
ドコモの無制限プランを検討している。けど、
irumoやらeximoやらギガホプレミアやら、もうよく分からない……
この記事は、こんな風に考えている方を対象としています。
2023年7月1日からドコモの新料金プランがサービス開始となりました。
ネット記事などで新料金プラン、旧料金プランの名前を目にすることがあったかと思いますが、プラン名からでは、プランの内容をイメージするのは難しかったのではないでしょうか?



データ無制限を使いたい場合、
どのプランを選べば良いの?
結論からお伝えします。
ドコモの無制限プランを考えている方は、
eximo



この料金プランだけ
まずは覚えてください。
無制限で使った場合の月額料金は7,315円(税込)です。
eximoの料金プラン解説を軸に、現在ドコモの各料金プランに加入している方がeximoに変えた場合、「料金やサービスがどのように変わるのか?」ということをプランごとに解説をしていきます。
ですので、ご自身が関係していると思われる章だけ読んで頂いてもよろしいかと思います。
ドコモユーザーの方で契約している方が多い
プランの一例(ahamo大盛り以外、新規受付終了)
ギガライト | ギガホプレミア | 5Gギガホプレミア | ahamo大盛り | |
---|---|---|---|---|
大まかな特徴 | 小容量プラン | 60GB | データ無制限 | 100GB |
月額料金 | 3,465円〜 | 7,205円 | 7,315円 | 4,950円 |
最大割引後 | 2,178円〜 | 4,818円 | 4,928円 | 割引なし |
※料金は税込
ドコモ 無制限 eximoの料金



これからドコモの無制限プランを
契約しようとしている方は「eximo」一択となります。
ただし、eximoはドコモの小容量プランである「ギガライト」のように、使ったデータ量によって月額料金が3パターンのうちのどれかに決まる方式をとっています。
データ無制限で使った場合は、
月額7,315円(税込)。
- 新規受付終了したデータ無制限プラン
「5Gギガホプレミア」と同じ料金です。 - ドコモのメールアドレスもそのまま使えます。
- 「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割/home 5G セット割」「dカードお支払割」のセット割引が受けられる点も同じです。
割引を最大限適用させると月額料金は
4,928円(税込)となります。
データ量 | ~1GB | 1GB~3GB | 3GB~無制限 |
---|---|---|---|
割引前 月額料金 | 4,565円 | 5,665円 | 7,315円 |
みんなドコモ割 | 2回線:▲550円 3回線:▲1,100円 | ||
ドコモ光セット割 home 5G セット割 | ▲1,100円 | ||
dカードお支払割 | ▲187円 | ||
割引後 月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,928円 |
※料金は税込



通話料、通話オプションは
どうなる?



30秒あたりの通話料が22円(税込)であること、ファミリー割引内の家族間通話は無料であること、この2点については他のドコモの料金プランと同じです。
しかし、通話オプションの料金に関しては異なります。
2023年7月1日のeximoサービス開始と合わせて、ドコモの通話オプション自体の料金が上がりました。そのためeximoで通話オプションをつける場合は、料金改定前に比べると110円(税込)高くなります。
料金改定前 | 料金改定後 | |
---|---|---|
5分通話 無料オプション | 770円 | 880円 |
かけ放題 オプション | 1,870円 | 1,980円 |
※料金は税込
その一方、5分通話無料オプションまたはかけ放題オプションをつけると、月額330円(税込)の留守番電話と、月額220円(税込)のキャッチホンが無料になるため、「通話オプションが必要」で「留守番電話/キャッチホンが必要」という方にとっては、お得と言えるでしょう。
テザリングも無制限? Wi-Fiは不要?
eximoはテザリング利用時も
データ無制限で使えます。
以下、eximoのテザリングについて要点をまとめます。
- テザリングもデータ無制限
- 申し込み不要
- オプション料金もかからない
- 5Gエリアでなくても無制限で利用可能
- ただし、eximo自体は5G契約のプラン
(5G対応端末の利用を推奨)
テザリングも無制限であれば、人によっては自宅にインターネット回線を引いて、Wi-Fiを使う必要がないかもしれません。



実際、筆者はドコモの100GBプラン「ahamo大盛り」を契約していますが、それで家の通信全てを賄っています。
ただし、インターネット回線を引いていないことによるデメリットもあります。
以下、テザリング利用のデメリットと、筆者が不便に感じたことを挙げます。
テザリング利用のデメリット
- スマホのバッテリーが切れたらパソコンのネットが使えない
- スマホのバッテリーを気にしながらネットを使わなければならない
- スマホでのテザリングON/OFFが意外と面倒
- 家にスマホがないと(テザリングできるSIMカードがないと)テザリングできない
- テザリング利用でPCオンラインゲームをする時はタイムラグが発生する可能性がある
- スマホのバッテリーの問題
PCオンラインゲームには不向き
筆者はテザリングを利用してPCオンラインゲームをすることはありませんが、光回線を使ってオンラインゲーム(特に格闘ゲーム)をしている知人からは「タイムラグが発生するので、テザリングでPCオンラインゲームすることはおすすめできない」とのことです。
テザリングに限りませんが、光回線に比べるとモバイル回線は「ping値」が高くなるので、PCオンラインゲームで遊ぶ時は利用を避けた方が良いでしょう。
ping値とは?
サーバー上にデータを送信してから、返ってくるまでの時間のこと。
オンラインゲームでは、常にデータの送受信が行われており、この送受信の応答速度が速くなければ『ラグ』が発生してしまいプレイに支障をきたすことも。
理想的な数値は15〜25ms、最低でも30ms台はキープできないと『ラグ』が発生してしまう可能性が生じてくる。(ちなみに筆者はahamo大盛りを契約しているがping値が40ms〜50ms程度になることもあり)
スマホのバッテリー寿命にも影響あり



テザリング利用はバッテリー消費が激しいです。
そのため充電しながらテザリングをすることも考えられますが、これはおすすめできません。一般的には、充電しながらスマホを使うと、バッテリーの寿命が短くなると言われています。
これは、「スマホが動作している時の発熱」と「充電時の発熱」が、バッテリー寿命に悪影響を与える要因の一つとなっているためです。
ちなみにiPhoneに関してですが、Apple サポートに「iPhoneも充電しながら使うと、バッテリーが劣化するか?」と以前、質問したところ「iPhoneは(充電時に)推奨されるバッテリー温度を超えると、80%以上の充電を制限する機能を備えているため、世間一般で言われている『充電しながら使うとバッテリーが劣化する』とは言えません」という回答が返ってきました。
ただし、上記Apple公式HPのリチウムイオンバッテリーの仕組みのページにはこうも書いてあります。「どんな種類のバッテリーも、ある程度充電を繰り返すと容量が減っていきます」と。
テザリングを日常的に使っていると、その分スマホのバッテリー消費が激しくなります。バッテリー消費がはげしくなると、充電する回数が増えることにも繋がりますが、これはバッテリー寿命が短くなることにも繋がっています。



なので、テザリングで家のインターネット環境を整えようとしている方は、「スマホのバッテリーの寿命を縮めるかもしれない」ということを念頭に利用するようにしましょう。
eximoのデメリット
データ無制限プランであるeximoのデメリットにはどんなものがあるでしょうか?
データ無制限で使うことを前提にしている方にとって、デメリットになりうるものを中心に挙げてみます。
- 通話オプションが高くなる
- dカードGOLD還元率10%→1%へ
(定期クレジット設定なしの場合) - 対象外になる割引がある
1.通話オプションが高くなる
「1.ドコモ 無制限 eximoの料金」でも触れましたが、eximoの通話オプションは従来のドコモの料金につけることができた通話オプションの料金よりも110円(税込)高くなっています。



これはeximoは2023年7月1日にサービス開始となりましたが、2023年7月1日以降、ドコモの通話オプション自体の月額料金が高くなったためです。
ただし月額料金は高くなりましたが、通話オプションをつけると月額330円(税込)の留守番電話と月額220円(税込)のキャッチホンが無料で使えるようになりました。
料金改定前 | 料金改定後 | |
---|---|---|
5分通話 無料オプション | 770円 | 880円 |
かけ放題 オプション | 1,870円 | 1,980円 |
※料金は税込
2.dカードGOLD還元率10%→1%へ
(定期クレジット設定なしの場合)
ドコモのクレジットdカードGOLDには、「dポイントクラブご優待(10%ポイント還元)」というサービスがあります。
dポイントクラブご優待(10%ポイント還元)とは?
利用中のドコモ携帯電話番号をdカードGOLDに登録さえしておけば、ドコモの利用料金1,000円(税抜き)ごとにdポイントが100ポイント貯まる、つまり10%の還元率でdポイントがもらえます。
しかしeximoに関しては、「ただ利用中のドコモ携帯電話番号をdカードGOLDに登録するだけ」だとポイント還元率は1%に下がってしまいます。
他のプラン同様、eximoで10%の還元を受けるためには、ドコモの携帯料金をdカードGOLDで支払うように設定しなければなりません。(dカード定期クレジット設定)
dカードGOLD以外の支払いの方法で、ドコモの料金を支払っている方がeximo契約を検討する場合、10%還元を諦めるか、10%還元を受けるためにドコモの支払いをdカードGOLDに変更するかの2択に迫られることになります。
3.対象外になる割引がある
eximoにすると、対象外になる割引がいくつかあります。以下は代表的なものです。
5分以内の国内通話無料、データ量1GBまで使える「はじめてスマホプラン」の月額料金1,815円(税込)から12カ月間にわたって550円(税込が)割引される。
2つの通話オプションの月額料金が12カ月間にわたって割引される。
・5分通話無料オプション
770円(税込)→無料
・かけ放題オプション
1,870円(税込)→1,100円(税込)
対象機種を利用すると基本料金から毎月1,650円(税込)が割引される。(ただし、docomo withはギガライト、ギガホプレミアなどの「ギガプラン」契約者は元々対象外)
25歳以下、カケホーダイプラン契約者の基本料金から毎月550円(税込)が割引され、パケットパックの利用可能データ量にボーナスパケットが1GB追加される。
携帯電話料金を郵送による書面ではなく、Webで確認すると20円(税込)の割引が受けられる。
eximoとギガライトの比較
小容量帯のプランであるギガライトを使っている方が、eximoへの変更を検討するのは毎月7GBまでデータ量を使っていてデータ量が足りなくなる、という場合でしょう。
7GBまでデータ量を使った場合の料金は6,765円(税込)。ここに「1GB追加オプション」を申し込んで1GBを追加すると+1,100円(税込)。
合計すると7,865円(税込)。
これだけで、データ無制限使った場合のeximoの料金7,315円(税込)より高くなってしまいます。以下の図はギガライトの料金のイメージ図です。



eximoと同じく2023年7月1日サービス開始した「irumo」のデータ量9GBのプランを毎月3,377円で利用するという手もありますが、データ上限を気にしたくなければeximoに変更されることをおすすめします。
eximoとギガホプレミア(+その他)の比較
4G向け大容量プランである「ギガホプレミア」以外にも、「ギガホ」と名のつく大容量プランは細かく分けると3つあります。
以下の表はギガホプレミアを合わせた4つの料金プランのデータ量、月額料金、受付期間を示したものです。
ギガホ | ギガホ(2) | ギガホプレミア | 5Gギガホ | |
---|---|---|---|---|
データ量 | 30GB | 60GB | 60GB | 100GB(無制限) |
月額料金 | 7,628円 | 7,865円 | 7,205円 | 8,415円 |
受付期間 | 2019年6月1日 〜2019年9月30日 | 2019年10月1日 〜2021年3月31日 | 2021年4月1日 〜2023年6月30日 | 2020年3月25日 〜2021年3月31日 |
※料金は税込。
※ギガホ(2)は元々データ量が30GBのプラン。キャンペーンにより60GBとなっている。
※5Gギガホは元々データ量が100GBのプラン。キャンペーンにより無制限となっている。
ただし、その際は「3.eximoのデメリット」を再度、確認して頂いてからプラン変更するようにしてください。
eximoと5Gギガホプレミアの比較
eximoと5Gギガホプレミアの比較表です。
eximo | 5Gギガホプレミア | ||||
---|---|---|---|---|---|
データ量 | ~1GB | 1GB~3GB | 3GB~無制限 | ~3GB | 3GB~無制限 |
月額料金 | 4,565円 | 5,665円 | 7,315円 | 5,665円 | 7,315円 |
みんなドコモ割 | 2回線:▲550円 3回線:▲1,100円 | ||||
ドコモ光セット割 home 5G セット割 | ▲1,100円 | ||||
dカードお支払割 | ▲187円 | ||||
割引後 月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,928円 | 3,278円 | 4,928円 |
通話料 | 22円/30秒 | ||||
通話オプション | 5分通話無料オプション:880円 かけ放題オプション:1,980円 | 5分通話無料オプション:770円 かけ放題オプション:1,870円 | |||
家族間通話 | 無料 |
※料金は税込
eximoと5Gギガホプレミアのプランには大きな違いはありません。



「これから無制限プランを契約しようと検討している方向け」にこの記事は書かれていますが、既に5Gギガホプレミアに加入している方であれば、無理にeximoに変更する必要はないでしょう。
eximoとahamo大盛りの比較
eximoをデータ無制限、ahamo大盛りの料金を比較してみましょう。
eximo | ahamo大盛り | |
---|---|---|
データ量 | 無制限 | 100GB |
月額料金 | 7,315円 | 4,950円 |
低速時速度 | ー | 1Mbps |
データ量追加 | ー | 1GB 550円 |
みんなドコモ割 | 2回線:▲550円 3回線:▲1,100円 | ー (カウント対象) |
ドコモ光セット割 home 5G セット割 | ▲1,100円 | ー |
dカードお支払割 | ▲187円 | ー |
割引後 月額料金 | 4,928円 | ー |
通話料 | 22円/30秒 | 5分まで無料 5分超過後22円/30秒 |
通話オプション | 5分通話無料オプション:880円 かけ放題オプション:1,980円 | 5分通話無料オプション:無料 かけ放題オプション:1,100円 |
家族間通話 | 無料 | 5分超過時は 22円/30秒 |
※料金は税込
※ahamo大盛りの「カウント対象」とは、みんなドコモ割の割引額を決めるために数えられる回線のこと。
eximoの利点
- データ無制限で使える。
- 全ての割引を適用させれば、データ無制限で、ahamo大盛りよりも安く利用できる。
- 家族間通話が無料
- メールアドレスは基本料金内で使える。
- ドコモショップのサポートが受けられる。
ahamo大盛りの利点
- 月額料金が安い。
- 5分かけ放題が含まれている。
- 無制限でなくても良い人にとってはコスパが非常に良い。
ahamo大盛りは、ドコモのセット割引が受けられる状況ではない、かつデータ量が100GBでおさまることが確実という方におすすめできるプランです。
eximoとhome 5Gとの比較
ドコモの「home 5G」は据え置き型のホームルーターで、月額料金はahamo大盛りと同じ4,950円(税込)。データ無制限で使えます。
本体価格は1,980円×36カ月間=71,280円(税込)と、決して安くはありませんが、36カ月間にわたって月々の本体価格と同額の1,980円(税込)の割引である月々サポートが適用されます。3年間使えば、実質0円となりますし、月額料金の4,950円(税込)以上、月額料金が高くなることはありません。
みんなドコモ割などのセット割引が適用されていないeximoよりも、毎月2,365円(税込)安くデータ無制限が使えますが、ホームルーターという性質上、持ち運んで使うことができません。
外出時はほとんどデータ通信を必要としないのであれば、家では月額4,950円(税込)のhome 5Gを使って、スマホのプランはirumoの3GBプラン)(home 5G セット割、dカードお支払い割適用)にすれば、スマホの基本料金は880円(税込)。
合計の月額料金は5,830円(税込)となるため、eximo単体で契約するよりも1,200円程度料金を安くすることができます。
まとめ
以上、この記事ではドコモの無制限プランについて解説してきました。
まとめ
- ドコモの無制限プランはeximo。
月額料金は7,315円(税込)で、最大限割引を適用させると月額4,928円(税込)。 - テザリングも無制限で使える。
- eximoに変えると、通話オプションの料金が110円(税込)高くなる、dカードGOLDの還元率が10%→1%になるなど注意点もある。
- 旧ギガホ、ギガホプレミアを使っている方は、基本料金が安くなったり、使えるデータ量が増えたりするので、変更しても良い。
- eximoと比較検討されるものは、ahamo大盛り 100GB 4,950円(税込)、home 5G 無制限(自宅専用) 4,950円(税込)。
「より詳しく、eximoについて聞きたい!」
そう思われた方、お気軽にフォンシェルジュ提携店舗までご相談ください。





結局どのプランが一番安いかわからない



自分にあったプランって結局どれなの?
そんな方は、フォンシェルジュの無料料金診断がおススメ!
最短1分、選択肢を選ぶだけの簡単診断で自分にあったプランが分かります。
診断費用は一切発生致しませんのでぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか!