今年の6月、ドコモから新料金プランのサービスが開始されました。
新規受付が終了したeximo、irumoなどのプラン、また以前から提供されていた旧プランと比較すると実質的に金額が高くなったドコモの料金プランには不満を抱えている方も実際にいらっしゃるでしょう。「電話番号そのままで他社へ乗り換えよう」「携帯会社を変更しよう」そう思った方もいらっしゃるかもしれません。
今回はドコモユーザーで携帯料金を安くしたいと考えている方向けに、評判が良いオススメの格安SIM(格安スマホ)を6つできるだけ分かりやすくご紹介しています。
目次には各社の特徴を記した見出しをつけて徹底解説しました。普段からご自身が考えている希望に近い格安SIMからチェックしてみて、自分に合いそうな格安SIMを見つけて頂ければと思います(ニーズごとに見出しを作っているので、あえてランキングの形式はとっていません)。
※記事内で表記、記載、表示されている各料金・価格は税込です。
※2025年11月14日時点の情報です。最新の情報や詳細は公式サイト、ページのご確認をお願いいたします
筆者プロフィール
吉田裕紀
東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。
東京都青梅市在住。
ITmedia Mobile 寄稿記事一覧
ドコモとおすすめ格安SIM 料金一覧表
ここでは2025年11月14日時点で新規受付されているドコモと今回おすすめする格安SIMの基本料金をまとめました。ドコモの箇所は「ドコモ mini」「ドコモ MAX」がカバーしているデータ通信量の料金を表しています。
| 小容量 | 中容量 | 大容量 or データ無制限 | |
|---|---|---|---|
| ドコモ | 4GB 2,750円※1 10GB 3,850円※1 | ー | データ無制限 8,448円※2 |
| ahamo (ドコモ) | ー | 30GB 2,970円 | 110GB 4,950円 |
| LINEMO (ソフトバンク) | ~3GB 990円 ~10GB 2,090円 | 30GB 2,970円 | ー |
| povo2.0 (au) | 3GB 990円※3 | 30GB 2,780円※3 | ー |
| 楽天モバイル | ~3GB 1,078円 | ~20GB 2,178円 | データ無制限 3,278円 |
| ワイモバイル (ソフトバンク) | 5GB 3,058円※4 | 30GB 4,158円※4 35GB 5,258円※4 | ー |
| UQ mobile (au) | ~5GB 2,948円※5 | ~30GB 4,048円※5 35GB 3,828円 | ー |
注釈
※料金は税込み。
※1 ドコモ光セット割とドコモでんきセット割とdカードお支払割適用時、4GBは880円、10GBは1,980円。
※2 ドコモ光セット割とみんなドコモ割3回線以上と長期利用割20年以上とドコモでんきセット割とdカードお支払割適用時は5,148円。
※3 表にあるもの以外にも提供されているデータトッピングはあり。
※4 おうち割光セット (A)とPayPayカード割適用時、5GB、30GB、35GBのプランはそれぞれ、858円、1,958円、3,058円。
※5 自宅セット割とau PAY カードお支払い割適用時、~5GBは1,628円、~30GBは2,728円。
※ 2025年11月14日時点。
現在、ドコモのメインブランドで新規受付されている料金プランはデータ容量20GB~30GBのいわゆる中容量帯をカバーしていません。
中容量帯を希望している方で、店舗でのサポートが不要な方はahamo、LINEMO、povo2.0。店舗でのサポートが必要な方はワイモバイルやUQ mobileを選択肢に入れると良いでしょう。
また小容量帯で考えている方はLINEMO、povo2.0、楽天モバイルへの乗り換えを検討してみても良いと思います。
ここからはおすすめの格安SIMの料金プランやサービス内容をご紹介していきます。
ahamoの基本料金・サービス内容

30GBが2,970円 or 110GBが4,950円
| 料金プラン | 2,970円 30GB 4,950円 110GB |
|---|---|
| データ量追加 | 550円/1GB |
| データ量くりこし | 非対応 |
| 通信制限速度 | 最大1Mbps |
| 通話オプション | 5分かけ放題 無料 かけ放題 1,100円 |
| 通話料 | 22円/30秒 (5分超過後) |
| 回線 | ドコモ |
| SIM | nano SIM、eSIM |
| 支払い方法 | 口座振替 クレジットカード デビットカード |
| 事務手数料 | 無料 |
| 手続き | オンライン※1 |
注釈
※料金は税込み。
※1 別途3,300円支払えばドコモショップにて受付。
※2025年11月14日時点。
ahamo(アハモ)はドコモのオンライン専用ブランド。通信回線はドコモのメインブランドと同じものが使われています。
料金プランはデータ容量30GBで月額2,980(税込)。これに月額1,980円(税込)の「大盛りオプション」を追加すればデータ容量は80GBプラスされ月額4,950円(税込)でデータ量110GBが使えます。データ無制限はいらないけど、たくさんデータ量を使いたい、という方にはahamo大盛りが合っていると思います。
ドコモのメインブランドの料金プラン「ドコモ MAX」と「ドコモ mini」と比較するとそのコスパの良さが感じ取れるでしょう。ちなみに毎月の料金をdカードで支払うとデータ量が付与される「dカードボーナスパケット特典」も用意されています。
ahamoとドコモ MAX、ドコモ mini比較
| ahamo | ドコモ MAX | ドコモ mini | |
| 1GB | ー | 〜1GB 5,698円 (2,398円)※1 | ー |
| 3GB | ー | 〜3GB 6,798円 (3,498円)※1 | ー |
| 4GB | ー | 無制限で 8,448円 (5,148円)※1 | 2,750円 (880円)※2 |
| 10GB | ー | 3,850円 (1,980円)※2 | |
| 30GB | 2,970円 | ー | |
| 110GB | 4,950円 |
注釈
※料金は税込。
※1 「長期利用特典(20年以上)」「みんなドコモ割(3回線以上)」「dカードお支払割(dカードGOLD)」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「ドコモでんきセット割」の5つの割引を適用させた料金。
※2 「dカードお支払割(dカードGOLD)」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「ドコモでんきセット割」の3つの割引を適用させた料金。
※2025年11月14日時点。
ahamoは格安SIMに位置付けられていますが、ドコモのプランとして提供されているため電波はドコモと同等、キャリアの品質のものが使われています。なので自社で基地局を持たない格安SIM(MVNO)と違い、混雑しがちな昼時など、時間帯によっては通信の速度が著しく落ちるようなことも起こりにくいと言われています。
5分かけ放題がついている
さらにahamoには料金プランの中に5分以内の国内通話がかけ放題になるサービスも含まれています。
ドコモ MAX、ドコモ miniで5分かけ放題をつけるとオプション料金として別途880円(税込)がかかるので、5分以内の通話が多い方にとってもahamoはお得な格安SIMになる可能性が高いでしょう。
ドコモショップで手続きできない
ただしahamoはドコモの料金プランとして提供はされていますがドコモショップで手続きしたり、契約後のアフターフォローを受けることは原則できません。
一応、ahamoを申し込む際やahamo契約後の手続きのサポートをドコモショップで受けることもできますが、別途3,300円(税込)の事務手数料がかかります。携帯電話のプラン変更や初期設定に慣れている方であれば自分でやるのは簡単だと思いますが、不安な方は上記サポートに申込みしても良いでしょう。
ドコモ回線である点に注意
そして「ドコモ回線である点」も注意点として挙げられます。
2023年春頃から「ドコモの電波がつながりにくい」「いきなり通信速度が低下する」といった声がドコモユーザーの間で散見されました。
事実、ドコモも電波の問題を認識しており通信品質の改善に取り組んでいます。
ドコモが5G強化、基地局数は1年間で約20%増 「私も定期的に山手線に乗り、品質測定している」と前田社長 ITmedia NEWS 2025年5月10日
ただ、いつも「(ドコモの)通信が遅い」と感じている方は、ahamoに変えた変えたとしても通信環境が改善されるとは限りません。現在でも地域やエリアによってはドコモはつながりにくいようです。どんな方法を使っても電波だけはどうしようもありませんので注意してください。
ahamoは期間限定でSIMカードの契約でもdポイントが付与されるキャンペーンが実施されていますが、ドコモのメインブランドからの変更は対象外なので、これについても気をつけましょう。
LINEMOの基本料金・サービス内容

〜3GB 990円 〜10GB 2,090円で使える
| 料金プラン | LINEMOベストプラン ~3GB 990円 ~10GB 2,090円 LINEMOベストプランV 30GB 2,970円 |
|---|---|
| データ量追加 | 550円/1GB |
| データ量くりこし | 非対応 |
| 通信制限速度 (LINEMOベストプラン) | 10GB超~15GB 最大300kbps 15GB超 最大128kbps |
| 通信制限速度 (LINEMOベストプランV) | 30GB超~45GB 最大1Mbps 45GB超 最大128kbps |
| 通話オプション | LINEMOベストプラン 5分かけ放題 550円 かけ放題 1,650円 LINEMOベストプランV 5分かけ放題 無料 かけ放題 1,100円 |
| 通話料 | 22円/30秒 |
| 回線 | ソフトバンク |
| SIM | nano SIM、eSIM |
| 支払い方法 | 口座振替 クレジットカード デビットカード |
| 事務手数料 | 3,850円 |
| 手続き | オンライン |
※料金は税込み。
※2025年11月14日時点。
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドで、「LINEMOベストプラン」と「LINEMOベストプランV」の2つのプランが提供されています。
この内、LINEMOベストプランは月間の利用データ量が3GBまでであれば月額990円(税込)、10GBまでで月額2,090円(税込)で利用できます。
データ量があまり必要ないドコモユーザーの方にはLINEMOベストプランへの乗り換えがおすすめ。ドコモのドコモ miniとLINEMOベストプランを比較した表を次に示します。
LINEMOベストプランとドコモ mini比較
| LINEMO | ドコモ mini | |
| 1GB | ー | ー |
| 3GB | 〜3GB 990円 | ー |
| 4GB | ー | 2,750円 (880円)※1 |
| 10GB | 〜10GB 2,090円 | 3,850円 (1,980円)※1 |
注釈
※料金は税込。
※1 「dカードお支払割(dカードGOLD)」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「ドコモでんきセット割」の3つの割引を適用させた料金。
※2025年11月14日時点。
ドコモ光セット割などのセット割引を考慮しない場合だと、LINEMOの方が圧倒的にお得になります。
LINE利用時のデータ消費量ゼロ
LINEMOには「LINEギガフリー」といってLINEアプリのトーク、音声通話、ビデオ通話などの利用時のデータ消費がゼロ(カウントがされない)になるサービスが無料で使えます(ニュース記事詳細の閲覧など一部対象外機能もあり)。そのためLINEでの音声通話やビデオ通話をよく使う方にとっては嬉しいサービスでしょう。
LINEMOは他社から乗り換えでPayPayポイントが還元されるなど充実したキャンペーンなどが頻繁に実施されています。
povo2.0の基本料金・サービス内容

基本料金0円から持てる
| 料金プラン | 基本料金 0円 データ容量はトッピング購入 |
|---|---|
| 通信制限速度 | 最大128kbps |
| 通話オプション | 5分かけ放題 550円 かけ放題 1,650円 |
| 通話料 | 22円/30秒 |
| 回線 | au |
| SIM | nano SIM、eSIM |
| 支払い方法 | クレジットカード あと払い(ペイディ) |
| 事務手数料 | 無料 |
| 手続き | オンライン |
※料金は税込み。
※2025年11月14日時点。
auのオンライン専用ブランドpovo2.0はなんと言っても基本料金0円で回線を持てることが最大の魅力です。そういった意味では一番、月々の負担を小さくできる格安SIMだと言えるでしょう。
データ通信はデータ容量・有効期限が定められた「データトッピング」を購入することによって利用可能。データトッピングはキャンペーンなどで期間限定で提供されるものがあり、その種類も豊富ですが本記事では常時提供されているデータトッピングを以下の表で示します。
| データ容量 | 料金 | 有効期限 |
|---|---|---|
| 1GB | 390円/回 | 7日間 |
| 1GB | 1,260円/回 | 180日間 |
| 3GB | 990円/回 | 30日間 |
| 5GB | 1,380円/回 | 30日間 |
| 30GB | 2,780円/回 | 30日間 |
| 60GB | 6,490円/回 | 90日間 |
| 60GB | 13,200円/回 | 365日間 |
| 90GB | 7,980円/回 | 30日間 |
| 120GB | 21,600円/回 | 365日間 |
| 150GB | 12,980円/回 | 180日間 |
| 180GB | 14,880円/回 | 180日間 |
| 300GB | 9,834円/回 | 90日間 |
| 360GB | 26,400円/回 | 365日間 |
| 使い放題 | 250円/回 | 6時間 |
| 使い放題 | 330円/回 | 24時間 |
| 使い放題 | 9,834円/回 | 7日間×12回分 |
※料金は税込み。
※常時提供されているものに限る。
※2025年11月14日時点。
ドコモユーザーの方の中にはほとんどデータ量を利用していない方もいるでしょう。そういった方には基本料金0円から持てるpovo2.0がおすすめです。
povo2.0利用開始から180日間で以下のどちらかの条件に当てはまる場合、利用停止となります。
①データトッピングなどの有料トッピングの購入が無い場合。
②従量通話料とSMS送信量の合計額が660円(税込)を超えていない場合。
20GBがお得(トッピング活用)
ここまではahamoの30GB、LINEMOの3GBや10GBのプラン内容をご紹介してきましたが、
「20GBぐらいで何かおすすめの格安SIMはないの?」
という方に対してはしっくりとくるものが無かったと思います。そこでpovo2.0では「データ追加60GB(90日間)」のデータトッピングをご紹介したいと思います。
データ追加60GB(90日間)トッピングとは文字通り60GBのデータ量が90日間にわたって利用できるというもの。30日あたりに換算すると20GBになります。
料金は6,490円(税込)。約1ケ月(30日)あたりの料金に換算すると約2,164円(税込)。つまり1ケ月あたり2,164円(税込)で20GBのデータ量が使えるというわけです。
「ahamoの30GBほどデータ量はいらない」
「けどLINEMOの10GBでは足りない」
「データの使用量にはばらつきがある」
そんな方にはpovo2.0のデータ追加60GB(90日間)がおすすめです。電波もauのものが使われているため非常に安定しており、速度も速いです。
povo2.0は今回ご紹介したデータ追加60GB(90日間)トッピング以外にも便利なトッピングが選べるのも嬉しいポイントです。
かけ放題が1,650円で使える
またpovo2.0はデータ通信はほとんど使わない代わりに、24時間かけ放題を重視する方におすすめしたい格安SIMです。
以下の表はドコモ miniにドコモのかけ放題オプションをつけた場合の料金と、povo2.0で通話かけ放題トッピングをつけた場合の料金を比較したものです。
| povo2.0 | ドコモ mini | |
| 基本料金 | 0円 | 2,750円 (880円)※1 |
| かけ放題 | 1,650円 | 1,980円 |
| 合計 | 1,650円 | 4,730円 (2,860円)※1 |
注釈
※料金は税込。
※1 4GBのプランに「dカードお支払割(dカードGOLD)」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「ドコモでんきセット割」の3つの割引を適用させた料金。
※2025年11月14日時点。
基本料金が0円であること。そしてかけ放題の料金がドコモよりも安いということから、povo2.0ではお得にかけ放題を利用することができ、便利な格安SIMであると言える
楽天モバイルの基本料金・サービス内容

〜3GB 1,078円 or データ無制限 3,278円
| 料金プラン① | Rakuten最強プラン ~3GB 1,078円 ~20GB 2,178円 20GB超 3,278円 |
|---|---|
| 料金プラン② | Rakuten最強U-NEXT 4,378円 データ無制限 U-NEXT利用可能 |
| データ量くりこし | 非対応 |
| 通話オプション | 15分かけ放題 1,100円 かけ放題 無料※1 |
| 通話料 | 22円/30秒 |
| 回線 | 楽天モバイル、au |
| SIM | nano SIM、eSIM |
| 支払い方法 | 口座振替 クレジットカード デビットカード |
| 事務手数料 | 無料 |
| 手続き | 店舗、オンライン |
※料金は税込み。
※1 Rakuten Linkから発信した場合。
※2025年11月14日時点。
楽天モバイルが提供している「Rakuten最強プラン」は使ったデータ量によって月額料金が決まる従量段階制のプランです。Rakuten最強プランひとつで高速でのデータ無制限が利用できるので、データ量の使いすぎによる速度の制限などもおきません。
楽天 モバイルは料金の安さに定評がありますが、あらためてドコモ MAXとドコモ miniと比較してみましょう。
| 楽天モバイル | ドコモ MAX | ドコモ mini | |
| 1GB | 〜3GB 1,078円 | 〜1GB 5,698円 (2,398円)※1 | ー |
| 3GB | 〜3GB 6,798円 (3,498円)※1 | ー | |
| 4GB | 〜20GB 2,178円 | 無制限で 8,448円 (5,148円)※1 | 2,750円 (880円)※2 |
| 10GB | 3,850円 (1,980円)※2 | ||
| 20GB | ー | ||
| 20GB超 | 無制限で 3,278円 |
注釈
※料金は税込。
※1 「長期利用特典(20年以上)」「みんなドコモ割(3回線以上)」「dカードお支払割(dカードGOLD)」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「ドコモでんきセット割」の5つの割引を適用させた料金。
※2 「dカードお支払割(dカードGOLD)」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「ドコモでんきセット割」の3つの割引を適用させた料金。
※2025年11月14日時点。
3GB付近でも、データ無制限でもドコモよりも料金が安いことが見て取れるかと思います。またデータ無制限に関しては楽天モバイル以外に提供している格安SIMはそう多くはありません。データ無制限の料金自体も安く設定されているため、動画視聴やゲームなどの大容量のコンテンツでも、通信料を気にせず利用することができると思います。
ちなみに楽天モバイルの電波状況に関しては地域やエリアによって大きく異なるようです。もちろん基地局数の増加、プラチナバンド対応により改善している傾向もあるでしょう。
Rakuten Linkで通話料無料
楽天モバイルには「Rakuten Linkアプリ」という無料通話アプリが提供されており、Rakuten Linkアプリから発信すると固定電話や他社携帯電話も含めて国内通話が無料になります。
通常の音声通話とは仕様が異なるためか、通話品質に関しては賛否両論ありますが、かけ放題が無料で使えるのは魅力的です。利用データ量を3GBまでに抑えれば1,078円(税込)でかけ放題が利用できることになるので、通話品質をあまり気にしない方は検討してみても良いでしょう。
楽天モバイルは最新型のiPhoneを販売されており、乗り換えによって楽天ポイントによるポイント還元が受けられます。
楽天モバイルにご興味がある方は、以下の関連記事も合わせてご確認ください。

ワイモバイルの基本料金・サービス内容

5GB 3,058円から セット割引もある
料金プラン「シンプル3」
| S | M | L | |
| データ容量 | 5GB | 30GB | 35GB |
| 基本料金 | 3,058円 | 4,158円 | 5,258円※2 |
| おうち割 光セット (A) | -1,650円 | -1,650円 | -1,650円 |
| PayPay カード割※1 | -550円 又は -330円 | -550円 又は -330円 | -550円 又は -330円 |
| 割引後料金 | 858円 又は 1,078円 | 1,958円 又は 2,178円 | 3,058円 又は 3,278円 |
※料金は税込。
※1 PayPayカードゴールド(年会費11,000円)の場合、-550円。PayPayカード(年会費無料)の場合、-330円。
※2 月額880円の10分かけ放題が含まれている。
※2025年11月14日時点。
家族割引サービス適用の場合
| S | M | L | |
| データ容量 | 5GB | 30GB | 35GB |
| 基本料金 | 3,058円 | 4,158円 | 5,258円※3 |
| 家族割引 サービス※1 | -1,100円 | -1,100円 | -1,100円 |
| PayPay カード割※2 | -550円 又は -330円 | -550円 又は -330円 | -550円 又は -330円 |
| 割引後料金 | 1,408円 又は 1,628円 | 2,508円 又は 2,728円 | 3,608円 又は 3,828円 |
※料金は税込。
※1 割引は2回線目から。
※2 PayPayカードゴールド(年会費11,000円)の場合、-550円。PayPayカード(年会費無料)の場合、-330円。
※3 月額880円の10分かけ放題つき。
※2025年11月14日時点。
おうち割 でんきセット (E)適用の場合
| S | M | L | |
| データ容量 | 5GB | 30GB | 35GB |
| 基本料金 | 3,058円 | 4,158円 | 5,258円※3 |
| おうち割※1 でんきセット (E) | ー | -1,100円 | -1,100円 |
| PayPay カード割※2 | -550円 又は -330円 | -550円 又は -330円 | -550円 又は -330円 |
| 割引後料金 | 2,508円 又は 2,728円 | 2,508円 又は 2,728円 | 3,608円 又は 3,828円 |
※料金は税込。
※1 シンプル3 Sは対象外。割引は最大24カ月間。
※2 PayPayカードゴールド(年会費11,000円)の場合、-550円。PayPayカード(年会費無料)の場合、-330円。
※3 月額880円の10分かけ放題つき。
※2025年11月14日時点。
その他概要
| データ増量オプション (+550円) | シンプル3 S +2GB シンプル3 M/L +5GB |
|---|---|
| データ量追加 | 550円/1GB |
| データ量くりこし | 翌月まで |
| 通信制限速度 | シンプル3 S 5GB超は最大300kbps 7.5GB超は最大128kbps シンプル3 M 30GB超は最大1Mbps 45GB超は最大128kbps シンプル3 L 35GBは最大1Mbps 52.5GB超は最大128kbps |
| 通話オプション | シンプル3 S/M 10分かけ放題 880円 かけ放題 1,980円 シンプル3 L 10分かけ放題 無料 かけ放題 1,100円 |
| 通話料 | 22円/30秒 |
| 回線 | ソフトバンク |
| SIM | nano SIM、eSIM |
| 支払い方法 | 口座振替 クレジットカード デビットカード |
| 事務手数料 | 3,850円 |
| 手続き | 店舗、オンライン |
※料金は税込み。
※2025年11月14日時点。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとして提供されている格安SIMで、使われている電波もソフトバンクのメインブランドで使われているものと同等のものです。店舗でのサポートも受けられるので、初心者の方にも安心できるでしょう。
ワイモバイルの特徴。それは各種セット割引が豊富であることです。
おうち割 光セット (A)
ソフトバンク光、SoftBank Airとの
セット割引。毎月1,650円(税込)の割引が受けられる。期間は永年。
家族割引サービス
家族で対象プランを契約した場合に受けられる割引。毎月1,100円(税込)の割引が2回線目から適用される。期間は永年。
PayPayカード割
毎月の料金支払いをPayPayカードに設定した場合に受けられる割引。PayPayカード ゴールド(年会費11,000円(税込))の場合、毎月550円(税込)、PayPayカードの場合、毎月330円(税込)の割引が受けられる。期間は永年。
おうち割 でんきセット(E)
おうちでんきとのセット割引。2年間にわたって毎月1,100円(税込)の割引が受けられる。ただし対象プランはシンプル3 M/Lのみ。2年目以降は割引はなくなるので注意。
※併用不可の割引
おうち割 光セット (A)・家族割引サービス・おうち割 でんきセット (E)
以下の表は「おうち割 光セット (A)」と「PayPayカード割(PayPayカード ゴールド)」を適用させたワイモバイルとドコモ MAX、ドコモ miniの料金と比較したものです。
| ワイモバイル | ドコモ MAX | ドコモ mini | |
| 1GB | ー | 〜1GB 5,698円 (2,398円)※2 | ー |
| 3GB | ー | 〜3GB 6,798円 (3,498円)※2 | ー |
| 4GB | ー | 無制限で 8,448円 (5,148円)※2 | 2,750円 (880円)※3 |
| 5GB | シンプル3 S 3,058円 (858円)※1 | ||
| 10GB | ー | 3,850円 (1,980円)※3 | |
| 30GB | シンプル3 M 4,158 (1,958円)※1 | ー | |
| 35GB | シンプル3 L 5,258円 (3,058円)※1 | ー |
注釈
※料金は税込
※1 「おうち割 光セット(A)」「PayPayカード割(PayPayカード ゴールド)」の2つの割引を適用させた場合。
※2「長期利用特典(20年以上)」「みんなドコモ割(3回線以上)」「dカードお支払割(dカードGOLD)」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「ドコモでんきセット割」の5つの割引を適用させた料金。
※3「dカードお支払割(dカードGOLD)」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「ドコモでんきセット割」の3つの割引を適用させた料金。
※2025年11月14日時点。
ワイモバイルにはデータ無制限プランは提供されていませんが、月の利用データ量が5GB程度の方、あるいは30GB程度で、加えて家のインターネット回線がソフトバンク光の方にはお得に使うことができる格安SIMで相当お得になります。ネットの環境を切り替えるのに抵抗がない方にワイモバイルは合っていると思います。
ちなみに余ったデータ量は翌月末まで繰り越しすることが可能です。規定のデータ量を超過した場合の速度制限もシンプル3 M/Lであれば最大1MbpsなのでWebサイトの閲覧程度であれば問題ないでしょう。
ただしセット割引がないとワイモバイルの料金はやや高いです。セット割引を組むのが難しいようであれば、LINEMOなどのオンライン専用プランをおすすめします。
ソフトバンクショップで手続きできる
ワイモバイルは格安SIMに位置付けられていますが、全国のソフトバンクショップでも手続きをしたり、アフターサポートを受けることが可能です。
手続きや携帯電話の設定に不安を感じている方でも、店舗(ショップ)での対応が可能であれば安心ですね。
ワイモバイルにご興味がある方は、以下の関連記事も合わせてご確認ください。

UQモバイルの基本料金・サービス内容

〜5GB 2,948円 セット割引もある
料金プラン
| データ容量 | トクトクプラン2 | コミコミプラン バリュー |
|---|---|---|
| ~5GB | 2,948円 (1,628円)※1 | ー |
| 5GB超30GB | 4,048円 (2,728円)※1 | ー |
| 35GB | ー | 3,828円※2 |
注釈
※料金は税込み。
※1 自宅セット割とau PAY カードお支払い割適用時。
※2 月額880円の10分かけ放題付き。
※2025年11月14日時点。
UQモバイルはauのサブブランドとして提供されている格安SIMで、エリアもauとほぼ同じです。
UQモバイルから提供されているプラン(新規受付されているプラン)のひとつ目に「トクトクプラン2」があります。これは月のデータ利用量が5GB以下と5GB超30GBまでで月額料金が異なる従量段階制のプランです。
トクトクプラン2
| 利用データ量 | 〜5GB | 5GB超〜30GB |
|---|---|---|
| 基本料金 | 2,948円※1 | 4,048円 |
| 自宅セット割※2 | -1,100円 | -1,100円 |
| 家族セット割※2 | -550円 | -550円 |
| au PAY カード お支払い割 | -220円 | -220円 |
| 合計 | 自宅セット割時 1,628円 家族セット割時 2,178円 | 自宅セット割時 2,728円 家族セット割時 3,278円 |
注釈
※料金は税込。
※1 割引1,100円(税込)適用後。
※2 自宅セット割と家族セット割は併用不可。
※2025年11月14日時点。
自宅セット割
auひかり、J:COM、WiMAX +5Gなどとの
セット割引。
家族セット割
家族で対象プランを契約した場合に受けられる割引。
au PAY カードお支払い割
毎月の料金支払いをau PAYカードに設定した場合に受けられる割引。
※併用不可の割引
自宅セット割・家族セット割
35GB 3,828円 10分かけ放題つき
UQモバイルから提供されている(新規受付されているプラン)もう1つのプランは「コミコミプランバリュー」です。
こちらのプランはデータ容量35GBに1回10分以内の国内通話かけ放題がついて月額3,828円(税込)。トクトクプラン2と異なり、自宅セット割などのセット割引は対象外のプランのため3,828円(税込)が定額となります。
コミコミプランバリューには以下の2つのサービスが含まれているという特徴を持ちます。
- Pontaパス
- サブスクぷらすポイント
Pontaパス
Pontaパス
サブスクぷらすポイント
Pontaパス
(月額548円(税込)→無料)
ローソンで毎週使用できる無料・割引クーポン「ウィークリーLAWSON」、ローソンでau PAY(コード支払い)を利用して商品や製品の支払いをすると利用回数に応じてPontaポイントの還元率が通常の最大14倍(最大7%)になる「Pontaパス ブースト」などが利用できる。
サブスクぷらすポイント
- NETFLIX
- Apple Music
- YouTube Premium
- TELASA
上記サービスの月額料金(税抜)の最大20%がPontaポイントで返ってくる。
auショップで手続きできる
UQモバイルは格安SIMに位置付けられていますが、全国のauショップでも手続きをしたり、アフターサポートを受けることが可能です。
手続きや携帯電話の設定に不安を感じている方でも、店舗(ショップ)での対応が可能であれば安心ですね。
UQモバイルにご興味がある方は、以下の関連記事も合わせてご確認ください。

ドコモからの乗り換えのデメリット
ここではドコモから格安SIMに転出する場合に生じうるデメリットについてまとめます。
デメリット
- 家族間の通話が無料にならない
- 家族割が外れる
- メールアドレス引継ぎは有料
家族間の通話が無料にならない
ドコモではファミリー割引の同一グループ内の家族間であれば通話は無料ですが、格安SIMには家族間通話が無料になるサービスは提供されていません(楽天モバイルのRakuten Linkによる通話は除く)。
家族の方同士で電話をかけると30秒あたり22円(税込)の通話料がかかってきます。
なので発信する機会が多い方は格安SIMが提供している何かしらの通話オプションに加入するか、LINE電話を使った連絡をとるようにしてみてください。
家族割が外れる→みんなドコモ割に影響
ドコモには「みんなドコモ割」という家族割があります。
この割引は同一ファミリー割引グループ内で、条件を満たした回線数に応じて、基本料金から割引を適用させることができるサービスです。
| 回線数 | 割引額 |
|---|---|
| 1回線 | ー |
| 2回線 | -550円 |
| 3回線 | -1,100円※1 |
※割引額は税込。
※1 ドコモ MAXは-1,210円。
※ 2025年7月17日時点。
同一ファミリーグループ内にあるご自身あるいは家族の方の回線がドコモから他社へ乗り換えをすると、みんなドコモ割の割引額が減少する可能性がでてきます。
メールアドレス引継ぎは有料
ドコモで使っていた「@docomo.ne.jp」のドコモメール(キャリアメール)のアドレスを格安SIMでも引き継ぐためには月額330円(税込)の「ドコモメール持ち運び」に加入する必要があります。ドコモメールの利用を希望される方は、わすれずにこのオプションの申し込みを行いましょう。
ただしクレジットカードでの支払い、登録が必要になります。
ドコモメールを使わなければならない理由がない方は、Gmailなどのフリーメールを使うのもありだと思います。
ドコモから乗り換えの手順
ドコモから他社へ乗り換える申し込み手順や流れについてご紹介します。手続きは原則、本人名義で行う必要があります。運転免許証、マイナンバーカード、パスポート(補助書類が必要なケースもあり)などの本人確認書類の用意をしておいてください。
まず、ドコモで購入し、今使っている機種を使う場合や別に用意できる場合は、乗り換え先の通信会社で動作確認されているか(対応しているかどうか)必ず事前に準備し確認し、それから乗り換え手続きを行うようにしてください。
あまり利用している方は多くないかもしれませんが、2021年10月1日より前に発売された機種を使っている方はSIMロックの解除が必要になります。SIMフリー端末はSIMロック解除不要です。
続いてドコモでMNP予約番号を取得します。
MNP予約番号はWeb(My docomoで取得済みの予約番号の確認も可能)か、ドコモショップやインフォメーションセンターにて発行することが可能です。
おススメはインフォメーションセンターです。
引き止めなどはされてしまいますが、乗り換える際の注意事項を全て説明してくれるので、解約時のデメリットを発見することができます。
出されたMNP予約番号は15日間の有効期限があるので期限が切れる前に乗り換え手続きをすませましょう。
なお、乗り換え時には契約解除料(解約金)などの費用はかかりません。
| ドコモインフォメーションセンター | |
|---|---|
| ドコモの携帯電話から | |
| 一般電話など | 0120-800-000 |
| 受付時間:9:00~20:00 | |
動作確認と、MNP予約番号を発行できたら、契約手続きをしましょう。
契約できる場所はオンラインショップか、店頭ですることが可能です
ご自分だけで手続きができるようであればオンラインでの手続きをおすすめします。
ドコモのスマホをそのまま使う場合、データの移行などは必要ありませんが、「APN設定」というものが必要になる場合もあります。
(iPhoneのプロファイルのダウンロードとインストールは不要です)
APNとは?A(アクセス)P(ポイント)N(ネーム)の略で、スマホにインターネットの接続先を認識させる重要な設定です。
APN設定についてはこちらの記事を参考に設定を進めてください。

また契約後、万が一サポートが必要な場合も、実店舗にて対面サポートを受けることができます。
以上で乗り換え手続きは完了です。
ちなみにドコモから他社へ乗り換える際は、基本的には解約金は発生しません。しかしドコモを新規契約して(他社からのMNPも含む)1年以内に解約すると、1,100円(税込)の契約解除料(違約金)が発生するようになりました(2025年7月1日より)。
ドコモ解約月の料金はいつ解約しても日割りにはならず、満額、請求されますので気をつけましょう。
ドコモから格安SIMに乗り換えて節約
以上、今回はドコモから乗り換える際におすすめの格安SIMをそれぞれご紹介してきました。
今回ご紹介した格安SIMはドコモの料金プランがカバーしていないデータ容量のプランを提供している通信会社を中心にご紹介しました。携帯料金の節約のために、ご自身の使い方に合いそうな格安SIMを選んで頂ければ幸いです。
ご自身のライフスタイルに合った通信環境を整えるためにこの記事が役に立ってもらえればと思います。
当サイトフォンシェルジュの提携店舗では以下の様なご相談、ご質問、ご要望、悩みを多くのお客さまからいただくことがあり、情報を提供したりご自身に合った機種を探すお手伝い、トラブルの対処法などをお伝えしています。
よくある質問
- Google Pixelが欲しい
- 電話帳を削除のやり方を知りたい
- 人気のスマホが欲しい
- 新規契約したい
- 学割の内容を知りたい
- 4Gと5Gは違?
- 携帯選びで失敗したくない
- メールの使い方を知りたい
- ホームルーターの月額料金を知りたい
- キャッシュバックが欲しい
- いらないオプションを廃止したい
- 大手と格安SIMの違いが知りたい
- おすすめの光回線を教えて
- 本体の代金が安いスマホが欲しい
- 自分に合ったプランを選びたい
- 安いAndroidが欲しい
- QRコードの使い方を知りたい
- 通信費をトータルで見直したい
- 画面の大きいスマホが欲しい
- 海外にスマホを持っていきたい
- 自分に合ったプランがわからない
- eSIMって何?
- 新規契約したい
- 携帯電話会社選びで後悔したくない
- 機種変更のタイミング(月末?)を知りたい 等

もちろん初めて利用する方も大歓迎。わかりやすくご対応させて頂きます。迷っている方は是非ご来店してみてください。
この記事を少しでも気に入って頂いた方は、SNSなどでシェアしてもらえると有難いです。最後までお読み頂きありがとうございました。













