「携帯料金が高い」
「携帯料金を抑えたい」
「スマホ料金を節約したい」
このように考えている方は電話番号そのままで料金が安い携帯電話会社への乗り換えを検討していると思います。
本記事では携帯電話会社を乗り換えるタイミングや手順、注意点についてわかりやすく解説しました。是非参考にしてみてください。
※記事内で記載されている料金・価格表記は税込です。
※本記事における「乗り換え」とは原則、「携帯電話会社を変える」という意味ですが、一部「スマホ本体を変える」という意味で使われている箇所もあります。
※2025年4月22日時点の情報です。最新情報は公式ページをご確認ください。
筆者プロフィール
吉田裕紀
東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。
東京都青梅市在住。
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【時期別】スマホ乗り換えタイミング
携帯電話会社を乗り換えるタイミング。まずは「時期別」で適切なタイミングをご紹介していきたいと思います。それぞれチェックしていきましょう。
2年契約の解約金は発生する?
かつて大手携帯電話会社では2年契約などの契約期間が定められていました。
契約期間は自動更新され更新月以外に解約すると、1万円程度の解約金(契約解除料)がかかる仕組みです。
しかし2025年4月現在では、1年以内の解約で利用実態がない場合などを除けば解約金(契約解除料)はかからず、解約金(契約解除料)がかかったとしても1,000円程度で済みます。
時期①→3月or 5月

3月から5月という時期は新生活に向けて携帯電話業界も活気づきます。「乗り換えるとキャッシュバックされる」といったことも聞かれた方もいるはずです。
結論から言ってしまうとドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどの大手通信キャリアにおいては従来と違い、乗り換えによって基本料金が安くなるプランが提供されているわけではありません。
ただし以下の2つのパターン(事業者)では基本料金が期間限定で割引されるキャンペーンを実施する傾向にあります。
- 格安SIM(MVNO)
- サブブランド(ワイモバイル・UQモバイル)
格安SIM(MVNO)
mineo、IIJmioなどの通信事業者は大手通信キャリアから回線を借りてサービスを提供しており「格安SIM(MVNO)」(格安スマホ)と呼ばれています。
回線を借りていること。大手通信キャリアと異なり契約手続きやアフターフォローが受けられる店舗網を全国に持たないこと。これらの特徴から大手通信キャリアよりも安い料金プランを提供しています。
例えばmineoではデータ容量1GB・5GB・10GB・20GBのマイピタプランのどのプランを契約しても最大6ヵ月間は月額990円(税込)で利用できるキャンペーンが実施されています。

IIjmioでは最大6ヵ月間にわたって5ギガプランが月額500円(税込)で使えたり、10ギガプランのデータ容量が10GB増量されて20GBが月額900円(税込)で使えたりするキャンペーンが実施されています。


いかがでしょうか?
かなりおトクだと思われた方もいるのではないでしょうか?
格安SIM(MVNO)は大手キャリアで使っていたキャリアメールが継続して使えない、原則オンライン専用なのでアフターサポートが十分に受けられない、といったデメリットもあります。
しかし乗り換えれば毎月の携帯料金を大幅に安くできるかもしれないメリットもあるのも事実です。
30秒あたりの通話料金に目を向けても大手通信キャリアが22円(税込)であるのに対して、格安SIM(MVNO)のそれは9円〜11円(税込)といったところ。通話料に関しても格安SIM(MVNO)は非常に安いのです。
格安SIM(MVNO)といってもここでご紹介した会社以外にもたくさんあります。各社比較して「これだ!」と思うものがあれば、乗り換えても良いでしょう。

サブブランド
(ワイモバイル・UQ モバイル)

(正確に言ったら「3月〜5月」ではなく「11月〜5月」となりますが)ソフトバンク・auのサブブランドであるワイモバイル・UQ モバイルには「学割」のようなキャンペーンが例年この時期に実施されています。
ワイモバイル
ワイモバイルの「ワイモバ親子割」は5〜18歳の子供とその家族(同一家族割引グループ内)がシンプル2 Mまたはシンプル2 Lを契約すると、契約翌月から12ヵ月間にわたって1,100円(税込)の割引が適用されるキャンペーンです。
ワイモバ親子割はワイモバイルが提供しているセット割引「おうち割光セット(A)」または「家族割引サービス」と「PayPayカード割」と併用させることもできます。
ワイモバ親子割(おうち割光セット(A)適用時)
(2025年6月2日受付終了)
M | L | |
利用可能データ | ※1 | 30GB※1 | 35GB
基本料金 | 4,015円 | 5,115円 |
おうち割 光セット (A) | -1,650円 | |
PayPayカード割 | -187円 | |
(翌月から12か月間) | ワイモバ親子割-1,100円 | |
割引後合計金額 | 1,078円 | 2,178円 |
※料金は税込。
※1 シンプル2 M/Lに関しては元々のデータ容量は20GBと30GB。先行キャンペーンによりそれぞれ10GB、5GBのデータ追加購入分が無料となっているため、公式ページでも「シンプル2 M 30GB」「シンプル2 L 35GB」と表記されている。
ワイモバ親子割(家族割引サービス適用時)
(2025年6月2日受付終了)
M | L | |
利用可能データ | ※1 | 30GB※1 | 35GB
基本料金 | 4,015円 | 5,115円 |
家族割引 サービス | -1,100円※2 | |
PayPayカード割 | -187円 | |
(翌月から12か月間) | ワイモバ親子割-1,100円 | |
割引後合計金額 | 1,628円 | 2,728円 |
※料金は税込。
※1 シンプル2 M/Lに関しては元々のデータ容量は20GBと30GB。先行キャンペーンによりそれぞれ10GB、5GBのデータ追加購入分が無料となっているため、公式ページでも「シンプル2 M 30GB」「シンプル2 L 35GB」と表記されている。
※2 2回線目から適用。
UQ モバイル
UQ モバイルの「UQ親子応援割」(終了時期未定)は5歳〜18歳の子供とその家族(同一家族セット割グループ内)がコミコミプラン+を契約すると適用される割引です。
割引期間は契約翌月から1年間。
2回線目まで毎月1,320円(税込)割引、3回線目からはさらに880円(税込)割引額が増額されて毎月2,200円(税込)が割引されます。

このように毎年3月〜5月は格安SIM(MVNO)やサブブランドでは料金プランの割引キャンペーンが実施される傾向にあります。
事前に割引の条件を確認して頂き、乗り換えをするなどして携帯料金を安くすることを検討してみましょう。
さらに新生活のこの時期はスマートフォンの本体価格から割引が適用される時期でもあるため、機種を安く買うことができるかもしれません。
割引を受けるためには対象のプランが指定されているかもしれませんが、乗り換え先でスマホも購入(機種変更)しようと考えている方は乗り換えキャンペーンを使ってみましょう。
時期②→9月〜10月

この時期は毎年新型のiPhoneが発売される時期。
携帯電話の基本料金には直接関係ありませんが、新型iPhone発売に呼応する形でそれまで販売されていた旧型のiPhoneの販売価格が下がる傾向にあるのもこの時期の特徴です。
上記はAppleで販売されているiPhoneのツイートですが、通信キャリアから販売されるiPhoneも新型iPhone発売に連動して値下がりする傾向にあります。
各キャリアでスマホを分割払いで購入する場合は、その代金も携帯料金として請求されます。販売価格が下がった段階でスマホを購入すれば分割支払金の負担が小さくなり、自然と携帯料金の負担も小さくなるでしょう。
新型のiPhoneに拘らない方は乗り換えキャンペーン等を利用してみてください。
時期③→年末・年始

年末・年始の時期は日常生活で使う商品がセールに出される時期。
携帯電話もご多分に漏れず、この時期には他社からの乗り換えを伴った端末割引キャンペーンが実施される傾向にあります。
また2023年、2024年の年末には電気通信事業法の改正が行われ、(実質負担額上昇を避けるための)スマホの駆け込み需要がありました。
法改正は毎年この時期に行われるというわけではありませんが、こういった動きは事前にニュース等でチェックしておきたいところです。
【状況別】スマホ乗り換えタイミング
ここでは時期ではなく、状況別に携帯電話会社を乗り換えるおすすめのタイミングについてご案内します。
2年契約の解約金は発生する?
かつて大手携帯電話会社では以前では2年契約などの契約期間が定められていました。
契約期間は自動更新され更新月以外に解約すると、1万円程度の解約金(契約解除料)がかかる仕組みです。
しかし2025年4月現在では、1年以内の解約で利用実態がない場合などを除けば解約金(契約解除料)はかからず、解約金(契約解除料)がかかったとしても1,000円程度で済みます。
生活(仕事)環境が変わる時

例えばWi-Fiなどのインターネット環境が自宅にある方がオフィス勤務から在宅勤務に切り替えると、スマホでのモバイルデータ通信の使用量は減ることが多いと思います。
そういう場合は料金プランを小容量のものに変更するのも良いですが、いっそのこと格安SIM(MVNO)やワイモバイルなどのサブブランドに乗り換えて携帯料金を安くする方法を取って見ても良いでしょう。
携帯電話から電話をかけることが増えるようであれば、かけ放題が安い通信会社に乗り換えるのも良いと思います。

引越しをして契約している携帯電話会社の電波がつながりにくくなったら、それはエリアの問題かもしれません。
そんな時は他社へ乗り換えをすればこの問題は解決する可能性もあります。
スマホを買い替える時

「【時期別】スマホ乗り換えタイミング」でも触れましたが、スマートフォン本体を買い替える(機種変更の)際に携帯電話会社を乗り換えるという方法も一般的でしょう。
携帯電話会社の多くは他社からの乗り換えを条件として機種の本体価格を割り引いたり、ポイント還元などの特典をつけていますので。
インターネット回線を変える時

ご自宅のインターネット回線を変える時(または新規で回線をひく時)も携帯電話会社を乗り換えるチャンスです。
理由は大手通信キャリアのメインブランドを中心に、インターネット回線とスマホとのセット割引が提供されているから。
インターネット回線と携帯電話の契約をまとめたら、毎月の料金の支払いも契約している携帯電話会社のグループが提供しているクレジットカード(dカード、au PAY カード、ヤフーカード、楽天カード)に紐づけることもお忘れなく。こちらもセット割引が適用されるケースがありますので。
インターネット回線、携帯電話、クレジットカード全てを切り替えるのは少し手間がかかるかもしれませんが、やってみる価値はあります。
普段の生活からインターネット回線が必要でなさそうであればインターネット回線を解約して、スマホをデータ無制限プランに変更するか、他社のデータ無制限プランに乗り換えれば通信費の節約につながります。
データ無制限プランであれば動画やゲーム、SNSも快適に使えて便利でしょう。
なおテザリング(スマホのデータ通信回線を利用して、パソコンなどの他の機器をインターネットに接続する機能)も含めて1ヵ月間データ無制限が使えるプランを提供している通信会社はドコモ(eximo)と楽天モバイル(Rakuten最強プラン)のみとなります。
家族が他社に乗り換えた時

(ドコモ、au、ソフトバンクで)家族で回線をまとめている状態から、家族の誰かが他社に乗り換えた場合も携帯電話会社を変えるタイミングと言えるかもしれません。
何故ならば家族の方が他社に乗り換えるまでは提供されていた家族割引がなくなったり、割引額が減額されたりする可能性があるためです。
以下の画像はドコモの「みんなドコモ割」の割引額を表しているものですが、家族回線の数が減ると割引額が減額されているのが見て取れると思います。

家族割引がなくなったり、減額されたりして負担に感じるようになってきたら、サブブランドや格安SIM(MVNO)に乗り換えを検討してみましょう。
月末近くに乗り換えがベスト

ここまで携帯電話の乗り換えタイミングにベストな時期をご紹介してきました。では実際に乗り換える際は「月初が良いのか」「月末が良いのか」気になる方も多いと思います。
他社への乗り換えは「月末近く」がベストです。これには以下の2つの理由があります。
- 乗り換え元の携帯料金は日割り計算にならない
- 乗り換え先の携帯料金は日割り計算になる
4月にドコモからauに乗り換える場合を例に挙げて解説していきましょう。
ドコモからauへの乗り換え手続きを4月1日にしたとします。この場合、乗り換え元であるドコモ側の料金は日割り計算にならないので、1ヶ月分の料金が満額請求されます。
対して、乗り換え先であるauの料金は日割り計算になりますが、1日に乗り換えをしているため、1日から月末までの料金が請求されます。
(ただし、通信事業者によっては初月の基本料金が無料になる場合もあります。基本料金が無料になるのであれば、移転元のギガが無くなったら(データ無制限以外)乗り換えをするなどの無駄がないやり方もあります)
結果的にドコモとauの携帯料金が1ヶ月分請求されてしまい、乗り換えた月の請求が高額になってしまうわけです。
一方、月末近くの4月28日に乗り換えた場合はどうなるかですが、乗り換え元のドコモからは4月分の料金が丸々請求されます。しかし乗り換え先のauは3日分(28日・29日・30日)の料金しか請求されません。
そのため、月初めに手続きをするよりも月末近くに乗り換えをした方が、お得に乗り換えができるということです。
携帯電話会社の締日は月末最終日が一般的ですが、ソフトバンクの場合はその限りではありません。
ソフトバンクを契約している方はソフトバンクの新規契約時に「毎月10日」「毎月20日」「毎月末日」のいづれかに締日が設定されています。なのでソフトバンクの場合は「他社への乗り換えタイミングは月末近くが良い」とは限らないので注意が必要です。
締日はMy SoftBankから確認しておきましょう。

ただし月末最終日はリスクあり
ただし月末とは言っても「月末最終日」に乗り換え手続きの申し込みをすることはあまりおすすめできません。
携帯電話会社や申し込み者数などの状況によっては、申し込み手続き日に乗り換え作業(開通作業)が完了するとは限らないためです。
以下は筆者がmineoに電話番号そのままで乗り換えした時の「申し込み進捗照会」のスクリーンショット画面です。
審査状況によっては審査が完了するまで2〜3日かかるケースもあるため、月末最終日に申し込み手続きをすると使えるようになるのは翌月から、なんてこともあり得ます。

開通が翌月になってしまうと、余計な料金の支払いが発生してしまうといったデメリットが生じます。
なので乗り換え手続きは月末ギリギリではなく、数日余裕を持って行うようにしましょう。
スマホ 乗り換えの手順と注意点
簡単ではありますが、ここでは携帯電話会社の乗り換えの手順について触れておきましょう。
なおご自身が使っている機種を乗り換え後でも使う場合、以前は「SIMロック解除」という手続きが必要でした。
SIMロックとは?
大手携帯電話会社から販売されている機種は、各携帯電話会社の回線契約でしか利用できないようにロックをかけること。これは「SIMロック」と呼ばれています。
SIMロックがかけられた機種は他社のSIMカードを差し込んでも利用することはできません。

しかし2021年10月1日以降に発売された機種に関してはSIMロック自体が禁止になりました。
2021年9月30日以前に大手携帯電話会社から発売された機種(iPhoneで言ったらiPhone 13シリーズ以前のモデル)にはSIMロックがかかっています。これらの機種を乗り換え先でも使う場合は事前に各携帯電話会社のショップやWebにてSIMロック解除をしておきましょう。
なおご自身が使っている機種を乗り換え先でも使う場合、その機種が乗り換え先の携帯電話会社でも使用できるかについては乗り換え先の公式サイトにある「動作確認」のページで確認しておいてください。
1.(必要な場合)アカウント情報などの確認
他社への乗り換えと同時に新しいスマホに変える場合は、データ移行が必要になってきます。
iPhoneであればApple ID、AndroidであればGoogle アカウントなどの登録情報だけでなく、LINEなど各アプリのログインIDやパスワードなどの情報も事前に把握しておきましょう。


これらの情報が分かっていれば今使っているスマホのデータのバックアップも取ることができます。
2.MNP予約番号発行 or MNPワンストップ
携帯電話番号そのままで他社に乗り換える場合、以下のいづれかの方法で転出手続きをする必要があります。
- MNP予約番号の発行
- MNPワンストップ
1.MNP予約番号の発行
MNP予約番号とは携帯電話の電話番号を変えずに他社へ乗り換えする際に必要になってくる10桁の番号のこと。
MNP予約番号は乗り換え前の携帯電話会社のマイページ、電話窓口、ショップで無料で発行することができます。
MNP予約番号には発行日を含めて15日間の有効期限があり、有効期限が切れる前に乗り換え先で使用する(Web申し込みでは入力する)必要があります。ただし乗り換え先の携帯電話会社によっては「有効期限は残り7日以上必要」といったことも。
なのでMNP予約番号の発行は他社に乗り換える日の数日前に済ましておくことをおすすめします。
2.MNPワンストップ
MNPワンストップとは乗り換え先の携帯電話会社でのみMNP申請する仕組みのこと。
乗り換え前の携帯電話会社でのMNP予約番号の発行は不要で、スムーズに乗り換え手続きをすることが可能です。
2025年4月現在では大手携帯電話会社を含め、このMNPワンストップに対応しているところがほとんど。
MNP予約番号の発行、MNPワンストップ、どちらの方法でも大丈夫ですので、ご自身の状況に応じて手続きを済ませましょう。
3.乗り換え先で申し込む

乗り換え前のスマホの設定、MNP手続き、本人確認書類などの準備を済ませたら乗り換え先で申し込み手続きをします。
申し込み窓口はWeb、店頭がありますが手続き方法に不安点や疑問点を持っている方は店頭で申し込みましょう。大手通信キャリアの場合、店頭で申し込みをすると新規契約事務手数料として3,850円(税込)がかかりますが、サポートを受けながら手続きをすることができます。

その際、有料のオプションやコンテンツへの加入を勧められることがあっても、ご自身が不要だと思われるのであれば加入を断りましょう。
Webで申し込み手続きを進める際、多くの携帯電話会社では「eSIMかSIMカードのどちらかを選択する」場面がでてきます(以下の画像はワイモバイルオンラインストアのもの)。

eSIMを選択した場合はSIMカードの配送を待つ必要はありません。審査が問題なく通れば数十分程度で乗り換え先の回線が使えるようになります。
一方SIMカードは物理的なものなので自宅に届くまで日数がかかるため、使えるようになるまである程度時間がかかります。
すぐに使える点で言ったらeSIMの方が便利ですが、eSIMで利用するためには当然eSIMに対応した機種を使っていなければなりませんし、人によってはeSIMの設定が難しいと感じる方もいるようです。
なので「すぐに使えるようにしたい」と思わないのであれば、SIMカードを選択することをおすすめします。
4.開通設定・初期設定

申し込み手続きが完了したら、あとはSIMカードを受け取り(eSIMの場合は不要)、開通の手続きをしましょう。スマホも新しく変えた場合は商品到着後、データ移行などの初期設定も必要になります。
格安SIM(MVNO)だと「APN設定」といってSIMカードで通信をするための設定が別途必要になりますが、一緒に送られてくるスタートガイドなどを参考にすれば問題ないでしょう。
スマホ乗り換えの手数料一覧

携帯電話会社を乗り換える際にかかってくる手続きの手数料としては以下のようなものがあります。
乗り換え手数料の一例
新規契約事務手数料 | 大手通信キャリア※1 サブブランド 3,850円 格安SIM(MVNO) 3,300円 |
---|---|
SIMカード発行手数料 | 大手通信キャリア サブブランド 0円 格安SIM(MVNO) 400円〜500円程度※2 |
※料金は税込。
※1 楽天モバイルは無料。
※2 かからない事業者もあり。
ドコモ、irumo、ソフトバンク、ワイモバイルはWebで契約すれば新規契約事務手数料はかかりません。またahamo、povo2.0、LINEMOなどはオンライン専用ブランドなので、こちらも新規契約事務手数料はかかりません。
大手携帯電話会社を中心に契約解除料(解約金)がかからなくなっているのはお伝えした通りです。
スマホを乗り換える際の注意点
携帯を乗り換える際に注意しなければいけない点は2点あります。
- 端末代はそのまま請求され続ける
- MNP予約番号の発行に日数がかかる場合がある
では1つずつ解説していきます。
端末代はそのまま請求され続ける
乗り換え元で端末代を分割にしている場合、乗り換え後も端末代を請求され続けてしまいます。
例えば、乗り換え元で端末代を2年分割にしたとします。
分割支払いをスタートした1年後に他社へ乗り換える場合、分割が残っている1年間は乗り換え先の月額料金+乗り換え元の端末代が1ヶ月の携帯料金となります。
乗り換えた後に端末代金を請求されたくない場合は、乗り換える前に端末の代金を精算しておきましょう。
MNP予約番号の発行(時間かかる)
大手キャリアなどはMNP予約番号の発行は即日できますが、格安SIMの場合、発行までに1~3日間かかってしまうことがあります。
乗り換えるのにおすすめなタイミングは「月末」とお伝えしましたが、月末にMNP予約番号を取得した場合、月を跨いでしまい、逆に費用が高くなってしまうこともあります。
格安SIMを使っている場合は時間に余裕をもってMNP予約番号発行の手続きをしましょう。
ちなみにMNP予約番号は発行日を含めて最大15日間有効です。

スマホを乗り換えて携帯料金を安く!
いかがでしたでしょうか?
今回は携帯を乗り換えるのに損をしないタイミングについて解説させていただきました。
では、本記事のまとめです。
- 乗り換え元の携帯料金は日割り計算にならない
- 乗り換え先の携帯料金は日割り計算になる
- 携帯を乗り換えるのにベストなのは月末!
- 乗り換え元で端末代を分割で支払っている場合、分割を終えるまでは端末代がそのまま請求される
- 格安SIMはMNP予約番号の発行に時間がかかる場合があるので、余裕をもってMNP予約番号を発行しておく