2023年も半分が終わりました。
2023年7月時点における携帯電話業界の大きなニュースといえば、楽天モバイルの「最強プラン」の登場、UQ mobile、ドコモの料金プラン改定、この3つが挙げられるでしょう。このうち、UQ mobile、ドコモの料金プラン改定については、「改悪」「料金値上げ」といった否定的な意見がTwitterやネット上では散見されます。
2021年にahamoの20GBプラン、楽天モバイルのデータ量1GB以下は0円の「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」がサービス開始されて以来、携帯電話料金は安くなる傾向にありました。しかし、2022年、2023年にかけては少しずつ状況が変化しているようにも見えます。
データ量20GBが使えるUQ mobileの「コミコミプラン」の登場によって、この20GB帯のプランにも注目が集まっているようです。

今回の記事は、音声通話対応、データ量が20GB使えるおすすめの通信会社、格安SIMをご紹介します。
20GBでできること
各社の料金プランをご紹介する前に確認しておきたいことがあります。
それは、



「一カ月に20GB」といっても、どんなことができるか?
ということです。
色んな会社の色んなサイトで、各アプリごとによるデータ通信量の目安が紹介されています。
それにスマホで使うアプリは、Webブラウザアプリだけでなく、YouTubeなどの動画アプリ、LINEなどのSNSアプリなど多岐に渡るでしょう。
この記事では、格安SIM(MVNO)のイオンモバイルの公式ページを参考にし、データ使用量が多いアプリであるYouTubeを例としてご紹介します。
YouTubeの各コンテンツは、コンテンツによって設定できる画質は異なりますが、一般的に「スマホで綺麗に見ることができる画質」というものは、480p(SD)以上だと言われています。YouTubeの「画質・自動設定」で「自動(推奨)」に設定されていると、画質は720p(HD)になっていることもあると思います。



では、YouTubeを480p、720pで視聴した時、どれくらいのデータ量が消費されるのか?
結果は以下の通りです。
480p
5分 | 約50MB |
10分 | 約100MB |
1時間 | 約600MB |
仮に片道1時間の通勤時間で、行き帰りYouTubeを480pの画質で観るとすると、YouTube視聴だけで1.2GBのデータ量を消費することになります。
720p
5分 | 約90MB |
10分 | 約180MB |
1時間 | 約1100MB(1.1GB) |
仮に片道1時間の通勤時間で、行き帰りYouTubeを720pの画質で観るとすると、YouTube視聴だけで2.2GBのデータ量を消費することになります。
実際の日常生活では、YouTubeだけでなく、同じくデータ消費量が大きいInstagramやゲームアプリなどを使っている方も多いでしょう。



そうなると「月のデータ量20GB」といっても、必ずしも十分な量だとは言いきれません。
もし、動画アプリやゲームアプリを通勤中などのWi-Fi環境がないところでよく利用される方は、データ量100GB使えるahamo大盛りや、各キャリアのデータ無制限プランを契約されることをお勧めします。
電波が安定している 20GB
4社比較表(簡易版)
ahamo | povo2.0 | LINEMO | NUROモバイル | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 2,970円 | 2,700円 | 2,728円 | 2,699円 |
通話料 | 22円/30秒 5分かけ放題込み | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 11円/30秒 |
通話オプション | 5分かけ放題0円 かけ放題1,100円 | 5分かけ放題550円 かけ放題1,650円 | 5分かけ放題550円 かけ放題1,650円 | 5分かけ放題490円 10分かけ放題880円 かけ放題1,430円 |
データ追加 | 1GB 550円 | トッピング | 1GB 550円 | 1GB 550円 |
データくりこし | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 翌月まで可能 |
低速時速度 | 1Mbps | 128kbps | 1Mbps | 1Mbps |
eSIM | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
※料金は税込
※povo2.0は月額料金ではなくトッピングで購入する方式
ahamo、povo2.0、LINEMOの料金比較図は見慣れている方も多いかもしれません。
2021年にこれらのプランが登場したことにより、携帯電話業界全体の料金プランが大きく変わったといっても過言ではないでしょう。
また、上の表には格安SIM(MVNO)であるNUROモバイルの「NEOプラン」も載っています。NEOプランは格安SIM(MVNO)でありながら、専用帯域を用いることにより高品質な通信を提供することを謳っています。故にahamoと比較されることもあるため、この章で取り上げてみました。
ここでは、大手通信キャリアと同等の回線品質をもつ、オンライン専用の3つのプラン、そして格安SIM(MVNO)のNUROモバイルを見ていきます。
ahamo
ahamoの特徴
- 月額2,970円でデータ量20GB
- 国内通話5分かけ放題込み
ドコモのオンライン専用プランahamoは基本料金2,970円(税込)。



この中に国内通話5分かけ放題が含まれているため「ちょっと通話したい」という方にはピッタリのプランです。
5分以上の通話をした場合の通話料は30秒あたり22円(税込)。一カ月に5分以上の通話を「44分以上」通話をするようであれば、月額1,100円(税込)の「かけ放題オプション」をつけても良いでしょう。
dカードで料金支払いすると?
dカードでahamoの料金を支払うと追加のデータ量がもらえる「dカードボーナスパケット」が適用可能。
dカード | dカード GOLD |
---|---|
+1GB/月 | +5GB/月 |
ahamoがおすすめな人
- 5分かけ放題を使う方
- dカードを利用している方
povo2.0
povo2.0の特徴
- 基本料金は0円
- データ量は「トッピング」で追加
- 20GBトッピングの料金は2,700円
- 有効期限は30日間
auのオンライン専用プランpovo2.0は基本料金は0円で、データ量は「トッピング」というものを追加購入して利用する方式です。
6種類あるデータトッピングのうち、20GBのトッピング料金は2,700円(税込)。購入したデータトッピングには有効期限がありますが、20GBだとその有効期限は30日間となっています。



povo2.0で1カ月あたり20GBのデータ量をもっと安く使いたい。



そういう方には、60GBと150GBのデータトッピングを購入するという手もあります!
ここではそれぞれのトッピングを購入しても「一カ月あたりに使うデータ量は均等にする」という前提でお話しします。
データトッピング | 60GB | 150GB |
料金 | 6,490円 | 12,980円 |
有効期限 | 90日間 | 180日間 |
1カ月(30日)あたりのデータ量 | 20GB | 25GB |
1カ月(30日)あたりの料金 | 2,163円 | 2,163円 |
※料金は税込
6,490円(税込)のデータ追加60GBを3カ月間(90日間)で均等に使ったとすると、1カ月あたり使えるデータ量は20GB、料金は2,163円(税込)。12,980円(税込)のデータ追加150GBを6カ月間(180日間)で均等に使ったとすると、1カ月あたり使えるデータ量は25GB、料金は2,163円(税込)。
このように20GBトッピングを2,700円(税込)で毎月購入するよりも、20GBよりデータ量の多いデータトッピングを購入した方が、1カ月あたりの料金は安くなったり、使えるデータ量が多くなったりします。
povo2.0がおすすめな人
- 20GBを少しでも安く使いたい方
- 月のデータ量20GB〜25GBは欲しい方
LINEMO
LINEMOの特徴
- 月額2,728円でデータ量20GB
- LINE利用時のデータ消費ゼロ(一部対象外サービスあり)
ソフトバンクのオンライン専用プランLINEMOの「スマホプラン」は月額料金2,728円(税込)で、データ量が20GB使えます。また、LINEMOはLINEのトーク、音声通話、ビデオ電話など、LINEの対象サービスのデータ量がゼロになる「LINEギガフリー」機能も搭載しています。
LINEMO(スマホプラン)がおすすめな人
- LINEのサービスをよく使う方
NUROモバイル(NEOプラン)
NEOプランの特徴
- 月額2,699円でデータ量20GB
- 専用帯域を使っている
- 3カ月ごとに15GBもらえる
- SNSサービスの通信量がノーカウント(LINE、Twitter、Instagram、TikTok)
- データアップロード時の通信量ノーカウント
格安SIM(MVNO)のNUROモバイルの「NEOプラン」は月額料金2,699円(税込)でデータ量20GBが使えます。
NEOプランは自社で通信基地局を持たない格安SIM(MVNO)ですが、NEOプラン専用の帯域が別に用意されています。この仕組みによって、格安SIM(MVNO)によく見られる「昼時、夕方の通信速度の低下」を避け、快適な通信サービスを提供することを謳っているプランです。
月額料金はahamoなど大手通信キャリアのオンライン専用プランと変わりませんが、NEOプランには独自のサービスが3つついています。
①Gigaプラス
契約から3カ月ごとにデータ量が15GB(NEOプランの場合)付与されるサービス。付与されたデータ量は翌々月までの3カ月間くりこすことが可能なので、「1カ月ごとに5GBずつ使えば」月額料金は2,699円のままで25GB(20GB+5GB)使えることになる。
②NEOデータフリー
LINE・Twitter・Instagram・TikTokの対象サービス利用時のデータ通信量が消費されないサービス。
③あげ放題
データアップロード時のデータ通信量が消費されないサービス。ライブ配信をしたり、クラウド上に容量が大きいファイルをアップロードする時に便利。
このように、NEOプランはSNSをよく使う、ライブ配信などを行う方にピッタリなプランとなっています。
NEOプランがおすすめな人
- 月のデータ量20GB〜25GBは欲しい方
- SNSをよく使う方
- ライブ配信を行っている方
店舗サポートが受けられる 20GB
この章では、実店舗で契約手続きができるauのサブブランドであるUQ mobile、ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileの料金プランをご紹介します。
UQ mobile(コミコミプラン)
コミコミプランの特徴
- 月額3,278円でデータ量20GB
- 国内通話10分かけ放題込み
コミコミプランは2023年5月31日に新規受付を終了した「くりこしプラン+5G」に変わって登場した3つのプランのうちの一つです。
ahamoなどのオンライン専用プランと比較すると、使えるデータ量は20GBと同じながら月額料金が高めに設定されています。



ただし、国内通話10分以内かけ放題がプランの中に含まれているため、10分以上の通話をする方にはお得と言えます。
余ったデータ量は翌月に繰り越すことができる点、auショップやUQスポットでの手続きができる点は以前のくりこしプラン+5Gと同じです。
しかし、くりこしプラン+5Gには適用できた自宅セット割(auひかりやWiMAX+5Gとスマホとのセット割引)はコミコミプランには適用することができません。
節約モード(低速になる代わりにデータ消費がゼロになる)も非対応となりました。
このように数々の変更が施されたコミコミプランは「合う・合わない」がはっきりしているプランです。10分かけ放題にあまり魅力を感じない方は、他の料金プランを検討してみるのも良いでしょう。
コミコミプランがおすすめな人
- 10分かけ放題をよく使う方
- 実店舗での手続きが必要な方
Y!mobile
Y!mobileの特徴
- シンプルM(データ量15GB ) 月額3,278円
- データ増量オプション(+5GB) 月額550円
- 上記よりデータ量20Gは月額3,828円
- ただし、セット割引を適用させれば、月額2,640円まで下がる
2023年現在、Y!mobileで新規申し込みができるプラン「シンプルS/M/L」自体にはデータ量20GBのプランは用意されていません。
しかし、月額3,278円(税込)でデータ量が15GBのシンプルMに、月額550円(税込)のデータ増量オプションをつけると、5GB分のデータ量が増量され、20GBのデータ量が使えることになります。
月額料金 | データ量 | |
---|---|---|
シンプルM | 3,278円 | 15GB |
データ増量オプション | 550円 | 5GB |
合計 | 3,828円 | 20GB |
※料金は税込
ですが、この状態の月額料金の合計は3,828円(税込)。
正直、今までご紹介してきたプランに比べると、3,828円(税込)は高いと言わざる得ないです。
しかし、「家族割引サービス」や「おうち割光セット(A)」などのセット割引を適用させると、1,188円(税込)の割引を適用させることができ、月額料金は2,640円(税込)にまで下げることができます。
3,828円ー1,188円=2,640円
※家族割引サービス
家族でY!mobileを利用している際、2回線目から適用される割引。現在、新規受付している「シンプルS/M/L」の場合、毎月1,188円(税込)の割引が適用される。
※おうち割光セット(A)
SoftBank光・SoftBankAirといった固定回線、ホームルーターとスマホをセットにすると、適用される割引。現在、新規受付している「シンプルS/M/L」の場合、毎月1,188円(税込)の割引が適用される。
割引適用前の月額料金はahamoなどのオンライン専用プランと比較すると高めに設定されていますが、ソフトバンクショップやワイモバイルショップなどの実店舗でのサポートを受けたい方、家族がY!mobileを利用している方はY!mobileはおすすめできる通信会社です。
Y!mobileがおすすめな人
- 家族がワイモバイルを使っている方
- SoftBank光、SoftBank Airを使っている方
- 実店舗での手続きが必要な方
2,000円台で使える 20GB



「20GBをとにかく安く使いたい!」
そんな方のために、ここからご紹介する格安SIM (MVNO)の20GBプランを7社ご紹介します。
格安SIM(MVNO)ではありませんが、楽天モバイルの料金プランもこの章で解説しているので、合計8社まとめてみました。
格安SIM (MVNO)は自社での電波基地局を持たず、大手通信キャリアから回線を借りています。またほとんどの場合、契約手続きはWebで完結するため、店舗を構えていません。よって、サービス提供コストを下げることができ、低料金でサービスを提供することができています。
筆者はこれまで、格安SIM(MVNO )のIIJmio、日本通信、NUROモバイル、OCN モバイル ONEを使ったことがありますが、どの会社も昼時の通信速度は振るわなかったと記憶しています(NUROモバイルのNEOプランは昼時でも速度は良好)。ですので、格安SIM(MVNO)を検討している方はこの点に注意してください。
20GB 8社比較表(簡易版)
月額料金 | 通話料 | データ追加 | データくりこし | |
---|---|---|---|---|
イオンモバイル | 1,958円 | 11円/30秒 | 528円/1GB | 翌月まで可能 |
LIBMO | 1,991円 | 22円/30秒 | 330円/1GB | 翌月まで可能 |
IIJmio | 2,000円 | 11円/30秒 | 220円/1GB | 翌月まで可能 |
日本通信 | 2,178円 | 11円/30秒 | 220円/1GB | 非対応 |
mineo | 2,178円 | 22円/30秒 | 55円/100MB | 翌月まで可能 |
楽天モバイル | 2,178円 | 22円/30秒 | 20GB以上利用すると 3,278円 | ー |
HISモバイル | 2,190円 | 9円/30秒 | 200円/1GB | 非対応 |
y.u mobile | 2,970円 | 22円/30秒 | 330円/1GB | 期限なしで くりこし可能 |
※料金は税込
※通話料は標準の電話アプリから発信した場合
イオンモバイル 1,958円
プラン名 | さいてきプラン |
データ量 | 20GB |
月額料金 | 1,958円 |
20GBの ひとつ上のプラン | 30GB 2,780円 |
20GBの ひとつ下のプラン | 10GB 1,848円 |
通話料金 | 30秒あたり11円 |
通話オプション | 5分かけ放題 550円 10分かけ放題 935円 かけ放題 1,650円 |
通話用専用アプリ | 不要 |
回線 | ドコモ回線 au回線 |
データくりこし | 翌月まで くりこし可能 |
データ量追加 | 1GB 528円 |
低速時速度 | 200kbps |
速度切り替え | 可能 |
eSIM | 非対応 |
※料金は税込
- 20GBが最安
- 全国200店舗のイオンで契約できる
全国にあるイオン(イオン、イオンタウン、イオンモールなど)200店舗で契約手続き、アフターサポートを受けられるイオンモバイル。店舗数は全国で200店舗と、数は限られますがイオンモバイルであれば「イオンで買い物ついでにちょっと相談」なんてこともできてしまいます。



データ量20GBの月額料金(さいてきプラン)は1,958円(税込)、これは20GBのデータ量で音声通話が使える格安SIM(MVNO)の中で最安です。
20Gの一つ下のプランだとデータ量19GBで月額1,848円(税込)、一つ上のプランだとデータ量30GBで3,058円(税込)と開きがあります。
LIBMO 1,991円
プラン名 | なっとくプラン |
データ量 | 20GB |
月額料金 | 1,991円 |
20GBの ひとつ上のプラン | 30GB 2,728円 |
20GBの ひとつ下のプラン | 8GB 1,518円 |
通話料金 | 30秒あたり22円 |
通話オプション | 5分かけ放題 550円 10分かけ放題 770円 かけ放題 1,430円 |
通話用専用アプリ | 不要 |
回線 | ドコモ回線 |
データくりこし | 翌月まで くりこし可能 |
データ量追加 | 1GB 330円 |
低速時速度 | 200kbps |
速度切り替え | 可能(128kbps) |
eSIM | 非対応 |
※料金は税込
- 20GBが2,000円を切る
- 全国のドコモショップで契約できる
株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供するLIBMOの「なっとくプラン」の20GBは月額1,991円(税込)で、イオンモバイル同様2,000円を切っています。
LOBMOは格安SIM(MVNO)ですが、全国のドコモショップで契約手続きが可能な「ドコモエコノミーMVNO」の一つです。
このように格安SIM(MVNO)でも、低料金プランを提供しつつ、実店舗で契約手続きができるところも出てきています。
IIJmio 2,000円
プラン名 | ギガプラン |
データ量 | 20GB |
月額料金 | 2,000円 |
20GBの ひとつ下のプラン | 15GB 1,800円 |
通話料金 | 30秒あたり11円 |
通話オプション | 5分かけ放題 500円 10分かけ放題 700円 かけ放題 1,400円 |
通話用専用アプリ | 不要 |
回線 | ドコモ回線 au回線 |
データくりこし | 翌月まで くりこし可能 |
データ量追加 | 1GB 220円 |
低速時速度 | 300kbps |
速度切り替え | 可能 |
eSIM | 対応 (ただし音声SIMはau回線のみ) |
※料金は税込
- 端末セールを定期的に実施している
- データ専用eSIMだともっと安い
株式会社インターネットイニシアティブが提供しているIIJmioの「ギガプラン」のデータ量20GBの月額料金は2,000円(税込)。IIJmioは月額料金が安いこともさることながら、定期的な端末セールを実施していることも大きな特徴となっています。
例えば、2023年7月時点では、「OPPO A55s 5G」が他社から乗り換えで一括110円(税込)、「iPhone 12 mini(128B)」(中古品)が一括49,800円(税込)といったようなセールが実施中です。
なお、IIJmioのギガプランはデータ専用のeSIMプランも別料金で提供しており、こちらのプランだと20GBが月額1,650円(税込)で利用することができます。音声通話はできませんが、IIjmioのデータ専用eSIMをデータ用にし、音声通話は別の通信会社のSIMをさして使う、といった方法もおすすめです。
日本通信 2,178円
プラン名 | 合理的20GBプラン |
データ量 | 20GB |
月額料金 | 2,178円 |
通話料金 | 30秒あたり11円 |
通話オプション | 月額料金内で下記どちらか選択可能 一カ月70分まで無料通話 5分かけ放題 かけ放題 1,200円 |
通話用専用アプリ | 不要 |
回線 | ドコモ回線 |
データくりこし | 非対応 |
データ量追加 | 1GB 220円 |
低速時速度 | 非公表 |
速度切り替え | 不可 |
eSIM | 対応 |
※料金は税込
- 70分無料通話か5分かけ放題を選べる
- VoLTEに対応しており通話がクリア
日本通信の「合理的20GBプラン」の月額料金は2,178円(税込)。この料金の中に国内通話70分までの無料通話が含まれています。
この70分無料通話は「通話5分かけ放題オプション」にあとから変えることもできるため、「2,178円(税込)でデータ量20GB、5分かけ放題が使える」とも言えます。
そして、通話を重視する方に嬉しいのがVoLTE対応であるということ。
VoLTEとは?
「Voice over LTE」の略称です。音声通話にLTE回線を利用しているため、クリアな通話品質で通話をすることが可能です。大手キャリアやサブブランドでは当たり前になっているこのVoLTEですが、格安SIM(MVNO)で対応しているところは、日本通信と後述するHISモバイルだけです。(2023年7月14日時点)



通話重視です。おすすめできる通信会社はどこですか?



自信をもって答えられます!日本通信がおすすめです!
mineo 2,178円
プラン名 | マイピタ |
データ量 | 20GB |
月額料金 | 2,178円 |
20GBの ひとつ下のプラン | 10GB 1,958円 |
通話料金 | 30秒あたり22円 mineoでんわアプリを利用すれば30秒あたり10円 |
通話オプション | 10分かけ放題 550円 かけ放題 1,210円 |
通話用専用アプリ | 不要 |
回線 | ドコモ回線 au回線 ソフトバンク回線 |
データくりこし | 翌月までくりこし可能 |
データ量追加 | 100MB 55円 |
低速時速度 | 200kbps |
速度切り替え | 可能 |
eSIM | 対応 |
※料金は税込
- パケット放題Plusで無制限にできる
- 10分かけ放題が最安
関西電力のグループ会社である、株式会社オプテージが提供しているmineoの「マイピタ」はデータ量20GBで月額2,178円(税込)。
mineoのマイピタには「パケット放題Plus」という月額385円(税込)のオプションをつけることができます。このオプションをつけると、各プランのデータ容量を超えた場合でも、最大1.5Mbpsの速度で通信を行うことができます。(パケット放題Plus申し込み後、mineoスイッチをONにする設定が必要。3日間で合計10GB使うと低速化)
元々は月額385円(税込)のオプション料金がかかるパケット放題Plusですが、マイピタの10GB以上のプランであれば、このオプション料金も無料。つまり、2,178円(税込)で「20GBの高速通信+条件つき使い放題の1.5Mbps」が利用できます。



そして、マイネオには通話オプションの料金が他社に比べて安いという特徴があります。
例えば10分かけ放題だと月額550円(税込)。通常、格安SIM(MVNO)で10分かけ放題の通話オプションを提供しているところの料金は月額700円台が相場となっています。ですので、10分かけ放題をよく使う方にも、mineoのマイピタはおすすめです。
パケット放題Plusについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。


楽天モバイル 2,178円
プラン名 | 最強プラン |
データ量 | 20GB |
月額料金 | 2,178円 |
20GBの ひとつ上のプラン | 無制限 3,278円 |
20GBの ひとつ下のプラン | 3GBまで 1,078円 |
通話料金 | 30秒あたり22円 Rakuten Linkアプリを 利用すれば無料 |
通話オプション | 15分かけ放題 1,100円 |
回線 | 楽天回線 au回線 |
データくりこし | 非対応 |
eSIM | 対応 |
※料金は税込
- 無制限にすることもできる(3,278円/月)
- Rakuten Linkアプリで国内通話無料
国内第4のキャリアとして2020年に本格的にサービス開始した楽天モバイル。
それ以来、何度か料金プランが変更となりましたが、2023年6月にサービス開始となった「最強プラン」はデータ量3GB超〜20GBまでで月額料金は2,178円(税込)、20GBを超えると月額3,278円(税込)でデータ無制限で利用できます。
従来の楽天モバイルのプランでは、日本国内でデータ無制限で使えるのは「楽天回線エリア」と呼ばれる楽天モバイルの電波が利用できるエリアだけでした。楽天モバイルはauの回線も借りて(ローミングして)サービスを提供していますが、このauの電波を借りている「パートナー回線エリア」で高速データ通信ができるのは月に5GBまで、という制限があったのです。



それが、最強プランになったことで日本全国、楽天回線エリア・パートナー回線エリア関係なくデータ無制限で使えるようになりました。
「楽天モバイルの料金は安い」と言わしめているものは、データ無制限が3,278円(税込)で使えるということだけではありません。「Rakuten Linkアプリ」という無料通話アプリを利用すれば、国内通話が無料になるということも、楽天モバイルの大きな特徴となっています。
楽天モバイル「最強プラン」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。


HISモバイル 2,190円
プラン名 | 自由自在スーパープラン |
データ量 | 20GB |
月額料金 | 2,190円 |
20GBの ひとつ上のプラン | 50GB 5,990円 |
通話料金 | 30秒あたり9円 |
通話オプション | 5分かけ放題が含まれている かけ放題 1,480円 |
通話用専用アプリ | 不要 |
回線 | ドコモ回線 |
データくりこし | 非対応 |
データ量追加 | 1GB 200円 |
低速時速度 | 200kbps |
速度切り替え | 非対応 |
eSIM | 対応 |
※料金は税込
- 月額2,190円でデータ量20GB
- 国内通話5分かけ放題込み
- 通話料は30秒あたり9円と最安
- VoLTEに対応しており通話がクリア
旅行業社であるHISと日本通信の合弁会社であるHISモバイルの「自由自在スーパープラン」はデータ量20GBで月額料金は2,190円(税込)。この料金の中に国内通話5分かけ放題が含まれています。
ahamoとプラン内容が似ていますが、料金を比べてみるとahamoの月額料金は2,970円(税込)。
HISモバイルの自由自在スーパープランの方が780円(税込)安くなっています。



さらに、通話料も30秒あたり9円(税込)と、ahamoの30秒あたり22円(税込)の半額以下になっており、これは格安SIM(MVNO)の中でも最安です。
日本通信同様、VoLTEにも対応しているため、通話品質もVoLTEに対応していない他の格安SIM(MVNO)よりもクリアです。
ahamoとの比較
ahamo | HISモバイル | |
---|---|---|
電波 | ドコモ | ドコモから借りている |
月額料金 | 2,970円 | 2,190円 |
データ量 | 20GB | 20GB |
5分かけ放題 | 料金に含まれている | 料金に含まれている |
30秒あたり通話料 | 22円 | 9円 |
かけ放題 | 1,100円 | 1,480円 |
データ量追加 | 1GB 550円 | 1GB 200円 |
低速時速度 | 1Mbps | 200kbps |
データくりこし | 非対応 | 非対応 |
eSIM | 対応 | 対応 |
※料金は税込
y.u mobile 2,970円
プラン名 | シングル U-NEXT |
データ量 | 20GB 基本データ量は10GB。 ここに毎月付与される1,200円分の 「U-NEXTポイント」でチャージすれば、 10GB分のチャージが可能。 |
月額料金 | 2,970円 |
通話料金 | 30秒あたり22円 y.uでんわアプリを利用すれば30秒あたり11円 |
通話オプション | 10分かけ放題 550円 かけ放題 1,400円 |
通話用専用アプリ | 必要 |
回線 | ドコモ回線 |
データくりこし | 期限なしでくりこし可能 上限100GBまで |
データ量追加 | 1GB 330円 |
低速時速度 | 128kbps |
速度切り替え | 非対応 |
eSIM | 非対応 |
※料金は税込
- 月額2,970円でデータ量10GB
- U-NEXTつき
- 毎月1,200円分のU-NEXTポイント付与
- U-NEXTポイント利用で+10GB
USEN-NEXT HOLDINGSとヤマダホールディングスの合弁会社であるy.u mobileの「シングル U-NEXT」プランはデータ量10GBで月額2,970円(税込)。一見すると全くお得に見えないプランですが、この2,970円(税込)の中にはデータ量10GB以外にも以下の2つが含まれています。
- U-NEXT(家族4人まで楽しめる)
- 1,200円分のU-NEXTポイント(ポイントで10GBのデータ量が追加できる)
U-NEXTの月額料金は2,189円(税込)。
y.u mobileの月額料金2,970円(税込)からこの2,189円(税込)を引くと、781円(税込)。



つまり、音声通話機能と10GBのデータ量が781円(税込)で利用できる。これだけ見てもお得と言えます!
さらに、毎月1,200円分のU-NEXTポイントが付与されますが、この1,200円分のU-NEXTポイントで10GB分のデータ量をチャージすることもできます。
まとめると、2,970円(税込)でU-NEXTが観れて、データ量が20GB使えるということです。
y.u mobileのシングルU-NEXRはU-NEXT好きな方にとっては、大変お得なプランと言えるでしょう。
まとめ
以上、この記事では音声通話対応で、20GBのデータ量がお得に使える料金プランについて解説してきました。
月額2,699円〜2,970円(税込)
- ahamo
- povo2.0
- LINEMO
- NUROモバイル NEOプラン
月額3,278円(税込) or 3,828円(税込)
- UQ mobile
- Y!mobile
- イオンモバイル
- LIBMO
- IIJmio
- 日本通信
- mineo
- 楽天モバイル
- HISモバイル
今後もフォンシェルジュではみなさんに役立つ記事を執筆してまいります。





結局どのプランが一番安いかわからない



自分にあったプランって結局どれなの?
そんな方は、フォンシェルジュの無料料金診断がおススメ!
最短1分、選択肢を選ぶだけの簡単診断で自分にあったプランが分かります。
診断費用は一切発生致しませんのでぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか!