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【3/29開始】ソフトバンクとKDDI提供「副回線サービス」について解説|災害・通信障害時利用

副回線サービス
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現在、スマホが普及していますが、通信障害や災害などの影響で、万が一「通信」「通話」ができなくなってしまった場合、ご家族やご友人との連絡はどのように取ろうと考えていますか?

2022年7月におきたauの大規模通信障害(約3日間)が記憶に新しいのではないでしょうか。

実は、2021年10月にはドコモ(最大39時間)で、2018年年末にはソフトバンク(約4時間)でも通信障害が起き、ご家族やご友人・お仕事先などへの連絡手段が絶たれる事態が発生しています。

2023年3月27日、KDDI株式会社および沖縄セルラー電話株式会社(au)とソフトバンク株式会社は、このような通信障害や災害などの緊急時にそれぞれの回線を切り替えて利用できる「副回線サービス」を開始することを発表しました。

ここでは「副回線サービス」のサービス内容や申し込み方法・注意事項について解説します。

目次

「副回線サービス」とは?

副回線サービス

「副回線サービス」は、1台のスマホで、ソフトバンクで契約中の場合はau回線を、auで契約中の場合はソフトバンク回線を切り替えて通話や通信をできるようにするデュアルSIMサービスです。

KDDI(au・UQモバイル)では3月29日から、ソフトバンクでは、4月12日から開始します。

例えば、災害時にメインで利用している通信回線に通信障害が起きた場合、もう片方の回線に切り替えて使用することができます。

今までは、ソフトバンクで契約をしていても、auの回線を利用するためには、もう1回線分の契約が必要となり、通話基本料・データ定額料を支払う必要がありました。

また、それぞれソフトバンク・auにて手続きする必要がありましたが、この副回線サービスでは、ご契約中の通信会社1か所で申込みが可能です。

それでは、「副回線サービス」でできることや、料金などについて詳しく説明していきます。

「副回線サービス」でできること

  • 音声通話
  • データ通信
  • 110番・118番・119番などの通話
  • 国内でのSMS(ショートメール)
  • 緊急通報位置通知※
  • 緊急速報メール
  • 国内から国外へのSMS(国際SMS)

副回線サービスでは、上記のサービスを利用できます。

あくまでも「副回線サービス」は、通信障害や災害時などの非常時の為のサービスですので、「通話」「SMS」「緊急通報」などができるという点では、緊急時に最低必要な機能を利用することができます。

副回線には、別の電話番号が付与されますので、副回線に切り替えて電話するときには、違う電話番号で表示されます。

以前、通信障害時の対策まとめやデータ通信環境でも通話ができる「LINE Out Free」について紹介致しましたが、「LINE Out Free」は、2023年5月31日にサービスが終了する予定となっています。

災害時には、各通信会社から携帯の起動基地局車が出動しますので、一時的に通話・通信ができなくなった場合でも、通信会社の電波は復旧が早いと言えます。

【個人/法人】「副回線サービス」の利用料金は?

副回線サービスの利用料金は、KDDIもソフトバンクも同じです。

個人契約の場合と法人契約の場合で料金や利用できるデータ量が異なります。

個人法人
月額基本料429円550円
データ容量500MB/月1GB/月
データ通信速度300Kbps1Mbps
音声通話22円/30秒
SMS送信料3.3円/通
国際SMS送信料※100円/通(免税)
SMS送信料無料
  • 国際SMSは送信のみ可能です。海外からのSMSを受信することはできません。
  • 初月の月額料金は、日割りで請求されます。
  • データ容量を超過した場合、128Kbpsに低速化します。

「副回線サービス」で利用可能なSIMカードの種類とは?

KDDI(au・UQモバイル)の場合、個人契約の場合のみ物理的なSIMカードもeSIMも利用できますが、KDDI(au・UQモバイル)の法人契約・ソフトバンクの契約の場合は、「eSIM」のみ利用可能です。

したがって、ソフトバンクをメイン回線として利用している場合、「eSIM」に対応しているスマホを利用する必要があります。

キャリア物理SIMeSIM
KDDI
(au/UQモバイル)

法人契約は利用不可
ソフトバンク
(ソフトバクのみ)

auやUQモバイルでは物理SIMも利用できますが、店舗での受付はできないため、ご自宅にSIMカードが届くまで数日間利用することはできません。

eSIMでしたら、申し込み後に設定が完了すればすぐに利用できますし、わざわざSIMトレーを外す必要もありませんので、対応機種を利用しているのであれば「eSIM」がオススメです!

副回線サービスの利用開始日(ソフトバンク・KDDI)

KDDIとソフトバンクでは提供開始日が異なります。

キャリア副回線サービス開始日
KDDI2023年3月29日
ソフトバンク2023年4月12日

現時点ではNTTドコモからは開始日は発表されていませんが、今春開始予定しているそうです。

ドコモについては、新しい情報が入り次第更新致します。

「副回線サービス」を申し込みができる対象料金プラン

「副回線サービス」を利用するためには、契約しているメインの通信会社の料金プランが「音声通話対応プラン」であることが必要です。

データ専用やモバイルWi-Fiルーター用の料金プランなど、音声通話に対応していない料金プランを利用中の場合は、副回線を申し込むことができません。

マイページなどでご自身の料金プランを予め確認しておきましょう

「副回線サービス」の対象機種

au・UQモバイルの場合は、物理SIMカード・eSIM対象のスマホ・ケータイ、ソフトバンクではeSIM対応のスマホで副回線を利用することができます。

au・UQモバイルでは、物理SIMカードも対象となっていますが、機種によって、eSIMで申し込む必要がある機種等ありますので、必ず「動作確認端末」を確認してから申し込みましょう。

【iPhone】2018年9月発売のiPhoneXS・XR以降で利用可能

iPhoneの場合、「iPhoneXR」以降の機種であれば「eSIM」に対応しています。

iPhoneの場合、個人・法人に限らず副回線サービスの利用は「eSIM」でのみ利用できます。

  • iPhone 14 Pro Max
  • iPhone 14 Pro
  • iPhone 14 Plus
  • iPhone 14
  • iPhone SE(第3世代)
  • iPhone 13 Pro Max
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12
  • iPhone 12 mini
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11
  • iPhone XS Max
  • iPhone XS
  • iPhone XR
  • 2023年3月29日時点発売機種
  • SIMロックが解除されていることをご確認下さい。

【Android】対象機種は機種によって異なる

Androidスマホは多数種類があるため、各社「動作確認端末」を確認の上、申し込みましょう。

au/UQモバイルの副回線サービス動作確認端末

au・UQモバイルの場合、物理SIMカードも利用できることから、機種が多数あります。

副回線サービス申し込みページ」で動作確認端末を確認しましょう。

ソフトバンクの副回線サービス動作確認端末

  • Google Pixel 7 Pro
  • Google Pixel 7
  • Google Pixel 6 Pro
  • Google Pixel 6
  • Google Pixel 6a
  • Google Pixel 4a
  • Google Pixel 4
  • Google Pixel 4 XL
  • Xiaomi 12T Pro
  • AQUOS sense7 plus
  • AQUOS R7
  • AQUOS zero6
  • LEITZ PHONE 2
  • Xperia 5 IV
  • Xperia 10 IV
  • Xperia 1 IV
  • Redmi Note 10T
  • arrows We
  • OPPO A55s 5G
  • AQUOS wish(法人向け)
  • DIGNO® BX2(法人向け)
  • 2023年3月29日時点

2021年5月12日以降に発売されたスマホをお持ちの場合は、原則「SIMフリー」となっています。

それ以前に発売した機種の場合は、必ずSIMロック解除されていることを確認しましょう。

【3ステップ】「副回線サービス」の申し込み手順

それでは、副回線サービスの申し込み手順について説明します。

申し込みの前に利用しているスマホが「SIMロック解除」されているかを確認

申し込みは、専用サイトから説明に添って申し込みするだけなのですが、申し込みする前にまずはスマホが「SIMロック解除」されているかを確認しましょう。SIMロック解除については、下記記事を参考にご確認下さい。

続いて、副回線サービスの申し込み手順について説明していきます。

メイン回線契約中の通信会社で「副回線サービス」申込み

副回線サービスの申し込みは、現時点では「WEB」「電話」のいづれかの方法での受付となります。

au/UQモバイルのお申込み

申込み窓口auUQモバイル
WEB申込み個人auホームページ
法人KDDI法人サイト
お客様センター個人
9:00~20:00
0120-977-0330120-929-818
法人
9:00~18:00
0077-7041
0120-925-041

ソフトバンクのお申込み

提供開始前の為、お申し込み方法が確定次第更新致します。

eSIM/SIMカードを設定する

申し込みが完了すると、eSIMで申し込みをした場合、「QRコード」が発行されます。

そのQRコードが発行されたら、以下の手順で設定をしましょう。

【iPhone】eSIM設定方法

STEP
eSIM設定用のQRコードを表示する

各通信会社ごとにQRコードの表示方法は異なります。

メール等で受け取ったURLからアクセス、eSIMを利用する端末とは別の端末でQRコードを表示する。

  • 別の端末がない場合は、ご家族様のスマホ等をお借りいただくか、アクティベーションコードを入手し手入力する必要があります。店舗でご契約の場合は、店舗にて対応可能です。
STEP
QRコードを読み取る

カメラを起動してQRコードを読み取れば、eSIM設定に遷移します。もしうまくいかない場合は、下記方法で読み込んでください。

  1. 設定」を開く
  2. モバイル通信」を開く
  3. モバイル通信プランを追加」を開く
  4. 「STEP2」で開いたQRコードを読み取る

【Android】eSIM設定方法

STEP
eSIM設定用のQRコードを表示する

各通信会社ごとにQRコードの表示方法は異なります。

メール等で受け取ったURLからアクセス、eSIMを利用する端末とは別の端末でQRコードを表示する。

  • 別の端末がない場合は、ご家族様のスマホ等をお借りいただくか、アクティベーションコードを入手し手入力する必要があります。店舗でご契約の場合は、店舗にて対応可能です。スマホ等をお借りいただくか、店舗でご契約いただく必要があります。
STEP
QRコードを読み取る

カメラを起動してQRコードを読み取れば、eSIM設定に遷移します。もしうまくいかない場合は、下記方法で読み込んでください。

  1. 設定」を開く
  2. ネットワークとインターネット」を開く
  3. モバイルネットワーク」を開く
  4. 代わりにSIMをダウンロードしますか?」をタップ
  5. 「STEP2」で開いたQRコードを読み取る
  6. 有効化」を選択し、プロファイルをダウンロード

物理SIMカードを選択した場合、数日後に各通信会社からSIMカードが届きます。

同梱された手順書通りに設定を進めてください。

「副回線サービス」を利用する上での注意事項

「副回線サービス」を利用するにあたり、いくつか注意事項があります。

副回線で通話する際の電話番号は別の番号

主回線と同様、副回線にも電話番号が付与されます。ですから、副回線に切り替えて通話する場合の電話番号は、主回線とは別の電話番号となります。

データの追加購入はできない

通信障害や災害時などの非常時における利用を想定したサービスの為、データの追加購入はできません。

MMS(キャリアメール)は利用できない

あくまでも非常時(緊急時)の為のサービスの為、キャリアメール等のサービスには対応していません。

海外にいるときには副回線を利用できない

副回線サービスは、あくまでも災害時や通信障害時等の緊急時の為の予備としてのサービスの為、国外で利用することはできません。

海外からのSMSを受信することができない

日本国内から国外へのSMSは、1通100円(免税)で送信できますが、海外からのSMSを受信することはできません。

副回線サービスの副回線で利用した通話明細は確認できない

副回線サービスは、日常的に利用する目的で提供されているものではないので、現状通話明細などには対応していません。

他社の端末を利用する場合は利用ができない場合がある

動作保証されているのは、各通信会社で販売されている機種のみとなっています。

副回線で使用する通信会社の電波が受信できるスマホであれば、理論上は利用できます。

あくまでも、災害時や通信障害時などの非常時の為のサービスですので、日常的に利用することを加味したサービスではありません。

できないことは多いので、複数の番号を利用したい場合は、通常の料金プランでご契約いただくことをお勧めします。

複数回線利用すると高くなると思われがちですが、料金プランによっては基本料金0円のプランや、1,000円以内で利用できるサービスも多数あります。

下記記事にて紹介していますので、複数回線を日常的に切り替えて使いたいと思っていらっしゃる場合は是非ご覧ください。

【副回線サービス】よくある質問

副回線サービスについてのよくある質問についてもまとめてみました。

副回線サービスに、月途中で加入した場合、日割りになるの?

初月の月額料金は日割り計算されます。

副回線のデータ量が上限を超えた場合の通信速度はどのぐらい?

副回線のデータ量が上限を超えた場合、翌月まで128Kbpsに低速化します。

副回線もユニバーサルサービス料は発生するの?

副回線もユニバーサルサービス料は発生します。

今、eSIMをメイン回線で利用しているんですが、副回線も利用できますか?

eSIMは複数利用できるため、現在利用している回線でeSIMを利用している場合も、副回線で申し込むことができます。

副回線は複数回線申し込みはできますか?

1契約あたり1回線のみ申込可能です。

副回線は家族割引のカウント対象になりますか?

副回線は、auの「家族割プラス」やソフトバンクの「新みんな家族割」の回線数カウント対象にはなりません。

データ専用プランを契約中でも副回線サービスに申し込めますか?

副回線サービスは「音声通話」に対応した料金プランを利用中の場合のみ申込み可能です。

タブレットでも副回線サービスは利用できますか?

タブレットやモバイルWi-Fiルーターなど、音声通話に対応していない端末では利用できません。

スマホやケータイで利用ができますが、契約前に各社の「動作確認対象機種」を確認の上お申し込みください。

まだ発表して間もないサービスですので、追加され次第更新します。

まとめ

この記事では、3月29日から開始した「副回線サービス」について説明しました。

副回線サービス/まとめ

副回線サービスとは
  • 通信障害や災害時に、別の通信会社の電波に切り替えて使えるサービス
  • 個人契約なら月額429円、法人契約なら月額550円で利用できる
  • eSIM対応端末で利用できる
  • auの個人契約限定で物理SIMでも利用可能だが動作確認端末
副回線で利用できるサービス
  • 音声通話
  • データ通信
  • 110番・118番・119番などの通話
  • 国内でのSMS(ショートメール)
  • 緊急通報位置通知※
  • 緊急速報メール
  • 国内から国外へのSMS(国際SMS)
申し込み窓口
  • 基本はWEB申し込み
  • お客様センター(カスタマーセンター)での申し込みも可能
  • 店舗では現状受付不可

副回線サービスの解説をしましたが、プライベート用と仕事用の電話番号を分けたい等の用途の場合は、非常時の対策も兼ねて現在使っている通信会社と別の通信会社の契約をお勧めします。

副回線サービスについてのご不明点や質問は店舗へご相談ください!

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