レンタルWi-Fiのメリット・デメリット レンタルWi-Fiに代わるものは?

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・入院時
・引越し前後
・子供の夏休み期間だけ

こんな状況下でネットを使うようになったらレンタルWi-Fiを思い浮かべる方は多いでしょう。

でも、ちょっと待ってください。

短期間で利用できるWi-Fi、正確に言ったら「データ通信を行う術」はレンタルWi-Fiだけではありません。
確かに、利用したい期間だけ手軽に利用できるレンタルWi-Fiですが、デメリットもあります。

この記事では、レンタルWi-Fiのメリット・デメリットをご紹介し、それに変わる他の方法をご紹介します。

目次

レンタルWi-Fiのメリット

止めたい時に止められる

1カ月間だけ、Wi-Fiを使いたい

こんな時、レンタルWi-Fiであれば1カ月間使ってから、あるいは1カ月以内に解約しても何も気にする必要はありません。よくある利用シーンとしては、引越しの際や入院時といったものがあります。

しかし、モバイルWi-Fiルーターの代表格である「UQ WiMAX」やY!mobileが提供している「Pocket WiFi」の場合は少し話が違ってきます。

これらのモバイルWi-Fiルーターは、数年前と異なり、いつ解約しても解約料金はかからなくなりました。しかし、そうはいっても2〜3年契約することを前提としてサービスが組まれているものです。

もし、UQ WiMAXを契約している状態で、

1.必要になったので契約
2.使わなくなったので解約
3.また必要になったので契約
4.やっぱり使わなくなったので解約

このように「契約」→「解約」→「契約」……を繰り返していると、事務手数料の負担ものしかかりますし、何より手続き自体が面倒に感じることもあるでしょう。

レンタルWi-Fiにはこういった負担は小さいです。

小容量のデータ利用時に便利

短期間だけ利用したい。でも、ネットだけなので小容量で良い

そんな時はレンタルWi-Fiであれば、小容量プランをお得に契約することができます。

そもそも5GB〜7GBの小容量帯のデータ量で契約できるモバイルWi-Fiルーターは、Y!mobileの「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」を除けばほとんどありません。


そのY!mobileのPocket WiFiプラン2(ベーシック)は月間データ量7GBで、料金は4,065円(税込)。

一方、「価格.com」の「国内Wi-Fiレンタル 人気ランキング」に掲載されている小容量帯のレンタルWI-Fiを確認すると、データ量は5GBと少し減りますが、700〜800円で1カ月利用できるものもあります。(2023年8月8日時点)

端末を新しく購入する必要がない

モバイルWi-Fiルーターを契約する場合、モバイルWi-Fiルーターの端末も契約することが一般的です。モバイルWi-Fiの端末価格は機種によって異なりますが、最新の端末だと30,000円程度。これを例えば36分割すると、モバイルWi-Fiルーターの基本料金とは別に800円程度の本体代金がかかってきます。

もしWi-Fiを解約した場合、解約料金はかからなくても端末代金は残ってしまいます。

しかし、レンタルWi-Fiは端末代金込みの料金で貸し出されています。当然のことですが、わざわざ端末を購入する必要が無いのです。

端末購入のハードルが無いことも、レンタルWi-Fiを気軽に利用できるメリットになっています。

レンタルWi-Fiのデメリット

一方、今度はレンタルWi-Fiのデメリットに注目してみましょう。

料金が高い

ここでは、

①データ無制限

②データ量20GB〜50GB

それぞれの場合を考えてみます。

レンタルWi-Fiと比較するのはレンタルWi-Fiとして位置付けられていないUQ WiMAXやクラウドWi-Fiなどです。

レンタルWi-Fiは「価格.com」の「国内Wi-Fiレンタル 人気ランキング」のページに記載されている「Wifiレンタルどっとこむ」を、クラウドWi-Fiは株式会社ニッチカンパニーが提供している「クラウドWiFi」を取り上げています。(2023年8月8日時点)

データ無制限
レンタルWi-Fiの方が1,500円ほど高い

UQ WiMAXWifiレンタルどっとこむ
契約形態
(位置づけ)
2〜3年契約が一般的短期(1カ月)
レンタル
契約期間
端末Speed Wi-Fi 5G X11Speed Wi-Fi 5G X11
料金4,268円5,480円
端末代金165円(36回)
送料550円
特定サイトからの申し込みで無料になるケースもあり
合計4,433円6,030円

※料金は税込
※UQ WiMAXの基本料金は1年目の料金

※UQ WiMAXは別途新規契約事務手数料3,300円(税込)がかかる

データ量20GB~50GB
容量少なくてもレンタルWi-Fiの方が高い

クラウドWiFiWifiレンタルどっとこむ
契約形態
(位置づけ)
クラウドWi-Fi短期(1カ月)
レンタル
契約期間
料金20GB
2,580円
50GB
2,980円
30GB
3,845円
端末代金
送料端末返却時は
レターパック代などの送料がかかる
550円
特定サイトからの申し込みで無料になるケースもあり
合計2,580円
2,980円
4,395円

※料金は税込
※クラウドWiFiは別途新規契約事務手数料3,300円(税込)がかかる

株式会社ニッチカンパニーが提供している「クラウドWiFi」はクラウドSIMの技術を使ったモバイルWi-Fiルーターです。

これら「クラウドWi-Fi」と呼ばれるものは、端末自体はレンタルで利用できることが一般的なので、端末代金はかからないことがほとんどです。(ただし、解約時に端末一式を返却する必要があり、その際の送料は契約者負担)

また、契約期間も定められていない事業者も多いので、いつ解約しても解約料金が請求されないところもあります。以上のことからレンタルWi-FiではなくクラウドWi-Fiを契約した方がお得であると言えるかもしれません。

ここでは、1カ月利用を前提とした場合のデータ無制限プランとデータ量20GB〜50GBの中〜大容量帯で比較してみましたが、いずれもレンタルWi-Fiの方が料金が高くなることがご理解頂けたと思います。

送料・返却料がかかる

レンタルWi-Fiは、契約に伴う新規契約事務手数料こそかかりませんが、端末の送料と返却料がかかるところが多いです。送料と返却料合わせて1,000円程度、利用者が負担する必要があります。

すぐに使えるとは限らない(休業・在庫切れ)

実店舗でレンタルWi-Fi端末を受け取れるところは別ですが、レンタルWi-FはWebで契約してからすぐに使えるとは限りません。

と、これだけであればレンタルWi-Fi以外のモバイルWi-Fiルーター(UQ WiMAXなど)でも、Web契約したものについては当てはまることでしょう。

問題なのは、レンタルWi-Fi事業者によって休業期間があることです。

例えば、「夏季休業により数日間は配送業務も含めた全業務が停止」という事業者もネットで探せばあります。(2023年8月8日時点)

レンタルWi-Fiを必要とする方は、お盆期間に増えることが考えられますが、肝心のお盆期間に休業しているレンタルWi-Fi事業者もあるということです。

また、在庫切れにも注意が必要です。

この記事を執筆していたのはお盆前の2023年8月8日。記事執筆のため、レンタルWi-Fi事業者各社のWebサイトを確認していると、思った以上に「在庫切れ」の文字を目にしました。

・休業期間
・在庫切れ

レンタルWi-Fiを利用する上でこの2点には注意しましょう。

レンタルWi-Fiに代わるもの

契約期間なし、小容量のデータ利用にも便利、そして端末を新しく購入する必要もない。

このようなメリットがある一方、

料金が高い、送料・返却料がかかる、休業・在庫切れによりすぐに使えるとは限らない。

といったデメリットもあるレンタルWi-Fi。

短期でWi-Fiが使いたい。けどレンタルWi-Fiのデメリットが気になる

そんな方には、この章でご紹介する格安SIM、プリペイドSIMを検討してみることもおすすめします。

基本的にはモバイルWi-Fiルーターの端末ではなく、スマホを使ってデータ通信を行うやり方です。

povo2.0

最初にご紹介するのはauのオンライン専用プラン「povo2.0」です。

povo2.0をおすすめする理由
・基本料金は0円
・データ量は「トッピング」方式で購入
・eSIMに対応している

1.基本料金は0円
povo2.0はauのスマホ用のプランで、ある程度の期間契約するものですが、基本料金は0円で済みます。

この状態の通信速度は最大128kbpsなので、テキストデータぐらいしかやりとりはできませんが、とにかく0円で維持することは可能です。

(但し、契約後180日間で有料トッピングを購入しない場合、通話料・SMSで660円を超える利用をしてしない場合は利用停止や契約解除になる)

2.データ量は「トッピング」方式で購入
povo2.0はデータ量を「トッピング」を購入する形で利用することができます。データトッピングはデータ量、有効期限によって次の6種類に分かれています。

スクロールできます
料金データ量有効期限
データ使い放題330円無制限24時間
データ追加1GB390円1GB7日間
データ追加3GB990円3GB30日間
データ追加20GB2,700円20GB30日間
データ追加60GB6,490円60GB90日間
データ追加150GB12,980円150GB180日間

※料金は税込

有効期限には気をつける必要がありますが、24時間データ使い放題、7日間1GB、30日間3GB・20GBなど短期間でデータ利用したい方にも利便性のあるトッピングが用意されています。

3.eSIMに対応している
そして、povo2.0はeSIM(embedded Subscriber Identity Module)に対応しています。

・eSIMに対応したiPhoneを用意
・申し込み→手続き完了
・データトッピングの購入

この3つを問題なく処理すれば、審査状況にもよりますが1時間もかからずにデータ通信が利用できます。(eSIM手続き時間 午前9時30分~午後8時)

povo2.0公式HP

mineo

次にご紹介するのは、関西電力グループのオプテージが提供するmineoの「マイそく」です。

mineoの「マイそく」をおすすめする理由
・基本料金は250円(税込)から
・「24時間データ使い放題」が198円(税込)
・eSIMに対応している

mineoのマイそくもpovo2.0同様、スマホ用のプランで長期間での利用を前提としたプランですが、「マイそくスーパーライト」の基本料金は250円(税込)からと安くなっています。(契約事務手数料3,300円(税込))

マイそくスーパーライトは、通信障害時のバックアップ回線として使われることが想定されているため、最大通信速度は32kbpsと超低速です。しかし、「24時間データ使い放題」を198円(税込)で申し込めば、24時間の間はデータ無制限で高速通信を利用することができます。

流石に1カ月間、毎日24時間データ使い放題を申し込むと24時間データ使い放題だけで5,940円(税込)もかかるため、あまりおすすめできませんが、単発的に利用するのであれば、無駄なくデータ無制限が使えることになるでしょう。

mineoもeSIMに対応しているが……

mineoもeSIMに対応しているので、
申し込み→審査→開通
まで即日で終わるイメージですが、
そうとも限りません。

先日、筆者は他社から乗り換え(MNP)で
mineoのマイそくを契約したのですが、

2023年8月9日(水)18時頃
手続き完了

2023年8月11日(金)12時頃
eSIMが開通

eSIMが使えるまで2日かかりました。

このように、状況によってはeSIMと言えども、すぐに使えるようになる、とは限らないという点に注意してください。

申し込み後の進捗状況を表す画像。

プリペイドSIM

プリペイドSIMは、

・有効期限がある(数日〜30日間、90日間など)
・送料無料
・返却不要

といった特徴を持ちます。

以下の表は、有効期限が30日間のプリペイドSIMの例です。

データ量料金有効期限
3GB950円(税込)30日間
10GB1,800円(税込)30日間
50GB3,980円(税込)30日間

※料金は税込
Amazon プリペイドSIM 50GB(2023年8月8日時点)

有効期限が切れたら処分すれば良いだけ。

こういったように手軽さに利用することができるのがプリペイドSIMです。

まとめ

以上、この記事ではレンタルWi-Fiのメリット・デメリット、そしてそれに代わるデータ通信の手段について解説いたしました。

レンタルWi-Fiのメリット
・止めたい時に止められる
・小容量のデータ利用時に便利
・端末を新しく購入する必要がない

レンタルWi-Fiのデメリット
・料金が高い
・送料/返却料がかかる
・休業/在庫切れもある

レンタルWi-Fiに代わるもの
・povo2.0
・mineoのマイそく
・プリペイドSIM

今後もスマホに関する情報を発信して参りますので、よろしくお願いいたします。

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