
YouTubeアプリの「書類とデータ」が多い…



この「書類とデータ」ってなに?どうすれば削除できるの?
このような疑問を感じている方、必見!
本記事では、iPhoneやiPadでYouTubeアプリが占める「書類とデータ」を最も効果的に削除する方法を解説します。
iPhoneやiPadを使っていて、「ストレージ容量がいっぱいです」とすぐ警告が出てしまう方におすすめの内容になっています。
- YouTubeアプリの書類とデータ削除方法
- 削除する上での注意点
- 書類とデータを増やさないための今後の対策
YouTube「書類とデータ」とは?


iPhoneやiPadのストレージを設定画面で確認すると、YouTubeアプリのデータ容量が非常に大きくなっていることに驚くかもしれません。
YouTubeを日頃からよく利用する方は、特に10GBとか20GBに膨れ上がっている方もいます。
その内訳を見ると、アプリ本体のサイズはそれほど大きくないにもかかわらず、「書類とデータ」という項目がかなりの割合を占めていることがわかります。
この「書類とデータ」とは一体何なのか?をまず解説します。
正体は履歴やキャッシュ
この「書類とデータ」の主な正体は、YouTubeアプリを使った時の「履歴」や「一時保存データ」の集まりです。
例えば、これまでに見た動画の履歴や、動画をスムーズに見るために一時的に保存されたデータ(キャッシュ)、検索した言葉の記録、そしてネットがない場所でも見られるようにダウンロードしたオフダウンロードの動画などです。
YouTubeは、動画を観る人がスムーズに視聴できるよう、一度再生した動画のデータなどをキャッシュとしてiPhoneやiPadなどのデバイスに一時的に保存します。
これにより、同じ動画を再度視聴する際にデータの読み込み時間を短縮し、快適に動画を観ることができるようになっています。
データが増える理由
YouTubeを頻繁に使用するほど、このキャッシュや履歴データは蓄積され続けデータが増える原因になります。
特に、長時間動画を視聴したり、オフライン再生のために多くの動画をダウンロードしたりすると、「書類とデータ」の容量はあっという間に溜まっていきます。
たとえば、視聴した動画の情報以外には、関連動画のデータ、検索したキーワード情報、アプリの各種設定情報、サムネイル画像なども含まれるので使い続けるほどデータがたまっていくのは避けられません。
YouTubeで動画を視聴する頻度が高ければ高いほど、より多くのデータを保存するので「書類とデータ」の容量が10GBを超えていたということも珍しくありません。
では実際、どのくらいご自身のiPhoneやiPadでYouTubeアプリの「書類とデータ」が溜まっているか確認してみましょう!
YouTube「書類とデータ」確認方法


まずはiPhoneの設定アプリを開いてみましょう!
実際にYouTubeアプリ内の「書類とデータ」がどのくらいの容量を占めているのか内容を確認することができます。




「一般」の画面を下へスクロールして、「iPhoneストレージ」をタップします。
iPadの人は、「iPadストレージ」をタップします。


操作は以上です。
「アプリのサイズ」と「書類とデータ」の容量がそれぞれ表示されます。
- アプリのサイズ…アプリ本体の容量
- 書類とデータ…履歴、キャッシュなどのデータの合計容量
ここで、「書類とデータ」の容量が異常に大きいと感じた場合、削除を検討する必要があります。
例えば、アプリ本体が数百MBであるにもかかわらず、「書類とデータ」が数GBになっている場合などは、削除する価値が十分にあると言えるでしょう。
この画面は、どのアプリがどれだけのストレージを圧迫しているかを一目で確認できるため、定期的にチェックすることをおすすめします。
特に、LINE、Twitter、Facebook、インスタグラムといったSNSアプリはキャッシュや保存したデータが大きくなりやすい傾向がありますのであわせて確認しましょう!
LINEのキャッシュ削除方法はこちらの記事で解説しています。


YouTube「書類とデータ」削除方法


それでは、実際にiPhoneやiPadでYouTubeアプリの「書類とデータ」を削除する具体的な方法を見ていきましょう。
YouTubeアプリの書類とデータを削除する前に、データを削除することで消えてしまうデータと消えないデータがあるので先に説明します。
消えないデータ | 消えるデータ |
---|---|
チャンネル登録 | ログイン状態 |
再生リスト | オフライン再生のために一時保存した動画 |
アップロードした動画 | アプリの設定内容 |
高く評価した動画 | |
再生履歴 | |
コメント | |
投稿した動画 |
消えないデータはYouTubeアカウントに保存されているので、再ログインすればまた復活しますので大きな影響はありません。
消えるデータはYouTubeアプリに保存されているものなので、アプリを削除すると完全に消えます。
ご理解いただけたら、実際にYouTubeアプリの書類とデータ削除方法を試してみましょう!
アプリを削除して再インストールする【おすすめ!】
YouTubeアプリの書類とデータを削除する方法で、最も確実かつ簡単な方法は、YouTubeアプリを一度削除して再インストールすることです。
この方法はアプリを初期の状態に戻すことが出来るので、書類とデータを一掃できる方法です。
アプリを削除するやり方は2種類ありますので、どちらか好きな方で削除しましょう。
- ホーム画面でYouTubeアプリのアイコンを長押しします。
- 表示されたメニューから「アプリを削除」をタップします。
- 確認画面で「アプリを削除」をタップします。
- 設定アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「iPhoneストレージ」をタップします。
- 「YouTubeアプリ」を探してタップします。
- 「アプリを削除」をタップします。


※「アプリを取り除く」との違い
「アプリを取り除く」は、アプリの本体のみが削除され、データ自体は残る削除方法ですので「書類とデータ」のストレージ容量の大幅な削減にはつながりません。必ずアプリを削除を選択してください。
アプリの削除が完了したら、App Storeアプリを開き、「YouTube」を検索して再インストールします。
再インストール後、YouTubeアプリを開くと、再度Googleアカウントでログインを求められます。
ログイン情報を再び入力してログインすれば、これまでの視聴履歴やチャンネル登録情報などが元通り表示されます。
この方法でYouTubeアプリの「書類とデータ」はきれいに削除され、ストレージ容量が減っていることを確認しましょう。※容量が0になることはないです。
ダウンロードした動画を削除する
YouTube Premiumに登録すると使える特典の一つに「オフライン再生機能」があります。
オフライン再生用にダウンロードした動画は、「書類とデータ」の容量を大きく圧迫する主要な要因の一つです。
不要な動画がある場合は、個別に削除することで、ストレージ容量を節約できます。
アプリを再インストールせずに一部のデータを削除したい場合に、この方法は有効ですのでお試しください。
- YouTubeアプリを開きます。
- 画面右下の「ライブラリ」をタップします。
- 「オフライン」をタップします。
- 削除したい動画の横にあるアイコン(︙)をタップします。
- 「オフライン動画から削除」をタップします。
視聴し終わった動画など、もう観ないであろう動画がある場合はこの手順でオフライン動画を削除すると、その分のデータ容量が空きます。
しかし、あくまでダウンロード済み動画のデータのみが削除されるため、一部データを減らすことはできますが最も効果的に「書類とデータ」を減らすには、アプリの再インストールが現状では最も確実な方法です。
iPhone・iPadを再起動する
これは直接的な「書類とデータ」の削除方法ではありませんが、一時的な不具合やキャッシュの整理に役立つのが「スマホ本体を再起動」することです。
iPhoneやiPadを再起動することで、バックグラウンドで動作しているアプリやシステムの一時データがクリアされ、ストレージ容量が改善されることがあります。
しかし、これはあくまで一時的な対策なので根本的なデータ削除にはなりませんが、スマホの動作が重いと感じた時に、最初に試してみるべき簡単な方法なので一度お試しください。
バックグラウンド制限ってなに?という人はこちらの関連記事で詳しく解説しています。


削除する上での注意点


YouTubeの「書類とデータ」を削除する上で、いくつか注意点がありますので紹介します。
再ログインする必要がある
アプリを削除し、再びインストールした場合、YouTubeアプリに再度Googleアカウントでログインする必要があります。
ログインする際に必要な情報(メールアドレスやパスワード)を忘れてしまった場合は、ログインできなくなってしまうので事前に確認しておきましょう!
特に、Googleアカウントは複数作ることができるので、どのアカウントでログインするかを間違えないように事前に確認しておくと良いでしょう。
Googleアカウントのパスワードを忘れてしまった場合の対処法はこちらの関連記事で解説しています。


オフライン動画は再ダウンロードが必要
オフライン再生用にダウンロードしていた動画は、アプリの再インストールやダウンロードデータの削除によって消えてしまいます。
再度視聴したい場合は、インターネット接続(Wi-Fi)がある環境で再ダウンロードが必要になります。
オフライン動画とは、インターネットの接続が不安定な場所でも事前に動画をダウンロードしておけばいつでもYouTube動画を視聴できる機能のことです。
筆者もよく利用しますが、地下鉄や飛行機の中など電波が届かない場所でも動画を観ることができて便利です。
保存していた動画が消えてしまって困る方は、アプリの再インストール後にオフライン動画も忘れずに再ダウンロードしましょう!
オフラインと関連してGoogleマップもオフラインで利用できるので興味のある方はチェックしてください。


定期的にメンテナンスが必要
Androidスマホには直接アプリ内のキャッシュをクリアする「ストレージ消去」機能がありますが、iPhoneやiPadのiOSでは、YouTubeアプリ内に直接キャッシュをクリアする機能は提供されていません。
YouTubeを使い続ける限り、キャッシュやデータは再び蓄積されていきますので、iPhoneやiPadのストレージ設定を確認し、容量が増えてきて気になるようであれば、今回紹介した方法で定期的に「書類とデータ」の削除を試してみてください。
頻度としては、月に一度、あるいはスマホの動作が気になってきたタイミングで確認することをおすすめします。
スマホの動作を常に快適な状態に保つために必要なことですので、ぜひ習慣化してみてください。
まとめ:削除して再インストールしよう!


本記事では、iPhoneやiPadでYouTubeアプリが占める「書類とデータ」の具体的な説明と、その効果的な削除方法について詳しく解説しました。
YouTubeを日頃からよく利用する方は、今回紹介した方法で「書類とデータ」の削除を試してみてください。
スマートフォンだけではなく、PC版のYouTubeでもパソコンにキャッシュは溜まるので確認してみましょう!
また書類とデータの削除以外にもスマホのストレージ容量が足りない場合は、不要なアプリの削除、写真や動画はiCloudなどのクラウドサービスに保存することで容量を解放することが可能です。
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