
下取りに出したいのに「iPhoneを探す」がオフにできない!



「iPhoneを探す」がグレーの画面になっていてタップできない!
iPhoneを紛失した時に役に立つのが「iPhoneを探す」機能。
しかし、機種変更や修理に出す前にオフにしようとした時、なぜか設定がグレー表示になっていてオフにできない…そんな状況になったことはありませんか?
本記事では、なぜ「iPhoneを探す」がグレーアウトしてオフにできないのか、原因と対処法を詳しく解説します。
4つの原因の中から特定し、対処法を試していただければすぐに解決できますのでご安心ください。
画像付きでわかりやすくお伝えします♪
「iPhoneを探す」がオフにできない4つの原因


「iPhoneを探す」機能がグレーアウトしてオフにできない場合、主に以下の4つの原因が考えられます。
- 盗難デバイスの保護による制限
-
iOS 17から導入された「盗難デバイスの保護」機能は、万が一iPhoneが盗まれた際に、デバイス内の情報や設定が不正に操作されるのを防ぐための強力なセキュリティ機能です。
この機能がオンになっていると「iPhoneを探す」機能も制限されます。
- スクリーンタイムによる制限
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スクリーンタイムは、iPhoneの使用時間を管理したり、特定の機能へのアクセスを制限したりするための機能です。
この機能がオンになっていると「iPhoneを探す」機能も制限されます。
- システムの一時的な不具合
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iOS自体のバグや一時的な不具合によって、特定の設定が正しく表示されなかったり、操作できなくなったりすることがあります。
- Apple IDの認証問題
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電話番号やID・パスワードを忘れてしまって入力ミスが続いたり、ネットワーク接続が不安定だったりすると、Apple IDの認証がうまくいかず、設定の変更がブロックされることがあります。
これらの原因を特定し、それぞれに合った対処法を行うことで、「iPhoneを探す」をオフにできるようになります。
それでは、即効性の高い解決策から順番に対処法を解説していきますが、思い当たる原因がある方はその対処法から試してみるのも良いです。
「iPhoneを探す」がオフにできない場合の対処法


「iPhoneを探す」のトグル(オンオフするマーク)がグレーアウトしてタップできない場合の対処法を解説します。
グレーアウトとはスマホの操作画面において、項目や文字入力欄が薄い灰色(グレー)で表示され、操作や選択ができない状態のことです。
- 「iPhoneを探す」がオンにできない人
- 「iPhoneを探す」がオフにできない人
どちらのパターンでも本記事の対処法は有効なので、ぜひお試しください。
\上から順番に試してみてください/
- 盗難デバイスの保護による制限
- スクリーンタイムによる制限
- システムの一時的な不具合
- Apple IDの認証問題
盗難デバイスの保護による制限
iOS17.3以降から、「盗難デバイスの保護をオフ」にしてからでないと、「iPhoneを探す」のオンオフの切り替えが出来ません。
盗難デバイスの保護とは、万が一iPhoneを紛失して誰かにパスコードを知られている場合でもデバイスを保護することができるセキュリティ対策のことです。
詳しくは、下記Apple公式サイトでご確認ください。
「盗難デバイスの保護」が有効になっている場合、iPhoneが自宅や職場などのよく知っている場所から離れている間は、一部の機能やアクションに対するセキュリティ要件が厳しくなります。こうした要件強化のおかげで、デバイスを盗んだ窃盗犯にパスコードを知られていても、アカウントやデバイスに致命的な変更を加えられる事態を阻止できます。
引用元:Apple公式サイトiPhoneの「盗難デバイスの保護」について
「盗難デバイスの保護」を有効にするには、「iPhoneを探す」がオンになっていることが条件です。
「iPhoneを探す」をオフにできない場合は、「盗難デバイスの保護」がオンになっている可能性が高いです。
「盗難デバイスの保護」の設定をまずは確認してみましょう!
- 設定アプリを開く
- 「Face IDとパスコード」をタップ
- 「盗難デバイスの保護」がオンになっていればオフにする




注意点として、「盗難デバイスの保護」をオフにする場合、自宅や職場以外の場所で解除を行うと1時間のセキュリティ遅延が発生することがあります。
iPhoneが1時間使えなくなっては困ってしまうので、必ず自宅や職場でオフにしましょう!
スクリーンタイムによる制限
次に確認してほしい設定が、「スクリーンタイムによる制限」です。
スクリーンタイムとは、iPhoneを使っている時間や内容などを制限する機能のことで、「iPhoneを探す」を使って位置情報を確認できるサービスです。
\詳しくはこちらの関連記事を参考にしてください/


スクリーンタイムを設定している場合は、「iPhoneを探す」がオフにできないのでまずはスクリーンタイムを解除しましょう。
解除する手順は以下の通りです。
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をオフにする






※「コンテンツとプライバシーの制限」の中にある「アカウントの変更」を「許可する」に変更でも可能
システムの一時的な不具合
「iPhoneを探す」がオンオフできないに限ったことではありませんが、iPhoneの一時的な不具合の可能性も捨てきれません。
システムの一時的な不具合だった場合は、以下の2つの対処法が有効です。
- iPhoneの再起動
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シンプルながら効果的な場合が多いのが、「iPhoneの再起動」です。
一度、iPhoneの電源ボタンを長押しし、再起動をしてみましょう! - iOSのアップデート
-
iOSのアップデートが最近の状態でない場合は最新のiOSをダウンロードすることで不具合が解消される可能性があります。
設定アプリを開き、一般→ソフトウェアアップデートの手順で進み、最新の状態かチェックしてみてください。
※アップデートにはインターネットの環境が必要です。
※アップデートを忘れてしまう方の対策として自動アップデートがおすすめです。
システムの一時的な不具合だった場合は、iPhoneの電源を入れ直した後にiPhoneを探すがオフにできるか試してみてください。
Apple IDの認証問題
Apple IDのパスワードが間違っている、または何度も入力しすぎた場合や、ネットワーク接続が不安定な場合にApple IDがきちんと認証できていない状態になります。
- Apple IDのパスワードを再確認、またはリセットする
- Wi-Fiやモバイルネットワークがきちんと接続されているか確認する
- サインアウトとサインインを試す
設定アプリから最上部にある自分の名前をタップし、下までスクロールすると「サインアウト」することで強制的に「iPhoneを探す」をオフにすることができます。
しかしこの方法は、Apple IDのパスワードを求められるのでApple IDがわからない人は試すことが出来ません。
またサインアウトすると、一時的にApp StoreやiCloudサービスも利用できなくなるので注意してください。
企業や学校支給のiPhoneを使っている場合
モバイルデバイス管理による制限(企業や学校支給のiPhoneの場合)
会社や学校から支給されているiPhoneを使用している場合は、管理者が一元的に管理・制限している可能性があります。
モバイルデバイス管理による制限がされていた場合、解除するには会社や学校の管理者になっている人に問い合わせる必要があります。
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「VPNとデバイス管理」をタップ
- プロファイルがインストールされているか確認する
※「未接続」「勤務先または学校のアカウントでサインインしてください」と表示されていればモバイルデバイス管理による制限はかかっていません。
iPhoneを探すに関するよくある質問


「iPhoneを探す」をオフにせずに初期化しても大丈夫?
iPhoneを下取りに出そうとして、「iPhoneを探す」をオフにせず初期化してしまっても問題ありません。
なぜなら、「iPhoneを探す」をあらかじめオフにしていなくても、「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行することで、iCloudからもサインアウトされ、「iPhoneを探す」は自動的にオフになるからです。
通常、この処理が完了すると、「iPhoneを探すの設定が無効になりました」という内容の確認メールが、Apple IDに登録されているメールアドレス宛に届きますので、ご確認ください。
「iPhoneを探す」をオフにしないと、下取りや買い取りはしてもらえませんか?
基本的に「iPhoneを探す」がオンの状態では、下取りや買い取りはできません。
アクティベーションロックがかかった状態となり、次の所有者がデバイスを使用できないためです。
下取り端末がもう手元にない場合は、新しいiPhoneから下取り端末の情報が出てくれば「iPhoneを探す」をオフにする必要があります。
- 設定アプリを開く
- 最上部の「自分の名前」をタップ
- Appleアカウントに入れたら下部にApple IDに紐ついているデバイスが表示される
- 下取りに出したiPhoneが表示されたらタップし、「iPhoneを探す」をオフにし一覧から削除する
- 下取りに出したiPhoneが表示されなければApple IDに紐づけされていないので問題なし
通常しっかり初期化できていれば、「iPhoneを探す」は自動的にオフになるので一覧に表示されないはずです。
もし下取りに出した端末の情報が表示された場合は、上記の方法で対処してください。
「盗難デバイスの保護」をオフにしようとしたら、1時間待つように言われました。これはなぜですか?
「盗難デバイスの保護」機能は、万が一スマホが盗まれた際に、設定の変更やセキュリティ設定の解除を困難にするためのものです。
自宅などの「使い慣れた場所」ではない場所でこの機能をオフにしようとすると、悪意のある第三者による不正な操作を防ぐために、意図的に1時間のセキュリティ遅延が設けられます。
「盗難デバイスの保護」をオフにする作業は、自宅で行うと1時間待つ表示は出てきませんので自宅で行うと良いでしょう。
iPhoneを探すがオフにできない:まとめ


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本記事では、「iPhoneを探す」がオフにできないとお困りの方向けに原因と対処法を解説してきました。
iOS17.3以降から、「盗難デバイスの保護」を解除してからでないと、「iPhoneを探す」はオフに出来なくなったので、うまくできないとお困りの方も増えてきています。
今回の記事の内容が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
- 「iPhoneを探す」がグレーアウトしている場合は、まず「盗難デバイスの保護」をオフにする
- 改善しない場合は、スクリーンタイムの設定を確認する
- グレーアウトから変わらない場合は、再起動、Apple IDのサインアウト、初期化を検討する
- 必ずバックアップをとっておく
- Appleアカウントのリセット・復旧手順
- Apple ID・パスワードを忘れてしまった場合、ログインし直す
- 復元できない場合リカバリーモードのやり方
- パソコン(mac、windowsなど)を使用、機種によって手順が異なるので要確認
- iPhone、iPadバックアップ方法
- 修理に出す前には必ず大切な写真やメールなどのメッセージはバックアップをとりましょう
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