぎて通知が入ってもロックを解除できてしまうことです。
意思が強い人にとっては通知をしてくれるので「よし!今日は2時間SNS見て制限きたからもうやめよう。」とスマホを使うことをやめられますが、強制的に使えなくする機能ではありませんので自分に甘い人にはおすすめできません。
スマホ依存に関するよくある質問
1日何時間スマホを見ていたらスマホ依存症?
1日5時間以上スマホを見ていたら、スマホ依存症の可能性が高いです。
自分の自由な時間をすべてスマホを見ていたら、それはもうスマホ依存症と言えます。
あとはトイレやお風呂にもスマホをもっていかないと落ち着かないという方も要注意です。
中高生がよく使うSNSはなに?
- 1位:LINE
- 2位:YouTube
- 3位:Instagram
- 4位:Twitter
- 5位:TikTok
中高生にお子様がいる親御さまは、この人気のSNSアプリをどれくらい使用しているかチェックすると良いでしょう。
スマホ依存対策|まとめ
スマホ依存対策は、アプリだけでなく、家族の協力が大切です。
完全にスマホを使えなくするということは、お子様にストレスを与えてしまい親子関係に支障をきたす恐れもあります。
大切なのは、スマホと上手に付き合うことです。
子供の成長に合わせて、アプリの設定もこまめに見直していきましょう。
- 子どもの年齢や性格に合うアプリを選ぶ
小さなお子さんには、ゲーム感覚で楽しめるアプリがおすすめ
ポモドーロテクニックを取り入れたアプリは勉強に集中できる - 家族で話し合い、ルールを決める
スマホの使用時間のルールを決めたり、家族で一緒にいる時間を増やすことも大切
依存症にも多くの種類があり、代表的なのは「ネット依存症」「ゲーム依存症」と呼ばれる依存症です。
病院に行って治療するほど悪化してしまう前に、まずは対策アプリから始めてみましょう!
Androidの方は、下記のファミリーリンクもおすすめです