スマホのNみたいなマーク(アイコン)は何？その意味と消し方を解説！

スマホの画面上に表示される「N」みたいなマークこれ何だろう？

消すことができるなら「Nマーク」消したい！

スマートフォンの画面の上の方に、なんだか「N」みたいな変わったマークが表示されていて、「これ、一体何だろう？」と不思議に思ったことはありませんか？

このマークは、おサイフケータイを使う時に必要なある大切な機能を表しているマークです。

本記事では、スマホ上に表示されるNマークの意味と、「Nマークは別にいらないな」と思ったときに、Nマークを表示させない(消す)方法について初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

スマホのNみたいなマークは「NFC」

スマートフォンの画面の上の方で見かける「N」みたいなマークは、「NFC(エヌエフシー)」という機能が今オンになっていますよ、というマークです。

NFCというのは「Near Field Communication」の略で、日本語にすると「近距離無線通信」となります。

その名前の通り、大体数センチ程度のごく近い距離で、スマートフォンと他の機器がデータのやり取りをするための機能のことです。

NFCってどんなときに使うの？

NFC機能をよく知らない人にとっては、「どんなときに使うの？」と疑問に思いますよね。

普段みなさんがよく利用する便利なものに使われていることが多いです。

ここでは具体的な例を4つ紹介しますので、NFCとは何か、理解を深めましょう！

お店や電車でピッ！「おサイフケータイ®」: 日本で一番身近なNFCの機能と言えば、やっぱり「おサイフケータイ」ですよね。
電車に乗る時に使うSuicaやPASMO、コンビニエンスストアなどで支払いに使う楽天Edy、iD、QUICPayといった電子マネー機能がスマートフォンに入っていて、対応しているお店のレジなどにタッチするだけで、簡単にお会計ができたり、改札を通ったりできます。
このおサイフケータイには、NFCの一種であるFeliCaという技術が使われています。
イヤホンやスピーカーを簡単に接続できる: NFCは、Bluetooth(ブルートゥース)やWi-Fiに接続するのを簡単にするためにも利用されます。
例えば、NFCに対応しているワイヤレスイヤホンやスピーカーにスマートフォンをタッチするだけで、すぐにBluetooth接続ができます。
タッチするだけ！「NFCタグ」: NFCタグというのは、中に情報を記録できる小さなチップのことです。
例えば、自宅の玄関にNFCタグを貼っておいて、スマートフォンをタッチするだけで、Wi-Fi接続やアプリの起動ができる機能もあります。お店などでは、商品にNFCタグを付けて、お客さんがスマートフォンをタッチするだけで商品の詳しい情報を確認できるようにするといった利用方法もあります。
本人確認にも利用される: 最近では、NFCを使った本人確認が行われることがあります。
例えば、マイナンバーカードをNFCに対応したスマートフォンにタッチすることで、国の情報にアクセスしたり、アプリで本人確認をしたりする際に利用されます。

「聞いたことある！」「そのサービス使ってるけどNFCという機能が使われてたんだ！」と感じたのではないでしょうか？

このように私たちの身の回りにある様々なサービスでこのNFC機能が利用されています。

NFCとおサイフケータイの違いなど、もっと詳しくNFCについて知りたい方はこちら！

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Nマークはどんなときに表示されるの？

次に、どんな時にこのNマークが表示されるのでしょうか？

スマートフォンの画面に「N」みたいなマークが表示されるのは、主に次の2つの理由があります。

NFC機能がオンになっている場合

スマートフォン上部にNマークが表示される主な理由は、スマートフォンのNFC機能自体が「オン」になっているためです。

ほとんどのAndroidスマートフォンでは、NFCがオンになっていると、その状態を知らせるために、画面上の決まった場所(ステータスアイコン)に表示されます。

例えば、Wi-Fiなどの電波マークやBluetoothのマークがオンのときにそれぞれのアイコンが表示されるのと同じですね。

Androidスマートフォンで表示されるアイコンについての詳しい解説はこちらを参考にしてください。

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特定のアプリがNFC機能を使っている、または使う準備をしている場合

次に考えられるのが、NFC機能を今現在使っている、または使う可能性があるので準備している状態のときです。

おサイフケータイアプリなど、NFC機能を使うアプリを起動している時や、その対象のアプリが裏側でNFC機能を使うための準備をしている時にも、アイコンが表示されることがあります。

例えば、スーパーやコンビニでおサイフケータイで支払いをしようとすると、自動的にNFC機能が起動し、アイコンが表示されることが多いです。

NFCアイコンを消す方法

「NFC機能は理解できたけど、いつも表示されているNマークがちょっと気になるから消したいな…」と感じる方もいるでしょう。

ここからは、AndroidスマートフォンのNFCアイコン(Nマーク)を消す方法を解説します。

NFCアイコンを消すには、NFC機能そのものをオフにするのが一番確実な方法です。

クイック設定パネルからオフにする方法と、設定アプリからオフにする方法の2種類を紹介します。

クイック設定パネルから変更する【最も簡単！】

Androidスマートフォンでは、画面の上から指で下にスライドさせると出てくる「クイック設定パネル」というところから、NFCのオンとオフを変更できます。

操作手順は以下の通りです。

STEP

スマートフォンの画面の上の端から、指で下にスライドさせ、「クイック設定パネル」を開きます。

STEP

「N」みたいなNFCのアイコンを探します。

STEP

そのアイコンをタップしてオフにします。

以上で、操作は完了です。

操作が完了したら画面上からNマークが消えているか確認しましょう。

設定アプリから変更する

クイック設定パネルにNFCのマークが見当たらない場合や、もっと詳しい設定を確認したい場合は、「設定アプリ」から変更します。

操作手順は以下の通りです。

STEP

設定アプリを開きます。

STEP

「機器接続」をタップします。

お使いの機種やAndroidのバージョンによって少し名前が違うことがあります。

STEP

「NFC」をタップしてオフにします。

以上で、操作は完了です。

操作が完了したら画面上からNマークが消えているか確認しましょう。

もし上記の対処法を試してもNマーク(NFCアイコン)が消えない場合は、NFCアイコンが消えない場合の対処法に進んでください。

NFCをオフにするメリット・デメリット

NFC機能をオフにすることで、どんな良いことと、どんな不便なことがあるのでしょうか？

NFCをオフにするメリットとデメリットをどちらも紹介しますので、ご自身の使い方に合わせて設定を変更することをおすすめします。

NFCをオフにするメリット

バッテリーの減りを抑えられる
NFC機能は常に電波を出しているわけではありませんが、オンの状態が続くとオフの時よりバッテリーを消費します。バッテリーの持ちを少しでも良くしたい場合は、オフにしましょう！
間違って作動するのを防げる
うっかりお店にあるNFCタグにタッチしてしまって、意図しないアプリが起動したり、Webページが開いたりするのを防ぐことができます。
画面上部の表示が消えてスッキリする
「Nのマークが表示されているのが気になる」という方にとっては、マークがなくなることで画面がスッキリするという良い点があります。

NFCをオフにするデメリット

おサイフケータイをすぐに使えない
これが一番大きなデメリットです。
NFCをオフにすると、SuicaやiD、QUICPayといったおサイフケータイの機能が全く利用できなくなってしまいます。
駅の改札を通る時や、お店で支払う時に利用している方は、必要な時にオンにするか、常にオンにしておく必要があります。
NFCタグの読み取りができなくなる
自宅や職場でNFCタグを使っている場合、NFCをオフにすると機能が使えなくなります。
NFCを使った簡単な接続ができなくなる
NFCを使ってBluetooth機器との接続やWi-Fi接続を行っていた場合、その機能が使えなくなります。自分で手動で接続する操作が必要になります。

おサイフケータイの機能をよく利用する方にとっては、NFCをオフにしてしまうと不便に感じるでしょう。

反対に上記のデメリットに当てはまらない方は、画面上部からNマークも消え、バッテリーの消費も抑えられるためメリットが多いです。