データ無制限が月額3,278円(税込)で使える。
全国どこでも。
都市部の一部繁華街エリアでauローミング開始。
2020年の「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」、2021年の「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」を契約。
そして電波の繋がりにくさに悩まされ、解約。
この一連の流れを経験してきた筆者(自宅にインターネットを引いていない)でしたが、2023年の最強プランに対しては、
「また、使ってみようかな」と思ったのも事実です。
「以前よりは電波が良くなったかもしれない」そう考えた結果、楽天モバイルのモバイルWi-FiルーターRakuten WiFi Pocket 2Cを「本体価格1円」で契約することにしました。
そしてこうも思いました「使いやすければ普通に使っていこう」と。
※ちなみに、楽天モバイルの場合モバイルWi-Fiルーターの料金プランとスマホ用の料金プランは同じ最強プランとなります。
今回の記事は、速度や繋がりやすさの記述に特化したものとなっています。
是非、参考にしてみてください。
速度計測・繋がり具合
今回の速度計測で選んだ場所は以下の4つです。
(東京都内、神奈川県内)
- 勤務先(建物の3階と建物の32階)
- 母校の図書館(建物の3階の窓際))
- 電車内(小田急小田原線)
- 自宅(木造アパートの2階)
楽天モバイルは、屋内に入ると繋がりにくくなると言われていますが、果たして今の繋がり具合はどうなっているのでしょうか？
※楽天モバイルが取り扱っているモバイルWi-Fiルーターは全て5G非対応なので、4Gでの計測結果となります。(2023年7月24日時点)
建物の3階(渋谷)
まずは、筆者が業務をしている場所(東京都渋谷区にあるビルの3階で窓がある部屋)での通信速度結果からです。
計測状況
| 計測端末 | iPhone 14 |
| 計測アプリ | Speed Test Master |
| 計測場所 | 東京都渋谷区にあるビルの室内 (3階) |
| 計測日時 | 2023年7月24日(月) |
| 計測時間 | 9時〜18時の間で 1時間ごとに1回計測 |
所感
- 下り(ダウンロード速度)は10Mbpsがほとんど。
- たまに圏外になることもあり。
この日の計測では、下り(ダウンロード)速度が10Mbps以下になることがほとんどでした。
「快適な通信速度だ！」とは言い難い速度でしたが、Safariでネット検索したり、YouTubeを観たりすることは可能でした。
ただし、大手通信キャリアのスマホ用の料金プランの下り(ダウンロード速度)は数十〜数百Mbps出ることが一般的なので、それに比べると楽天モバイルのRakuten WiFi Pocket 2Cのスピード不足は否めません。
これは電波が届きにくいと言われる地下や高層ビル内ではなく、ビルの3階で起こったことです。
都市部の一部繁華街エリアでauローミングが開始されたとはいえ、auからローミングされている周波数帯は800MHz帯だけ。
複数の周波数帯を束ねて使われる「キャリアアグリゲーション」は、楽天モバイルには使われていない。
今回の渋谷にあるビルの3階での計測結果は、こういった状況を如実に表しているようにも感じました。
電車内(小田急小田原線)
ここでは筆者の母校に向かうために利用した、小田急小田原線の電車内における通信速度結果についてご紹介します。(母校に向かった理由は3.母校の図書館にて後述します)
ご紹介するのは、平日の9時台と19時台の通信速度です。
| 計測端末 | iPhone 14 |
| 計測アプリ | Speed Test Master |
| 計測場所 | 小田急小田原線の電車内(下り/上り) |
| 計測日時 | 2023年7月26日(水) |
| 計測時間 | 9時00分〜9時30分(下り) 18時50分〜19時25分(上り) |
所感
- 朝の通勤時間帯の速度は厳しかった。
- ネット検索も厳しい時もあり。
下り(小田原方面)は快速急行、上り(新宿方面)は普通列車に乗って、数回速度を計測しました。
この日はたまたまだったのかもしれませんが、朝9時台の通信速度は全くと言っていい程、出ていません。
下り(ダウンロード)速度1Mbpsでは、ネット検索にも支障をきたす状態です。YouTubeも動画の読み込みが一向に進みません。Apple Musicも曲の再生が一向にされません。
通勤時間帯にスマホでニュースを見たり、動画視聴をしたりする方にとっては
「(この日の)Rakuten WiFi Pocket 2Cの通信速度では正直きつい」と言ってしまっても、過言ではないと思います。
母校の図書館
筆者は休日に母校の図書館へ行き、読書をしたり、ノートパソコンを使って勉強したりして過ごす日もあります。
この日は10時から17時まで、Rakuten WiFi Pocket 2Cをノートパソコンに繋げて、HTML、CSS、Webデザインの勉強をしていました。
「ノートパソコンを使って、カフェや図書館などで勉強したい」と考えている方の中には、「モバイルWi-Fiルーターを契約してみるか」と考えている方もいるでしょう。
では、大学キャンパス内における図書館での通信速度や繋がり具合はどうだったのでしょうか？
計測状況
| 計測端末① | iPhone 14 |
| 計測端末② | Macbook Air M2 |
| 計測アプリ① (iPhone) | Speed Test Master |
| 計測アプリ② (Macbook Air) | Fast.com |
| 計測場所 | 神奈川県相模原市にある 大学の図書館(3階) |
| 計測日時 | 2023年7月26日(水) |
| 計測時間 | 10時〜17時の間で 1時間ごとに1回計測 |
所感
- 下り(ダウンロード)速度は10〜20Mbps。
- 快適に使えた。
iPhone 14での計測結果
Macbook Airでの計測
今回、筆者が速度計測のために行ったキャンパスは神奈川県相模原市に位置します。
計測した場所はキャンパス内にある図書館の3階、位置は窓際(ただし閉まっている状態)でした。
iPhoneでの下り通信速度は概ね10Mbps以上、Macbook Airでの下り通信速度は概ね5Mbps以上は確保できていたため、
- ネット検索
- YouTube
- Google アナリティクス
- Google スプレッドシート
- Google ドライブ
- Google Chat
などは(下り速度1Mbps以下の時を除けば)快適に使えたと思います。
「建物内でもこれぐらい普通に使えれば、全然あり」
そう思えた一日でした。
渋谷ヒカリエ32階
ここまでは建物の3階、電車内での計測結果を見てきましたが、「高層ビル内での繋がりはどうなんだろう？」と思う方もいるでしょう。
そこで、この章では渋谷にある高層ビル「渋谷ヒカリエ」の32階でRakuten WiFi Pocket 2Cを使った時の計測結果を示します。
渋谷ヒカリエの32階には当サイトフォンシェルジュの運営会社「株式会社ディ・ポップスグループ」が入居しています。
| 計測端末① | iPhone 14 |
| 計測端末② | Macbook Air M2 |
| 計測アプリ① (iPhone) | Speed Test Master |
| 計測アプリ② (Macbook Air) | Fast.com |
| 計測場所 | 渋谷ヒカリエ32階にある オフィス内 |
| 計測日時 | 2023年7月29日(土) |
| 計測時間 | 10時〜17時の間で 1時間ごとに1回計測 |
所感
- パソコンで業務をするにはストレスを感じた。
- たまに圏外になることもあり。
iPhone 14での計測結果
Macbook Airでの計測結果
この日は渋谷ヒカリエ32階でRakuten WiFi Pocket 2Cを使っていましたが、下り(ダウンロード)速度は5Mbpsを超えるのも難しい一日でした。
思わず、「遅い」と呟いてしまうことも。
業務でよく使う、Google アナリティクス、Google スプレッドシート、Google ドライブ、Pinterestなどの操作をした際、画面が切り替わらないこともしばしばありました。
そして、1.建物の3階(渋谷)の章でもありましたが、渋谷ヒカリエ32階でもいきなり圏外になることもありました。
Rakuten WiFi Pocket 2Cが圏外になり、
iPhoneとの接続が切れた様子。
オフィス内であれば社内のWi-Fiを使えば済む話ですが、そうでない場合、高層ビル内で楽天モバイルを使うのは少しリスクがあるかもしれません。
自宅(東京都世田谷区) 帰宅後&テレワーク
筆者の様に自宅にインターネットを引いていない方にとっては、
「家の中で、楽天モバイルのモバイルWi-Fiルーターが使えるか？」
についても、とても気になるところだと思います。
この章では7月26日(水)・7月27日(木)・7月28日(金)の19時から23時頃までの時間帯で計測した楽天モバイルRakuten WiFi Pocket 2Cの通信速度をご紹介します。この時間帯は帰宅後にスマホでデータ通信する方が増える時間帯です。
また、筆者は普段テレワークはしませんが、テレワークをしている方・これからする予定の方向けに、日中の通信速度結果についても画像付きで触れています。計測日は7月27日(木)です。
計測状況①(帰宅後)
| 計測端末 | iPhone 14 |
| 計測アプリ | Speed Test Master |
| 計測場所 | 東京都世田谷区にある筆者の自宅 (木造アパートの2階) |
| 計測日時 | 2023年 7月26日(水)・7月27日(木)・7月28日(金) |
| 計測時間 | 19時〜23時の間でランダムに |
所感
- ネット検索、YouTube、Amazon プライム・ビデオ問題なく使える。
- 木造アパートは電波が通りやすい？
- ただし、計測日以外の日に下り(ダウンロード速度)が1Mbpsになった日もある。
7月26日(水)
7月27日(木)
7月28日(金)
この3日間の計測結果だけ見れば「問題なし」と言えるでしょう。
筆者は楽天モバイルの料金プランであった「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」(2020年)、「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」(2021年)を利用してきましたが、今回の「最強プラン」は自宅で使う時でも明らかに電波が良くなっていると感じました。
下り(ダウンロード)速度が10〜20Mbpsあれば、「夜のくつろぎタイム」も楽天モバイル一本で何とかなりそうです。
と思ったのも束の間。
上記計測日から数日後の8月6日(日)の21時台に関しては、
間隔を空けて計測しても、下り(ダウンロード)速度1Mbpsを「連発」しました。
Yahoo!のトップ画面すら開けない状態が約1時間続いたのです。
このように、繋がれば普通に使えますが、繋がらないときは本当に繋がりません。
ムラがある通信品質が改善されることを祈るばかりです。
計測状況②(テレワーク)
| 計測端末① | iPhone 14 |
| 計測端末② | Macbook Air M2 |
| 計測アプリ① (iPhone) | Speed Test Master |
| 計測アプリ② (Macbook Air) | Fast.com |
| 計測場所 | 東京都世田谷区にある筆者の自宅 (木造アパートの2階) |
| 計測日時 | 7月27日(木) |
| 計測時間 | 10時〜19時の間で 1時間ごとに1回計測 |
所感
- 日中も問題なく通信速度はキープ。
- Google アナリティクス、Google スプレッドシートも問題なく利用できる。
- ただし、Google ドライブ操作、Adobe Stockなど画像サイトからのデータのダウンロードなどファイルのやりとりが絡むものは時間がかかるかも。
- ZOOMなどWeb会議での利用は避けた方が良い。
iPhone 14での計測結果
Macbook Airでの計測結果
Rakuten WiFi Pocket 2Cを、平日のテレワーク時に使用しましたが、
- ネット検索
- Google ドキュメント
- Google アナリティクス
- Google スプレッドシート
- YouTube
は問題なく利用することができました。
下り速度10〜20Mbps維持できれば、上記のものはストレスな利用できます。
ただし、これは楽天モバイルのモバイルWi-Fiルーターに限りませんがGoogle ドライブ操作や、Adobe Stockなど画像サイトからのデータのダウンロードといったように、データ量が大きいファイルのやりとりが絡むものをモバイルWi-Fiルーター経由ですることは時間がかかります。
また、ZOOM会議などのWeb会議での利用は避けた方が良いかもしれません。
いくら通信速度が出ていたとしても、僅かでも通信が不安定になると支障がきたします。
以下の画像は、勤務場所におけるWi-Fiの通信速度結果です。
下り(ダウンロード速度)が3桁行くこともある、光回線のWi-Fiに比べればその差は歴然としているでしょう。
楽天モバイル 最強プランの内容
前章では、楽天モバイル最強プランを契約した「Rakuten WiFi Pocket 2C」の通信速度や繋がりやすさについてご紹介しました。
ここからは、最強プランの内容を解説します。
なお、楽天モバイルの場合モバイルWi-Fiルーターの料金プランとスマホ用の料金プランは同じ最強プランです。
データ無制限で利用する場合、月額料金は3,278円(税込)。
その月の利用データ量3GBまでであれば月額1,078円(税込)、20GBまでであれば月額2,178円(税込)といったように、利用データ量によって料金を安くすることもできます。
以前は、データ無制限で利用できるのは楽天モバイルの回線が使える「楽天回線エリア」だけで、auの回線を借りている「パートナー回線エリア」では月に5GBまでという制限がありました。
しかし、最強プランではこの制限は撤廃されたので日本全国でデータ無制限が利用できます。
ちなみに、データ無制限で利用できる楽天モバイルのモバイルWi-Fiルーターとよく比較されるのが、同じくデータ無制限で利用できるWiMAX＋5G対応のモバイルWi-Fiルーターです。
UQコミュニケーションズが提供している「UQ WiMAX」の月額料金は契約から13ヶ月間は4,268円(税込)、14カ月目から4,950円(税込)なので、月額料金だけで言ったら楽天モバイルのモバイルWi-Fiルーターの方が安いです。
ただし、WiMAX＋5GはUQ WiMAXからだけでなく、MVNO事業者からも提供されています。月額料金の割引やキャッシュバックなどのキャンペーンにより、「実質負担額」はもっと小さいケースもあります。
また、楽天モバイルの最強プランをモバイルWi-Fiルーターで使う場合、まだ5Gに対応している製品がないため、規格上の通信速度ではWiMAX＋5Gに劣ります。
Rakuten WiFi Pocket 2C 1円キャンペーン
- 本体価格1円
- 新規契約事務手数料0円
- 解約料金0円
楽天モバイルのRakuten WiFi Pocket 2Cは上記の条件で契約することができるため、
「ダメだったとしても(繋がりにくかったとしても)、解約しやすい」と言えるでしょう。
実際「本体代金1円」ということも今回楽天モバイルを契約した理由の一つになっています。
バッテリーはどれくらい持つ？
Rakuten WiFi Pocket 2Cの連続通信時間についてですが公式サイトによると、最大10時間です。
疑っているわけじゃないけど…実際のところどれくらい持つの？
では、筆者のケースをご紹介します。
渋谷ヒカリエにて使った7月29日(土)の日を例にとってみましょう。
Rakuten WiFi Pocket 2Cを充電ケーブルから外し、自宅を出たのが9時。そして、バッテリー切れ寸前になったのは、17時過ぎ。なので、実際の連続通信時間は8時間程度と見ておいた方が良いかもしれません。
(iPhoneとMacBook Airを繋げた状態)
楽天モバイル 向いている人
ここまで長らくお読み頂いてありがとうございます。
以上で、楽天モバイルの最強プラン、及びモバイルWi-Fiルーター「Rakuten WiFi Pocket 2C」についての速度検証結果の解説は終了しますが、最後に、楽天モバイル(のモバイルWi-Fiルーター)が向いている方、向いていない方についてアドバイスをさせて頂ければと思います。
向いている人
- データ無制限で使いたい方
- でも、通信費は安くしたい方
- 勤務先でWi-Fiが使える方
- 突然、圏外になっても気にしない方
- 端末代にお金をかけたくない方
- ネット閲覧、YouTubeがメインの方
- 他のサービスも検討しているので、「お試し感覚」で契約したい方
上記の内容は、この記事で全て解説してきたことですが、これらに当てはまる数が多ければ、多い方ほど、楽天モバイル(のモバイルWi-Fiルーター)は向いているでしょう。
では、今度は楽天モバイル(のモバイルWi-Fiルーター)に向いていない方です。
楽天モバイル 向いていない人
向いていない人
- 圏外になることは許容できない方
- 通勤中、データ通信ができないと困る方
- Netflixなどの動画配信サービスを最高画質で視聴したい方
- データ量が大きいファイルのやりとりを頻繁にする方
- ZOOM会議をする機会がある方
電波の繋がり具合が良くなってきたとはいえ、まだまだ圏外になることもある、そして通信速度も爆速とは言えない楽天モバイル。
いきなり使えなくなることが耐えられない…
下り100Mbpsぐらい出ないとキツイなぁ…
そう思われる方は、楽天モバイル(のモバイルWi-Fiルーター)は向いていないと思います。
「データ無制限、安く」を相談したい方
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