
月間のデータ容量が無制限のプランって各社で違いがあるの?



割引や条件が細かくてホームページを見ても分からない!
現在、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルでは月間データ容量無制限の使い放題プランを取り扱っていますが、金額や内容の違いがよく分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は各社の無制限プランについて基本プランや割引額を基に比較していきます!
データ通信プランで比較


基本プラン料金
まずは基本プランの内容から比較していきます。
docomo | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|
プラン名 | 5Gギガホ プレミア | 使い放題 MAX5G/4G | メリハリ 無制限 | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ |
月額 (無制限) | 7,315円 | 7,238円 | 7,238円 | 3,278円 |
月額 (~3GB) | 5,665円 -1,650円割引 | 5,588円 -1,650円割引 | 5,588円 -1,650円割引 | 1,078円 |
テザリング | 無制限 | 30GB 超過時速度 128kbps | 30GB 超過時速度 128kbps | 無制限 パートナー回線 では5GBまで |
無制限プランとはいえ、auとソフトバンクにはテザリングの上限があるため、完全に無制限なのはドコモと楽天モバイルのみです。
しかし楽天モバイルはあくまで「楽天回線エリアが繋がる場所でのみ無制限」で、「パートナー回線エリアでは5GBまで」となります。楽天モバイルはここ1〜2年で基地局を急激に増設していますが、楽天エリア内でも繋がりづらい場所がまだ多いという口コミを見かけます。
金額面では楽天モバイルが圧倒的に安いので、金額だけを重視している方は「楽天モバイル」、回線切り替えなどせず無制限を安定して利用したい方は「ドコモ」がオススメと言えるでしょう。
容量追加料金
先ほど挙げたように、auとソフトバンクではテザリングの利用上限が30GBまでで、楽天モバイルではパートナー回線の利用上限が5GBまでとなっています。上限に達した後も容量を追加して利用する場合の料金は以下の通りです。
docomo | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|
500MB | – | – | 605円 | – |
1GB | – | 1,100円 | 1,100円 | ~6/30 550円 7/1~ 660円 ※1 |
3GB | – | 2,200円 | – | – |
5GB | – | 5,500円 | – | – |
1GBあたりの単価が最も安いのは「楽天モバイル」です。
ソフトバンクは500MBという小容量から追加可能なので、ほんの少し買い足したい場合には良いでしょう。
※1 6月30日までは550円、7月1日以降は660円に変更されます。
通話オプションで比較
通話を利用する場合、先ほどの基本プランとは別途で料金が発生します。定額オプション無しの場合は全社共通で22円/30秒です。
docomo | au | SoftBank | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|
オプション なし | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
5分以内 | 5分通話無料 オプション 770円/月 | 通話定額 ライト2 880円/月 | 準定額 オプション+ 880円/月 | – |
10分以内 | – | – | – | ~6/30 10分通話 かけ放題 1,100円/月 ※2 |
15分以内 | – | – | – | 7/1~ 15分通話 かけ放題 1,100円/月 ※2 |
かけ放題 | かけ放題 オプション 1,870円/月 | 通話定額2 1,980円/月 | 定額 オプション+ 1,980円/月 | Rakuten Link アプリ利用 0円 |
1回あたりの通話時間が短い場合1番安いのは「ドコモ」、時間制限無しのかけ放題を使いたい場合1番安いのは「楽天モバイル」という結果になりました。
但し楽天モバイルのかけ放題は「Rakuten Link」というアプリを使用することが条件となっています。アプリの仕様は通常の通話アプリよりも多少複雑ですので、注意が必要です。
※1 6月30日までは10分通話かけ放題、7月1日以降は15分通話かけ放題に変更されます。
各種セット割引で比較
次はセット割引の内容を比較していきます。割引を適用することができるのは大きく分けて以下のような場合です。
- 家族で複数回線同じキャリアを契約している
- 自宅のインターネットが割引対象の事業者になっている
- 自宅のでんきがスマホのキャリアと同じになっている
- クレジットカードがスマホのキャリアと同じになっている
セット割引額
各社のセット割引の金額は以下の通りです。
割引種別 | docomo | au | SoftBank | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
家族 | みんなドコモ割 2名 -550円 3名 -1,100円 | 家族割プラス 2名 -550円 3名 -1,100円 | 新みんな家族割 2名 -660円 3名 -1,210円 | – |
固定回線 | ドコモ光セット割 -1,100円 | auスマートバリュー -1,100円 | おうち割光セット -1,100円 | – |
でんき | 電気代の3% dポイントで還元 | 電気代の1%~5% pontaポイントで還元 | おうち割でんきセット -110円 | – |
クレジットカード | dカードお支払い割 -187円 | au Payカードお支払い割 -110円 | – | – |
「楽天モバイル」は基本プランの金額が安い代わりにセット割引がありません。
「ソフトバンク」はドコモ・auよりも家族割の額が高く、でんきとセットで直接スマホからの割引が入るため、割引総額が最も多いことになります。割引を全て適用した場合の金額を次で見ていきましょう。
割引適用後のプラン料金
先ほど挙げた各種割引を適用した後の料金は以下の通りです。家族で持っている合計の回線数によって金額が異なります。
2回線
適用割引 | docomo | au | SoftBank | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
家族割引のみ | 6,765円 -550円割引 | 6,688円 -550円割引 | 6,578円 -660円割引 | 3,278円 割引なし |
家族割引 固定回線割引 | 5,588円 -1650円割引 | 5,588円 -1650円割引 | 5,478円 -1,760円割引 | 3,278円 割引なし |
家族割引 固定回線割引 でんき割引 クレジットカード割引 | 5,478円 -1,837円割引 | 5,478円 -1,760円割引 | 5,368円 -1,870円割引 | 3,278円 割引なし |
3回線
適用割引 | docomo | au | SoftBank | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
家族割引のみ | 6,215円 -1,100円割引 | 6,138円 -1,100円割引 | 6,028円 -1,210円割引 | 3,278円 割引なし |
家族割引 固定回線割引 | 5,115円 -2,200円割引 | 5,038円 -2,200円割引 | 4,928円 -2,310円割引 | 3,278円 割引なし |
家族割引 固定回線割引 でんき割引 クレジットカード割引 | 4,928円 -2,387円割引 | 4,928円 -2,310円割引 | 4,818円 -2,420円割引 | 3,278円 割引なし |
割引がある3社で比較すると、先ほど挙げたように割引総額が1番多い「ソフトバンク」が安くなります。
しかし、割引が入っていない「楽天モバイル」の方が、結果的には最も安いという結果になりました。
正直、楽天モバイル以外は基本料金に大差がないので、この割引を入れられるかどうかが重視すべき点です。まずは現在の家族の利用状況や自宅のインターネット事業者を確認し、自分のスマホのキャリアと同じかどうかの確認をしましょう。もし違う場合も「まとめることができるのか」を予め相談しておく必要があります。
【まとめ】おすすめのキャリア


ここまでの内容を踏まえた、ポイント毎のおすすめキャリアは以下のようになります。
ポイント | おすすめキャリア |
---|---|
テザリングを30GB以上使う 料金を最重視している 楽天回線が繋がらない場合、5GBで制限がかかっても良い | 楽天モバイル |
テザリングを30GB以上使う 安定した品質の回線が良い | ドコモ |
テザリングを30GB以下しか使わない 家族でキャリアを揃える予定 ソフトバンクのおうちでんきにまとめられる | ソフトバンク |
まず最初に考慮すべき点は「テザリングを30GB以上使うかどうか」です。その上で電波の品質や店舗数の多さを選ぶなら「docomo」、料金を最優先するなら「楽天モバイル」が良いでしょう。
全ての割引条件を揃えられる場合は「ソフトバンク」がオススメです。
ちなみに、そもそも全体でデータ通信を30GB以上行っていない方は、あえて無制限プランを選択する必要がありません。
無制限プランに加入しているのに、調べてみると30GB以下しか使っていないお客様がお店にもたまにいらっしゃいます。その場合は各社が用意しているサブブランド、ソフトバンクの「ワイモバイル」au KDDIの「UQモバイル」の方が安く利用できますので、まずはご自身の正確な利用状況を店頭やネットから確認してみましょう。
ワイモバイルとUQモバイルの比較は以下の記事をご覧下さい!


その他にも1人で利用する方やサブ回線にオススメなオンラインブランド、docomoの「ahamo」・au KDDIの「povo」・ソフトバンクの「LINEMO」などを含めた通信会社の選び方は以下の記事で紹介しております。


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