ソフトバンクが提供しているセキュリティパックプラス。
月額660円(税込)で迷惑電話ブロック、ウィルス感染防止などのサービスが利用できるこのサービスですが、必要な人・必要でない人が分かれるサービスの一つであると言えます。
既にセキュリティパックプラスに加入していて「いらないかも」と考えている方もいるでしょう。
本記事では、このセキュリティパックプラスのサービス内容、そしてセキュリティパックプラスが必要な人について解説いたします。
- ウィルスの侵入を防ぐ
- 詐欺、危険サイトの自動検知
- 公衆Wi-Fi利用時の不正アクセスを検知
- 迷惑電話のブロック
- 迷惑メッセージのブロック
- ネットトラブル補償
- 家族の位置を把握
- パソコン用のセキュリティ機能も利用可能
月額660円(税込)でセキュリティ対策、被害補償、パソコンセキュリティが受けられるということに価値を感じる方。
※2024年9月3日時点で、ソフトバンク公式ホームページにてサービス終了が告知されているものは本記事では割愛させて頂いております。
ソフトバンクの店頭スマホサポート定額についての詳しい解説はこちらです。
セキュリティパックプラスの内容
セキュリティパックプラスは冒頭でお伝えした通り、迷惑電話ブロック、ウィルス感染防止などのサービスがパックになった月額660円(税込)のオプションです。
ここではセキュリティパックプラスが提供している各サービスの内容をご紹介しますが、実はセキュリティパックプラス自体は、以下のように5つのオプションに分かれています。
ただし月額料金は全て660円(税込)です。
- iPhone セキュリティパックプラス
- スマートフォンセキュリティパックプラス
- iPadセキュリティパックプラス
- タブレットセキュリティパックプラス
- 4Gケータイセキュリティパックプラス
各セキュリティパックプラスによって、カバーしているサービス内容が異なりますので、その点を意識して解説を読み進めていって頂ければと思います。
セキュリティパックプラスが提供しているサービス内容
- セキュリティ One
- ネットトラブル補償
- ネットトラブル相談室
- 位置ナビ
- PCセキュリティ
1.セキュリティ One
セキュリティ Oneはセキュリティのアプリで以下の脅威からスマホ、タブレットを守ります。
iPad | iPhoneAndroidタブレット | Androidスマホ
---|---|
・危険サイト ・危険Wi-Fi ・迷惑電話※1 ・迷惑メッセージ※2 | ・ウィルスチェック ・危険サイト ・危険Wi-Fi ・迷惑電話 ・迷惑メッセージ |
※1 iPadは非対応
※2 iPadは非対応
危険サイト
身近になる危険サイトと言ったら「銀行のサイト」ではないでしょうか?
普段からネットバンキングを使っている方。
見かけは銀行の公式Webサイトでも、普段から使っているWebサイトがあなたの口座情報を盗み取る詐欺サイトだった、なんてこともあり得ます。
そんな時でもセキュリティ Oneがスマホ、タブレットにインストールされていれば事前に警告画面で危険を知らせてくれます。
危険Wi-Fi
危険サイトと並んで気をつけたいのが無料Wi-Fi。
街中で無料で使える公衆Wi-Fiも時には便利ですが、なかには端末の個人情報を盗み取る悪意のあるWi-Fiも存在します。
危険なWi-Fiもセキュリティ Oneが検知し、警告画面で通知してくれます。
迷惑電話、迷惑メッセージ
「◯月△日利用停止予告 未払い料金お支払いのお願い」
「お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました」
皆さんの中にも、こういったSMSが届いた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
これらは個人情報を引っこ抜くための偽サイトへ誘導するURLが添付されている詐欺メールの可能性が高いメールですが、セキュリティ Oneをスマホに入れておけば自動でフォルダ分けしてくれます。
またメッセージだけでなく、振り込め詐欺が疑われる迷惑電話を警告してくれる機能もセキュリティ Oneには搭載されているので、ご年配の方にも安心です。
ちなみにセキュリティ Oneは各セキュリティパックプラスからの利用ではなく、単体申込みも可能でその場合の月額料金は440円(税込)です。
対象セキュリティパックプラス
- iPhone セキュリティパックプラス
- スマートフォンセキュリティパックプラス
- iPadセキュリティパックプラス
- タブレットセキュリティパックプラス
2.ネットトラブル補償
ネットトラブル補償は実際にセキュリティ被害に遭った際、損害金の一部が補償されるサービスです。
最大100万円補償
クレジットカード、銀行口座がスマホのQR決済や後払い式電子マネー決済に不正に登録されて使用された場合などに補償される。
最大200万円補償
サイバー攻撃、紛失などによって電話帳などの情報が漏洩したことによって、他人から損害賠償を請求された場合に補償される。
最大200万円補償
他者のWi-Fiに繋がった際、ウィルスに感染し同じWi-Fiに繋がっている他人の端末にもウイルスを伝播させ損害を与えた際に補償される。
最大10万円補償
ウイルス感染によって端末のデータが消失した際、データ復元費用に対して補償される。
最大10万円補償
サイバー攻撃にあった際の弁護士相談料に対して補償される。
最大10万円補償
サイバー攻撃でシステムがロックされ、端末が使用不能になった場合に、専門業者の調査、対応費用に対して補償される。
最大1万円補償
金融機関などのID情報が盗難された際、ID再発行費用に対して補償される。
最大1万円補償
盗難、紛失に遭ったスマートフォン、タブレット、ケータイを取り戻すために発生した費用(交通費、宿泊費)に対して補償される。
「1.スマホ不正決済補償」ですが、例えばQRコード決済の場合、「偽のQRコードステッカー」を店舗の決済用QRコードに物理的に貼り付けられ、決済金額が騙し取られるといったようなケースでも最大100万円まで補償を受けることができます。
対象セキュリティパックプラス
- iPhone セキュリティパックプラス
- スマートフォンセキュリティパックプラス
- iPadセキュリティパックプラス
- タブレットセキュリティパックプラス
- 4Gケータイセキュリティパックプラス
3.ネットトラブル相談室
ネットトラブル相談室では「誹謗中傷」「不正請求」「アカウント乗っ取り」といったようにネットトラブルの対処法に関する記事を読むことができます。
サービスを提供している会社は、いじめ・ハラスメントの報告や相談のプラットフォームを提供したり、教育コンテンツを開発している「株式会社マモル」です。
添付画像にもありますが、「ネットやゲーム内での罵詈雑言を受けた場合、罪に問える?」と思った方もなかにはいるのではないでしょうか?
ただし「相談室」という名称はついていますが、あくまでもネットトラブルに関する記事が読めるだけで、第三者に相談できるというわけではありませんので注意しましょう。
対象セキュリティパックプラス
- iPhone セキュリティパックプラス
- スマートフォンセキュリティパックプラス
- iPadセキュリティパックプラス
- タブレットセキュリティパックプラス
- 4Gケータイセキュリティパックプラス
4.位置ナビ
位置ナビは携帯電話を使って家族がいる位置を検索できるサービスです。
主な機能としては、以下のようなものがあります。
- 現在地検索と行動履歴
- 3日間の行動履歴を地図上に表示
- 時間を指定して、その時間に自動的に位置を検索
- 場所を指定して到着・出発時にお知らせ
- 設定した時間間隔で自動的に居場所を検索
※iPhoneは被検索機能(検索される側)利用不可
ちなみに位置ナビは各セキュリティパックプラスからの利用ではなく、単体申込みも可能でその場合の月額料金は220円(税込)です。
対象セキュリティパックプラス
- iPhone セキュリティパックプラス
- スマートフォンセキュリティパックプラス
- タブレットセキュリティパックプラス
- 4Gケータイセキュリティパックプラス
5.PCセキュリティ
セキュリティ Oneはスマホ用のセキュリティアプリですが、PCセキュリティはその名の通り、パソコンをインターネットの脅威から守ります。
PCセキュリティは「マカフィー®マルチアクセス」と「詐欺ウォール」の2つから構成されており、機能は以下の通りとなっています。
マカフィー ®マルチアクセス
- ウイルス感染を防ぐ
- アプリの脆弱性対策
- 迷惑メール対策
- Windows、Mac対応
- 3台まで利用可能
詐欺ウォール
- ワンクリック詐欺、偽サイトをブロック
- Windows、Mac対応
- 3台まで利用可能
対象セキュリティパックプラス
- iPhone セキュリティパックプラス
- スマートフォンセキュリティパックプラス
- iPadセキュリティパックプラス
- タブレットセキュリティパックプラス
- 4Gケータイセキュリティパックプラス
セキュリティパックプラス 必要な人
ここで改めてセキュリティパックプラスの料金、サービス内容を振り返ってみます。
セキュリティパックプラスの内容
- 月額料金
-
660円(税込)
- 主な機能
-
- 偽サイト、フィッシングサイトを検知、警告
- ウイルス検知
- 危険なWi-Fiの検知、警告
- 迷惑電話の着信時に警告
- 迷惑メッセージを自動でフォルダ分け
- 不正決済、賠償損害における補償
- 家族の位置を検索
- 3台までのパソコンのセキュリティ対策
※セキュリティパックプラスの種類によって機能に相違あり
Amazonなどでスマホのセキュリティソフトの料金を検索してみると、「Norton」や「ウイルスバスター」などが月額300円〜700円程度。
ちなみに筆者が利用している「Webroot」は月額550円(税込)。
何かしらのセキュリティソフトを入れておきたい!
そう考える方であれば、セキュリティパックプラスはつけたまま(加入)しても良いでしょう。
セキュリティパックプラスは「ウイルス対策、偽サイトの検知だけでなく、被害に遭った場合でも一定額の補償が受けられる、しかもパソコンも守れる、毎月660円(税込)で」ということを考えれば、かなり有益なサービスであると筆者は考えます。
セキュリティパックプラスの解約方法
セキュリティパックプラスのサービス内容について解説してきましたが、それでも「要らない」という方向けに解約方法を解説します。
ソフトバンクのセキュリティパックは3つの方法で解約することができます。
ソフトバンクセキュリティパックプラスの解約方法
- My SoftBank(オンライン)で解約
- カスタマーセンターで解約
- ソフトバンクショップで解約
My SoftBankでの解約手順は以下の通りです。
- My SoftBankアプリを起動する
※上記リンクからMy SoftBankアプリの2の項目が自動で表示されます。 - 「セキュリティパックプラス」にチェックを入れ、「変更内容を確認する」をタップ
- 変更内容を確認の上、「同意して申し込む」をタップし、手続き完了
スマホの操作に自信がない…。
という方は、ソフトバンクカスタマーセンター(電話)でも解約することができます。
ソフトバンクカスタマーセンターの連絡先は以下の通りです。
ソフトバンクカスタマーセンター | |
---|---|
ソフトバンク回線 | 157 |
その他回線から | 0800-919-0157 |
受付時間 | 9時~20時(年中無休) |
電話なので、時間帯によっては混みあってオペレーターになかなか繋がらない場合があります。
何かしらのセキュリティ対策をしたい方は入っておきましょう
以上、今回はソフトバンクのセキュリティパックプラスのサービス内容、そして必要な方について解説してきました。
セキュリティパックプラスの内容
- 月額料金
-
660円(税込)
- 主な機能
-
- 偽サイト、フィッシングサイトを検知、警告
- ウイルス検知
- 危険なWi-Fiの検知、警告
- 迷惑電話の着信時に警告
- 迷惑メッセージを自動でフォルダ分け
- 不正決済、賠償損害における補償
- 家族の位置を検索
- 3台までのパソコンのセキュリティ対策
このサービス内容に魅力を感じる方であれば、セキュリティパックプラスはつけたままにすることをおすすめします。
フォンシェルジュではセキュリティ対策に関して様々な記事を配信していますので是非ご覧下さい。