OCNモバイルONEには、通信速度を制限することでデータ容量を消費しない「節約モード」があります。
しかし利用している人の中には
節約モードで使っているのに容量が減っている…
という人もいます。
そこで今回はOCNモバイルONEで節約モードなのに容量が減る原因と、そもそも節約モードとは?と思っている人に向けて解説させていただきます。
2023年6月26日
OCNモバイルONEは新規受付終了します
OCNモバイルONEの節約モードとは?
OCNモバイルONEの節約モードとは?
通信速度を200Kbpsに制限する代わりに、基本データ容量を消費しないモードです。
例えばOCNモバイルONEで3GBのプランを契約しているとしましょう。
通常インターネット検索などをすると、残りのデータ容量は2GB、1GBと減っていきます。
ですが、節約モードで利用することで、残りのデータ容量は3GBのまま利用可能です。
バースト転送機能で同速度の他キャリアよりも快適に利用できる
OCNモバイルONEにはバースト転送機能というものがあります。
バースト転送機能とは?
通信開始時だけ高速で通信を行い、その後低速通信になる機能です。
※画像引用OCNモバイルONE公式HP
例えば、インターネットで検索をしたときに、検索したページを表示するために少し時間がかかりますよね?
ページが表示されるまでの最初の通信を高速で行うことで、なかなかページが表示されないストレスなく利用することが可能になります。
このバースト機能があるおかげで、節約モードでも検索やLINEなどは快適に利用することで可能です。
節約モードへの切り替え方法
節約モードへの切り替えは非常に簡単です。
OCNモバイルONEのアプリか、マイページで、節約モードへの切り替えが可能です。
オススメはOCNモバイルONEのアプリから変更する方法です。
アプリを起動して、ワンタッチで節約モードへの切り替えが可能になります。
残容量の下に「節約モード」ボタンがあるので、タップ
以上で完了です!
しっかりONになったことを確認しておかないと、節約モードに切り替わっておらず通常通りデータ消費してしまう可能性があるので、注意しましょう。
節約モード200Kbpsって何ができる?
実際通信量は消費しないといえ、快適にスマホが使えないと困りますよね!
節約モード中の200Kbpsという通信速度で、できることできないことをまとめてみました!
メールやLINEは問題なくできる
メールやLINE等のやり取りは200Kbpsでも問題なくできます!
200Kbpsだと、1MBのファイルを送信するのに40秒程度かかります。
私のiPhone13Proの場合だと、撮影した写真は4MB程度でした。
4MBの場合は40秒×4で、1枚の写真を送るのに160秒もかかってしまいます。
音楽のストリーミング再生やラジオ
Apple MusicやSpotifyの音楽ストリーミングサービスや、Radikoなどのラジオアプリは問題なく利用できます!
音楽ストリーミングサービスの場合、最初の1曲目を再生する際に10秒程度の読み込み時間がありますが、そこは我慢するしかないですね。
また、格安SIMは日中回線が混雑すると、通信速度がさらに遅くなってしまいます。
インターネット検索やSNS画像が多いと厳しい
また、開いたサイトが画像や動画を多く利用しているサイトの場合だと、もっと時間がかかってしまいます。
インターネット検索をするのにはかなりストレスが貯まってしまいそうですね……。
またSNSも画像を多く利用している関係で、タイムラインが表示されるまでに時間がかかります。
YouTubeは画質設定を144pにすれば見れないこともない
データを消費しないでYouTubeを見れたらいいのですが、そうはいかなそうです。
200Kbpsの場合だと、YouTubeの画質設定を144pに設定すれば何とか再生できるレベルでした。
144pでも通信環境によっては動画が止まってしまいますし、そもそも画質が悪すぎて見れたものではありません。
QRコード決済はバーコードが表示されないことも…
SNSなどの口コミでは、PayPayなどのQRコード決済を使おうとしたときに、バーコードがなかなか表示されず決済がスムーズにできなかったという投稿もいくつか発見できました。
そのためQRコード決済する際は節約モードではなく、通常モードにしておくことをオススメします。
節約モードの注意点
ここからは節約モードを使う際の注意点を紹介いたします。
節約モード中に契約しているギガの半分を消費した場合は、さらに速度が制限される
節約モードに切り替えれば、高速データ量の消費がされない低速通信に切り替わりますが、
実は「低速通信状態での通信量」というものは、高速データ通信量とは別途カウントされています。
そして「低速通信状態での通信量」が、各プランの半分を超えてしまった場合、その月の月末まで低速通信の速度よりも、さらに速度が制限された状態になります。(例)1GB/月コースであれば、0.5GB超えると超低速になる。
節約モード中に通信制限がかかると、アプリのトップページに「低速通信の速度制限中」という表示が出ます。
プランごとの節約モードの上限は以下の通りです。
プラン | 節約モードの上限 |
---|---|
500MB | 250MB |
1GB | 0.5GB |
3GB | 1.5GB |
6GB | 3GB |
10GB | 5GB |
この状態になってしまった場合、節約モードを解除して、通常モードで利用すれば高速データ通信が利用可能です。
節約モードなのになぜ容量が減るのか?
基本的に節約モードにしておけば、高速データ容量が減ることはありません。
節約モードをONにしていても、高速データ容量が減っている場合、ほとんどはアプリのデータ容量表示が原因かもしれません。
OCNモバイルONEのアプリを開くと、前回のデータ取得時のデータ残量が表示されて、しばらくすると最新のデータ残量に更新されます。
このデータ残量の反映にタイムラグがあるため、節約モードをONにしていても一瞬高速データ残量が減ったように見えてしまいます。
データ残量を確認する場合は、データ残量が表示されてから、最新のデータ残量に更新されるまで少し待ってみましょう。
その他考えられる原因としては「節約モードにできていない」ということも考えられます。
アプリやマイページでしっかり節約モードに切り替わったことを確認してから、スマホを利用するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はOCNモバイルONEの節約モードと、節約モードなのに容量が減る原因について解説させていただきました。
では本記事のまとめです
- OCNモバイルONEの節約モードは通信速度を200Kbpsに制限する代わりに基本データ容量を消費しないモード
- 節約モードへの切り替えはOCNモバイルONEアプリからワンタッチでできる
- 節約モード中に契約しているギガの半分を消費してしまうと、さらに通信速度が制限される
- 節約モード中なのに高速データ通信量が減る原因は、節約モードに切り替わっていないか、アプリのデータ容量表示が最新ではないことが考えられる
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