近年、コロナウイルスなどの世情もありオンライン化が急速に進み、小学生でもおおよそ3人に1人の子供がスマホを所有している時代と言われています。
スマホを持たせたら何時間もスマホに依存して勉強しなくなるかしら…
SNSでのトラブルやいじめに巻き込まれたら怖いよね…
いざスマホを持たせようと思っても、このような不安を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、スマホでのトラブルの事例に基づいて、対策すべき項目ごとに「スマホを利用するルール」をまとめました。お子様とのルール決めに迷っている方がいれば、是非参考にして下さい。
スマホでのトラブルとは?
令和4年度の内閣府の調査では「インターネット上で何かしらのトラブルや問題行動に関連する行為の経験がある」と答えた青少年が43.3%と半数近くいることが分かっています。
(参照:青少年のインターネット利用環境実態調査)
このようにお子様がスマホを持つことには危険=デメリットもありますが、もちろんメリットもあります。以下が代表的なものです。
お子様も保護者も安心してスマホを利用するためには、お子様にスマホを渡す前の準備が大切です。まずは保護者が正しい知識を身に着け、事前にできる設定で対策をとること。そして予めルールを設け、紙などに書き記しておくと良いでしょう。
事前に知っておくべき機能制限については以下の記事で解説しているので、是非ご覧下さい。
スマホ依存症を対策するルール
「使い過ぎ」の基準が曖昧にならないよう、夜は何時まで・1日何時間までなど具体的に決めておきましょう。
利用時間以外での利用を防止するために、保護者が預かる・リビングに置いておくなど、スマホを保管する場所を決めておきましょう。
目の届かない場所での利用を防ぎたい場合、自宅の保護者がいる場所のみ・自室に持ち込まないなど決めておきましょう。
ソーシャルゲームなど依存性の高いアプリには注意が必要です。自己判断でインストールしないように決めておきましょう。
スマホでの機能制限やフィルタリングサービスをかけていても、パスワードを知られると勝手に変更されてしまう可能性があります。本体やフィルタリングの設定は勝手にいじらないよう決めておきましょう。
SNSでのトラブルを対策するルール
SNSにはLINE・Twitter・Instagram・TikTok・Facebookなどがあります。当たり前ですが利用する範囲が広がればリスクも増えますので、許可したもの以外はインストールしないよう決めておきましょう。
見ず知らずの人と連絡を取ったことがキッカケで、悲惨な事件に繋がったニュースを見かけますよね。SNSを使っていると、共通の趣味や共感する投稿、一方的なメッセージなどから、危機感無く知らない人と関わる機会が生まれてしまいます。アカウントには鍵をかけて知人以外には非公開にし、如何なる理由でも連絡を取らないよう決めておきましょう。
SNSに投稿されているURLをクリックすることで、不適切なサイトに飛んでしまうリスクがあります。年齢制限があるページが表示されることや、ワンクリック詐欺などを防ぐためにも、勝手にURLをクリックしないよう決めておきましょう。
例えば、本名・住所・顔写真など個人情報に繋がるものを書き込むのは知らない人に身元を特定されたり悪用されるリスクがあるのでやめましょう。自分だけでなく、友達や家族のことであっても同じように危険です。
芸能人を誹謗中傷するような書き込みをして、開示請求される事例も最近増えています。相手が誰であろうと誹謗中傷するような投稿はしない、人に見られて困るような画像や動画付きの投稿はしない、などトラブルに繋がる可能性がある内容は禁止しましょう。
ネットでのいじめを対策するルール
近年グループLINEを使ったいじめなどのトラブルが増えています。また、複数人のグループでのメッセージが途切れず、スマホ依存に繋がる可能性もあります。本当に必要なグループかどうかを見極め、勝手に参加しないよう決めておきましょう。
思春期の子供たちは、友達の書き込んだ内容にはとても敏感です。1つの投稿が人間関係のもつれなどの大きなトラブルに繋がる可能性があります。誰かを傷付けるような、ネガティブ要素が強い投稿は禁止しましょう。
どんなに自分がルールを守っていても、コミュニティに属している以上トラブルに巻き込まれてしまう可能性は大いにあります。何か不安に感じることがあればすぐに相談できるような環境を保護者が作りましょう。
また、各自治体などでも相談窓口を設けているので、事前に確認しておきましょう。
その他のルール
最近は街中や駅でも警告されていますが「歩きスマホ」や「自転車スマホ」などは、注意がスマホに行き、大きな事故に遭う可能性があります。実際に、線路に落ちてしまったり車に轢かれてしまった例も耳にしますよね。被害者ではなく加害者にもなりかねないので、絶対にやめましょう。また、「食事をしながら」や「勉強をしながら」など、何かをしながらのスマホは生活に悪影響なので基本的に禁止しましょう。
例えば「宿題が終わる前にスマホを使ったら」「テストの点数が〇点下がったら」など基準を決めて、クリアできなかった場合はペナルティを設けるなど、事前にルール化しておきましょう。「成績が良くなかったら」など不明確な基準だと子供も不満を抱くので、できる限り具体的かつ双方が納得できる内容になるよう話し合う必要があります。
フィルタリングサービスを使えば、保護者の端末からお子様のスマホに細かな利用制限をかけたり、実際の利用状況などを確認することができます。ルールをより守りやすく、そして守れているのか簡単に確認する手段になるので、機種側でフィルタリングサービスや機能制限を設定するか、各社で用意しているフィルタリングサービスを利用するようにしましょう。
サービス内容や詳しい設定方法などは以下の記事まとめをご覧下さい!
これは最終手段ですが、見られるリスクを与えておくことで、人に見られてはいけないことをするのを防ぐことができます。ルールを守らなかったり何かトラブルがあった場合は「親にスマホの中身を見せる」という約束をしておくと良いでしょう。勝手にこそこそ見るのは子供でも嫌な気持ちになり、家族間の揉め事になりうるので「何があった時に見せるのか」を明確にしましょう。
まとめ
今回挙げたルールをまとめると以下の通りです。
- 時間を管理する
- 保管場所を決める
- 使用場所を決める
- 勝手にアプリをインストールしない
- 勝手に設定を変更しない
- インストールして良いSNSを決めておく
- 知らない人と連絡を取らない
- SNS経由のURLはクリックしない
- 個人情報を載せない
- 発信してはいけない内容を明確にする
- グループLINEに勝手に参加しない
- 他人への 不満や悪口を書き込まない
- トラブルがあった時には相談する
- 使ってはいけないシーンを決める
- 一定の基準に応じてペナルティを付ける
- フィルタリングサービスを使う
- 保護者がスマホを確認する
実際に使い始めてからルールを決めようとしても「契約する前にそんなこと言われてない!」「勝手に管理しないでほしい!」など子供と揉め事に発展してしまう可能性が高いですし、なにかトラブルが起きてからでは手遅れなので、あくまで事前にルールを設けることが大切です。
また、子供に感情的に「使っちゃダメ!」と伝えても、何故ダメなのかがちゃんと伝わらないと逆効果になってしまいます。何をするとどういうリスクがあるのか、実際にどういう事件があったのかなど、親がスマホのトラブルにおける正しい知識を身に着け、子供にもわかるように伝えていくことが必要でしょう。
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