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【ソフトバンク】携帯料金 1万円超えるのは何故?原因と安くする方法

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「携帯料金が1万円超える」

本記事ではソフトバンクを契約していて、上記の様に「携帯料金が月1万円を超えてその原因を知りたい」「携帯料金を安くしたい」と考えている方に役立つ情報満載です。是非参考にしてみてください。

※2024年11月13日時点の情報です。

筆者プロフィール
吉田裕紀

東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。

東京都青梅市在住。
ITmedia Mobile 寄稿記事一覧

目次

携帯料金の平均(令和6年 総務省資料)

2024年6月に総務省から発表された報告書「通信市場の動向について」では2024年3月における「通信料金+端末代金など)」と「通信料金(音声通話料金、データ通信料金など)」の平均支払額が以下の様になっていることがわかります。(以下の画像はタップ、クリックして頂くと拡大されます)

通信料金+端末代金など
約4,189円(税抜)

通信料金
約2,390円(税抜)

サンプル数:6,000人
属性は12属性×500人
①性別(男女)2属性
②年齢(20代〜70代以上 10代ごと)6属性

調査実施期間
2024年3月1日〜3月3日

画像引用 総務省「通信市場の動向について」P44
画像引用 総務省「通信市場の動向について」P45

上記画像を見て頂ければお分かりの通り、2019年10月に実施された電気通信事業法の改正以来、携帯料金の支払い平均額は下がってきています。

2020年4月にサービス開始となった楽天モバイル。そして2021年3月に提供開始となったahamoなどの各キャリアのオンライン専用プランなどの登場によって支払い平均額が下げられてきたと言っても良いでしょう。

なので2024年11月時点でも「原因が分からないが携帯料金が1万円を超える」という方は一度携帯料金を見直してみることをおすすめします。

携帯料金が1万円を超える原因と対策

ここからは(主にソフトバンクを契約していて)携帯料金が毎月1万円を超えるものとして考えられる原因と対策について解説していきます。

契約プランが合っていない

ここ数年、毎月支払う携帯料金の平均金額が減少してきていることは既に述べた通りです。

電気通信事業法の改正が行われた2019年10月以降、携帯電話会社から提供されている新プランの料金が安くなっている傾向にあることが関係しているためです。

※ただし2023年の夏頃から提供され始めたプランの料金は高くなっている傾向にあります。(UQ mobileのミニミニプランなど)

ですがこういった携帯電話業界の状況を知らず、携帯料金の見直しやプラン変更をしていない方の携帯料金は高いままです。

画像引用 ソフトバンク公式HP

以下は2024年11月時点では新規受付が終了しているソフトバンクの料金プランですが、基本料金だけでも7,000円〜9,500円程度。これらのプランを契約していれば月の携帯料金が1万円超えるのもうなずけます。

大容量、データ無制限プランの一例
(ソフトバンク)

基本料金データ量
ウルトラギガモンスター+
(2018年9月6日〜2019年9月12日)
8,228円50GB
メリハリプラン
(2020年3月12日〜2021年3月16日)
9,320円50GB
メリハリ無制限
(2021年3月17日〜2023年10月2日)
7,238円無制限

※料金は税込

スマホでほとんどデータ通信を利用していないにも関わらず、大量のデータ通信が利用できるプランやデータ無制限プランを契約している方。一度プランの見直しをしてみてはいかがでしょうか?

通話料、通話先(0570など)、家族間も注意

通話のしすぎには注意が必要
ソフトバンクの通話料は30秒あたり22円(税込)。

これはつまり月に10分電話しただけでも440円(税込)が基本料金とは別にかかってくるということ。気づいたら通話料だけで数千円、なんてことも。

なので(通話オプションに加入していない状態での)通話のしすぎには注意が必要です。

かけ放題は以下の2種類が用意されています。

準定額オプション+定額オプション+
月額880円
5分かけ放題
月額1,980円
かけ放題
料金は税込

ソフトバンクの通話オプションについては以下の記事からご確認ください。

0570などはかけ放題対象外
仮に何かしらの通話オプションに加入していたとしても「0570」のナビダイヤルなどのように、かけ放題対象外の電話番号もあります。

かけ放題対象外電話番号は「ソフトバンク公式HP かけ放題なのに通話料がかかる」でご確認下さい。

家族でも他社に乗り換えていたら…
ソフトバンクは「家族割引」に加入してさえいれば家族間通話は無料です。

しかし家族の方がソフトバンクから他社に乗り換えた場合、あるいはソフトバンクのサブブランドであるワイモバイル、オンライン専用プランであるLINEMOにもし乗り換えていたとしたらどうなるか?

当然、家族間通話無料はもう利用することができなくなります。

料金明細を見て異常に通話料金がかかっているようであれば、これが原因かもしれません。

機種の分割金

機種を分割契約で購入した場合、当然機種の分割金も毎月の携帯料金の中に含まれてきます。

機種を分割で契約されている方の中には、

2年経ったら、いきなり携帯料金が高くなった

という方もいると思います。

これは2年前に他社から乗り換えなどでソフトバンクを契約した際、「2年間は機種の分割支払金を少なくし、2年後に機種をソフトバンクに返却する」という手法。つまり「新トクするサポート」などのような買い替えプログラムで機種を購入した方に見られるケースです。

以下の画像は2023年12月にサービス開始となった「新トクするサポート(バリュー)」の仕組みを表したものですが、途中から機種代金が上がっているのが見て取れると思います(新トクするサポート(バリュー)」は1年で機種を返却し、分割支払金の免除を受けるサービス)。

もしこういった手法で契約しているようであれば、機種を返却して分割支払金を免除するという方法も取れます。ただしその場合は別の機種を用意する必要ができきます。

オプション、コンテンツ料金

ソフトバンクが提供するオプションやコンテンツ、中には使っていないものもあるのではないでしょうか?

例えば、動画配信サービスのNetflix。
月額料金はソフトバンクの携帯料金と合算して支払うことができますが、2024年11月現在では「スタンダードプラン」で月額1,590円(税込)、「プレミアムプラン」が月額2,290円(税込)かかります。

1,590円(税込)は月の携帯料金が1万円だとしたら約15%占めることになります。

画像引用 ソフトバンク公式HP

Netflixに限りませんが、日頃から使っていないオプションやコンテンツなどがあったら解約してみるのも手だと思います。

キャリア決済の多用

PayPay残高をチャージして買い物をする際、チャージにはソフトバンクの携帯料金とまとめてチャージ額が請求される「ソフトバンクまとめて支払い」を利用することができます。

しかし手軽さがうりなソフトバンクまとめて支払いですが、使いすぎると毎月の携帯料金の支払いに負担がかかってくるでしょう。

「気づいたらソフトバンクまとめて支払いの請求で〇万円」

といったことも起こりえますので注意しましょう。

古い端末の有料補償

ソフトバンクの「あんしん保証パックサービス」(何種類あり)は「加入中の機種に対して保証が継続」されます。

「保証が継続される」ということは「料金が請求され続ける」ということ。たとえ、もうその機種を使っていなかったとしてもです。

旧機種に対しての保証が不要であれば。あんしん保証パックサービスは解除してしまいましょう。

あんしん保証パックサービスの例

月額料金
iPhone 16 Pro Max、iPhone 16 Pro、
iPhone15 Pro Max、iPhone 15 Pro、
iPhone 14 Pro Max、iPhone 14 Pro、
iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、
iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro、
iPhone 11 Pro Max、iPhone 11 Pro、
iPhone Xs Max、iPhone Xs、iPhone X
1,740円
iPhone 16 Plus、iPhone15 Plus 、
iPhone 14 Plus
1,540円
iPhone 16、iPhone 15、iPhone 14、
iPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 12、
iPhone 12 mini、iPhone 11、iPhone XR
1,240円
その他の iPhone(iPhone 6以降)715円

※料金は税込

家族が他社へ→セット割引額減少

ソフトバンクには「新みんな家族割」という割引があります。

これはソフトバンクの対象プランを契約している家族回線数に応じて基本料金が割り引かれるサービスです。割引額や必要な家族回線数は料金プランによって違いがあり、以下のようになっています。

スクロールできます
ペイトク無制限
ペイトク50
ペイトク30
メリハリ無制限+
メリハリ無制限
データプランメリハリ
データプラン50GB+
データ定額 50GBプラス
データ定額 50GB
1回線0円0円0円
2回線-660円-550円-1,650円
3回線-1,210円-1,650円-1,980円
4回線-1,210円-2,200円-2,200円

※割引額は税込

画像引用 ソフトバンク公式HP

ソフトバンクの対象プランを契約している家族回線によって割引額は異なるため、家族の内誰かがソフトバンクを解約したり、他社に乗り換えたりしたら(ワイモバイル、LINEMOへの変更も含む)、割引額は小さくなる可能性があります。

SoftBank 光 解約→セット割引額減少

画像引用 ソフトバンク公式HP

SoftBank 光とソフトバンクのスマホ(ケータイ含む)をセットにすると受けられる割引が「おうち割 光セット」。SoftBank 光を解約すればおうち割 光セットの割引は適用されなくなります。

このおうち割 光セットの割引、家族の回線にも適用させることが可能です。この状態で例えば実家のインターネット回線がSoftBank 光から他のものに変えた場合、他の家族に適用されているおうち割 光セットも解除されます。

このように「実家のSoftBank 光が解約されて、おうち割 光セットが解除される」ということもあり得ます。

店頭契約→新規契約事務手数料

ソフトバンク(携帯電話)を契約した翌月の明細を見てみると予想よりも料金が高かった。

こういったケースを経験された方もいるかもしれませんが、ソフトバンクの場合、「ソフトバンクショップ」や「家電量販店」などの「実店舗」で新規契約をすると3,850円(税込)の新規契約事務手数料がかかります。

この新規契約事務手数料も毎月の携帯料金の合計額に占める割合が比較的大きいので、びっくりしてしまう方もいるようです。

ワイモバイル・LINEMOに変えると

ここまで携帯料金が1万円超えるものとして考えられる原因と対策についてお伝えしてきました。

しかし上記の対策に取り組んでみても、なお携帯料金が1万円を超えてしまうという方もいるでしょう。そんな方は、同じソフトバンクのブランドであるワイモバイルとLINEMOを検討してみても良いかもしれません。

ここからはワイモバイルとLINEMOについて簡単にご紹介していきます。

料金相場

データ量ワイモバイル LINEMO
小〜中
(ワイモバイルは小)
シンプル2 S
4GB
2,365円
(1,078円)※1
ベストプラン
3GB以下
990円

3GB超〜10GB
2,090円
シンプル2 M
20GB
4,015円
(2,178円)※1

シンプル2 L
30GB
5,115円
(3,278円)※1
ベストプランV
30GB
2,970円

★5分かけ放題つき
データ量追加550円/0.5GB550円/1GB
セット割引家族割引サービス
-1,100円(2回線目から)

おうち割
光セット(A)
シンプル2 S
-1,100円

シンプル2 M/L
-1,650円
データ量増量550円

シンプル2 S
+2GB

シンプル2 M/L
+10GB
データくりこし翌月末まで
可能
非対応
低速時速度シンプル2 S
最大300kbps※3

シンプル2 M/L
最大1Mbps※3
ベストプラン
最大300kbps※2

ベストプランV
最大1Mbps※2
通話料22円/30秒22円/30秒
かけ放題10分かけ放題
880円

かけ放題
1,980円
ベストプラン
5分かけ放題
550円

かけ放題
1,650円


ベストプランV
5分かけ放題
無料

かけ放題
1,100円
店舗あり

※料金は税込。
※1 セット割引を最大限適用させた場合。
※2 低速後、ベストプランは15GB、ベストプランVは45GBを超えると最大128kbpsに低下。
※3 低速後、シンプル2 S/M/Lは規定容量の半分(2GB/10GB/15GB)を消費すると最大128kbpsに低下

ワイモバイル、LINEMOの料金プランを比較した場合、ワイモバイルの方が基本料金は高めに設定されています。

しかしそれでも一番高くて月額5,115円(税込)。

よほどのことがない限りは月の携帯料金が1万円を超えることはないでしょう。

電波、繋がりやすさ

ワイモバイル、LINEMOは携帯電話業界では格安SIMに位置付けられていますが、電波はソフトバンクメインのプランで使われているものと同等です。

なので自社で通信基地局を持たない格安SIM(MVNO)と違って、通信が混雑しがちな昼時や夕方での通信速度低下が起こりにくいと言われています。

デメリット

基本料金が安いワイモバイル、LINEMOですが、ソフトバンクから乗り換えた場合のデメリットについて気になる方もいるかもしれません。

考えられるデメリットとしては、

・家族間通話無料がなくなる
・データ無制限プランがない
・キャリアメールが有料(330円/月)になる
(ソフトバンクから持ち運びした場合)

といったものが考えられます。

それでもなかなか月の携帯料金を1万円以下にすることが難しいという方は、ワイモバイル、LINEMOへの乗り換えを検討してみても良いでしょう。

色々試した後に格安SIMにするのもあり

以上、この記事ではソフトバンクで携帯料金が月1万円を超える原因と思われるものについて考察してきました。

その対処法をお伝えするのと同時に、ワイモバイルとLINEMOについても簡単にご紹介しました。

携帯料金を安くする一番手っ取り早い方法は、格安SIMに乗り換えること。

と言ってしまいと身も蓋もありませんが、ソフトバンクにこだわりがない方は、一度格安SIMを検討してみても良いでよう。

通信会社/プラン・サービス
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