iPhoneの音量が勝手に上がるけどこれってウイルス…?
iPhoneの音量が勝手に上がるとウイルスや乗っ取りを疑ってしまいますよね…
ですが安心してください。
iPhoneの音量が勝手に上がるのは、音量ボタンの故障/不具合や、設定によるものがほとんどです。
iPhoneの音量が勝手に上がる時は、以下の原因が考えられます。
- 音量ボタンの故障/不具合の発生
- ミュージックの音量自動調整機能の設定がオンになっている
- 画面注視認識がオンになっている
- iPhoneケースが音量ボタンに干渉している
- iPhoneに一時的な不具合が起こっている
iPhoneの音量が勝手に上がってしまいお困りの方はぜひ参考にしてみてください!
iPhoneの音量が勝手に上がる原因は?
iPhoneの音量が勝手に上がる時に考えられる原因は5つあります。
- 音量ボタンの故障/不具合の発生
- ミュージックの音量自動調整機能の設定がオンになっている
- 画面注視認識がオンになっている
- iPhoneケースが音量ボタンに干渉している
- iPhoneに一時的な不具合が起こっている
それではさっそく、それぞれの原因や対処法について、1つ1つ詳しく解説していきます!
iPhoneの音量が勝手に上がる場合の対処法
音量ボタンが故障している場合
一番最初に疑いたいのは、音量ボタンの故障や不具合によって、音量が勝手に上がっているということです。
音量ボタンに汚れが溜まっていたりする場合、音量ボタンが押したままの状態で固定されてしまうことがあり、音量を下げても音量が勝手に上がってしまうことがあります。
音量ボタンを見て、ゴミや汚れがある場合はティッシュなどで拭き取りましょう。
また、音量ボタンを見て、音量ボタンが押したままの状態で固定されている場合は、音量ボタンが何らかの原因で故障してしまっています。
この場合は、音量ボタンを一度ピンセットや爪などで引き上げてみましょう。
それでもiPhoneの音量が勝手に上がってしまうという場合は、音量ボタンに繋がっているケーブルの断線など、内部的な故障を起こしている可能性もあります。
この場合、iPhoneの音量が勝手に上がってしまうのはウイルスが原因というのは考えにくいでしょう。
ミュージックの音量自動調整機能の設定がオンになっている場合
Apple Musicなど、ミュージックアプリで音楽を聴いている時のみ、音量が自動的に上がってしまうという場合は、音量自動調整機能がオンになっているかもしれません。
音量自動調整機能とは?
一部の曲は他の曲よりも大きい音で制作されていることがあります。
音量自動調整機能は、こういった曲ごとの音量を自動的に調整し、同じ音量で再生してくれる機能です。
様々な曲の音量の違いを自動的に調整することによって、音量が小さい曲を再生すると、音量が勝手に上がってしまうことがあります。
iPhoneの本体設定から、音量自動調整機能をオフにしてみて、勝手に音量が上がるか試してみましょう。
ミュージックの音量自動調整機能をオフにする手順は以下の通りです。
以上で完了です。
この場合、iPhoneの音量が勝手に上がってしまうのはウイルスが原因というのは考えにくいでしょう。
画面注視認識がオンになっている場合
iPhoneの着信音や通知音が勝手に上がってしまうという場合は、画面注視認識がオンになっているかもしれません。
画面注視機能とは?
iPhoneの画面を見ている間はiPhoneの画面が暗くならなかったり、通知の音量を下げてくれる機能です。
そのため、iPhoneの画面を見ている時、自動的に通知音量が小さくなってしまいます。
これによって、iPhoneの画面を見ていない時に届いた通知音量が勝手に上がった!と勘違いを起こしてしまうということです。
iPhoneの画面を見ている、見ていないにかかわらず、一定の通知音量にしたいという場合は画面注視認識をオフにしておきましょう。
画面注視認識をオフにする手順は以下の通りです。
以上で完了です。
iPhoneケースが音量ボタンに干渉している場合
サイズのあっていないiPhoneケースを装着している場合、iPhoneケースが音量ボタンに干渉してしまい、音量が勝手に上がってしまうことがあります。
一度ケースを外したまま使ってみて、音量が勝手に上がるか試してみましょう。
ケースを外した状態だと音量が勝手に上がらなかったという場合は、使っているケースに問題があるといえます。この場合はケースを新しいものと交換しましょう。
ポイント!
ケースを購入する際は、自分のiPhoneシリーズ対応のものを購入するようにしてください。
そうしないと、またケースが音量ボタンに干渉して、音量が勝手に上がってしまうかもしれません。
この場合、iPhoneの音量が勝手に上がってしまうのはウイルスが原因というのは考えにくいでしょう。
iOSのアップデートをしていない場合
iPhoneのiOSアップデートが古いと、iPhoneに不具合が起こってしまう確率が高くなります。
そのため、iPhoneのアップデートをあまりしていないという方は、一度iOSのアップデートをしてみましょう。
そうすると、iPhoneのシステム的なバグが解消され、iPhoneの音量が勝手に上がるということも無くなる可能性があります。
iOSアップデートの方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてみてください。
iPhoneに一時的な不具合が起こっている場合
ずっとiPhoneの電源を入れっぱなしにしておくと、iPhoneに細かな処理が溜まっていき、iPhoneに不具合が起こりやすくなってしまいます。
この細かい不具合はiPhoneを再起動することで、リフレッシュすることが可能です。
一度iPhoneを再起動してみて、それでも音量が勝手に上がるか試してみましょう。
iPhoneの再起動方法は以下の通りです。
以上でiPhoneの再起動は完了です。
ミュージック音と着信音の同一設定は関係ない
多くのサイトで、ミュージック音と着信音の設定が同一になっていると、音量が勝手に変わってしまうと解説されていますが、これには少し誤りがあります。
iPhoneの本体設定から「サウンドと触覚」→「ボタンで変更」をオンにすると、音量ボタンで着信音量や通知音量を変更することができます。
ただしこの設定はミュージック音と着信音の音量を連動させて変更するという設定ではなく、あくまでも音量ボタンで着信音量や通知音量を変更できるようにする設定です。
上記の図を少し解説します。
- 音楽や動画を再生していない時に音量ボタン操作した場合
- 着信音と通知音の音量のみ変更
- 音楽や動画の再生音量は変更されない
- つまり、勝手に音楽や動画の再生音量が上がることはない
- 音楽や動画を再生しているときに音量ボタン操作した場合
- 音楽や動画の再生音量が変化
- 着信音と通知音の音量は変更されない
- つまり、勝手に着信音と通知音の音量が上がることはない
そのため、「ボタンで変更」のオン/オフはあまり気にしなくてもいいでしょう。
ウイルスや乗っ取りでiPhoneの音量が勝手に上がることはある?
ウイルスや乗っ取りによってiPhoneの音量が勝手に上がることは、ほぼありえません。
ただ、もしかすると本当にiPhoneがウイルスや乗っ取り被害にあっている可能性もありますので、以下のことを確認してください。
- 身に覚えのないアプリが勝手にインストールされている
- メールやインターネットを通して、Apple IDやパスワードを入力してしまった
上記を確認し、身に覚えのないアプリが入っていなかったり、Apple IDやパスワードを入力した覚えがない場合は、ウイルスや乗っ取りの被害にあっている可能性が低くなります。
もしも心配な場合はAppleのサポートセンターに問い合わせをしてみましょう。
Appleのサポートセンターはアプリから問い合わせが可能です。
電話で問い合わせしたいという場合は「0120-277-535」こちらの電話番号に電話してみましょう。
対処法を試しても音量が勝手に上がってしまう場合は、iPhoneの修理が必要かも
いかがでしたでしょうか?
今回はiPhoneの音量が勝手に上がってしまう時の原因や対処法について詳しく解説させていただきました。
本記事で紹介している対処法を試しても、iPhoneの音量が勝手に上がってしまうという場合は、iPhoneが故障している可能性が高いです。
症状が改善しなかった場合は、契約しているキャリアショップやApple正規サービスプロバイダに行って、iPhone本体に異常がないか確認してもらいましょう。
Apple正規サービスプロバイダとは、Appleから認可を貰っているiPhone修理業者です。
カメラのキタムラや、ビックカメラの一部店舗や、クイックガレージなどがApple正規サービスプロバイダ店にあたります。
近くのApple正規サービスプロバイダを調べる際は「〇〇県 Apple正規サービスプロバイダ」などと検索してみるのが良いでしょう。
また、街の修理屋さんでもiPhoneの修理が可能です。
しかし、色々とデメリットなどもあるため、街の修理屋さんで修理をしようと考えている場合は、こちらの記事を読んでからにしていただくのがおすすめです。