
うちの子、いつの間にかLINEで知らない人とつながってる…?



子供がLINEの友達追加を勝手にできないようにする方法が知りたい!
このように不安を抱えている親御さんは少なくないと思います…。
いまやLINEは子どもたちにとって当たり前の連絡手段ですが、その手軽さから、思いがけないトラブルに巻き込まれる可能性も隠れています。
特に、知らない人からの友だち追加や、お子さんが何も考えず「知り合いかも?」から勝手に友だち追加をしてしまうことも…。
そこで本記事では、お子さんがLINEを安全に利用できるよう、LINEの友達(友だち)追加の制限についての具体的な方法や、万が一に備えるための機能や設定について、じっくり解説します。
なぜLINEの友だち追加を制限する必要があるの?


LINEの友だち追加を制限するのは、子供の安全、家族の安全を守るために非常に大切なことです。
近年、LINEを利用した悪質な事件も増え、お子さんが軽い気持ちでLINEの友だち追加を誰でもしてしまうとネットでのいじめや詐欺、犯罪に巻き込まれる可能性もゼロではありません。
たとえば、子供から個人情報を聞き出そうとしたり、お子さんの年齢には合わない写真やメッセージが送られてくることもあります。
LINEの友だち追加はとても簡単な操作でできますが、この手軽さが、時に大きな問題を引き起こす可能性を秘めているのです。
親がしっかりLINEの設定を管理し、適切な制限をすることでお子さんや家族を守ることに繋がります。
LINEの友だち追加を制限する方法


では、具体的にどうすればお子さんのLINEの友だち追加を制限できるのでしょうか?
LINEには、プライバシーを守るための様々な機能がありますので、その機能を利用していきましょう。
ただし、これから紹介していく設定でも完全にLINEの友達を追加することを制限することはできません。
特にQRコードによる友だち追加は、お子さんが自分で操作することが可能なので友だち追加されてしまいます。
しかし、自身で操作する以外の危ない相手とのLINE友だち追加は以下の設定で防いでいきましょう!
子供のLINEを利用制限する方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています。


ID検索からの追加を制限する
LINEには、自分のIDを相手に伝えることで、相手がそのIDを使って自分を検索し、友だちとして追加できる機能があります。
お子さんのLINEのIDをうっかり教えてしまうと、知らない人がID検索でお子さんを見つけて追加する可能性があります。
この機能を制限することは、LINEで友達追加を制限する有効な方法の一つです。






設定は以上で完了です。
この設定をオフにすることで、LINEのID検索によってお子さんが友だちとして登録されることを防げます。
ただし、この設定をオフにしても、お子さんが相手のIDを検索して友だちとして追加することは可能なので、その点は注意が必要です。
「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」をオフにする
一番基本の設定ですが、「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」機能は、オフにしておくことをおすすめします。
この設定をオフにすることで、スマホの連絡先に入っている人が自動的にLINEの友だちとして追加されるのを防ぎます。






「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」は似ていますが少し違います。
- 友だち自動追加
- 自分が相手を自動で追加する機能です。自分のスマートフォンの連絡先に登録されている電話番号でLINEをしている人を自動で友だちリストに追加されます。
- 友だちへの追加を許可
- 相手が自分を友達に追加することを許可する機能です。相手のスマートフォンの連絡先にあなたの電話番号が登録されていた場合に自動で友だちリストに追加されます。
この設定をオフにすることで、知らない人が勝手に追加される可能性がぐっと減ります。
親御さんのスマホでLINEを登録している場合も、この設定は必ず確認するようにしてください。
うっかり電話番号を知られてしまった場合でも、この設定をオフにしておけば友だちリストに追加されることを防げます。
うっかり自動追加してしまった場合の対処法はこちらで解説しています。


万が一、友だち追加されたらどうする?


先程説明した設定で友だち追加に関する制限はできますが、それだけでは十分ではありません。
お子さんがLINEをより安全に利用できるよう、その他の機能や設定も合わせて確認し、適切な対処をすることが大切です。
「子供が勝手に友達追加しちゃった」「制限かけていても親が知らない人が友だちリストにいる」など、友だち追加された後でも出来る対策を紹介します。
メッセージ受信拒否設定
メッセージ受信拒否設定は、知らない人からのメッセージを受け取らないようにする機能です。
この機能を使うことで、万が一、友だち追加されてしまった場合でも、不快なメッセージや迷惑メッセージがお子さんに届くのを防ぐことができます。
ただし、この機能をオンにすると、お子さんが連絡先を取りたい新しい友だちからのメッセージも届かなくなるため、お子さんのLINEの利用状況に合わせて慎重に設定しましょう。
特定の友だちを「ブロック」する
もし、お子さんが既に知らない人と友だちになってしまったり、特定の友だちから不快なメッセージが届いたりした場合は、「ブロック」機能を利用しましょう。
ブロックした相手からは、メッセージも電話も届かなくなります。
- ブロックしたい相手のトーク画面を開く
- 画面右上の三本線アイコンをタップ
- 「ブロック」をタップ
ブロックした場合は、自分の友だちリストからは表示されなくなります。
しかし、設定画面からブロックを解除することもできてしまうので、完全に削除できるわけではないので注意が必要です。
特定の友だちを「非表示」にする
ブロックするほどではないけれど、友だちリストに表示したくない相手がいる場合は、「非表示」機能を利用できます。
非表示にした相手からは、メッセージや電話は普通に届きますが、友だちリストには表示されなくなります。
- 非表示にしたい相手のプロフィール画面を開く
- 画面右上の三本線アイコンをタップ
- 「非表示」をタップ
まとめ:LINEの友だち追加は一部制限できる!


本記事では、LINEの友達(友だち)追加の制限について詳しく解説してきました。
お子さんの安全を守るためにも、LINEが提供する友だち追加の制限は様々な設定がありますので上手に利用していきましょう。
そうすることで、知らない人からの友だち追加を防ぎ、思いがけないトラブルからお子さんを遠ざけることにつながります。
完全に制限できないところは具体的なルールを親子で決め、守ることが重要になります。
- 実際に会ったことのある友だち以外とはLINEで友だちにならないことを徹底する。
- ID検索を利用しない、自分のQRコードを相手に送らない、知らない相手のQRコードで友だちにならない、友だち自動追加はしないなど、具体的な行動を約束する。
- 友だちの名前に本名を載せる(自分で編集できますが、相手には表示されない)など、誰だか分からない友だちをなくす工夫をする。
- トークの中身以外は親がチェックすることをOKとする方法を考える。(パソコンなどの端末からのログインを許可にすればパソコンで確認ができます。)
- ある程度の年齢になるまでは親の責任のもとでSNSを使う。
- オープンチャットの危険性を知って、利用について話し合う。
これらのルールは、一方的に決めるのではなく、お子さんの意見も聞きながら、一緒に決めることが大切です。
お子さん自身がルール作りに参加することで、自主的にLINEの安全な利用について考えるきっかけになります。