ドコモを契約している方の中にはドコモショップなどで勧められて契約した「ウイルスバスター」が必要かどうか迷っている方もいると思います。
本記事ではウイルスバスターのサービス内容を解説し、ウイルスバスターが必要な方・必要でない方について解説します。
そして「ウイルスバスターは必要ない」という方向けに、ウイルスバスターの解約方法についても最後にまとめました。是非参考にしてみてください。
その他のドコモのオプションの必要性については下記記事をご覧ください。
※2024年12月8日時点の情報です。
筆者プロフィール
吉田裕紀
東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。
東京都青梅市在住。
ITmedia Mobile 寄稿記事一覧
ウイルスバスターとは?
機能(と料金相場)
ウイルスバスターはトレンドマイクロ社が開発したパソコン向け、モバイル端末向けの(スマホ・タブレット)セキュリティソフトです。
ウイルスバスターの種類は多岐に渡りますが、ドコモショップや量販店などでスマホを契約した方で加入している方が多いと思われるウイルスバスターは月額版の「ウイルスバスター モバイル」または「ウイルスバスター クラウド」です。
ウイルスバスター モバイルとウイルスバスター クラウドの違いについてですが、ウイルスバスター クラウドはスマホだけでなく、パソコン向けのウイルス対策までカバーし3台まで利用することができます。
以下にウイルスバスター モバイルの主な機能を示します。
iOS | Android | |
不正Webサイトへの アクセスブロック | ○ | ◯ |
アプリの 安全性チェック | × | ○ |
SMSスキャン | ○ | ○ |
Wi-Fi安全性 チェック | ○ | ○ |
決済保護モード | × | ○ |
広告ブロック | ○ (Safari・ セーブブラウザ) | × |
リモートロック データ消去 | × | ○ |
端末の探索 | ○ | ○ |
より詳しい機能については「ウイルスバスター公式HP ウイルスバスターモバイルの機能一覧」「ウイルスバスター公式HP ウイルスバスタークラウドの機能一覧」をご確認ください。
月額料金は契約した場所によって異なる。
ウイルスバスターを開発したのはトレンドマイクロ社ですが、ウイルスバスターを提供している事業者はたくさんあり、月額料金も様々です。
「ドコモを契約しており、ウイルスバスターを契約している」
といっても全国にあるドコモショップは、代理店によって経営されているところがほとんど。なので取り扱っているウイルスバスターの月額料金も代理店や店舗によって異なっているのが現状です。
以下の画像はドコモではなく、App Store、UQ mobile、mineoで扱われているウイルスバスター モバイルの紹介画像ですが、月額料金が異なっているのが見てとれると思います。
各社から提供されている月額制のウイルスバスター モバイルの料金としては、300円〜500円が一般的なようです。
あんしんセキュリティとどっちが良い?
トレンドマイクロ社が提供しているウイルスバスター。
一方、ドコモからはドコモのサービスとして「あんしんセキュリティ」というサービスが提供されています。
Yahoo!知恵袋などを見ると「ウイルスバスターとあんしんセキュリティ、どちらが良いか?」といった質問が散見されます。
あんしんセキュリティの月額料金は220円(税込)(ドコモ課金の場合)で、以下の機能を備えています。
・ウイルス対策
・危険サイト対策
・アプリチェック
・危険Wi-Fi対策
・迷惑電話対策
・迷惑メール対策
ウイルスバスター モバイルにはない「迷惑メール対策」「迷惑電話対策」がついている点があんしんセキュリティの強みとなっています(「詐欺メッセージ対策(SMS/MMS)」はウイルスバスター モバイルにも搭載)。しかも月額料金も高くはありません。
ウイルス対策ソフトは日々サービス内容が改定されていくので一概には言えませんが、コスパ的にはウイルスバスターよりもあんしんセキュリティに分がありそうです。
あんしんセキュリティに関しては以下の記事でも解説していますので参考にしてみてください。
ウィルスバスター 必要・不要な方
ここまでウイルスバスターのサービス内容について解説してきました。
ここからはウイルスバスターが必要である方、必要でない方について筆者の見解を述べたいと思います。
ウイルスバスター必要な方
「フィッシング詐欺などを未然に防ぐ仕組みがあった方が安心できる」と考えている方。
Webサイト(App Store、Google Play以外)にアクセスしてファイルやソフトをダウンロードする機会がある方。
iOS、Android OSの日々のアップデートによって、ウイルス感染の脅威からスマホは守られますがそれでも絶対にウイルス感染しない、とも言い切れません。
ちなみに筆者は月額550円(税込)の「ウェブルートプレミアム」というセキュリティソフトを契約しています。
ウェブルートプレミアムは1アカウントで3台までの端末にインストールさせることが可能。なのでiPhone以外にも自宅のパソコンに入れています。
ネット検索ではSafariを使いますが、事前に設定しておけば有害なページにアクセスするとブロックされるので安全です。
筆者は「何かあったらまずい」と考える方なので何かしらのセキュリティソフトはスマホ、パソコンに入れるようにはしています。
ウイルスバスター不要な方
「フィッシング詐欺には絶対に遭わない」と考えている方。
iOS、Android OSの日々のアップデートによって、ウイルス感染の脅威からスマホは守られていることは既に述べました。しかしそれでも注意しなければならないのは「自分自身の操作によって情報が抜き取られてしまうこと」。
つまりフィッシング詐欺ですね。
こちらのメッセージ、皆さんも目にされたことはありませんか?
これは東京電力(TEPCO)を装ったSMSのスクリーンショットですが添付のURLをタップすると東京電力(TEPCO)のWebサイトそっくりのフィッシングサイトへ誘導される可能性があります。
【東京電力(TEPCO)を装った不審な メールにご注意ください】
そしてそのサイトで口座情報やクレジットカード番号などを入力してしまうとそれらの情報が抜き取られ悪用されてしまいます。これがフィッシング詐欺の典型的な手口です。
ただし常日頃から「こういったフィッシング詐欺には絶対に遭わない」「怪しいサイトに個人情報を入力しない」と考えている方であれば、ウイルスバスター(セキュリティソフト)は必要ないと言ってもよいかもしれません。
ウイルスバスター 解約方法
ここまで読んで頂いて「(月額制)ウイルスバスター、いらないかも」と思った方は解約しても良いでしょう。
ただしウイルスバスターはドコモのオプションではありません。ドコモのオプションではないので、ドコモショップで解約したり、ドコモインフォメーションセンターで解約したりすることはできません。
基本的にはdメニューから解約
ドコモユーザーの方の場合、ウイルスバスターを契約した場所の多くはドコモショップや量販店(併売店含む)の可能性が高いです。
その場合、ウイルスバスターの解約は「dメニュー」または「トレンドマイクロ社のオンラインショップ」から手続きをします。
dメニューからの解約は、ウイルスバスターの料金とドコモの携帯料金を合わせて支払うキャリア決済の場合が該当します。
①キャリア決済の場合
②キャリア決済以外の場合(クレジットカード決済)
それ以外の解約方法
ドコモショップや量販店(併売店含む)以外でも以下の場所でウイルスバスターを契約している方もいる可能性があります。
1.トレンドマイクロ社
2.ビックカメラ店舗内
3.App Store、Google Play
4.その他インターネットサービスプロバイダ
上記4点に当てはまる場合はこちらのトレンドマイクロ社のヘルプセンターに詳しく解約方法が解説されていますので参考にしてみてください。
フィッシング詐欺が気になるのであれば入っておくのもあり
以上、今回はドコモユーザーの方に対してウイルスバスターの機能、そして必要な方はどういう方かについて解説してきました。
スマホのOSは日々進化しているためOSのバージョンをこまめにアップデートしているのであれば、外部からのウイルス浸入を防げることがほとんどでしょう。
しかしそれでも本物のWebサイトそっくりの偽サイトを誘導し、口座情報やクレジットカード情報などを盗みとるフィッシング詐欺。これに関しては、ウイルスバスター(セキュリティソフト)をスマホにインストールしておいた方が、未然にリスクを軽減させることができるでしょう。
少しでもリスクが気になる方はウイルスバスターをつけたままで良いと思います。
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