スマホは携帯電話会社、製造メーカー問わず充電式です。
充電して使えるというのはとても便利な事ですが、残念ながらそのバッテリーにも寿命が存在します。
バッテリーの寿命がきますと、電池持ちが悪くなり1日に何回も充電が必要になったりするだけでなく、最悪本体の故障の原因にも繋がります。
この記事ではバッテリー状態の確認方法と交換時期の目安を解説していきます。
バッテリー利用期間とバッテリー交換の目安
現代のスマホに搭載されているバッテリーは共通でリチウムイオン電池というものが採用されています。
リチウムイオン電池(スマホのバッテリー)の寿命にはいくつか説がございますが、一般的に『おおよそ500回の充電・放電で劣化が始まる』というものです。
1日に1回充電すると考えると、1年が365日なので2年に満たないくらいで劣化が始まるという計算です。
ですので今この記事を読んでいる方が1日に1回充電をする方であればバッテリーの交換目安は約2年。
週に数回しか充電をしないライトユーザーであれば4年前後がバッテリーの交換目安と考えましょう。
バッテリーの劣化が始まると何が起こるか
スマホのバッテリーについて『おおよそ500回の充電・放電で劣化が始まる』とお伝えをしました。
バッテリーの劣化が始まると何が起こるのかを解説していきます。
電池持ちが悪くなる
長く同じスマホを利用されている方だと、電池持ちが悪く感じる方も多いのではないでしょうか?
なぜ電池持ちが悪くなってしまうのかというと、劣化をしたバッテリーは100%まで充電ができなくなるのです。
スマホにはちゃんと100%って表示されているよ!!
と考えた方もいらっしゃるかもしれませんが、それはバッテリー本来の100%ではございません。
仮に50%まで劣化したバッテリーがあるとします。
充電を満タンまでした時、スマホには100%と表示されますがそれは
“購入した時の50%まで充電できるバッテリーを100%充電した”
という事になるのです。
スマホの表示はあくまでバッテリーの現在充電できる最大容量の中で、100%という意味なのです。
購入当初は100%充電できるバッテリーを満タンまで充電して問題なく1日持っていたものの、バッテリーの劣化が始まり充電できる容量が減るので電池持ちが悪く感じてしまうのです。
故障の原因に繋がる
必ずしもとは言いませんが、バッテリーの劣化があまりにも著しいと電池持ち以外の支障をきたす事があります。
例えばバッテリーが劣化したことによって、バッテリーが膨張してしまい、スマホ自体が膨れ上がってしまうケースなどです。
アプリ利用中に突然終了する
これはパワー不足によるものです。
スマホはマルチタスク機能といって、今現在開いている画面の見えない所で、様々な更新や通信といった作業を自動的にこなすという機能を搭載しております。
マルチタスク機能は多くの電力を消耗する事があります。
そのため、劣化したバッテリーでは複数の処理に耐えきれず強制的にアプリが閉じるという症状も出てしまうことがあるんです!
スマホの電源が突然落ちる
バッテリーの劣化が著しいと上手く電気の供給ができずスマホの電源がプツッと落ち、再度電源が入らなくなる場合もございます。
バッテリーの劣化具合を確認しよう!
iPhoneの場合
ここに表示されているのがお手持ちのiPhoneのバッテリーの最大容量です。
こちらの画像の場合、93%と表示されているので、購入時の容量と比べ7%容量が減っている状態です。
この最大容量が85%を下回り始めると電池持ちの悪さを感じられると思いますので交換を考える一つの目安と覚えましょう!
Androidの場合
残念ながらAndroidスマホは全ての機種がこれを確認できるわけではありません。
- SHARP…AQUOSシリーズ
- Samsung…GALAXYシリーズ
- SONY…Xperiaシリーズ
- FUJITSU…arrowsシリーズ
需要次第では他メーカーも見れるようになっていく可能性は高いと考えますし、上記のメーカー以外でも交換時期を調べるためバッテリーの劣化具合を見れるものもあるかもしれませんので、お持ちのスマホが上記以外でも是非確認してみて下さい。
今回はSHARPのAQUOSシリーズを元に解説していきます。
AQOUSシリーズでの確認方法
他のAndroidシリーズについても簡単に確認手順をまとめましたので、よろしければ参考にしてください!
GALAXYシリーズでの確認方法
- 歯車アイコンの設定をタップ
- 端末情報
- バッテリーの情報
- バッテリー性能に%でバッテリーの充電可能最大容量が表示されます
Xperiaシリーズでの確認方法
- 歯車アイコンの設定をタップ
- システム
- 端末情報
- 電池性能表示
電池の劣化具合が文と%の両方で表示をされるパターンが多いです。
arrowsシリーズでの確認方法
- 歯車アイコンの設定をタップ
- 電池
- 電池の性能
電池の劣化具合が文と%の両方で表示をされるパターンが多いです。
バッテリー交換の方法と注意点
バッテリーの状態を確認し、交換しようと思った方!
バッテリー交換ってバッテリーを購入するだけではできないんです・・・。
昔はバッテリーだけ購入して、ご自身で取り替えが簡単に出来ましたよね?
現在はバッテリー内臓型のスマホがほとんどです。
iPhoneの場合、Androidの場合で交換する場所が異なるので解説していきます。
iPhoneの場合
iPhoneは残念ながらケータイショップではバッテリー交換ができません。
バッテリー交換をしたい場合はアップルストア、またはアップルの正規サービスプロバイダー店に持ち込みをする必要があります。
正規サービスプロバイダ店とはApple公認のiPhone修理業者です。
クイックガレージや一部のカメラのキタムラ、ビックカメラなどで行う事ができます。
費用がかかる場合でもキャリアで購入時に入っている保証等で、契約している携帯電話会社から補填される可能性があります!
そのため、まずはお近くのケータイショップで保証の加入有無を確認する事をお勧めします!
合わせてデータ初期化(iPhone内のデータを全て削除)が必要になる可能性もあるので、事前のバックアップもおすすめします。
- バッテリー交換が可能な店舗が限定される
- 交換費用が発生する
- データ移行やバックアップを要する事が多い
Androidの場合
Androidスマホの電池交換は購入をした携帯電話会社のショップで申し込む事ができます。
前述した通り、防水性能や防塵の性能を上げるため、ここ近年販売されているスマホは基本的にバッテリーが本体に内蔵されています。
そのためその場でバッテリー交換はできません。
“預かり修理”の扱いになりメーカーへ郵送をされそこでバッテリー交換が行われます。
お持ちのスマホは初期化(データを全部消した状態)された状態でしか預かる事はできません。
修理期間はバッテリー交換を申し込んでから、10日から2週間前後はかかります。
その間は店舗から貸し出される代替機を利用する事になります。(代替機の在庫の有無は店舗へ要確認)
代替機を貸し出してもらう時と、交換から戻ってきたスマホに代替機からデータを戻す時と2回データ移行が必要になります。
費用は機種によって変わりますが、保証サービスに加入している場合は5,000円程度に収まる事が多いです。
- スマホの初期化が必要
- データ移行が2回必要(各携帯会社データ移行の有料サービス利用可能)
- 10日〜2週間前後の期間を要する
- 料金が発生する
機種変更も検討してみる
バッテリーの持ち以外にもスマホの調子が悪いなど感じる場合は機種変更も検討してみましょう。
例えバッテリーを交換したとしても、スマホが劣化をしている場合は、症状が思ったよりも改善しないということもあります。
また、現在大手携帯電話会社ではスマホを購入してから2年後以降にスマホを返却した場合、残債を免除するという買い替えプログラムを導入しています。
考え方次第ですが、バッテリーの交換時期=スマホの交換時期と考えてもいいのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
バッテリーの寿命や、交換の目安はわかりましたか?
バッテリー交換と機種変更、どちらの方がいいのか判断しかねる場合は1度ケータイショップで相談をするのが1番間違いがないと思います。
フォンシェルジュ提携店舗のTOP1では、スマホのバッテリーの寿命の確認や、バッテリーを交換した方が良いのか?機種変更した方がお得なのか?のご相談にも乗らせていただいております。
是非お気軽にお越しくださいませ。
今後もスマホをより便利に利用できるよう情報を発信していきますので、これからも宜しくお願い致します!
フォンシェルジュ公式LINEアカウントの登録が便利でおトク
- スマホの無料料金診断ができる
- お近くの店舗を探してすぐに来店予約ができる
- オンラインで機種予約ができる
- スマホなどの機種に関する情報やお役立ち情報を配信
- 期間限定クーポンを配信
- 契約・お手続き時の必要な書類や準備する事が確認できる