大手キャリアの携帯料金が高いと感じている方が、乗り換え先として検討することが多いのが「楽天モバイル」「ワイモバイル」「UQモバイル」の3キャリアではないでしょうか?
そこで今回は「楽天モバイル」「ワイモバイル」「UQモバイル」の3キャリアを徹底比較させていただきます。
比較する項目は主に以下の6つです。
- 月額料金
- 料金プラン
- 割引サービス
- 通話料金
- 通信品質
- 通信速度
また、3キャリア全て使ったことのある携帯業界歴6年の私が、それぞれのキャリアのおすすめポイントについても解説させていだきます。
楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイルどのキャリアを契約しようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
月額料金・料金プランを比較!
まずは月額料金と料金プランにどのような違いがあるか比較していきましょう!
下記の表は割引やキャンペーン等を含まない、基本月額料金で比較しています。
データ量無制限が、3,278円で使えます。
ワイモバイルとUQモバイルに関しては、4GBプランに関しては同額、20GBプランはUQモバイルの方が安いです。
それ以外のプランで言うと、ワイモバイルは30GBプラン、UQモバイルは15GBプランを提供しています。
そのため、20GBプランを検討している場合はUQモバイル、それ以外は自分の利用するデータ量に合わせて決めるのがいいでしょう。
割引を適用させると月額料金が安くなる
楽天モバイル以外の2キャリア「ワイモバイル」と「UQモバイル」は、割引を適用させることで月額料金をもっと安くすることが可能です。
割引は主に3種類あります。
- 家族割引
- インターネット割引
- クレジットカード支払い割
ワイモバイルとUQモバイルそれぞれの割引名は以下の通りです。
UQモバイル | ワイモバイル | |
---|---|---|
家族割引 | -550円 | -1,100円 (2回線目以降) |
インターネット割引 | ミニミニプラン トクトクプラン -1,100円 | シンプル2 S -1,100円 シンプル2 M / L -1,650円 |
クレジットカード 支払い割 | -187円 | -187円 |
プランによって割引金額が異なりますが、UQモバイル、ワイモバイル両社とも割引金額は同じくらいですね。
ワイモバイルはシンプル2 M / Lの場合、インターネット割引「おうち割光セット(A)」が1,650円になり、UQモバイルのインターネット割引「自宅セット割」よりも550円多く割引が適用されるので、UQモバイルよりもお得です。
クレジットカード割引についてはUQモバイルの「au PAYカードお支払い割」とワイモバイルの「PayPayカード支払い割」どちらも同額の割引金額です。
注意点
- ワイモバイルの家族割「家族割引」は2回線目以降から適用されます。
つまりワイモバイルで2台契約している場合、1台は割引なしの月額料金になってしまうので注意しましょう。 - UQモバイルとワイモバイル共に、家族割引とインターネット割引の併用はできません。
対象のインターネットサービス
光サービス | au ひかり auひかり ちゅら コミュファ光 eo光 ピカラ光 メガエッグ BBIQ |
---|---|
光コラボレーションサービス | ビッグローブ光 So-net光 @nifty光 @TCOM光 ひかりゆいまーる ひかりJ エディオンネット |
ケーブルテレビ | J:COM提携のケーブルテレビ |
ルーターサービス | auスマートポート ホームルータープラン au ホームルーター 5G ホームルータープラン 5G |
WiMAX | UQ WiMAX YAMADA air mobile WiMAX BIC WiMAX ワイヤレスゲートWiMAX+5G EDiON PC DEPOT KT WiMAX とくとくBB Broad WiMAX カシモWiMAX Vision WiMAX EX WiMAX hi-ho 泉佐野 WiMAX J:COM DIS mobile So-net BIGLOBE へーベル5G シンプルWi-Fi |
割引適用後の月額料金
楽天モバイルは月額料金の割引なしでも安く利用できるのが特徴ですが、ワイモバイルとUQモバイルは割引を適用させると、さらに安く利用できるのが特徴です。
分かりやすいように、これらの割引を適用して月額料金が安くなるプランについては、赤字で料金を記載しています。
楽天モバイル | UQモバイル | ワイモバイル | |
---|---|---|---|
1GB | 楽天最強プラン 1,078円 (1GB~3GB以下) | トクトクプラン (1GBまで) 990円 | シンプル2 M / L (1GB未満) 1,078円 |
3GB | |||
4GB | 楽天最強プラン 2,178円 (3GB~20GB以下) | ミニミニプラン 1,078円 | シンプル2 S 1,078円 |
15GB | トクトクプラン 2,178円 | ||
20GB | コミコミプラン 3,278円 | シンプル2 M 2,178円 | |
30GB | 楽天最強プラン 3,278円 | シンプル2 L 3,278円 | |
無制限 |
※UQモバイル「トクトクプランはデータ量1GBまでは2,277円。1GB~15GBまでは3,465円
割引適用後に関しては、UQモバイルよりも、ワイモバイルの方が料金が安くなります。
4GBプランは同額ですが、20GBプランは1,100円もワイモバイルの方が安いです。
30GBプランもUQモバイルの20GBプランと同額で利用できるため、かなりお得に見えますね。
通話料金と通話オプションを比較!
続いては通話料金と通話オプションを比較してみましょう!
楽天モバイル | UQモバイル | ワイモバイル | |
---|---|---|---|
オプション無し | 22円/30秒 | ||
10分以内 かけ放題 | 通話放題ライト 880円 | だれとでも定額+ 880円 | |
15分以内 かけ放題 | 15分通話かけ放題 1,100円 | ||
24時間 かけ放題 | Rakuten Link アプリ利用 0円 | 通話放題 1,980円 | スーパーだれとでも定額+ 1,980円 |
通話パック 60分/月 | 通話パック 550円 |
楽天モバイルは「Rakuten Link」という専用の通話アプリを使うことによって、通話料金が無料になります。
通常の電話アプリを使う場合は、他社と同じように22円/30秒の通話料金がかかります。
Rakuten Linkは通常の通話アプリよりも若干音質が悪いと言われていますが、私が使った感じだとそんなに気にならず、問題なく利用ができました。
UQモバイルとワイモバイルの通話オプションは同額ですが、UQモバイルには月に60分間以内の通話料金がかからない「通話パック」があります。
1ヶ月の国内通話が60分以内の場合は、UQモバイルの「通話パック」に加入するのが一番安いです。
通信品質・データ通信仕様を比較!
続いては通信品質やデータ通信の仕様について比較していきます。
楽天モバイル | UQモバイル | ワイモバイル | |
---|---|---|---|
通信品質 | 楽天モバイル (一部地域はauローミング) | au同等 | SoftBank同等 |
容量の繰り越し | |||
低速モード | ミニミニプランのみ | ||
データチャージ | 220円 / 100MB 550円 / 500MB | 550円 / 500MB |
UQモバイルとワイモバイルの一番のメリットとして、月額料金が安いにも関わらず、auやSoftBank同等の電波が利用できる点が挙げられますね。
実際私は2社とも使ったことがありますが、ストレスなく利用することができました。
先日プラチナバンドを獲得し、屋内での電波が繋がりやすくなるのでは?と期待されている楽天モバイルですが、2023年12月時点ではまだプラチナバンドを提供していません。
楽天モバイルが総務省に提出した開設計画によると、2026年3月としていましたが「だいぶ保守的に見積もったもの」ということで、もう少し早い2024年中のサービス開始を目指しているといっています。
プラチナバンドが提供されるまでは、UQモバイル、ワイモバイルと比較して屋内での電波の繋がりづらさを感じる可能性が高いですね。
通常時の通信速度
通信速度の口コミサイト「みんなのネット回線速度」を参考に楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイルの通信速度を比較していきましょう!
楽天モバイル | UQモバイル | ワイモバイル | |
---|---|---|---|
平均Ping値 | 50.99ms | 47.43ms | 45.08ms |
平均ダウンロード速度 | 86.22Mbps | 96.11Mbps | 96.79Mbps |
平均アップロード速度 | 30.84Mbps | 15.28Mbps | 16.81Mbps |
通信速度で重要なのは「平均ダウンロード速度」です。
この速度が速ければ速いほど、検索ページの表示や動画の読み込みが速くなります。
3社を比較してみると、そこまで大きな差はないですね。
ただ、先ほども解説した通り、楽天モバイルはプラチナバンドの提供開始までは屋内で繋がりづらさを感じるかもしれません。
上記表の数値は、あくまでも平均速度なので、ご参考までにしていただければと思います。
容量の繰り越し
容量の繰り越しは、使わなかったデータ容量を翌月に繰り越しできるサービスです。
例えば20GBのプランを契約していて、1ヶ月に15GBしか使わなかったとします。
この場合、翌月に余った5GBを繰り越しすることができ、25GB使えるというわけです。
余ったデータも無駄にならず、お得感がありますね。
楽天モバイルはデータ通信量無制限で使えるので、そもそも容量の繰り越しという概念がありません。
【まとめ】おすすめのキャリアはどこ?
ここまでは月額料金や、割引料金、通話料金など色々な面で楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイルを比較してきました。
ここまでの内容を踏まえたキャリア毎のおすすめポイントは以下の通りです。
おすすめキャリア | ポイント |
---|---|
楽天モバイル | ・料金をできるだけ抑えたい ・1人で利用予定 ・インターネットやクレジットカードは自分が好きなものを使いたい | ・月間データ量が30GB以上
UQモバイル | ・安定した通信回線がいい ・自宅のインターネットやでんきをまとめられる ・割引なしでも使えるプランがいい ・店舗でサポートを受けたい | ・月間データ量が20GB以下
ワイモバイル | ・安定した通信回線がいい ・自宅のインターネットをまとめられる ・店舗でサポートを受けたい | ・月間データ量が30GB以下
一カ月に利用するデータ量が30GB以上の場合、選択肢は「楽天モバイル」のみになります。
楽天モバイル最大の特徴はデータ量が無制限で使える点です。
テザリングにもデータ量の制限はありません。
自宅でノートパソコンなどをインターネットに繋げたいけど、インターネットを契約するまでではない…。
という方も、楽天モバイルであれば、スマホをルーター代わりにして、データ量を気にせずインターネット接続することが可能です。
データ量が30GB以下で足りる場合は「UQモバイル」か「ワイモバイル」も選択肢に入ってきます。
2社は大手キャリアのサブブランドということもあり、通信回線が安定していて、なおかつサポートも充実しています。
「UQモバイル」と「ワイモバイル」で迷っている場合はどうしたらいい?
割引が適用されるか?を軸に検討を進めましょう。
例えば自宅でauひかりやBIGLOBE光を使っていたり、割引対象のインターネットは使っていないけど、電力会社はauでんきに変えてもいい。という方はUQモバイル。
SoftBank光やSoftBank Air、家族2人以上で利用予定の場合はワイモバイルなど。
家族のトータルコストで考えるのが家計を抑える最大のポイントです。
乗り換え先で迷っている場合は、フォンシェルジュオンライン相談まで!
まとめでは家族のトータルコストで考えるのがポイントとお伝えしましたが、なかなか難しいですよね…!
そんな時はフォンシェルジュの相談窓口を活用してみてください!
店舗まで行く必要のないオンライン相談も承っているので、自宅で気軽に相談することができます!
ご希望の日時を選択していただければ、自宅のスマホやパソコンから簡単に対面で相談できちゃいます!