ドコモを使っていて、携帯料金を安くしたい場合に候補に上がることが多い「UQモバイル」
確かにUQモバイルはドコモに比べて月額料金が安くなる可能性が高くおすすめのキャリアです。
ですが、何も調べずにUQモバイルに乗り換えてしまうと、後悔してしまうことがあります。
そこで本記事ではドコモからUQモバイルに乗り換えても後悔しないために、以下の内容について詳しく解説しています。
- ドコモからUQモバイルに乗り換えるメリット・デメリット
- ドコモからUQモバイルに乗り換えるのがおすすめな人
- ドコモからUQモバイルに乗り換える際の注意点
- ドコモからUQモバイルに乗り換える際によくある質問
ドコモからUQモバイルに乗り換えるデメリット
ドコモからUQモバイルに乗り換えるデメリットを知っておくことが、乗り換えた後、後悔しないために大切なことです。
そのためまずはドコモからUQモバイルに変えた時のデメリットから解説していきます。
ドコモからUQモバイルに乗り換える
デメリット
- ドコモ光セット割や家族割などの割引サービスが対象外
- 家族間通話が無料にならない
(ファミリー割引がない) - データ無制限のプランがない
- 山間部などで電波が悪い可能性がある
- 機種変更するときに最新機種を購入できない
- 機種購入サポートがない
- ドコモのメールアドレスを引き継ぎたいときは有料
- 携帯料金の支払いでdポイントが貯まらない
では1つずつ詳しく解説していきます!
ドコモ光セット割や家族割などの割引サービスが対象外
ドコモではドコモ光やdocomo home 5Gなどを利用することで受けられる「ドコモ光セット割」というインターネット割がありますが、UQモバイルでは利用できません。
UQモバイルでもインターネット割を適用させるためには、auひかりやBIGLOBE光を使う必要があります。
ドコモには「みんなドコモ割」という家族割があり、ドコモを利用している回線が2回線で-550円、3回線以上で-1,100円の割引が適用されます。
もし家族の1人がUQモバイルに乗り換えた場合、みんなドコモ割の割引額が下がってしまい、結果的に携帯料金が高くなってしまうこともありますので注意しましょう。
家族間通話が無料にならない
(ファミリー割引がない)
ドコモではファミリー割引という割引があり、三等親以内の家族なら誰でも20回線までグループを組むことができますが、UQモバイルの場合はありません。
ファミリー割引は、グループ内の家族同士なら国内通話が無料でかけ放題になります。
UQモバイルの場合は家族間の通話は22円/30秒かかりますので、家族間でよく通話をしている人は注意が必要です。
データ無制限のプランがない
ドコモにはデータ無制限で利用できる「eximo」というプランがありますが、UQモバイルにはデータ無制限で利用できるプランがありません。
20GBのプランが最大データ量のプランになります。
そのため、現在ドコモで1ヵ月で20GB以上使っているという方は、月の途中で通信速度制限にかかってしまい、ストレスを感じると思います。
自分が1ヵ月に利用するデータ量を確認してから、UQモバイルへの乗り換えを検討しましょう。
山間部などで電波が悪い可能性がある
UQモバイルはauの電波を使っているので、電波が悪いという訳ではありません。
ですが、ドコモと比較して基地局数が少ないので、都市部以外の場所や山ではドコモの電波の方が繋がりやすいという傾向があります。
ドコモ | au | |
---|---|---|
基地局数 4G | 259,584 | 190,469 |
基地局数 5G | 7,135 | 5,935 |
機種変更するときに最新機種を購入できない
UQモバイルでは最新機種の取り扱いがなく、型落ちの機種がほとんどです。
2023年11月現在、最新のiPhoneはiPhone 15シリーズですが、UQモバイルで取り扱いしているのはiPhone 13シリーズだけです。
また、iPhoneのProシリーズなども取り扱っていません。
そのためUQモバイルで機種変更する際に、最新機種に変えたい場合は、機種のみ他のキャリアなどで購入することになります。
機種購入サポートがない
ドコモで機種を購入する際、2年周期で機種変更がしやすくなる「いつでもカエドキプログラム」に加入している方も多いのではないでしょうか?
いつでもカエドキプログラムとは?
簡単に解説すると、いつでもカエドキプログラムは「残価設定型」のプログラムです。
いつでもカエドキプログラムにおける「残価」とは、契約したスマホに残っている将来の価格(価値)です。
具体的には「2年後にもスマホに残っているであろうと思われる」価格を指しています。
スマホの本体価格から、残価を差し引いた金額を23回の分割にして支払っていくので、2年ごとにスマホを変える人にはとてもお得なサービスになっています。
UQモバイルの場合はこういった機種購入サポートがないので、スマホの代金を一括払い、24回払い、36回払い、48回払いのどれかを選択し、購入する必要があります。
ドコモのメールアドレスを引き継ぎたいときは有料
また、UQモバイルでキャリアメールを利用したい場合、月額料金220円がかかります。
そのため、UQモバイルに乗り換えた後、UQモバイルのキャリアメールを使おうと思ってた方は注意が必要です。
ドコモからUQモバイルに乗り換える場合は、フリーメールを使うのがおすすめです。
携帯料金の支払いでdポイントが貯まらない
ドコモユーザーの方はバーコード決済は「d払い」を使っている方も多いでしょう。
ドコモの携帯料金の支払いで貯まったdポイントをそのまま「d払い」でも使えるので、使い勝手がよく、便利ですよね。
ですが、UQモバイルに変えてからはdポイントが貯まりづらくなってしまいます。
ドコモ携帯料金支払いの際に
貯まるdポイント
- スマホ代の支払い
1,000円につき10ポイント - dカードGOLDなら
1,000円につき100ポイント
ただし、UQモバイルではdポイントの変わりにPontaポイントをお得に貯めることができます。
UQモバイルへの乗り換えと一緒に、バーコード決済もd払いからau PAYに移行するのがおすすめです。
ドコモからUQモバイルに乗り換えるメリット
ここまではドコモからUQモバイルに乗り換えるメリットを紹介していきます。
ドコモからUQモバイルに乗り換える
メリット
- 月額料金が安い
- 余ったデータはくりこしできる
- 通信速度制限後もSNSくらいなら楽しめる
- UQスポットだけではなく、全国のauショップでもサポートを受けられる
月額料金が安い
ドコモからUQモバイルへの乗り換えを検討している人のほとんどが、月額料金が安いという理由での検討ではないでしょうか?
ドコモとUQモバイルの料金プランの比較一覧表を見てみましょう。
UQモバイル | ドコモ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン | eximo | |||
利用可能データ | 4GB | 15GB | 20GB | ~1GB | 1GB~3GB | 3GB~無制限 |
月額基本料金 | 2,365円 | 3,465円 1GB以下:2,277円 | 3,278円 | 4,565円 | 5,665円 | 7,315円 |
各種割引 | 自宅セット割 -1,100円 | ドコモ光・home 5Gセット割 -1,100円 | ||||
家族割引 -550円 ※自宅セット割と併用不可 | みんなドコモ割 2回線:-550円 3回線:-1,100円 | |||||
au PAYカード割 -187円 | dカードお支払い割 -187円 | |||||
合計金額 | 割引後1,078円 | 1GB以下:990円 | 2,178円3,278円 | 2,178円 | 3,278円 | 4,928円 |
割引後の料金で比較します。
ドコモのeximoの場合、3GBまでの利用で3,278円ですが、UQモバイルは4GBを1,078円で使うことが可能です。
利用できるデータ量が1GB多く、なおかつ3分の1程度の料金で使えてしまいます。
ドコモのように無制限プランはありませんが、15GBや20GBと、小容量と大容量の間のプランが用意されている点や、複雑な割引なしのシンプルなプランが用意されている点も利用者から支持されています。
余ったデータはくりこしできる
ミニミニプランを契約した方がくりこしした時のことを例に挙げてみましょう。
ミニミニプランは4GB/月利用可能です。
もしも8月に2GBしか利用しなかった場合、残りの2GBは翌月にくりこしされるので、9月は4GB+2GB=6GB利用可能になります。
消費データ量が増えそうな場合は、その前月にデータを節約すれば、翌月に使えるデータが増えるので、データを計画的に利用することができます。
通信速度制限後もSNSくらいなら楽しめる
UQモバイルのトクトクプランとコミコミプランは、通信速度制限後の通信速度が1Mbpsです。
YouTubeの動画も、低画質~中画質に画質を抑えて再生すれば、動画が止まることなく楽しめると思います。
実際私もUQモバイルを使っていますが、速度制限後もYouTubeを楽しんでいます。
UQスポットだけではなく、全国のauショップでもサポートを受けられる
UQスポットは見たことないけど、auショップは見たことあるという方も沢山いるのではないでしょうか?
UQモバイルはauショップの店頭でも契約できますし、契約後のサポートなどもしてもらえるので安心です。
auの公式サイトでも確認してみる
ドコモからUQモバイルに乗り換えるのがおすすめな人
ここまではドコモからUQモバイルに乗り換える際のメリット・デメリットについて解説してきました。
では、ドコモからUQモバイルに乗り換えるのがおすすめな人はどのような人なのでしょうか?
ドコモからUQモバイルに乗り換えるのがおすすめな人はこんな人です!
おすすめな人
- ドコモを1人で使っているor家族全員で乗り換える
- WiMAX+5Gのルーターを使っている
- auでんきを使っている
- 最新端末は必要ない
- 山間部であまり利用しない
- d払いからau PAYに移行しても良い
UQモバイルはドコモで適用されているインターネット割引や家族割は使えません。
そのためドコモを家族で利用している方は、トータルの携帯料金を気にしてUQモバイルへ乗り換えを検討する必要があります。
例えば、3人家族でドコモを利用中、内1人がUQモバイルへ乗り換えた場合。
みんなドコモ割の割引額が1,100円→から550円に下がってしまい、ドコモ側の料金が550円×2人分で1,100円上がってしまいます。
UQモバイルへ乗り換えた人はほとんどの場合安くなると思いますが、ドコモに残った家族側の料金が変動することがあるので、しっかり計算してから乗り換えましょう。
現在WiMAX+5G対応のルーターを
使っている方
自宅セット割が組めるので、トクトクプランやミニミニプランがお得に使えるので、こちらもおすすめです。
auでんきを利用している方
ドコモを使っている方でauでんきを利用している方はあまりいないかもしれませんが、UQモバイルではauでんき利用者も自宅セット割の対象になります。
現在auでんきを使っている方や、自宅の電力会社をauでんきに切り替えてもいい!という方にもおすすめですね!
ドコモからUQモバイルに乗り換える際の注意点
ここからはドコモからUQモバイルへ乗り換える際の注意点をいくつかご紹介します。
ドコモの機種をそのまま使う場合は動作確認されているかチェックする
UQモバイルで動作確認が取れていない場合、UQモバイルのSIMカードを差しても利用できない可能性があります。
ドコモを解約した月の料金は日割り計算にならない
UQモバイルからドコモへ乗り換える際、ドコモは「解約」という扱いになります。
- ドコモを解約した月の料金は日割り計算にならず、いつ解約をしても1ヶ月分の料金が請求されます。
簡単に言うと1日にUQモバイルへの乗り換え手続きをした場合でも、ドコモ側からくる請求は1ヶ月分の携帯料金ということです。 - UQモバイル側の料金は加入月のみ日割り計算になります。
そのためなるべく月末に近い日に乗り換えるのがおすすめです。
dポイントを引き継ぎたい場合は乗り換え前にdアカウントを発行しておく
ドコモで貯めていたdポイントを引き継ぎたい場合は、UQモバイルに乗り換える前にdアカウントを発行しておく必要があります。
万が一UQモバイルに乗り換える前にdアカウントを発行していなかった場合、貯まっていたポイントは全て失効してしまいますので、必ずdアカウントを発行しておきましょう。
もうすでにdアカウントがある場合は、dアカウントのログイン情報(IDやパスワード)を確認しておきましょう。
ドコモからUQモバイルに乗り換える申し込み手順
ドコモからUQモバイルへ乗り換える申し込み手順についてご紹介します。
続いてドコモでMNP予約番号を発行します。
MNP予約番号はWebか、インフォメーションセンターにて発行することが可能です。
おすすめはインフォメーションセンターです。
引き止めなどはされてしまいますが、乗り換える際の注意事項を全て説明してくれるので、解約時のデメリットを発見することができます。
ドコモインフォメーションセンター | |
---|---|
ドコモの携帯電話から | |
一般電話など | 0120-800-000 |
受付時間:9:00~20:00 |
動作確認と、MNP予約番号を発行できたら、UQモバイルで契約手続きをしましょう。
UQモバイルの契約はUQモバイルオンラインショップか、UQスポット・auショップの店頭ですることが可能です。
UQモバイルショップ店頭の場合、事務手数料3,850円がかかってしまいますが、UQモバイルオンラインショップなら事務手数料が無料です。
ドコモのスマホをそのまま使う場合、データ移行などは必要ありませんが、「APN設定」というものが必要になります。
APNとは?A(アクセス)P(ポイント)N(ネーム)の略で、スマホにインターネットの接続先を認識させる重要な設定です。
APN設定についてはこちらの記事を参考に設定を進めてください。
また、契約後、万が一サポートが必要な場合も、全国約2,300店で対面サポートを受けることができます。
ドコモからUQモバイルに乗り換える際のよくある質問
ドコモからUQモバイルに乗り換える際によくある質問をまとめました。
ドコモからUQモバイルに乗り換える一番いいタイミングは?
ドコモからUQモバイルへの乗り換えはなるべく月末に近いタイミングでするのがおすすめです。
ドコモ側の料金は日割りにならず、UQモバイル側の料金は日割り計算になるため、月末に近ければ近いほど安くなります。
ドコモのメールアドレスをそのまま使う方法は?
メール持ち運びサービスに申し込みをすれば、ドコモのメールアドレスをそのまま使うことができます。
UQモバイルへの乗り換えから31日以内に申し込みが必要で、31日を過ぎるとそのアドレスは引継ぎ出来なくなってしまいます。
ドコモのメールアドレスをそのまま使いたい場合は、なるべく早めに申し込みをしておきましょう。
具体的な申し込み方法はこちらの記事で解説しています。
機種代金が残っていても乗り換えできる?
ドコモでの機種代金が残っていてもUQモバイルに乗り換えることは可能です。
ですが、機種代金を支払い終えるまでは、UQモバイルの月額料金+ドコモの機種代金が請求されます。
そのため思っている携帯料金よりも高くなる可能性があるので注意しましょう。
ドコモで分割金を確認する方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
dカードゴールドは自動的に解約される?
dカードゴールドは自動的に解約されないので、dカードゴールドが不要な場合は解約手続きをする必要があります。
dカードセンターに電話することで解約することができます。
カード番号などが必要になりますので、dカードゴールドを手元に用意してから電話するようにしましょう。
dカードセンター | |
---|---|
ドコモの携帯電話から | *8010 |
一般電話から | 0570-030-360 |
受付時間:10:00~18:00 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はドコモからUQモバイルに乗り換える際に後悔しないためのポイントについて解説させていただきました。
では本記事のまとめです。
おすすめな人
- ドコモを1人で使っているor家族全員で乗り換える
- WiMAX+5Gのルーターを使っている
- auでんきを使っている
- 最新端末は必要ない
- 山間部であまり利用しない
- d払いからau PAYに移行しても良い
- ドコモを解約した月の料金は日割り計算にならないので、月末近くに乗り換えるのがおすすめ
- ドコモのメールアドレスを引き継ぐ場合は月額料金330円かかる
- ドコモの機種をそのまま使う場合はUQモバイルで動作確認されているか、必ずチェックする
- dポイントを引き継ぎたい場合は乗り換え前にdアカウントの確認や、新規発行しておく
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