データ量が余った!
そんな時でも、ワイモバイルのデータくりこし機能を使えば翌月にそのデータ容量を持ち越して使うことができます。
本記事ではワイモバイルのデータくりこし機能について解説していきます。是非参考にしてみてください。
※2024年7月2日時点の情報です。
データくりこしできる上限
データくりこしできる上限を解説する前に、まずはデータくりこしに対応しているワイモバイルの料金プランについて触れておきましょう。
2024年7月現在、ワイモバイルの料金プランでデータくりこしに対応しているものは以下の2つです。
(2021年2月18日〜2023年10月3日)
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
---|---|---|---|
基本料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
※料金は税込
(2023年10月3日〜)
シンプル 2S | シンプル 2M | シンプル 2L | |
---|---|---|---|
基本料金 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
※料金は税込
シンプルS/M/Lとシンプル 2S/M/Lのプラン内容、プラン名は似ているところもありますが、「データ容量を増やして、おうち割光セット(A)(ソフトバンク光などのインターネットサービスとのセット割引)の割引額を大きくしたものがシンプル 2S/M/Lである」ぐらいの理解で今回は大丈夫です。
なおシンプルS/M/Lは既に新規受付が終了しているので、一度シンプル2 S/M/Lにプラン変更すると再度シンプルS/M/Lに戻すことはできませんので注意しましょう。
データくりこしで翌月にくりこせるデータ容量は、シンプルS/M/L、シンプル 2S/M/L共に翌月に契約している料金プランのデータ容量まで。
「翌月に契約している」という表現が少し分かりにくいかもしれませんが、プラン変更をしない場合は特に難しく考える必要はないと思います。
例えば、シンプル 2Sを契約していて、翌月もシンプル 2Sのままである場合を考えてみましょう。
今回は分かりやすくするため当月の消費データ量を0としておきます。
当月 | 翌月 |
---|---|
プラン シンプル 2S | プラン シンプル 2S |
データ容量 4GB | データ容量 4GB |
消費データ量 0GB | くりこしデータ容量 4GB |
余ったデータ容量 4GB |
このケースでは
余ったデータ容量=くりこしデータ容量
となっていることがわかりますね?
プラン変更した場合
では、今度はシンプル 2Mを契約していて、翌月からはシンプル 2Sになるようプラン変更したとしましょう。
今回も分かりやすくするため当月の消費データ量を0としておきます。
当月 | 翌月 |
---|---|
プラン シンプル 2M | プラン シンプル 2S |
データ容量 20GB | データ容量 4GB |
消費データ量 0GB | くりこしデータ容量 4GB |
余ったデータ容量 20GB |
データくりこしできるデータ容量の上限は「翌月に契約している料金プランのデータ容量まで」というルール。
なので今回のケースでは
余ったデータ容量≠くりこしデータ容量
となり、余ったデータ容量の全てを翌月にくりこすことはできないことになります。
このように「データ容量の大きいプラン」から「データ容量の小さいプラン」へプラン変更、かつ余ったデータ容量がプラン変更後のデータ容量よりも多いと全てのデータ容量をくりこすことができません。
データくりこしのやり方、料金
データくりこしと言っても、特に何か手続きをしたり、設定をしたりといったことは必要ありません。
データ容量が余っていれば自動的にデータ容量はくりこされます。
またデータくりこし自体に別途料金がかかるようなこともありません。
データくりこしは翌月末まで
ワイモバイルのデータくりこしができるのは、翌月末までです。
翌月末を過ぎた場合は、くりこしされたデータ容量は消滅してしまいますので、注意しましょう。
データ容量が消費される順番
くりこしされたデータ容量は、その月に利用しないと消滅される。
そう考えると焦ってしまう方もいるかもしれません。ですがご安心ください。
くりこしされたデータ容量は、各プランで規定されたデータ容量に先立って消費されます。
そのため余程のことがない限りは「くりこしされたデータ容量を使いきれなかった」ということにはならないでしょう。
データ量の消費順
もっとも、くりこしされたデータ容量を使い切ることができないことが頻繁に起きているとしたら、それは契約しているプランがご自身に合っていないということに他なりません。
その場合は契約プランの見直しをしましょう。
データ増量された分→くりこしOK
ワイモバイルには月額550円(税込)でデータ容量を増量させることができる「データ増量オプション」があります。
(2021年2月18日〜2023年10月3日)
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
---|---|---|---|
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
データ増量 オプション | +2GB | +5GB | +5GB |
合計 | 5GB | 20GB | 30GB |
(2023年10月3日〜)
シンプル 2S | シンプル 2M | シンプル 2L | |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
データ増量 オプション | +2GB | +5GB | +5GB |
合計 | 6GB | 25GB | 35GB |
データ増量オプションで増量されたデータ容量分もデータくりこしの対象となります。
消費される順番は以下の通りです。
データ量の消費順
追加購入した分→くりこしNG
規定データ容量を超過すると通信速度の低速化が起こりますが、この低速化を解除することができるのがデータ容量の追加購入です。
0.5GBあたり550円(税込)でデータ容量を追加することができますが、この追加購入したデータ容量に関しては、翌月末までくりこすことはできません。
データシェアされた分→くりこしOK
ワイモバイルには「シェアプラン」といって1つの回線のデータ容量を他の回線に分け与えて利用できるオプションがあります。
スマホとタブレットの両方を使いたい場合、スマホ用、タブレット用に回線を契約して毎月料金を払うよりも料金を抑えられるので便利ですよね。
なおシェアできるデータ容量は各プランのデータ容量全てとなる、シェアされたデータ容量も翌月末までくりこしできるといった特徴を持ちます。
(2021年2月18日〜2023年10月3日)
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
---|---|---|---|
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
シェア可能 データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
プラン 基本料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
シェアプラン 基本料金 | 1,078円 | 539円 | 539円 |
合計料金 | 3,256円 | 3,817円 | 4,697円 |
※料金は税込
(2023年10月3日〜)
シンプル 2S | シンプル 2M | シンプル 2L | |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
シェア可能 データ容量 | 4GB | 20GB | 25GB |
プラン 基本料金 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
シェアプラン 基本料金 | 539円 | 539円 | 539円 |
合計料金 | 2,904円 | 4,554円 | 5,654円 |
※料金は税込
データ容量を分け合える、シェアされたデータ容量もくりこせるといった便利な特徴を持つシェアプランですが、以下のような注意点もあります。
シェアプランの注意点
機能について
- eSIM非対応
- 音声通話非対応(SMS対応)
データ容量くりこしについて
- シェア開始前月はくりこし不可
- シェアが解除になる最終月はくりこし不可
データ容量が分け合えるのはシェアプラン申込みの翌月からなのでシェアプラン申込み当月に関しては、子回線(データ容量を分け与えられた回線)のデータ容量をくりこすことはできません。
また、「データ容量をシェアできる」といっても他の格安SIM(IIJmioなど)のように、「音声通話対応の家族回線同士でデータ容量をシェアできる」というわけではないことにも注意しましょう。
データくりこしを活用して無駄なく使おう!
以上、今回はワイモバイルのデータくりこし機能について解説してきました。
余ったデータ容量は、基本的には余ったデータ容量全てを翌月末までくりこすことができます(データ容量の大きいプランからデータ容量の小さいプランに変更する場合は例外もあり)。
データ容量が余っている場合は、無理にその月に使うようなことはせず、翌月にくりこして利用しましょう。
データ容量をくりこしても、なおくりこされたデータ容量が余ってしまうケースが多いのであれば、プラン変更か他の通信会社への乗り換えなども検討してみましょう。