ここ最近SNSで「ドコモ 繋がらない」という投稿をよく見かけます。
実はこれ「パケ詰まり」というものが原因で、電波が繋がりづらくなっているんです。
今回は以下の内容について解説させていただきます。
- そもそもパケ詰まりって何?
- パケ詰まりの原因は?
- パケ詰まりはいつ解消される
- パケ詰まりの対策は?
ドコモ利用中でパケ詰まりにお困りの方はぜひ参考にしていただければと思います。
ドコモ・au・ソフトバンクで1番電波が良い会社を知りたい方はこちらの記事で解説しています。
パケ詰まりとは?
「パケ詰まり」とは?
アンテナが立っているのに、通信速度が極端に遅くなる症状のことです。
パケ詰まりが起こると検索したページの表示や、動画再生に時間がかかるようになってしまいます。
SNSでは「通信制限になっていないのになんで?」や「ドコモの電波が繋がらない」と勘違いしてしまう人も多く見られました。
パケ詰まりの原因
なぜ急に「パケ詰まり」のような症状が急増しているのでしょうか?
4月26日に行われたドコモのネットワーク説明会の中で説明していました。
原因は大きく分けると
5つあります。
パケ詰まりの原因
- スマホを使う上で必要なデータ量が多くなった
- コロナ明けで外出する人が増加した
- 再開発による地形の変化
- 屋内ではプラチナバンド中心となり通信が混雑
- 5Gネットワーク不足
では1つずつ詳しく解説していきます。
スマホを使う上で必要なデータ量が多くなった
多くのデータ需要が発生し、通信が混雑してしまっているという点です。
総務省の調査によると年1.2倍から1.3倍程度のペースで「トラフィック」が増加しているようです。
トラフィックとは?
インターネット接続回線などにおいて、一定時間にネットワークを流れるデータ量のこと
ドコモでは通信量無制限プラン「5Gギガホプレミア」(2023年6月30日をもって新規受付終了。現在はeximo)や、20GB利用できる「ahamo」、100GB利用できる「ahamo大盛り」といった中~大容量のプランの契約者が増加しています。
つまりスマホ利用者1人あたりの通信量消費量が年々増加しているということです。
コロナ明けで外出する人が増加した
2つ目の原因としてはコロナが5類感染症になったことで外出する人が増加し、都市部に集中するという点でしょう。
「パケ詰まり」は都市部や駅周辺で起こりやすくなっています。
外出する人が増え、1つの場所に通信が集中するので、トラフィックが増加しました。
簡単にいうと高速道路の渋滞をイメージしていただけると分かりやすいかと思います。
都市再開発による地形の変化
再開発による地形の変化も「パケ詰まり」が増加している原因の1つです。
街並みなどが変わり、基地局が撤去されてしまったり、新しいビルができて人の流れが変わったりすることが予想できず、現在ある基地局だけでは通信がひっ迫してしまうこともあるようです。
屋内では800MHz帯のプラチナバンドが中心となり通信が混雑
ドコモの電波にはいくつか周波数帯があり、その中から一番繋がりやすい周波数帯に接続されます。
屋内の場合、障害物に強い800MHz帯の電波を中心に通信が行われます。
屋外では色々な周波数を利用できますが、屋内では1つの周波数帯(800MHz)に通信が集中してしまい「パケ詰まり」が起こりやすくなってしまうのです。
5Gネットワーク不足
パケ詰まりが起こっているのは主に4Gネットワーク中心です。
そのため4Gで接続する人を減らすためにも、パケ詰まりが起こっている場所には5Gを導入するのが一番の対策になります。
ですが、この対策をするには5Gの基地局を設置しなければなりません。
5G基地局の設置をするためにはその都市と交渉したり、設置の工事をしたりと時間がかかります。
パケ詰まりはいつ解消される?
しかし、2023年7月時点では、まだパケ詰まりに悩まされている方も多いのではないでしょうか?
実際にSNSで「ドコモ 繋がらない」と検索してみると、まだまだパケ詰まりに悩まされている投稿も多く見られます。
ですので、2023年夏になったら一斉にパケ詰まりが解消されるわけではなく、エリアごと徐々に改善していくというイメージを持っていただいた方がいいでしょう。
パケ詰まりの対策は?
2023年夏頃に改善されるとはいえ、パケ詰まりが頻繁に起こってしまうのは困りますよね!
パケ詰まりが起こった時でも通信できるようになる対策をいくつかご紹介させていただきます。
対策をしたからといって、必ずパケ詰まりが改善するわけではありません。
試してみて改善したという声があるものを紹介させていただきます。
電波を確認
アンテナの本数が少ない場合は、その場所自体電波が悪く接続が安定していない場所です。
屋外や開けた場所に移動してみましょう。
常にオンにしていると、街中にあるパスワードロックがかかったWi-Fiに繋がってしまう恐れがあります。
パスワードロックがかかったWi-Fiに接続されると、Wi-Fiの電波自体は表示され、一見Wi-Fiに繋がっているように見えます。ですが、実際にはそのWi-Fiのパスワードを入力しないと、インターネット接続できないです。このような原因もあるため、一度Wi-Fiをオフにして試してみましょう。
アプリ利用中に通信が止まった場合はアプリを再起動
アプリ利用中に通信が止まった場合はアプリを再起動してみましょう。
もう一度起動した際に問題なく通信できるかもしれません。
以下操作手順です。
iPhoneの場合
ホームボタンがある機種の場合はホームボタン2回押し
Androidの場合
機内モードのオン/オフ
一度機内モードをオンにして、オフにすることで「パケ詰まり」が解消されるケースがあります。
こちらも試してみましょう!
iPhoneの場合
Androidの場合
スマホの再起動
最後はスマホを再起動してみましょう。
スマホの再起動はスマホ全体のちょっとした不具合を解消してくれるケースが多いです。パケ詰まりも解消してくれることがあるので試してみましょう。
以下操作手順です。
iPhoneの場合
Androidの場合
デュアルSIMにする
この方法は別途料金がかかるので、料金を払ってでもパケ詰まりを解消したい人向けの対策方法です。
ドコモとは別のキャリアを契約して、デュアルSIM運用することでパケ詰まり問題を解消できます。
基本的にはドコモの電波を使っておいて、パケ詰まりが起こった時だけ、もう1つのキャリアに切り替える方法です。
ドコモでパケ詰まりが多発しているので、他社の電波を使ってしまえば、パケ詰まりが起こる可能性は少なくなります。(他社でもドコモと同じような状況になることも考えられるため)
デュアルSIMやサブ回線としておすすめの格安SIMはこちらの記事で詳しく解説しています。
よかったら参考にしてみてくださいね!
ドコモの電波を使用している格安SIMだと同様のパケ詰まりを起こす可能性が高いので、au回線などを選びましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はドコモのパケ詰まりの原因と対策について解説させていただきました。
では本記事のまとめです。
- パケ詰まりは電波が立っているのに通信がうまくいかない状態のこと
- パケ詰まりは2023年夏頃を目安に徐々に改善していくとのこと
- デュアルSIMにして、ドコモ以外の回線を持っておけばパケ詰まりが起こった際でも快適に利用できる
パケ詰まりの原因
- スマホを使う上で必要なデータ量が多くなった
- コロナ明けで外出する人が増加した
- 都市再開発による地形の変化
- 屋内では800MHz帯のプラチナバンドが中心となり通信が混雑
- 5Gネットワーク不足
パケ詰まりの対策
- 電波を確認
- アプリ利用中に通信が止まった場合はアプリを再起動
- 機内モードのオン/オフ
- モバイルネットワークを5Gから4Gに
- スマホの再起動
フォンシェルジュのLINE公式アカウントでは、自分が知りたいスマホに関する情報をかんたんに見つけることができます。ぜひご活用下さい
今後もスマホに関する情報を発信して参りますのでよろしくお願いいたします。