ですが最近はドコモは都市部で繋がりづらい「パケ詰まり」が起こったり、通信障害が起こってしまったりとマイナスなイメージが結構ありますよね!

私もスマホを使っていて検索結果がなかなか表示されなかったり、動画の読み込みが遅いとストレスを感じてしまうことが結構あります。
せっかくスマホを使うなら、電波がいいキャリアを使いたいですよね!
そこで今回は以下の内容について解説させていただきます。
- 電波の良さは何で決まるのか?
- ドコモ・au・ソフトバンクで一番電波がいいのは?
- 自分が利用する場所で電波がいいキャリアを選ぶ方法
電波の良さは何で決まる?
まず電波の良さは何で決まるのか?解説していきたいと思います。
電波の良さを決める4つの項目
- 基地局数
- 人口カバー率
- 対応バンド
- 通信速度
基地局数


スマートフォンは各キャリアの基地局から電波を受信して電波のやり取りをしています。
スマホの発信ボタンを押すと、すぐ相手に繋がるので、スマホ同士が直接繋がっていると思っている人もいると思いますが、実はそうではありません。
スマホで通話やネットをする際は
以下のような流れになっています
- 自分のスマホから発した電波を近くの基地局がキャッチする
- 交換局などに信号として伝わり、相手の近くにある基地局に届けられる
- 届いた基地局から相手のスマホに電波が送られる



このように電波が繋がるので、基地局数が多く、近くにあればあるほど、電波は繋がりやすくなります。
人口カバー率
2つ目は人口カバー率です。
総務省は以下のように人口カバー率を定義しています。
人口カバー率とは
「全国を約500m四方のメッシュに区切り、メッシュの過半をカバーした際に、当該メッシュの人口を全人口で除したもの」
例えば500m四方のメッシュ内であっても繋がる場所と繋がらない場所が存在しますが、メッシュ内の過半数が繋がる場合は、そのエリアは100%とみなすことにしています。



人口カバー率が100%に近ければ近いほど、電波が日本全国どこでも繋がりやすいと言えますね。
ですが「メッシュ内の過半数が繋がる場合は100%とみなす」というルールのせいで、人口カバー率が100%でも一部圏外になってしまうエリアも存在します。
人口カバー率は4G・5Gごとに異なります。
そのため5Gで利用したい場合は5Gの人口カバー率や通信エリアを確認するようにしましょう。
通信速度
3つ目は通信速度です。
- 通信速度が速ければ速いほど、インターネットのページ読み込みや、動画の読み込みがスムーズに行えます。
- 通信速度には「上り」と「下り」があり、それぞれ通信速度が異なります。
- 通信速度は、通信速度の口コミサイト「みんそく」で確認することができます。
対応バンド
4つ目は対応バンドです。
バンドとは?
「電波の周波数帯」のことを表します。スマホなどの通信機器は、インターネット接続するために電波を使いますが、周波数帯はその電波が通る道のようなもののイメージです。
対応バンドとは?
同じバンド(周波数帯)を使用する人が多くなると、電波が混雑し、インターネットが遅くなるため、総務省がキャリアごとにバンドを割り当てています。このキャリアが使用できるバンドが、「対応バンド」です。
対応バンドの種類によって「遠くまで電波が届く」「高速通信が可能」「障害物に強い」など、特徴が異なります。



よって携帯会社の繋がりやすさを知る場合、対応バンドもチェックする必要があるでしょう。
ただ、現状ドコモ・au・ソフトバンクは、4Gではプラチナバンドを持っており、5Gの対応バンドも大きな違いはないので、他の3つの項目よりも気にする必要はないかもしれません。
ドコモ・au・ソフトバンクの電波を比較
では実際にドコモ・au・ソフトバンクの電波を比較してみましょう!
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
基地局数 4G | 259,584 | 190,469 | 176,041 |
基地局数 5G | 7,135 | 5,935 | 6,580 |
人口カバー率 4G | 99.9% | 99.9% | 99.9% |
人口カバー率 5G | 非公開 (2024年3月までに 90%以上) | 非公開 (2021年の時点で 2022年3月に90%以上) | 90%以上 |
ダウンロード速度 | 120.45Mbps | 74.72Mbps | 92.4Mbps |
アップロード速度 | 12.21Mbps | 14.06Mbps | 17.24Mbps |
参考:令和3年度携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の評価結果の概要|令和4年5月 総合通信基盤局 電波部 移動通信課
こちらの表を見ると分かる通り、
基地局数はドコモが1位です。
ドコモは昔から山や田舎・離島に強いキャリアとして有名でした。その理由がこの圧倒的な基地局数です。
人口カバー率はどのキャリアも99.9%(4Gの場合)ですが、ドコモは基地局が多いので、他のキャリアよりも山や田舎・離島でも繋がりやすいです。
ただし、全体的にドコモが繋がりやすいといっただけであって、地域によってはauやソフトバンクの方が基地局の兼ね合いで繋がりやすいこともあります。
お住まいのエリアはどのキャリアが繋がりやすいのか知りたい場合は、事前にドコモ・au・ソフトバンクに問い合わせるなどして、確認しておくとよいでしょう。
人口カバー率は4Gの場合、どのキャリアも99.9%で違いがありません。
5Gの場合はソフトバンクが90%以上、ドコモ・auは非公開となっています。
ドコモは2024年3月までに90%以上、auは2021年の時点で2022年3月に90%以上を目指すという計画を発表しています。ただ、未だ数字が非公開ということは90%は超えていないということが予想されます。



5Gの電波を利用したいという人はソフトバンクが対応エリアも広くおすすめです!
対応バンドは表には記載していないのですが、4Gに関しては利用できるバンド数、プラチナバンド対応数ともに3社とも同じ結果になります。
5Gに関してはこちらの画像をご覧ください
(出典)総務省:令和4年度携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要を元に作成
- 低周波数帯だと通信速度はそこまで速くない(4Gよりはもちろん高速)ですが、電波が届く範囲が高周波数よりも広いです。
- 逆に高周波数帯は通信速度が速い代わりに、電波の届く範囲が狭いです。そのため多くの基地局が必要となります。
5Gに関しては現在ソフトバンクが1歩リードしていますが、今後ドコモが持っている基地局が徐々に5Gに対応していくことを考えると、最終的にはドコモに軍配が上がりそうですね。
電波がいいキャリアを選ぶ方法
ここからは電波がいいキャリアを選ぶ方法を解説していきます。
私が住んでいる場所や引っ越し先で繋がりやすいキャリアを探す時に使っている方法ですので、ぜひ参考にしていただければと思います。
まずはサービスエリアを確認!
まずは自分が利用するエリアがサービスエリアに入っていないと繋がらないので、各キャリアのサービスエリアを確認しましょう!
各キャリアのサービスエリアはこちらから
みんそくで場所を絞って通信速度を検索!
続いては「みんなのネット回線速度」を使って、実際の利用者の通信速度を調べます。
投稿されている通信速度は必ずしも実効速度を保証するものではありません。
通信環境により結果が異なる場合がありますので、参考としてご活用いただけますと幸いです。








これで利用する場所が電波に繋がるか?だったり、詳しい通信速度を確認することが可能です!
少し手間にはなりますが、契約してから「繋がらない!」「通信速度が遅い!」ということを出来る限り少なくできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はドコモ・au・ソフトバンクの電波について比較させていただきました。



では本記事のまとめです!
電波の良さを決める4つの項目
- 基地局数
- 人口カバー率
- 対応バンド
- 通信速度
- 4Gネットワークは3キャリアとも人口カバー率99.9%
- ドコモは基地局数が多く、山や田舎・離島に強い。通信速度の平均値も一番高い
- ソフトバンクは2022年3月時点で5Gネットワークの人口カバー率90%を突破している
- 自分が利用する場所で電波がいいキャリアを選ぶためには「みんそく」を使うと、実際に使っている人の通信速度などが分かる
今後もスマホに関する情報を発信して参りますので、よろしくお願いいたします。





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