周りの人は普通にスマホを使っているのに、自分だけ電波が悪い…。
そんな経験はありませんか?
使っているキャリアの通信回線に問題がある場合もありますが、使っているスマホ側に問題があるケースもあります。
そこで今回は、その場で試せる電波の状態の確認方法や対処法について解説させていただきます!
自分だけ電波が悪くなる原因
使っているキャリアで通信障害が起こっている
使っているキャリアで通信障害が起こっている場合、電波が繋がらなくなったり、圏外になったり、電波が悪くなってしまいます。
電波が悪くなっている状況では確認しづらいかも知れませんが、利用しているキャリアの「通信障害のお知らせ」を確認してみましょう!
- ドコモ「通信状況のお知らせ」
- au「通信障害等に関するお知らせ」
- ソフトバンク「障害情報」
電波が届きづらい場所にいる
電波の性質上、地下鉄やトンネルなどは電波が届きづらく、通信速度が安定しない場合があります。
一度電波のよさそうな場所(地上や、周りに建物がない場所)に移動してみて、電波が改善するか試してみましょう!
使っているキャリア回線が混雑している
例え電波がいい場所にいても、周りにスマホを使っている人が沢山いる場合は、電波が悪くなってしまう可能性があります。
例えば渋谷や新宿などの都心部、通勤ラッシュ時、祭りやライブなどのイベント時は特に電波が悪くなる傾向にあります。
通信速度制限にかかっている
通信速度制限にかかってしまうと、通常の通信速度に比べ、かなり低速での通信しか行えなくなります。
何の通知もなく突然通信速度制限にかかってしまうので「電波が悪くなった!」と感じてしまう方が多いです。
契約しているキャリアのマイページを確認して、通信速度制限にかかっていないか?確認してみましょう。
一時的にフリーWi-Fiに繋がっている
スマホのWi-Fi設定をオンにしていると、付近のWi-Fiに自動的に接続してしまいます。
その結果、利用開始設定が必要なWi-Fiや、パスワード入力が必要なフリーWi-Fiに接続してしまい「電波が悪くなった!」と勘違いしてしまう場合があります。
この場合はスマホのWi-Fiを「オフ」にすると電波が良くなる場合があるので、試してみましょう。
スマホ側の設定の問題
スマホ側のモバイルデータ通信がオフになっていたり、機内モードがオンになっていると電波が悪くなるどころか、電波が繋がらなくなってしまいます。
モバイルデータ通信や機内モードの設定は設定画面を開かず、スマホのコントロールセンターから簡単にできてしまうので、知らないうちに電波が繋がらない設定になっているかもしれません。
一度スマホの設定を確認してみましょう。
スマホの一時的な不具合
スマホの電源を入れっぱなしにしていると要らないデータ(一時ファイル・キャッシュファイル)がたまっていきます。
この要らないデータがたまっていくと、スマホの動作が重くなってしまったり、スマホの動作に不具合が発生してしまう場合があるんです。
この不具合の中には「電波が繋がらなくなる」といった不具合も含まれます。
スマホの電源を切ることでこれらのデータを削除することができますので、スマホの電源を切って、再度電源を入れてみましょう。
【Android】乗り換え後のキャリアのbandに対応していない
Androidを使っていて、機種をそのまま他社に乗り換えした際は注意が必要です。
この問題は2022年に各キャリア、他キャリアのband対応のスマホが発売されたころから解消されつつある問題ですが、2022年に発売されたスマホは依然としてband問題があるようです。
携帯は同じ電波を使っているようで、いくつかの電波を使い分けています。
電波を使い分けることによって屋内でも繋がりやすくなったり、電波のいい所では高速通信が行えるというわけです。
屋内では障害物に強い「プラチナバンド」の電波に繋がっている場合が多いですが、キャリアによって「プラチナバンド」の周波数帯が少し異なります。
各社が取り扱っている周波数帯は以下の通りです。
プラチナバンドは主に700MHz帯~900MHz帯までです。
700MHz帯 | 800MHz帯 | 900MHz帯 | 1.5GHz帯 | 1.7GHz帯 | 2.0GHz帯 | 3.5GHz帯 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
28 | バンド バンド 18/26 | 19/26 | バンド8 | バンドバンド 11 | バンド 21 | 3 | バンド1 | バンド42 | バンド|
ドコモ | |||||||||
KDDI | |||||||||
ソフトバンク ※ワイモバイル含む | |||||||||
楽天モバイル |
例えば、2020年に発売されたドコモの「Galaxy S20 5G」を使っている方が、もしauの電波を使っている「UQモバイル」に乗り換えたとしましょう。
この場合、KDDIのプラチナバンド800MHz帯のバンド18/26は使えません。
結果的に「家族全員で乗り換えたのに、自分だけ電波が悪い」といったことが起きる可能性があります。
自分だけ電波が悪い時の対処法
自分だけ電波が悪い時に試していただきたい対処法を順番に解説していきます。
解説する順番で試していただくと、効率よくチェックできるので順番通りに試していただくことをおすすめします。
Wi-Fiをオフにする
まずはフリーWi-Fiに接続されてしまっている可能性があるので、スマホのWi-Fi設定をオフにしましょう!
Wi-Fiをオフにする方法は以下の通りです。
iPhoneの場合
Androidの場合
※機種によっては「Wi-Fiマーク(扇型のマーク)」が表示されている場合があります。
モバイルデータ通信・機内モードの設定をチェック
続いてモバイルデータ通信・機内モードの設定を確認しましょう。
- モバイルデータ通信は「オン」
- 機内モードは「オフ」
になっていればOKです。
iPhoneの場合
Androidの場合
※機種によって表示の仕方が異なる場合があります。
スマホを再起動する
機内モードのオン/オフを試してみても繋がらない場合は、スマホ本体側が一時的な不具合を起こしている可能性が高いです。
そのためスマホ側の処理を一時的にリセットするために、スマホ本体を再起動してみましょう。
iPhoneの場合
以上で完了です。
Androidの場合
※機種によって操作が違う場合があります。
再起動をタップすると、自動でAndroidの電源がオフになり、その後電源がオンになります。
スマホの電源を切り、SIMカードの抜き差しを行う
ここまで紹介した方法全て試しても電波が悪い!という場合は、③で紹介した方法でスマホの電源を切り、SIMカードの抜き差しを試してみましょう!
スマホを落とした衝撃でSIMカードがズレてしまっていたり、ホコリが入っている可能性があります。
SIMカードは本体の側面や上部に搭載されている可能性が高いです。
小さい穴が開いていて、下記画像のようなSIMピンを差し込むと、SIMカードが出てきます。
この際にSIMカードを落とさないように気を付けましょう。
対処法を試しても電波が良くならない場合は?
ここまで紹介した対処法を全て試しても電波が改善しない場合は、SIMカードやスマホ本体に問題がある可能性が高いです。
契約しているキャリアショップに行くとSIMカードの交換をしてくれますので、一度キャリアショップに行ってみましょう。
この際、手数料はかからず無料でSIMカードを交換してくれます。
また、SIMカードの交換で電波が良くならなかった場合は、スマホ本体の修理や交換、機種変更などを提案されると思います。
スタッフの方と相談して、今後の対応を決めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は自分のスマホだけ電波が悪い原因と対処法について解説させていただきました。
では、本記事のまとめです。
- 使っているキャリアで通信障害が起こっている
- 地下鉄など電波が届きづらい場所にいる
- 使っているキャリア回線が混雑している
- 契約データを使い切ってしまい通信速度制限にかかっている
- 一時的にフリーWi-Fiに繋がっている
- スマホの機内モードがオン / モバイルデータ通信がオフになっている
- スマホの一時的な不具合
- Wi-Fiをオフにする
- モバイルデータ通信・機内モードの設定をチェック
- スマホを再起動する
- スマホの電源を切り、SIMカードの抜き差しを行う
対処法を試しても電波が良くならない場合は、契約している携帯ショップに行ってSIMカードを交換してみる
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