AndroidからAndroidにデータ移行する時、どうやってデータ移行するか分からない方も多いのではないでしょうか?
昔はSDカードを用意して、スマホのバックアップをして・・と結構複雑な操作が必要でしたが、最近はとても簡単にデータ移行ができるようになりました!
データ移行の方法はいくつかありますが、今回は
1番簡単で、移行できる内容も1番豊富な移行方法を解説させていただきます。
最近はSDカードスロットを搭載していない機種が多いですし、SDカードを持っていない場合はSDカードを購入しないといけません。
1番のオススメはスマホを隣同士置いておくだけでデータ移行ができるワイヤレスでのデータ移行、またはケーブルを利用したデータ移行です。
Googleのサービスを使ってデータ移行する方法【オススメ!】
この方法が1番簡単で、なおかつ移行できるデータの種類も1番多いのでオススメです!
移行できるデータ | ・連絡先 ・写真/動画 ・Googleウォレット ・Googleカレンダーの予定と設定 ・Wi-Fiの設定とパスワード ・壁紙 ・アプリ/アプリの配置 ・ディスプレイ設定(明るさ/スリープ時間など) ・言語/入力の設定 |
他のデータ移行方法だと、連絡先、写真や動画など、基本的なデータしか移行できません。
ですが、Googleのサービスを使ってデータ移行すれば、ほとんどのデータを簡単に移行することができます。
データ移行の流れ
データ移行は大きく分けると3stepで完了します。
step1.使っていたスマホでバックアップ作成
step2.新しいスマホでバックアップから復元
step3.LINEやおサイフケータイの引き継ぎ
最初に新旧Androidのバージョンが「Android12以上」なのか?を確認しましょう。
新旧どちらもAndroid12以上であれば、ワイヤレスで簡単にデータ移行ができます。
新旧どちらかがAndroid11の場合やGoogle Pixelシリーズの場合は、付属のケーブルが必要になりますので、準備しておきましょう。
ケーブルが手元にないという場合は購入が必要です。その際はケーブルの端子に注意しましょう。
現在発売されているAndroidスマホの充電端子は「USB Type-C」という端子ですが、少し前までは「micro USB」が主流でした。
そのため、古いスマホの充電端子が「USB Type-B」の場合は両方の端子が同じではなく、別の端子になっているタイプのケーブル「USB C to microB」というケーブルが必要です。
step1 使っていたスマホでバックアップ
最初は使っていたスマホでバックアップを作成しましょう。
バックアップをデータ移行する直前に作成しておかないと、いざ復元しても少し前のデータが復元されてしまう可能性があります。
スマホからいつバックアップが作成されたか確認できるので、その日のデータが復元されても問題ないという場合は、無理にバックアップを作成しなくても良いと思います。
バックアップの作成・確認方法は以下の通りです。
バックアップを作成する場合は「今すぐバックアップ」をタップ
Googleドライブに無料でバックアップできる容量は15GBまでです。
15GBを超えるデータ量がスマホに入っている場合は、後述する別の方法でバックアップするか、「Google One」という保存容量を増やせるプランに加入しましょう。
※バックアップを取る際は大量のデータ通信を行います。
月に使用できるデータに制限がある場合は必ずWi-Fiに接続しましょう。
step2 バックアップ後→新しいスマホに復元
バックアップが作成できたら新しいスマホにバックアップしたデータを復元しましょう。
復元をスムーズにするためには、新しいスマホを購入した時の状態、つまり初期化する必要があります。携帯ショップなどで購入して、初期設定まで済んでいる場合は、新しいスマホを一度リセットする必要がある、ということです。
ただし、リセットしてしまうと、携帯ショップで設定してもらった初期設定や電話帳、写真、アプリなどは消えてしまう(スマホ本体から表示されなくなる)ので注意しましょう。
特にeSIMを使っている場合、eSIMの情報も消えてしまう恐れがあります。
リセットせずにデータ移行したい場合は
キャリアのサービスを使ってデータ移行する方法
メーカーが提供するアプリでデータ移行する方法
どちらかの方法でデータ移行しましょう。
リセット方法は以下の通りです。
以上で完了です。
リセットが完了したら、データを移行しましょう。移行方法は以下の通りです。
「開始」をタップ
Wi-Fiに接続する
「次へ」→「Androidスマートフォンのバックアップ」をタップ
「Googleアプリ」を起動
検索欄をタップし「デバイスのセットアップ」で検索
「次へ」をタップ
近くにあるデバイスを感知すると、図形と数字が表示されるので、一致していれば「次へ」
旧スマホで画面ロックを設定していた場合は、ロック解除を入力
移行したいデータにチェックを入れて「復元」をタップ
復元が完了すると、Googleサービスへの同意確認や、画面ロックの設定を指示してくるので、画面の指示に従って初期設定を完了させましょう。
以上で完了です!
アプリの配置や壁紙も旧スマホと同じようにデータ移行できます!
step3 アプリの引き継ぎ(LINEなど)
基本的なデータ移行が完了した後は、使っているアプリを引き継ぎましょう。
新しいスマホにも使っているアプリが表示されていると思いますが、中身のデータまでは移行できていません。
アプリごとに移行する必要があります。この時、ログイン情報(IDとパスワード)の入力が求められます。
アプリの移行方法についてはフォンシェルジュの記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてくださいね!
キャリアのサービスを使ってデータ移行する方法
ここでは、Googleのサービスではなく、各通信キャリアが用意しているデータ移行アプリをご紹介します。
クラウドを利用する方法、そしてSDカードを使った方法があります。一般的にSDカードを使ったデータ移行は少し複雑です。しかし、キャリアが用意しているアプリを利用すれば、SDカードへのバックアップ、復元が簡単にできます。
「SDカードを使ってデータ移行したい!」という方はキャリアのアプリを利用しましょう。
Googleのサービスとの相違点の例
アプリのインストールは1つ1つ
ホーム画面の設定、アプリの配置も手動
ドコモ「データコピーアプリ」
ドコモの「データコピーアプリ」はドコモのスマホに最初から入っているバックアップアプリです。
2つのスマホを並べてワイヤレスで移行ができる「データ移行」とSDカードを使った移行ができる「バックアップ&復元」の2つの機能があります。
移行できるデータ | ・連絡先 ・写真/動画 ・スケジュール/メモ ・音楽 ・+メッセージ SDカードがあれば移行できるデータ ・メール ・ブックマーク ・通話履歴 ・ユーザー辞書 |
au「データお引っ越しアプリ」
auの「データお引越しアプリ」はauの機種変更時に利用できるデータ移行サービスです。
移行できるデータは連絡先と写真/動画だけですが、通常料金がかかる「クラウド」を50GBまで一時的に使ってデータ移行をできるようにするサービスです。
SDカードを使ったデータ移行をする場合は、「データお預かりアプリ」という別のアプリを利用する必要があります。
アプリ名 | データお引越しアプリ | データお預かりアプリ |
移行できるデータ | ・連絡先 ・写真/動画 | ・連絡先 ・写真/動画 ・カレンダー ・auメール ・SMS ・+メッセージ ・パスワード情報 |
ソフトバンク「かんたんデータコピー」
ソフトバンクの「かんたんデータコピー」は
ソフトバンクのスマホに最初から入っているバックアップアプリです。
microSDカードやスマホ本体に必要なデータをバックアップすることができます。
移行できるデータ | ・連絡先 ・写真/動画 ・音楽 ・+メッセージ/Softbankメール ・カレンダー ・発着信履歴 ・SDカード内データ |
メーカーが提供するアプリでデータ移行する方法
SONY、SHARP、SAMSUNGなどはメーカーがデータ移行のアプリを提供しています。
新しいスマホがXperia・AQUOSシリーズ・Galaxyシリーズの場合は以下のデータ移行アプリが利用できます。
・Xperiaシリーズ「XPERIA Transfer 2」
・AQUOSシリーズ「かんたんデータコピー」
・Galaxyシリーズ「Galaxy Smart Switch」
メーカーが提供しているデータ移行アプリを使うメリットは次の通りです。
携帯ショップで初期設定は済んでいて、使うアプリなどもある程度インストールできたが、写真や動画、電話帳が移行できていない、という方にオススメです。
移行できるデータの種類はメーカーによって様々ですが、Googleのサービスと同じようなデータが移行可能です。
移行できるデータの種類の多さは
Google>メーカーアプリ>キャリアアプリ
このような順番になるかと思います。
各メーカー詳しく解説していますので、利用してみたいという方は参考にしてみてくださいね!
データ移行の際のよくある質問
充電端子がMicroUSB(タイプB)のスマホとUSB Type-Cのスマホの場合、ケーブルでのデータ移行は可能か?
A.可能ですが、対応のケーブルや、
変換コネクタが必要です。
USB C to microBというケーブルタイプ等を購入して、データ移行しましょう。
AndroidからAndroidへのデータ移行が完了する、目安の時間は?
A.スマホに保存されているzデータ量や
インターネットの接続状況によって変わります。
スマホに保存されているデータ量が多いと、データ移行の時間も長くなります。
また、インターネットやWi-Fiの電波が弱かったり、遅い回線に接続していると、時間も長くなります。
今回私がデータ移行を試した際は、移行するデータ量が「0.92GB」だったのですが、完了するまでの時間は3分程度でした。
ワイヤレスとケーブル 移行に違いはあるか?
A.認証方法が異なるだけで、移行できるデータなどは同じです。
Androidのバージョンによって対応しているのがケーブルなのか?ワイヤレスなのか?異なるだけですので、ご安心ください。
Wi-Fiがないけどデータ移行できる?
A.可能ですが、契約によっては通信制限にかかってしまう可能性があります。
スマホのデータ移行は大量のデータを消費します。
現在でこそ無制限でデータ通信が行えるプランなどもありますが、多くの方は3GBまで使えるプランや、使ったギガ数によって料金が変動するプランを契約しているのではないでしょうか?
このような料金プランの方がWi-Fi接続しないでデータ移行を行うと、スマホの通信制限かかってしまったり、月額料金が高くなってしまう場合があります。
自宅にWi-Fiがある場合は必ず接続しましょう。
また、最近では「フリーWi-Fi」という無料でWi-Fiが利用できるお店も多いです。
そういった場所に行ってデータ移行だけするのもありですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はAndroidからAndroidへのデータ移行方法を解説させていただきました!
本記事のまとめです。
一番おすすめのデータ移行の方法は?
Googleのサービス。
一番多くの種類のデータ移行ができるため。
Googleのサービス以外には何がある?
各通信キャリア、スマホメーカーの
データ移行サービス。
メーカーによっては連絡先や画像の他、
Googleアカウントなども移行可能。
やり方がわからない、という方は店舗へ!
本記事を読んでも上手くデータ移行ができない!という場合はぜひフォンシェルジュ提携店舗までお越しください。
スタッフがデータ移行のお手伝いをさせていただきます。
フォンシェルジュのLINE公式アカウントでは、自分が知りたいスマホに関する情報をかんたんに見つけることができます。ぜひご活用下さい
今後もスマホに関する情報を発信して参りますので、よろしくお願いいたします。