この記事は、

「月途中にドコモからahamoへ変更した時、料金やデータ量はどうなる?そしていつ切り替わるのかな?」
上記の様に、ドコモを使っている方がahamoに切り替える時に抱くであろう疑問について解説しています。対象プランは「ギガライト」「ギガホ(ギガホ、5Gギガホプレミアなど)」としています。
特に読んで頂きたいのが、以下のように考えている方です
・料金は二重に請求されないか心配…
・各プラン、日割りになるのか?
・使えるデータ量はどうなるのか?
・いつ切り替わるのか?
・SIMカードの変更は必要なのか?
・オプションの料金はかかり続けるのか?
興味のあるところから、読んでみてください。
1.ギガライト→ahamo
ドコモのギガライトは使ったデータ量(1GB~7GB)に応じて月額料金が変動する料金プランです。一方、ahamoはデータ量20GBで月額2,970円(税込)の料金プランです。
データ量 | ギガライト | ahamo |
〜1GB | 3,465円 | 20GB 2,970円 |
1GB〜3GB | 4,565円 | |
3GB〜5GB | 5,665円 | |
5GB〜7GB | 6,765円 |
※各種割引適用なしの状態
1-1.料金はどちらが請求される?
月の途中でギガライトからahamoへ切り替えた場合、請求される料金はahamoの2,970円(税込)のみです。「ギガライトの日割」と「ahamoの日割り」といった請求はされません。ちなみに、携帯電話会社を変えるわけではありませんので、事務手数料もかかりません。
ahamoがサービス開始されてから2年以上経過しましたが、「Yahoo!知恵袋」などでは、
「料金が高い方が請求される」
「ギガライトで7GBまで使ったらその分が請求される」
といった回答も散見されます。
筆者自身、2023年5月8日にドコモのギガライトからahamoに変更しました。使用済みデーター量は3〜5GBのステップ3。My docomoにて5月分の料金(未確定)を確認しましたが、ギガライトの方は(請求予定だった)料金と同じ金額の割引「プラン変更割_基本料」が発生しており、5月分の基本料金の請求は、ahamo公式サイトに書かれている通り、ahamoのみでした。「二重に請求される」「(ahamoより高い)ギガライトの料金が請求される」といったことはありませんので、ご安心下さい。


ちょっと豆知識
※ahamo公式サイトには、
「データ通信料は再計算しません。変更前の料金プランで従量データ通信料が発生している場合は課金されます」
とも書かれていますが、この件について、チャットサポートに問い合わせをしたところ、
「この文言における『従量データ通信量』とは、ギガライトの7GBを超えて1GBのデータ量を追加した場合や、
海外で利用した場合のデータ通信量」とのことでした。
ですので、日本国内で7GBのデータ通信量の範囲内で利用した場合は、(データ通信量という意味では)ahamo以外の料金がかかるということはありません。
1-2.いつ切り替えるのが得?
ギガライトからahamoに変更しても、請求される料金はahamoだけなので、切り替えるタイミングはいつでも大丈夫です。
「ギガライトの上限である7GBまで無駄なくデータ量を使いたい」と考えるのであれば、できるだけデータ量を使ってからahamoへ切り替えた方が良いでしょう。
SIMカードの交換が不要であれば、あるいはeSIM契約をすれば、申し込み手続き当日からahamoは利用可能。その月の残り日数に関係なく、20GBまでデータ量は使えます。
1-3 7GBまで使い切った方が得?
その月にギガライトからahamoに切り替えるのであれば、7GB目一杯までデータ量を使ってもギガライトの基本料金はかからないため、お得と言えます。
ただし、一般的には、スマホ上でドコモのプランからahamoへの変更手続きをしますが、
もし7GBのデータ量を利用して低速化(最大128kbps)になった時は注意が必要です。それはいざWeb上でahamoの申し込み手続きをしようとしても、通信速度が低速化されているため、手続きを進めるのに時間がかかってしまうからです。
手続きには、ドコモのモバイル回線を使って進める必要があるので、ahamo切り替え前にギガライトを使っている方はデータ量の使い過ぎには注意しましょう。
※家のネット回線につながったパソコンからでも、ドコモからahamoへの切り替え手続きは可能です。しかし、そのためにはdアカウントサイトもしくはdアカウント設定アプリより「パスキー設定」という設定を済ませておく必要があります。
1-4 いつ切り替わる?SIMカードの変更は必要?
今使っているスマホをahamo変更後でもそのまま使う場合、ahamoへの申し込み手続き当日に切り替わります。ギガライトなど、ほとんどの料金プランではSIMカードの変更は不要です。
しかし、ahamoへの切り替えと同時に、ドコモの機種を購入する場合は話が変わってきます。機種を購入する場合は新しくSIMカードも同封されますが、この場合は開通手続きが完了することによって、ahamoに切り替わります。
2.ギガホ→ahamo
記事冒頭では、いくつかあるドコモの大容量プラン・無制限プランをひとくくりに「ギガホ」として書きましたが、ここで簡単にギガホのプランを整理します。
5Gギガホプレミア | 5Gギガホ | ギガホプレミア | ギガホ2 | ギガホ | |
月額料金 | 7,315円 | 8,415円 | 7,205円 | 7,865円 | 7,865円 |
データ量 | 無制限 | 100GB | 60GB | 60GB | 30GB |
※料金は税込
※各種割引適用なしの状態
ahamoのデータ量は20G、月額料金は2,970円(税込)。
いずれのギガホよりも使えるデータ量は少なくなりますが、そこまで大容量プランを求めていないのであれば、ahamoに切り替えると月額料金を半分以下に抑えることも可能です。
2-1 料金はどちらが請求される?
月の途中でギガホからahamoへ切り替えた場合、請求される料金はギガホです。ギガライトからの切り替えと同様、事務手数料はかかりません。
2-2 いつ切り替えるのが得?
切り替えタイミングについては、
「ahamo切り替えと同時にドコモの機種を購入するか、しないか」によって分かれます。
ドコモの機種も購入
ギガライトの箇所でも解説しましたが、端末も同時購入した場合はSIMカードも新しく届きます。そして、新しいSIMカードで開通手続きを完了させた時点で、ahamoへの切り替えも完了します。
もし、月末近くにahamoへの切り替え申し込み手続きをした場合、端末とSIMカードが家に届くのは来月、ということも考えられます。つまり、開通手続きが翌月まで持ち越すことになるため、1カ月分、余分にギガホの料金を払うなんてことも。
そうならないためも、端末とのセット申し込みをする場合は、遅くとも中旬までには手続きを終えるようにしておきましょう。端末とSIMカードが届いたのであれば、開通手続きは月末近くでも問題ありませんので。
ドコモの機種は購入しない
ahamoへの切り替え申し込み手続きは月末近くが良いでしょう。
端末購入をしないということは、SIMカードの交換もしない、つまりahamoへ切り替わるのは、申し込み手続き当日ということになります。これは申し込み時点で、使えるギガホのデータ量が数十GBあったとしても、ahamoへの切り替え手続きが完了した時点でそれは0になってしまうことを意味します。これはあまりにも勿体無いことです。データ無制限プランである5Gギガホプレミアでも同様です。ですので、プラン変更だけするのであれば、なるべく月末近くにahamoへの切り替え手続きをした方が良いでしょう。
2-3 SIMカードの変更は必要?
今の機種をそのままahamoでも使うのであれば、SIMカードの変更は不要です。
SIMカード変更が必要になってくるのは、ahamoへのプラン変更と同時に、ドコモの機種を買う場合です。
3.オプション・キャンペーンは引き継ぎできる?
「月途中でahamoへ切り替えると、ドコモを利用している時のオプション・キャンペーンはどうなるのか?」この章では、「料金の請求」もそうですが「引き継ぎ可能かどうか?」に重点これについて代表的なものに絞って解説します。
3-1 かけ放題(24時間)
かけ放題オプション(24時間)は月額料金が高い方のオプション料金が請求されます。
ドコモの「かけ放題オプション」とahamoの「かけ放題オプション」の月額料金を比較した場合、ドコモの方が高いので、かけ放題オプションとして請求される料金は1,870円(税込)ということになります。
ドコモ | ahamo |
1,870円 | 1,100円 |
ちなみに、国内通話5分以内の通話が無料になるドコモの「5分通話無料オプション」の月額料金770円(税込)に関しては、ahamoへ切り替えた月の分も請求されます。
3-2 ケータイ補償サービスなどの保証
ケータイ補償サービス、AppleCare+ for iPhone・AppleCare+ 盗難・紛失プランなどの保証サービスは、そのままahamoへ引き継ぐことができます。
※ただし、ケータイ補償サービスの「店頭交換サービス」「ケータイデータ復旧サービス」など、一部ahamoでは利用できないサービスもあり
ちょっと豆知識
※ahamo公式サイトには
「ドコモで申し込んだAppleCare+ for iPhone・AppleCare+ 盗難・紛失プランはahamoでも引き継げる」
とははっきりと書かれていませんが、チャットサポートに問い合わせたところ、引き継ぎ可能とのことです。
ただ、ご自身が「保証サービスに加入していたい」と思われるのであれば良いのですが、そうで無い場合は「要らないものにお金を払い続けている」状態になります。
その場合は保証サービスは解約するなど、オプションの見直しをしましょう。
3-3 買い替えプログラム
「スマホおかえしプログラム」「いつでもカエドキプログラム」など、機種の分割契約をし、2年使えば残りの分割支払金が免除される買い替えプログラムもドコモからahamoに引き継ぐことができます。
そもそも、スマホおかえしプログラムも、いつでもカエドキプログラムもドコモの回線契約に紐づいているわけではないので、他社に乗り換えをしてもその効力は継続されます。
4.まとめ
以上、この記事では、月途中にドコモ(ギガライト・ギガホ)からahamoへプラン変更した時の料金の請求のされ方、いつ切り替え手続きをするのが良いのか?SIMカードの変更が必要か・必要でないか?、そしてahamoへ引き継ぎができるオプション(代表的なもの)について解説してきました。
- 【ギガライト→ahamo】料金はどちらが請求される?
-
ahamo
- いつ切り替えるのが得?
-
いつでも大丈夫。
7GB付近まで使ってもギガライトの料金は請求されないため。
- SIMカードの変更は必要?
-
今使っているスマホをそのまま使うのであれば、SIMカードの変更は不要
この場合、ahamoに切り替わるのは手続き当日。
- 【ギガホ→ahamo】料金はどちらが請求される?
-
ギガホ
- いつ切り替えるのが得?
-
- ドコモの機種もセットで購入
- 月初〜中旬
- 端末と新しいSIMカードが手元に届き、開通手続きが完了したらahamoに切り替わるため
- プラン変更のみ
- 月末近く
- プラン変更は手続き当日だが、まだデータ量がたくさん余っている段階でahamoの20GBに切り替えるのは勿体無い
- ドコモの機種もセットで購入
- SIMカードの変更は必要?
-
今使っているスマホをそのまま使うのであれば、
SIMカードの変更は不要。
この場合、ahamoに切り替わるのは手続き当日。
- オプション・キャンペーンは引き継ぎできる?
-
- かけ放題オプション(24時間)
- 月額料金が高い方の料金が請求される
- 月額料金が高い方の料金が請求される
- ドコモのかけ放題オプション1,870円(税込)が請求される
- ケータイ補償サービスなどの保証
- 引き継ぎ可能(一部対象外サービスあり)
- 引き継ぎ可能(一部対象外サービスあり)
- 買い替えプログラム
- 引き継ぎ可能
- かけ放題オプション(24時間)



