昨今、コロナの影響もあり、オンラインでプラン変更などの手続きをする方が増えていると思います。
プラン変更をする際に出てくる注意点も多く「割引がなくなる可能性があります」というメッセージが出ると不安になってしまい、なかなか先に進めない方も多いのではないでしょうか。
今回は筆者が行った手続きを例に、auのプランを変更するだけで、損することなく料金を下げるやり方を解説していきます!
最新の料金プランを確認する
まずは現在申込できる料金プランを確認していきます。
auの料金プランは、大きく「ピタットプラン」と「使い放題MAX」の2つに分かれています。
どちらも「データ通信をどれくらい使うか」で料金が変わるという特徴があります。それぞれのプランに、4G回線用プランと5G回線用プランがありますが、どちらも料金は同じです。
各プランの毎月の料金は、以下の通りです。自分がプランを変更したら今よりも安くなるのか確認してみてください。
ピタットプラン 5G/4G LTE
データ通信量 | 毎月の料金 | 割引後の料金/月 |
---|---|---|
~1GB | 3,465円 | 2,178円 |
1~4GB | 5,115円 | 3,278円 |
4~7GB | 6,765円 | 4,928円 |
- 普段は家や職場のWi-Fiを使ってデータ通信をする
- データ通信自体をあまりしない
という方におすすめのプランです。
使い放題MAX 5G/4G
データ通信量 | 毎月の料金 | 割引後の料金/月 |
---|---|---|
~3GB | 5,588円 | 3,278円 |
3GB超 | 7,238円 | 4,928円 |
- 毎月7GB以上のデータ通信をする
- NetflixやAmazonプライムなどのサービスを使っている
- 家族でauを使っている方が多い
という方におすすめのプランです。
使えるデータ通信量の制限が無く、どれだけデータ通信をしても定額で7,238円(税込)というのが特徴です。実際に使ったデータ通信量が3GB未満の月は、基本料金から-1,650円(税込)割引されます。
毎月のデータ通信量が常に3GB未満なのであれば、使い放題MAXプランよりもピタットプランの方が適切ですが、普段はデータ通信を多く使うけれど、3GB未満の月がたまにあるという方は損なく利用することができます。
NetflixやAmazonプライムなどの動画視聴サービスとのセットプランなど、auのプランについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい!
どのプランに加入するべきかは、今現在「データ通信をどれくらい使っているのか」が基準になります。
では、実際に自分が使っているデータ量、今の契約内容などを確認する方法を見ていきましょう。
My auで現在の利用状況を確認する
データ量や契約内容は「My au」から確認するのがおすすめです。
まずはスマホに「My au」のアプリが入っているかどうか確認してみてください。auで購入したAndroidであれば最初から入っていますが、iPhoneやau以外で買ったAndroidの場合は自分でアプリを入れる必要があります。
もしパソコンで確認する場合や、何らかの要因でアプリが入れられなかった場合は、Web版のMy auを利用しましょう。
アプリ版での確認方法
まずはアプリのインストール方法から解説していきます。
これでアプリが使えるようになりました。アプリを起動した後の流れは以下です。(画像はiPhone12で操作した場合です。)
au PAYアプリご利用中の方はau IDを入力せず「ログイン」
au IDやパスワード分からない場合
①「au IDを新規登録する」
②「au IDの登録・パスワード再設定」
電話番号と暗証番号(auを契約した時に決めた4桁の番号)を入力してIDの確認・パスワードの再設定が可能です。
この画面で「過去6か月のデータ利用量」と「契約中のプラン」がまとめて確認できます。
続いて「毎月の請求内訳」を見ていきましょう。
請求の内訳が表示されます。画面内の内訳について、具体的に解説していきます。
プラン料金
「プラン料金」の項目は、使い放題MAXなどのデータ通信プランの基本料金と、通話オプションに払っている料金の合計額を指します。通話オプションは一定時間の通話が無料になるオプションで、「通話定額2」「通話定額ライト2」または「通話オプションなし」のいずれかから選択が可能です。
それぞれの料金は下記の通りです。
オプション名 | 料金 | 内容 |
---|---|---|
通話定額2 (旧通話定額) | 1,980円/月 | 何時間でも 国内通話が無料 |
通話定額ライト2 (旧通話定額ライト) | 880円/月 | 1回5分までの 国内通話が無料 (5分以降は22円/30秒) |
なし | – | 22円/30秒 |
通話料
「通話料」の項目は、通話オプションの無料通話の範囲を超えた通話料22円/30秒と、SMS(ショートメール)の送信料の合計額を指します。SMSは、1通ごとに料金が発生し、3.3円(70文字)~文字数に応じて金額が変動します。
auかんたん決済利用料
「auかんたん決済利用料」とは、毎月のスマホ料金とまとめて支払う契約で使っているサービスの料金です。例えば、NetflixやApple Musicなどのサブスクリプション、ゲームの課金やau Payへのチャージ料金などが考えられます。
金額の横の「>」をタップすると内訳が確認できます。
Web版の確認方法
こちらからサイトにアクセス→「au IDでログイン」→au IDとパスワードでログイン
au IDやパスワード分からない場合
①「au IDを新規登録する」
②「au IDの登録・パスワード再設定」
電話番号と暗証番号(auを契約した時に決めた4桁の番号)を入力してIDの確認・パスワードの再設定が可能です。
この画面で「契約中のプラン」と「当月のデータ通信量」が確認できます。Web版ではアプリ版と違い、過去6か月間のデータ使用量は確認できません。
続いて「毎月の請求内訳」を見ていきましょう。
Web版では以上の方法で「プラン利用料」や「割引額」などの内訳が確認できます。
ここまでの流れで
- 自分がどれくらいデータ通信を使っているのか
- どんなプランを契約しているのか
- 何にどのくらい料金を払っているのか
を把握することができます。
月々の料金を下げる3つの方法
それでは実際に月々の利用料金を下げる方法について解説していきます。
料金を最安値にするためには
- 基本プランの変更
- 不要なオプションの解約
- 各種割引の適用
の3つの方法があります。
プラン変更は先ほどご紹介した通り、自分のデータ通信料や通話の利用状況に合わせて適切なものに変更しましょう。では実際にプランを変更する時の手続き方法を見ていきます。
基本プランの変更
My auアプリの場合
Web版My auの場合
変更したいプラン・通話オプションを選び「翌月から適用する」→「同意して次に進む」
不要なサービスの解約
次に、不要なサービスやコンテンツの解約です。請求内訳を見たときに使っていないオプションに加入していた場合は、解約をしましょう。コンテンツ系サービスには
- auかんたん決済で支払っているサービス
- パス系サービスなどの有料コンテンツ
の2種類があり、それぞれ解約方法が異なります。
かんたん決済で払っているオプション
この画面で現在加入しているサービスを確認することができます。ここに記載されるサービスはauで提供されているものではなく、外部のサービスになり、サービス毎に解約方法が異なります。
この画像の例では「Hulu」に加入しており、「Hulu」の文字をタップすることで解約用ページにログインでき、そこからオプションの解約をすることができました。
ネットで上手く解約できない場合や詳細が分からない場合は、【お問い合わせ先電話番号】の欄に記載されている番号へ連絡をし、サービスの提供元に直接内容や解約方法を確認してみましょう。
パス系サービスなどの有料コンテンツ
引き止め用のページが出てくるので、下までスクロールし「退会の手続きを進める」「退会する」などのボタンをタップ
この画面で確認できるコンテンツは先ほどと違い、auのサービスになっています。どうしても内容がわからない・解約できないという場合は、auショップなどで操作を教えてもらうことも可能です。
各種割引を入れる
今回紹介するのはauの代表的な割引サービス
- auスマートバリュー
- 家族割プラス
- au PAYカードお支払い割
の3つです。
これらの割引は店頭の他にオンラインや電話で申し込む方法もありますが、対象プランなどの条件が非常に細かく手順も複雑です。店舗にも自分で申し込んだら上手くできていなかったという方がいらっしゃることがあるので、極力店頭での手続きをオススメします。
auスマートバリュー
auスマートバリューとは、ご自宅のインターネットが
- auひかり
- auのホームルーター(コンセントに差すだけでwi-fiが使える機械)
- その他提携している光回線事業者
の場合に、auの基本料金から最大で‐1,100円安くなる割引の名称です。
割引を受けるための条件は、以下の3つです。
割引を受ける3つの条件
- auのスマホを契約している方が住んでいる場所と、家のインターネットを使っている住所が同じ
- auの契約者が50歳以上の場合、家族証明ができれば別住所でもいい
- 家のインターネットは、電話サービスもセットで契約している
- 一部ケーブルテレビのみ「ネット+テレビ」「テレビ+電話」という契約でも可能も可能
- auのスマホが割引対象の料金プランになっている
この3つを満たしていればauスマートバリューを使うことができますが、注意しなければならないのはスマホの料金プランによって割引額が違うという点です。プラン毎の割引額は以下をご覧下さい。
プラン名 | 割引額 |
---|---|
使い放題MAX 5G/4G | -1,100円 |
ピタットプラン 5G/4G LTE (1GB以上利用時) | -550円 |
ピタットプラン 5G/4G LTE (1GB未満利用時) | 割引なし |
表のように、「ピタットプラン」では使ったデータ利用量で割引額が変化します。その他にも、新規受付が終了しているプランの中には割引額が低いものがありますので、注意しましょう。
auひかりのサービスや割引について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください!
家族割プラス
家族割プラスは、家族で契約している回線数に応じて割引が入るサービスです。家族割という名称ですが、自分一人の名義で複数台契約している場合でも、割引が入ります。割引額は以下の通りです。
利用人数 | 割引額 |
---|---|
1名 | ー |
2名 | -550円/月 |
3名 | -1,100円/月 |
少し難しいポイントとして、家族がauの古いプランや折り畳み携帯の場合、「〇台あると」のカウントには含まれますが、割引は対象外となります。もし全員が割引対象のプランであれば、全員に割引が入るためかなりおトクに使うことができます。
割引/カウント対象
受付中 | 使い放題MAX 5G プラン各種 使い放題MAX 4G プラン各種 ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN) |
割引対象外/カウント対象
割引は適用されませんが、家族の人数にはカウントされます。
auスマホ 5G | ピタットプラン 5G(s) スマホスタートプラン(フラット)5G |
auスマホ 4G LTE | ピタットプラン 4G LTE(s) スマホスタートプラン(フラット)4G |
auケータイ 4G LTE | VKプランS/M/E(N) ケータイシンプルプラン ケータイカケホプラン |
これ以外はカウントのみ対象ですが、古すぎるとカウント対象外の場合もあるので、注意してください。
au PAYカードお支払い割
au PAY カードお支払い割は、毎月の支払いをauのクレジットカードであるau PAY カード、もしくはau WALLETクレジットカードで支払うことで入る割引の名称です。
また、au PAY カードを新規で申し込む場合、公共料金の支払いなどもau PAY カードにまとると、1%のポイント還元も受けることができます。毎月他社のクレジットカードで支払いをしている方は、au PAYカードに変更した方がお得だと言えます。
対象プランと割引額は以下の通りです。
プラン名 | 割引額 |
---|---|
使い放題MAX 5G/4G各種 スマホスタートプラン(フラット) 4G/5G | -110円 |
ピタットプラン5G/4G LTE | -187円 |
もし家族の誰かがau PAY カードを持っていれば、全員の支払いをそのカードにまとめることで、家族全員が割引を受けられます。
各種割引やキャンペーンについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
プラン変更で注意すること
プラン変更の手続きを進めていると、注意事項や同意画面などが出てくると思います。きちんと読まずに進んでしまうことで、割引が消えたりなど損をしてしまうパターンがあるので、代表的な注意点をご紹介します。
元に戻せないプランがある
新規受付を終了しているプランの場合、別のプランに変更すると元には戻せません。1度プラン変更の申込を完了してしまうと、変更が適用される前であっても申込のキャンセルはできないので、注意が必要です。
月末2日間は損をする
オンラインでの手続きは、月末2日間の間にやってしまうと、翌月ではなく翌々月からの適用になってしまいます。受けられるはずの割引が1カ月受けられず、高い料金を払うことになってしまうので、月末は避けて早めに手続きをするようにしましょう。
終了する割引がある
プランによって適用できる割引が異なるため、プランを変更することで適用中の割引が終了し、逆に料金が高くなる場合があります。
適用が終了してまう割引の例が以下です。
- スマートバリューmine
- auスマホ割
- auスマホスタート割
- スマホ応援割
必ずMy auで現在適用中の割引の名称と割引額を確認し、変更後の金額とどちらが安くなるのかを確認しましょう。
2年契約の解除は更新月にする
ピタットプラン 4G LTE/5Gは、2年契約(2年以内に解約すると違約金がかかる代わりに、基本料金から割引をする契約)をしなくても、料金が187円(税込)しか変わりません。
そのため、プラン変更時に2年契約を無しで申し込む方も増えているのですが、もともと2年契約をしている方は注意が必要です。
2年契約をしているプランから、2年契約なしのピタットプラン 4G LTE/5Gに変更する場合、契約更新月でない場合は違約金がかかってしまいます。更新月でない場合、更新月まで待つか、2年契約ありのピタットプラン 4G LTE/5Gを申し込むようにしましょう。
※2022年3月31日をもってauの違約金(契約解除料)は撤廃されました。
現在「使い放題MAX 5G/4G テレビパック」を利用している
使い放題MAX 5G/4Gには、様々な動画視聴サービスとセットになった、オトクなプランがいくつかあります。そのうち「使い放題MAX 5G/4G テレビパック」を申し込んでいる方は、プラン変更をすると
- FODプレミアム
- TELASA
- paravi
の3つのサービスが、翌月に自動解約になります。この場合、各サービスの利用料金が翌月の1か月分発生します。余分に料金を払いたくない方は、Web版のMy auにログインして、テレビパックの項目を自分で退会する必要があります。
動画視聴サービスとセットになったプランについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい!
まとめ
今回はauの料金プランを変更し、料金を下げる方法や注意事項について解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。
プラン変更についてご不明な点は「auショップ」にお問い合わせ下さい。また、携帯電話についてのご相談は各キャリアショップや、フォンシェルジュ提携店舗のTOP1でもサポートをすることができますので、お気軽にご相談下さい!
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