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デュアルSIMのメリット・デメリット おすすめの格安SIMは?

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1台のスマホで2つの携帯電話会社のSIMが使える。
こういった使い方を可能にしているのがデュアルSIMです。

本記事ではデュアルSIMを利用するとどういったことができるのか?、あるいはどういったデメリットがあるのか?そしてデュアルSIMにおすすめの格安SIMついて解説していきます。

デュアルSIMのメリット
  • 2つの電話番号が使える
  • 通話用/データ通信用に分けられる
  • 緊急時のサブ回線として使える
デュアルSIMのデメリット
  • 毎月料金がかかる
  • 全てのスマホで対応していない
  • 組み合わせに注意
デュアルSIM おすすめ格安SIM
  • povo2.0(0円〜)
  • mineo(250円〜)
  • 日本通信(290円〜)
  • NUROモバイル(792円〜)
  • IIJmio(440円〜)
目次

デュアルSIMとは?

スマホで電話をしたりデータ通信をしたりするためにはSIM(Subscriber Identity Module)と呼ばれるものが必要です。SIMはチップ状の小さなカードとなっており、スマホに抜き差しできます。

このSIMには携帯電話番号や料金プランなどの契約者情報が書き込まれており、物理的なチップがスマホに入っていることにより私達はスマホで通信を利用しています。

一般的に、このSIMは「スマホ1台に対して1枚」といった利用法で、携帯電話会社を変える際にはこのSIMを差し替えて使います。

しかし、2010年代後半からは「予めスマホに組み込まれ、通信を利用することにより後から契約者情報を書き換えられるSIM」、このSIMを「eSIM」と言いますが、eSIMを利用して通信を利用することができるようになってきました。

日本国内で販売されているスマホは「物理的なSIM+eSIM」、あるいはiPhone 13シリーズ以降のiPhoneだと「物理的なSIM+eSIM+eSIM」といった機能を備えており、一台のスマホで2つの回線を利用することができます。

この機能を「デュアルSIM」機能と言います。

それでは、次からはデュアルSIMの特徴を見ていきましょう。

デュアルSIMのメリット

デュアルSIMには以下の様なメリットがあります。

  • 2つの電話番号が使える
  • 通話用・データ通信用が分けられる
  • 緊急時のサブ回線として利用できる

1.2つの電話番号が使える

デュアルSIMは1台のスマホで2つの回線を利用することができますので、(音声通話対応SIMであれば)2つの携帯電話番号で着信・発信ができます。

これは、携帯電話番号を「ビジネス用」と「プライベート用」といったように使い分けることができるということです。

デュアルSIM対応のスマホが登場するまで、携帯電話番号を2つ利用するためにはスマホの2台持ちが必要でしたが、2024年4月時点ではその必要はありません。

また着信に関しても両方の電話番号にかかってくるので、着信用の切り替え作業などは必要ありません(後述する「DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)」方式を除く)。

2.通話用・データ通信用が分けられる

例えば、 auなど大手通信キャリアのメインブランドのスマホ用プランにはデータ量1GB〜3GB程度の小容量帯や、中〜大容量のデータ通信がお得に利用できるプランが用意されていません(ドコモのahamo大盛りを除く)。

auの料金プラン

スマホミニプラン 5G/4G

  • 〜1GB 3,465円(税込)
  • 〜3GB 5,665円(税込)
  • 〜4GB 6,215円(税込)

使い放題MAX 5G/4G

  • データ無制限で7,238円(税込)

→小容量帯プランの料金が高い。大容量も無制限しか提供されていない。

家のインターネット回線とのセット割引、家族間通話無料を利用しているため、どうしてもauから他社に乗り換えができない。

そんな時はauの料金プランはそのままにしつつ、データ通信用として料金が安い格安SIM(MVNO)を契約してデュアルSIM運用する手もあります。

例えばIIJmioのギガプランのデータeSIMは以下の表の様に料金が安く設定されています。

データ量月額料金
2GB440円
5GB660円
10GB1,100円
15GB1,430円
20GB1,650円
30GB2,340円
40GB2,940円
50GB3,540円

※料金は税込

データ量が小容量のauのスマホミニプランだと1GBでも月額3,000円を超えてくる一方、IIJmioのデータeSIMであれば10GBのプランでも月額1,000円程度に抑えられます。

このようにデュアルSIMを上手く駆使すれば、携帯料金をぐっと抑えることが可能です。

 ​​3.緊急時のサブ回線として利用できる

2022年7月2日、KDDIで大規模通信障害が発生しました。

完全復旧したのは2022年7月5日。
この間au・UQ モバイル・povo、そしてau回線の格安SIM(MVNO)を利用していた方には通信障害の被害を被った方も多いでしょう。

デュアルSIM運用をすれば、こういった通信障害時における予備回線として持っておくことができます。
持ち方としてはメインがau回線であればサブ回線をドコモ回線、メインがau回線であればサブ回線をドコモ回線、といったように。

もちろんメイン回線とは別に毎月料金が発生しますが、基本料金が安い、あるいは全くかからない回線も格安SIM市場には存在します。

月額料金が安い(かからない)格安SIM

ドコモ回線
au回線
ソフトバンク回線
mineo
250円〜
(マイそくスーパーライト)
ドコモ回線日本通信
290円〜
(合理的シンプル290プラン)
au回線povo2.0
0円〜
(データトッピングなし)

※料金は税込

デュアルSIMのデメリット

今度は、デュアルSIMのデメリットについて見ていこうと思います。
(といっても正確に言ったら「デュアルSIM自体の」デメリットとは言えないかもしれませんが)

  • 毎月料金がかかる
  • 全てのスマホが対応していない
  • 組み合わせに注意

1.毎月料金がかかる

auのオンライン専用プランであるpovo2.0を除けば、メイン回線以外にサブ回線としてSIM契約すれば当然毎月の料金がかかります。

例えばmineoの「マイそくスーパーライト」は最大通信速度32kbpsで使い放題で、月額250円(税込)。
料金的には大きな負担にならないかもしれませんが、それでも月額250円(税込)かかります。

格安SIM各社にはバラエティに富んだサービスが提供されていますが「IIJmioのデータeSIMを中・大容量通信用として使う」「10分かけ放題用としてmineoを使う」といったような目的がないと、デュアルSIM運用はもったいないのかもしれません。

2.全てのスマホが対応していない

世に出ているスマホ全てがデュアルSIMに対応しているわけではありません。

iPhoneで言ったら、デュアルSIMに対応しているモデルは2018年9月に発売されたiPhone XSシリーズ・iPhone XR以降のモデルのみです。

Androidでも全ての機種でデュアルSIM対応しているわけではありません。

購入の際はスペック表を見るなどして、きちんと確認しましょう。

3.組み合わせに注意

デュアルSIM運用を以下の条件で利用したとします。

  • 使用端末はiPhone
  • 格安SIM(MVNO)を利用

この条件下で「格安SIM(MVNO)+格安SIM(MVNO)」といった組み合わせでデュアルSIM運用をすると、どちらか片方のSIMでしかデータ通信ができないことがほとんどです。

何故ならば、大手通信キャリアから回線を借りている格安SIM(MVNO)をiPhoneにてデータ通信をする場合は、「APN構成プロファイル」を端末にインストールする必要があるためです。

しかしAPN構成プロファイルはiPhoneの場合、インストールできるのは仕様上1つだけです。

仮に日本通信とmineoのSIMをiPhoneで利用する場合を想定したとしましょう。

この時のデータ通信は日本通信のSIMを使って行われているとします。

もしデータ通信で使うSIMを日本通信からmineoに切り替える際は、既にインストールしてある日本通信のAPN構成プロファイルの削除をしてから、mineoのAPN構成プロファイルのダウンロード・インストールを行わなければなりません。

ダウンロード・インストールのためにはWi-Fiなどのネット環境が必要です。

データ回線切り替えのためにいちいち、この作業をしていては快適にデュアルSIM運用などできませんよね。

もちろん、どちらか片方のSIMを通話専用として持つのであれば、「格安SIM(MVNO)+格安SIM(MVNO)」の場合でも問題ありません。

ちなみに片方のSIMを格安SIM(MVNO)ではなく、大手通信キャリア(メインブランド・オンライン専用ブランド・サブブランド)のものにすればこの問題は起こりません。

大手通信キャリアの回線を使ってiPhoneでデータ通信を利用する場合は、APN構成プロファイルのインストールが不要だからです。

まとめると、「格安SIM(MVNO)+格安SIM(MVNO」のパターンでデュアルSIM運用する場合、データ通信利用の切り替えを行う作業は面倒な作業である」ということを覚えておいてください。

唯一の例外として、IIJmioのデータeSIMをiPhoneで利用する場合はAPN構成プロファイルのダウンロードとインストールは不要です。

デュアルSIMの種類

ここまでデュアルSIMのメリット・デメリットについて解説してきましたが、デュアルSIMの方式には4つ種類があります。

先にお伝えしておくと日本国内のスマホは以下の方式のうち2番目の「DSDS」が主流となっています。

1.DSSS
(デュアルSIM シングルスタンバイ)

2枚のSIMの内、スタンバイ状態(有効)にできるのは片方のみ。
よってスタンバイ状態(有効)になっていないSIMはデータ通信・着信共に不可。

2.DSDS
(デュアルSIM デュアルスタンバイ)

2枚のSIM両方ともスタンバイ状態(有効)で使える。
片方のSIMでデータ通信中、もう片方のSIMで着信を受けることが可能。
ただし片方のSIMでの通話中は、もう片方でのデータ通信はできない。

また、片方のSIMで4Gまたは5G回線を利用している際、もう片方のSIMの回線は3G回線となる。
日本国内で発売されている多くのスマホがこの方式を採用している。

3.DSDV
(デュアルSIM デュアルVoLTE)

2枚のSIM両方ともスタンバイ状態(有効)で使える。
片方のSIMでデータ通信中、もう片方のSIMで着信を受けることが可能。
ただし片方のSIMでの通話中は、もう片方のSIMでのデータ通信はできない。

両方のSIMで4G回線または5G回線が利用可能。

4.DSDA
(デュアルSIM デュアルアクティブ)

2枚のSIM両方ともスタンバイ状態(有効)で使える。
片方のSIMでデータ通信中、もう片方のSIMで着信を受けることが可能。
片方のSIMでの通話中でも、もう片方のSIMでのデータ通信は可能。

両方のSIMで4G回線または5G回線が利用可能。

スクロールできます
通話同時待ち受け通話中のデータ通信SIMの切り替え
DSSS×通話中のSIMのみ必要
DSDS通話中のSIMのみ不要
DSDV通話中のSIMのみ不要
DSDA両方可能不要

以下の画像は、筆者がahamoとpovo2.0をデュアルSIM運用していた頃のiPhone 14の着信画面ですが、

  • ahamoをデータ通信
  • povo2.0の番号に着信

という状況で利用していました。

日本国内で販売されているスマホはDSDS方式であることはお伝えしましたが、「着信はpovo2.0。データ通信はahamo」という状況でした。
故に通話中はデータ通信を使うことができなかった、ということを画像は示しています。

もし、通話中にネットで調べ物をする必要があった場合は、「モバイル通信の切替を許可」をタップします。
そうすればモバイルデータ通信はahamoから着信があるpovo2.0に切り替わるのでモバイルデータ通信が使えるようになる、というわけです。

デュアルSIM おすすめ格安SIM

ここではデュアルSIMとして運用するのにおすすめの格安SIMをピックアップします。

  • povo2.0
  • mineo
  • 日本通信
  • NUROモバイル
  • IIJmio

povo2.0

回線au
基本料金0円
データトッピング1GB
390円
(7日間)

3GB
990円
(30日間)

20GB
2,700円
(30日間)

60GB
6,490円
(90日間)

150GB
12,980円
(180日間)

使い放題
330円
(24時間)
低速時速度最大128kbps
通話料22円/30秒
通話オプション5分かけ放題
550円/月

かけ放題
1,650円/月
初期費用0円

※料金は税込

auのオンライン専用povo2.0は基本料金0円。

データ通信量は有効期限が決められた「データトッピング」を購入する形で利用することができます。

ちなみにデータトッピングのデータ使い放題(24時間)は、トッピング購入日の翌日23時59分までデータ無制限で利用できるので、最大約48時間の利用も可能です。

緊急用として持っておきたい

データ使い放題を1日使いたい

そんな方にpovo2.0はおすすめしたいですね。

mineo

回線ドコモ回線
au回線
ソフトバンク回線
基本料金
(マイそく)
スーパーライト
250円
(最大32kbps)

ライト
660円
(最大300kbps)

スタンダード
990円
(最大1.5Mbps)

プレミアム
2,200円
(最大3Mbps)
通話料10円/30秒
(mineoでんわアプリ利用時)

22円/30秒
(通常の電話アプリ利用時)
通話オプション10分かけ放題
550円

かけ放題
1,210円

10分通話パック
110円
初期費用事務手数料
3,300円

SIMカード発行料
440円

※料金は税込

関西電力系のグループ企業、オプテージが提供しているmineoには最大速度でプランが選べる「マイそく」というプランがあります。

マイそくの一番安い料金プランは月額250円(税込)で利用できる、マイそくスーパーライト(最大32kbps)。

最大32kbpsではWebサイト閲覧も厳しい速度ですが、通信障害などのトラブル時、緊急用の回線として持っておくには負担が少ないプランであると言えるでしょう。

また、mineoの通話オプションである「10分かけ放題」は月額550円(税込)。

マイそくスーパーライトの基本料金と足してもわずか800円(税込)で10分かけ放題が利用できます。

10分かけ放題が安いSIMを探している

そんな方は、mineoのマイそくスーパーライトを検討してみましょう。

日本通信

回線ドコモ回線
基本料金
(合理的シンプル290プラン)
290円
(1GB)
データ量追加220円/1GB
データくりこし不可
低速時速度非公表
通話料11円/30秒
通話オプション5分かけ放題
390円

70分無料通話
390円

かけ放題
1,600円
初期費用事務手数料
3,300円

※料金は税込

格安SIMの老舗とも言われる日本通信の「合理的シンプル290プラン」はデータ量1GBがついていて月額290円(税込)から。

データ量1GBをとにかく安く使いたい

と考える方にとっては日本通信の合理的シンプル290プランが第一候補に挙げられるでしょう。

今年の3月からは合理的シンプル290プランでも5分かけ放題をつけられるようになりました。
料金は月額たったの390円(税込)。合理的シンプル290プランの基本料金と合わせても合計680円(税込)。

5分を超過した場合の通話料も大手通信キャリアよりも安く、30秒あたり11円(税込)。

このように5分かけ放題や通話料だけ見ても大手通信キャリアよりも遥かに安い料金設定がされています。
通話専用のサブ回線として日本通信のSIMを契約しておいても損はないでしょう。

NUROモバイル

回線ドコモ回線
au回線
ソフトバンク回線
※eSIMはドコモ回線のみ
基本料金
(バリュープラス)
3GB
792円

5GB
990円

10GB
1,485円

15GB
1,790円
データ量追加550円/1GB
データくりこし翌月末まで
通話料11円/30秒
通話オプション5分かけ放題
490円

10分かけ放題
880円

かけ放題
1,430円
初期費用事務手数料
3,300円

SIMカード発行料
440円

※料金は税込

NUROモバイルはNURO光を提供しているソニーネットワークコミュニケーションズが提供している格安SIMです。

3GB程度のデータ量を必要としている方にとっては手頃な料金プランを提供しています。

5GB以上のプランであれば、LINEトーク(文字でのやりとり)などの利用時にデータ量を消費しない「バリューデータフリー」や3カ月ごとにデータ量がプレゼントされる「Gigaプラス」といったユニークなサービスも利用可能です。

IIJmio(データeSIM)

回線ドコモ
基本料金
(ギガプラン データeSIM)
2GB
440円

5GB
660円

10GB
1,100円

15GB
1,430円

20GB
1,650円

30GB
2,700円

40GB
3,300円

50GB
3,900円
データ量追加220円/1GB
データくりこし翌月末まで
初期費用事務手数料
3,300円

SIMカード発行料
220円

※料金は税込

3.デュアルSIMのデメリットの「3.組み合わせに注意」でもご紹介したIIJmioは法人向けのインターネットサービス・機器を扱っているインターネットイニシアティブが個人向けに提供している格安SIMです。

IIJmioも数多くある格安SIMの1社ですが、データ通信専用のeSIMのプランにその特徴があります。

料金はデータ量2GBで月額440円(税込)から。

音声機能はついていませんが、日本通信などの他の格安SIMよりも1GBあたりの料金が安くなっています。

また、今年の3月には30GBが月額2,700円(税込)、40GBが月額3,300円(税込)、50GBが月額3,900円(税込)の大容量プランも提供開始となりました。

とは言えドコモのオンライン専用プランであるahamo大盛りのデータ量100GB、5分かけ放題つきで月額4,950円(税込)のプラン内容を見ると、正直IIJmioのお得度が薄れるかもしれません。

ですがIIJmioには余ったデータ量を翌月末までくりこす機能がついているので、余ったデータ量も無駄になりません。

2GBくらいを安く使いたい

中〜大容量を安く使いたい

余ったデータ量をくりこしたい

そんな方にはIIJmioのデータ通信専用eSIMがおすすめです。

フレキシブルな使い方 それがデュアルSIM

いかがでしたか?

2つの電話番号を持ちたい

通話用・データ用でSIMを分けたい

そう思われた方は、一度デュアルSIMでの運用を考えてみても良いかもしれません。

料金も0円からはじめられるpovo2.0など、お得な格安SIMもたくさんあります。

自分なりのデュアルSIMの使い方を見つけて頂ければ幸いです。

フォンシェルジュのLINE公式アカウントでは、自分が知りたいスマホに関する情報をかんたんに見つけることができます。ぜひご活用下さい

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