ドコモの機種代(分割金)が残ってるけど、機種変更できる?

ドコモ 分割金残っている 機種変更

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「機種代が一部、残ってるけど、機種変更できる?」

NTTドコモの契約者の方で新しい機種(端末)に機種変更しようとしている方は、このように考える方も多いでしょう。

本記事ではドコモユーザーの方で携帯電話の機種代金が残っている方向けに、機種変更ができるかどうか?(≒分割契約ができるかどうか?)、残っている分割金を一括払いする方法、そして「いつでもカエドキプログラム」などの購入プログラムについて解説していきます。是非、参考にしてみてください。

※記事内で表記、記載、表示されている各料金・価格は税込です。
※2025年7月21日時点の情報です。最新の情報や詳細は公式サイト、ページのご確認をお願いいたします

筆者プロフィール
吉田裕紀

東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の元 現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。

東京都青梅市在住。
ITmedia Mobile 寄稿記事一覧

目次

機種代残っているけど機種変更できる?

分割契約は1契約あたり2つまで可能

ドコモの場合、分割払いの契約期間中でも新しい機種に機種変更することは可能です。例えば24回払いの分割契約で12回の支払い済みの場合でも、残金をそのままにして新たに分割契約をすることができます。ドコモの分割払い契約の上限数は以下の通りです。

機種2
付属品
(ケースなど)
2
合計4

コモ公式HP よくある質問

つまり1契約(1 回線)あたりの分割払い契約は「2つ以内まで」締結することができるというわけです(付属品も2つまで)。既に分割契約が2つある状態だと新たに分割契約をすることはできないため、その場合は一括払いでの契約となります。

ただしドコモの規定では「2つまで分割契約を組むことが可能」とあっても必ず2つまで分割契約が組めるというわけではありません。分割契約にはドコモの審査があり、その審査に通らなければ規定の数以下であっても分割契約を組むことはできない可能性があるということも注意してください。端末価格が10万円を超えると分割審査が厳しくなりますが、10万円未満であっても分割の審査が通らないことも起こり得ます。

分割払いができない場合は一括払いでの手続きを行いましょう。

ただ分割契約が2つあるということは、当然月々の支払い負担額も大きくなるので気をつけましょう。

ドコモの分割払いについての要点整理

「ドコモの分割契約について再度確認したい」

そう思っている方向けに、ここでは機種購入時におけるドコモの分割払い契約について要点を整理していきたいと思います(既に分割払い契約についてご理解されている方は読み飛ばして頂いても大丈夫です)。

ドコモの分割払いの支払い回数は「12回」「24回」「36回」から選択可能で、分割手数料はかかりません。月々の分割支払金の支払いは口座振替あるいはクレジットカード決済のどちらかになります。なお分割払いの申込は通信料金等の支払い実績が確認できることが条件になります。

携帯電話の機種代金にはdポイントを充当することも可能で、以下のいずれかの方式から選択することができます。

  • 総額方式
  • 月々方式

1.総額方式
月々の分割支払金に均等にdポイントを充当する方式。

2.月々方式
月々の分割支払金の全てをdポイントで充当。残りのdポイントがなくなるまで翌月以降へ繰り越して充当し続ける方式。

ドコモ 分割支払い
画像引用 ドコモ公式HP

分割支払金の残りを一括払いする際、dポイントは使えるか?
→新しい機種への機種変更時に限り、dポイントは使えます(充当できます)。
(ドコモ公式HP「機種を分割払いで購入する」)

なお分割払い契約をする際には新規契約・機種変更問わず、運転免許証などの本人確認書類が必要になります。

ここ数年でドコモの分割契約をした方は24回払いで分割契約をし、一定期間の利用後に機種を返却すれば残りの分割支払金が免除される「いつでもカエドキプログラム」に加入している方も多いでしょう。

次からはいつでもカエドキプログラムの内容について解説します。

いつでもカエドキプログラムについて

23ケ月目が返却タイミング

ドコモのいつでもカエドキプログラムとは機種を24回払いで契約し、23カ月目までに返却をすると24回目の分割支払い金が免除される(割引される)プログラムで、プログラム自体は無料で利用可能。

この24回目の分割支払金は「残価」(2年後に残っているであろうと思われるスマホの価値)として設定されています。購入機種によって違いはありますが、残価は総支払額の半額近くになっており、機種を2年で返却すれば実質半額で機種を利用するということができ、早い段階で負担を小さくすることができる点がポイントです。

これがいつでもカエドキプログラムの概要です。
分割金の支払いを完了させることなく、別の分割契約が組めるので機種変更がしやすいプログラムであるとも言えます。

もちろん機種の返却は必須ではなく、そのまま使い続けて自分のものにしてもかまいません。人によってやり方は色々だと思います。

以下の画像は2021年9月にドコモから発売されたiPhone 13 128GBに機種変更した場合の例です。総支払額は111,672円(税込)ですが、23ケ月目に機種を返却することにより24回目の分割支払金(残価)55,440円(税込)を免除させています。

いつでもカエドキプログラム
2021年9月に発売された iPhone 13 128GBの例

しかし23ケ月目といっても、「その23ケ月目はいつから見て23ケ月目なのか?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。結論からお話すると「携帯電話を購入した月の翌月を1ケ月目として、そこから23ケ月目」ということになります。

筆者も以前、ドコモのいつでもカエドキプログラムを使ってiPhone 14 128GBを契約した経験があります。

契約した日は2023年の4月。

契約した月の翌月は2023年の5月になり、ここからの23ケ月目は2025年の3月。つまり2025年の3月がベストな返却タイミングであったと言えます。

下の画像を見て頂くと、

  • 「お申込み月 2023年 4月」
  • 「プログラム利用月 2025年 3月の場合」(23か月目)
  • 「残価額69,240円」(24か月目分割支払金)

という文言が確認でき、画像からは2025年3月にiPhoneをドコモに返却すれば、69,240円(税込)の分割支払金(残価)が免除されるということが見てとれるかと思います。

ドコモ契約書書類
2023-2025カレンダー

My docomoなどでは自分がいつでもカエドキプログラムに加入しているかどうか?、加入していれば分割払いは何月分支払ったのか?など対象について確認することができます。

もしいつでもカエドキプログラムに加入しているようであれば、23ケ月目以降に機種を返却すれば分割支払金を免除させることができます。

気になる方は合わせて一度確認してみてください。

ちなみに23ケ月よりも早く機種を機種を返却したい場合は「早期利用特典」を使えば、利用申込の翌月から23回目までの分割支払金からドコモが定めた金額が割引されて返却することも可能です。

いつでもカエドキプログラム+とは?

なお、いつでもかえどきプログラムには最大13ケ月目から23ケ月目までの分割支払金が免除される「いつでもカエドキプログラム+」という別のプログラムも提供されています。

こちらは月額で料金がかかるsmartあんしん補償の加入が必要ですが、いつでもカエドキプログラムよりも早い時期に機種を返却し、分轄支払金を免除されることが可能です。

ちなみに「いつでもカエドキプログラム」「いつでもカエドキプログラム+」のどちらになるかは機種によって指定されており、iPhoneを例に挙げるとiPhone 16Pro、iPhone 16 Pro Max、iPhone 16 plus、iPhone 15 Proなど機能が高い機種がいつでもカエドキプログラム+の対象機種になっているようです(2025年7月21日時点)。

いつでもカエドキプログラム
画像引用 ドコモ公式HP

いつでもカエドキプログラム+は有料のsmartあんしん補償に加入する必要があります。

そのためこれから機種変更する方はいつでもカエドキプログラム+に加入するかどうか判断に迷うかもしれませんが、分割払い契約の途中で機種を返却して支払いを免除する予定がある方は、機種購入時にいつでもカエドキプログラム+に加入しておきましょう。それは後から加入することは不可であるからです。

下取りプログラムとの違い

機種をドコモに返却する(ドコモに回収を依頼する)という点ではいつでもカエドキプログラムと共通しているのがドコモの下取りプログラム。

ただこちらのプログラムは分割支払金が免除されるわけではありません。機種を返却するとdポイントが還元されるプログラムです。ちなみにいつでもカエドキプログラムに加入している状態でも、下取りプログラムに申込むことは可能ですが、両プログラムを併用させることはできません。

そこで気になるのが「いつでもカエドキプログラム」と「下取りプログラム」はどちらが実質的に得なのか?ということ。

再度、筆者が2023年4月に購入したiPhone 13 128GBの例をご紹介しましょう。

いつでもカエドキプログラム
2021年9月に発売された iPhone 13 128GBの例

仮にこの記事を執筆している2025年7月時点で、まだ機種を返却していなかったとします。その場合、残価は再度24分割されるので、一ケ月あたりの分割支払金は55,440÷24=2,310円(税込)になります。

2025年4月から2025年7月までは4回分の分割金を支払うことになるので、その金額は2,310×4=9,240円(税込)。残りの分割支払金は55,420-9,240=46,180円(税込)。

いつでもカエドキプログラム

つまりこの時点で機種を返却すれば46,180円(税込)の分割支払金が免除されるということになります(上記の画像のように返却時期が後になればなるほど支払い免除される分割支払金の金額は減っていきます)。

一方、2025年7月21日時点におけるiPhone 13 128GBの下取り価格を見てみると25,000円(税込)という結果に。

ドコモ 下取りプログラム
画像引用 ドコモ公式HP
いつでもカエドキ
プログラム
下取りプログラム
46,180円25,000円

※税込表記。

「いつでもカエドキプログラム」と「下取りプログラム」はどちらが実質的に得なのか?という問いに対する回答としては、「いつでもカエドキプログラムを使って機種を返却した方が実質的に得になる」ということになります。

もっとも機種を使い続ける期間が長くなればなるほど、支払免除される金額は少なくなっていくので、その場合は返却せずに自分のものにした方が良いでしょう。端末を返却しなくても特に違約金が発生するようなことはありません(返却申込をして返却しなかった場合を除く)。

なので状況に応じて、返却する・しないを見定めてください。

買取の方がもっとお得?

ちなみに民間買取業者(イオシス)の2025年7月21日におけるiPhone 13 128GBの中古買取額を見てみると、33,000円〜47,000円という結果に。ネットでiPhone 13 128GBの買取額を検索してみましたが、他の買取業者においてもほぼ同様の買取額になっているようです。

イオシス iPhone 13買取額
画像引用 イオシス公式HP

2025年7月時点のいつでもカエドキプログラムの分割支払金免除額は46,180円(税込)。

民間の買取業者の買取額と免除される分割支払金の金額はほぼ変わらないか、買取額の方が下回るようなので、いつでもカエドキプログラムを使って分割支払金の免除をした方が良さそうですね。

端末に破損がある時などは別料金が発生

ただしいつでもカエドキプログラム、いつでもカエドキプログラム+は画面が割れているなど、端末に破損がある場合は故障時利用料として22,000円(税込)がかかる点には注意が必要です。

ケータイ補償サービスやsmartあんしん補償に加入していれば、この故障時利用料は2,200円(税込)に減額されますが、それでも別料金が請求されてしまいます。

以上、いつでもカエドキプログラム、いつでもカエドキプログラム+それぞれについて簡単に解説してきました。これらのプログラムについてもっと知りたいと思われた方は以下の関連記事もチェックしてみてください。

スマホおかえしプログラムについて

スマホおかえしプログラム
画像引用 ドコモ公式HP

いつでもカエドキプログラムとは別に、機種を分割払いで契約し、その後返却すれば残りの分割支払金が免除されるプログラムに「スマホおかえしプログラム」があります。

こちらのプログラムは36回払いで分割契約し、24ケ月目で機種を返却すれば最大12回分の分割支払金が免除されるプログラム。

ただしスマホおかえしプログラムのサービスが開始されたのは2019年5月。2021年9月には前述のいつでもカエドキプログラムがサービス開始となり、2025年7月現在では対象機種はありません。事実上、今後こちらのプログラムは終了すると思われます。

なので「購入プログラムに加入している」という方の大半はいつでもカエドキプログラムに加入しているのであって、スマホおかえしプログラムに加入している方の数は多くないと考えられます。

機種代金を一括払いする方法

分割契約をした機種代金の残りを一括払いしたい場合はドコモショップかd gardenにて一括精算することが可能です。お住まいのエリアにドコモショップがある方は検討してみるのも良いと思います。

支払い方法は現金かクレジットカードのみ。ただし新しい機種の購入時に限り、分割支払金残額の一括精算にdポイントを充当することも可能です。

My docomo dポイント残高

機種購入を伴わない場合は、分割支払金にdポイントを充当させることはできませんので注意してください。

またいつでもカエドキプログラム加入中で分割支払金が残っている時点で分割支払金の残りを一括払いすると、いつでもカエドキプログラムの効力はなくなる点にも注意しましょう。

他社への乗り換え、ahamoへ変更の場合

ここでは機種変更とは少し話がそれますが機種の分割支払金が残っている状態で他社へ乗り換えて機種変更したり、ahamoに変更して機種変更したりした場合(あるいはドコモ自体を解約した場合)、分割支払金はどうなるのかについて触れておきたいと思います。

分割支払金はどうなる?

分割支払金が残っている状態で他社に乗り換えたり、ahamoに変更したりしても、分割支払金は特に変わりません。そのまま分割で請求され続けます。

中にはドコモから他社に乗り換えると分割支払金が一括で請求されるのでは?と不安に感じる方もいるようですが、そういったことは起こりませんので安心してください。

分割支払金を一括精算したい場合はドコモショップかd gardenで現金またはクレジットカードで精算することができます。

いつでもカエドキプログラムはどうなる?

いつでもカエドキプログラムに関しても、同様に他社に乗り換えたり、ahamoに変更したりしてもそのまま継続されます。分割支払金免除を希望される場合は、機種の返却をしましょう。

機種変更はどこでするのがお得?

実際に機種変更をする場合、機種変更の手続きをするのはドコモオンラインショップかドコモショップなどの実店舗のどちらかとなります。

以下の表ではドコモショップとドコモオンラインショップの特徴を比較したものです(「店舗」がドコモショップ、「Web」がドコモオンラインショップ)。

結論からお伝えすると支払いを抑えたいと思われるのであれば、オンラインで手続きされることをおすすめします。理由は各種料金がかからないからです。

店舗Web
頭金5,500円〜
20,000円
0円
事務手数料3,850円無料
初期設定サポート無料※13,300円

※料金は税込。
※1 データ移行は2,200円。
※ 2025年7月21日時点。

ドコモショップは頭金が設定されている点、事務手数料がかかる点から、ドコモオンラインショップで契約するよりも支払い金額は高くなる傾向にあります。ドコモオンラインショップでは事務手数料が不要なのは嬉しいですね。

頭金とは?
携帯電話事業者(ドコモ)が定めた販売価格に対して、販売代理店が独自に上乗せした金額のこと。

また機種代金が割引されるキャンペーンについても、ドコモオンラインショップ独自のものもあるため、機種によってはドコモオンラインショップで契約した方が安くなるということもあり得ます。

その反面、Apple IDなどのアカウント設定やd払いなどのドコモサービスの初期設定などのサポートがドコモショップで受けられる「初期設定サポート」に関してはドコモオンラインショップで機種を契約した場合は有料となります。

「料金重視か」「サポート重視か」によって、どちらで契約した方が良いのかも変わってくるでしょう。店舗で受付してもらえることに安心感を憶える方であれば、ドコモショップで手続きされることをおすすめします。

ご自身の状況を踏まえたうえで機種変更をして頂ければと思います。

まとめ 分割支払金が残っていても機種変更できる

以上、今回はドコモユーザーの方で携帯電話の機種代金が残っている方向けに、機種変更ができるかどうか?(≒分割契約ができるかどうか?)、残っている分割金を一括払いする方法、そして「いつでもカエドキプログラム」などの購入プログラムについて解説していきました。

当サイトフォンシェルジュの提携店舗では以下の様なご相談、ご質問、ご要望を多くのお客さまからいただくことがあり、情報を提供したりご自身に合った機種を探すお手伝い、トラブルの対処法などをお伝えしています。

  • Google Pixelが欲しい
  • 電話帳を削除のやり方を知りたい
  • データ(ギガ)が足りない
  • 割引が適用されているか知りたい
  • 安いケータイが欲しい
  • 携帯料金を安くする方法を教えて
  • 毎月いくら払っているかわからない
  • 安いAndroidが欲しい
  • 電話のかけ方を教えて欲しい
  • 光(インターネット)を見直したい
  • 通信費をトータルで見直したい
  • キャリアと格安SIMの違いが知りたい
  • おトクなキャンペーンが知りたい
  • 新規契約したい
  • 機種変更のタイミング(月末?)を知りたい 等

もちろん初めて使用する方も大歓迎。わかりやすくご対応させて頂きます。

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