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ドコモ・au・ソフトバンクで1番電波が良いのは?4つの項目で比較してみた!

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ドコモ・au・ソフトバンクって結局どこが1番電波がいいの?

電波の良さを決める4つの項目でドコモ・au・ソフトバンクを比較してみましたので、その結果をもとに解説していきたいと思います。

結論を先出し!!

  • 都市部以外は、3G・4Gの基地局数が多い「ドコモ」がおすすめ!
  • 5Gがつながるエリアは、「ソフトバンク」がおすすめ!
  • 全体的にバランスが良いのは「au」!

結論の解説を先に読みたい方は、下記のボタンをタップして解説まで進んで下さい。

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また、電波が良い携帯電話会社を見つけるには、実際の繋がりやすさも重要です。

実際に筆者が電波の良い携帯電話会社を決める上でチェックしている方法も紹介していきますので是非参考にして下さい。

電波が良い携帯電話会社を見つける方法
  • サービスマップを確認して、自分がよくスマホを使う地域がエリア内に入っているか
  • みんそくで地域を絞り、通信速度を検索してみる
  • XなどのSNSでリアルタイムの投稿を確認する
  • 自分がよくスマホを使うエリアで同じようにスマホを使っている人に聞く

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目次

電波の良さは何で決まる?

電波の良さは何で決まるのか、正しく理解することから始めましょう。

電波の良さを決めるのに大切な4つの項目がありますので、ひとつずつ解説していきます。

電波の良さを決める4つの項目
  • 基地局数
  • 人口カバー率
  • 対応バンド
  • 通信速度

基地局の数

まず1番重要なのは、基地局の数です。

そもそも基地局とは?

無線通信を行う際に中継するという役割を持っている拠点のことです。
屋外に設置してある大きな基地局から、屋内設置用の小型なものまで様々です。

スマートフォンは各携帯電話会社の基地局から電波を受信して電波のやり取りをしています。

たとえば、スマホで通話をしているときはこのように基地局を介しています。

STEP1
自分のスマホから発した電波を近くの基地局がキャッチする
STEP2
交換局などに信号として伝わり、相手の近くにある基地局に届けられる
STEP3
届いた基地局から相手のスマホに電波が送られる

スマホの発信ボタンを押すと、すぐ相手に繋がるのでスマホ同士が直接繋がっていると思っている人もいると思いますが、実はそうではありません。

  • 基地局の数が多い=電波が届きやすい
  • 基地局が近くにある=電波がつながりやすい

このように理解していただけると良いと思います。

人口カバー率

2つ目は人口カバー率です。

総務省は以下のように人口カバー率を定義しています。

人口カバー率とは?
全国を約500m四方のメッシュに区切り、その内メッシュの半分以上をカバーした際に、人口カバー率は100%、半分以下で0%とみなす基準。

簡単に言うと、携帯電話が使えるエリアの目安となる数字のことで、その名の通り「人口」をベースに各携帯電話会社が算出しているデータになります。

人が住んでいない場所は除外してあり、「あるエリアにいる人がどれだけ携帯電話を利用できるか」という考え方でカバー率が算出されているので、「人口カバー率99%達成」という表現は、「日本の国土全体の99%達成」ではなく、あくまでも「人がいるエリアで99%カバーした」という意味合いになります。

しかし、人口カバー率は人が多くいるエリアをカバーしてしまえば割合が上がるため、総務省は人が集中するエリアだけではなく、地方など人口が少ない地域や今後何らかの事業が発達しそうな場所を含めサービスを提供することを求め、「基盤展開率」という指針を新たに加えました。

基盤展開率とは?
日本全土を10km四方のメッシュに区切り、海上や無人地帯などを除いた区域に対して、5G専用周波数を使った基地局が設置されている範囲の割合のこと。

基盤展開率は、「人口」がいる、いないに関係なく広い土地をカバーしないと割合は上がらないので、今後は人が集中する場所以外でも5Gが普及するように「基盤展開率」にも注目したいところです。

  • 人口カバー率が100%に近い=電波が日本全国どこでも繋がりやすい

と言いたいところですが、「メッシュ内の過半数が繋がる場合は100%とみなす」というルールのせいで、人口カバー率が100%でも一部圏外になってしまうエリアも存在します。

そのため、「人口カバー率100%」というのは、あまり信じられる指標ではないでしょう。

対応バンド

3つ目は対応バンドです。

そもそもバンドとは「電波の周波数帯」のことを表します。

スマホなどの通信機器は、インターネット接続するために電波を使いますが、バンドはその電波が通る道のようなもののイメージです。

対応バンドとは?
同じバンド(周波数帯)を使用する人が多くなると、電波が混雑しインターネットが遅くなるため、総務省が携帯電話会社ごとに複数のバンドを割り当てています。この携帯電話会社が使用できるバンドが、「対応バンド」です。

対応バンドの種類によって「遠くまで電波が届く」「高速通信が可能」「障害物に強い」など、特徴が異なります。

携帯会社の繋がりやすさを知る場合、対応バンドもチェックする必要があるでしょう。

ただ現状、ドコモ・au・ソフトバンクはプラチナバンドを持っており、5Gの対応バンドも大きな違いはないので、他の3つの項目よりも気にする必要はないかもしれません。

通信速度

4つ目は、通信速度です。

スマホの通信速度を測る方法は色々ありますが、筆者はFast.comさんのインターネット回線の速度テストをよく利用しています。

ネット検索で、「通信速度」と検索すると上位に表示されている無料で測定できるサイトです。

クリックするとすぐ測定が開始されますので、初心者の方でも簡単に通信速度が測定できるのでお勧めです。

測定が開始されると、「アップロード(上り)」と「ダウンロード(下り)」の回線速度が表示されます。

  • アップロード(上り)
    データを送信すること。
    (例)メールの送信、SNSの投稿など
  • ダウンロード(下り)
    データを受信すること。
    (例)スマホに写真を保存、動画の閲覧など

通信速度が速い=インターネットのページ読み込みや、動画の読み込みがスムーズに行えます。

実際の利用者の通信速度を知りたい場合は、通信速度の口コミサイト「みんそく」で確認することができます。

【2024年度最新】ドコモ・au・ソフトバンクの電波を比較した結果

では実際に、基地局の数、人口カバー率、対応バンド、通信速度の4つの項目でドコモ、au、ソフトバンクを比較していきます。

【結果】基地局の数

総務省が令和6年1月に発表した「令和5年度電波利用状況調査」の結果によると、5Gの基地局の数は「ソフトバンク」が最も多く、4Gの基地局数は「ドコモ」が最も多いという結果でした。

ドコモauソフトバンク
基地局数
(4G)
261,756195,565175,333
基地局数
(5G)
30,89951,96865,366

※参考:総務省令和5年度携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要について

ドコモは、2026年3月31日をもって3Gサービスを終了すると発表しましたが、現段階ではまだ利用可能です。

ソフトバンクは2024年7月31日、auは2022年に3月31日に既に3Gサービスの提供は終了しています。

結論①

3G回線は、山間部や人口の多くない地域でも利用可能な回線のため、そのような地域でスマホを利用する目的の方は「ドコモ」を選ぶのが良いでしょう。

一方、5Gの基地局数は「ソフトバンク」に比べて「ドコモ」は約半数しか持っていないため5Gを使いたい方にとってはお勧めすることはできません。

【結果】人口カバー率

ドコモauソフトバンク
人口カバー率
(4G)
99.9%99.9%99.9%
人口カバー率
(5G)
未発表90%95%

4Gエリアの人口カバー率は、ドコモ、au、ソフトバンクで99.9%カバーしていると発表しています。

結論②

一方5Gエリアに関しては、ドコモは明確な発表はしておらず、基地局数から見ても「ソフトバンク」「au」の方が人口カバー率を伸ばしています。

ただし、ドコモは4Gエリアに関しては基地局数が多いので4Gエリアでよくスマホを利用する方は「ドコモ」の方が全体的にカバーしていると言えるでしょう。
※地域によってはドコモよりauやソフトバンクの方が4Gが強いエリアもあります。

【結果】対応バンド

スクロールできます
バンドドコモauソフトバンク
4GBand 1
Band 3
Band 8××
Band 11×
Band 18/26××
Band 19××
Band 21××
Band 28
Band 42
5Gn77×
n78×
n79××
n257

よく耳にするプラチナバンドというのは、700MHz〜900MHzのバンド(バンド8、18、19、26)のことです。

上記の表を見てもらうと、ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれが異なるプラチナバンドを持っていることが分かります。

4Gのバンド数に関しては3社とも差がないので、つながりやすさは同等レベルです。

機種によって対応しているバンドが異なりますが、例えばiPhoneの場合はドコモ・au・ソフトバンクすべてのバンドに対応しているため違いはありません。

バンド19とバンド21は「ドコモ」しか使っていないバンドの為、海外のスマホを日本で使う場合は機種がこのバンドに対応しているか確認した方が良いでしょう。

【結果】通信速度

通信速度に関しては、「みんそく」のランキングデータを参照してみましょう。

直近3ヶ月に計測された16900件の携帯キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)の測定結果を基にランキングを作成しています。
※2024年11月18日時点

順位キャリア名平均ダウンロード速度
1位ドコモ122.72Mbps
2位au103.4Mbps
3位ソフトバンク99.0Mbps

電波が入る場所であれば、「ドコモ」の平均ダウンロード速度が「au」「ソフトバンク」に比べて速いという結果が出ました。

一般的な通信速度の目安としては、

  • メールやSNSのメッセージ送信…1Mbps
  • SNSやYouTubeなどの動画投稿…10Mbps
  • 動画視聴(YouTubeなど)…3Mbps〜25Mbps
  • オンラインゲーム…30Mbps〜100Mbps

と言われていますので、ドコモ、au、ソフトバンクどの携帯電話会社を選んでもストレスなく通信はできるレベルです。

筆者は「ソフトバンク」が1位と予想していたので、実際の速度は「ドコモ」が速いことに驚きでした。

電波が良い携帯電話会社を見つける方法

よくスマホを利用する場所で、スマホの電波がつながらないと意味ないですよね。

都市部は5Gがつながるのは知っているけど、私が住んでいるのは地方だし…

実際に利用している人の生の声が知りたい。

など、各携帯電話会社のホームページだけではわからない情報を掴んでいくのが、自分に合った電波が良い携帯電話会社を見つけるコツになります。

実際に筆者も下記の手順で、引っ越し先の電波状況をある程度予測し携帯電話会社を決めましたのでぜひ参考にしていただければと思います。

電波が良い携帯電話会社を見つける方法
  • サービスマップを確認して、自分がよくスマホを使う地域がエリア内に入っているか
  • みんそくで地域を絞り、通信速度を検索してみる
  • XなどのSNSでリアルタイムの投稿を確認する
  • 自分がよくスマホを使うエリアで同じようにスマホを使っている人に聞く

サービスマップを確認して、自分がよくスマホを使う地域がエリア内に入っているか

まずは自分がよく利用するエリアが、4G、5Gのサービスエリアに入っているか確認しましょう!

5G対応のスマホを持っていたとしても、ご利用地域が5Gエリア外であればもちろん繋がりません。

ドコモのサービスエリア検索
サービスの種類(4G、5Gなど)/ご利用機種などをいれて検索が可能です。

auのサービスエリア検索
検索をタップし、サービスの種類(4G、5Gなど)/ご利用場所をいれて検索が可能です。

ソフトバンクのサービスエリア検索
エリア検索、機種選択というボタンから検索が可能です。

サービスエリア検索の中で、「今後5G導入予定」という表示がされる場合がありますが「あくまでも予定」なので、あまり参考にはされない方が良いです。

「現時点」の情報をしっかり検索しましょう。

みんそくで地域を絞り、通信速度を検索してみる

続いては、「みんなのネット回線速度」(通称:みんそく)を使って、実際の利用者の通信速度を調べます。

「みんなのネット回線速度」(通称:みんそく)とは?
速度比較ができるサイトです。今までに測定された約600万件以上の速度結果から本当に通信速度が速い携帯電話会社のランキングを作成したり、ユーザーも自分の測定結果を投稿・閲覧ができます。

投稿されている通信速度は必ずしも実効速度を保証するものではありませんが、実際に利用しているユーザーからの投稿なので信頼性は高いですし、「ドコモ 横浜駅」「au 渋谷」など特定のエリアや駅名を入れて検索が出来るのでとても便利です。

通信環境により結果が異なる場合がありますので、参考として活用していただければと思います。

STEP
みんそく」にアクセス
STEP
調べたいキャリアと場所を入力
STEP
検索結果をタップ(光回線などの検索結果も表示されるので注意)
STEP
通信速度のレポートが表示される。下の方にスクロールすると時間帯別の数値も確認できる。

みんそくを使って、利用する場所が電波につながるか、通信速度は時間帯別にどれくらい出るのかなど確認することが可能です。

SNSでリアルタイムの投稿を確認する

SNSが発達した今の時代は、XなどのSNSで「渋谷ドコモの電波入らない」「auは〇〇線沿いは電波弱い」などリアルタイムに投稿してくれている方がたくさんいます。

今回は、一例として「ドコモ 渋谷 電波」とXで検索してみたのですが、非常に多くの投稿がありました。

Xの投稿抜粋

気になっている携帯電話会社があるときは、乗り換えをする前にSNSで事前に調べておくと「電波が全然入らなくて失敗した。」という事態を最小限に食い止めることができます。

自分がよくスマホを使うエリアで同じようにスマホを使っている人に聞く

「同じ場所でも、友人のスマホは電波つながっているのに、自分だけ電波入らない」という経験はございませんか?

例えば、ドコモの電波はつながるけど、auの電波は全然入らないなど。

後ほど別の章で解説しますが、スマホの電波の良さは「基地局数、人口カバー率、対応バンド、通信速度」の4つの要素で決まっているので、各携帯会社の電波によって違いが出るのです。

どのスマホを使っているかによっても違うのであくまで参考までということになりますが、自分がよくスマホを使うエリア(大学、バイト先、職場、家の付近など)でよく一緒にいる方に、「携帯会社どこ使ってる?」と聞いてみると良いと思います。

実際に利用している人の情報は貴重ですので、自分に合った携帯会社を決める上で参考になります。

よくある質問

電波に関して、よくある質問をまとめました。

  • ドコモの「パケ詰まり」って何?
  • 自分のスマホだけ電波が悪い場合の対処法はある?

ドコモの「パケ詰まり」って何?

2022年後半ごろから都市部を中心にドコモのアンテナは立っているのに電波がつながらない、通信速度も極端に遅くなる現象の「パケ詰まり」が問題になりました。

2年前の話なのでさすがに今は大丈夫と思いたいのですが、今もなお「ドコモの電波つながらない」「またパケ詰まり?」といった声が多いのも事実です。

ドコモはエリアも広く、電波が入れば通信速度も速いのでおすすめしたい携帯電話会社ではありますが「パケ詰まり」がまた起こる可能性もあります。

パケ詰まりに関しては、下記の記事で詳しく解説していますので参考にして下さい。

自分のスマホだけ電波が悪い場合の対処法はある?

自分のスマホだけ電波が悪いと感じた場合の対処法はあります。

  • モバイルデータ通信で不具合が発生している
  • Wi-Fi環境で問題が発生している
  • スマホの設定がうまく出来ていない

など、原因によって対処法は異なりますので詳しくは下記の記事で解説しています。

利用環境から自分に合う会社を選ぶのがおすすめ!

ドコモ・au・ソフトバンクって結局どこが1番電波が良いのか解説してきました。

電波の良さを決める4つの項目でドコモ・au・ソフトバンクを比較してみた結果はこちらです。

電波が良い携帯電話会社はどこ?
  • 都市部以外は、3G・4Gの基地局数が多い「ドコモ」がおすすめ!
  • 5Gがつながるエリアは、「ソフトバンク」がおすすめ!
  • 全体的にバランスが良いのは「au」!

電波が良い携帯電話会社を探している方の参考になれば嬉しいです。

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