【WiMAX|Pocket WiFiまとめ】契約したその日から使えるのはこれ!

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今回は、モバイルWi-Fiの契約を考えている方々に
「店舗で相談、契約をして、今日から使えるモバイルWi-Fiルーター」
について解説しています。

 記事で取り上げるモバイルWi-Fiルーターは次の2つです。

  1. WiMAX
  2. ワイモバイルのPocket WiFi

スマホやパソコンでWiMAXについてネット検索をしていると「UQ WiMAX」「BIC WiMAX」「ワイヤレスゲートWiMAX」など色々なWiMAXの名称を目にされる機会があるかと思います。これはWiMAXはKDDIのグループ企業である「UQコミュニケーションズ」が提供しているUQ WiMAX(本家のようなもの)とビックカメラなど家電量販店などから提供されている(家電量販店系) WiMAXの2系統に分かれているためです。

この2種類のWiMAXはプランや使用するモバイルWi-Fiルーターが同じであれば、つながりやすさや通信速度は変わりません。また、一部の事業者を除けば、「UQ WiMAX」の月額料金と「(家電量販店系)WiMAX」月額料金も変わりません。

ただし、契約した場所や店舗によって実施されているキャンペーン内容は異なり、キャッシュバックの金額や特典内容は異なります。

今回の記事では店舗で契約できるモバイルWi-FiルーターであるWiMAXをメインに解説していきます。第1章では、通信速度、使用できるデータ容量などWiMAX全般のサービス内容について解説します。 (プランの名称は「UQ WiMAX」「(家電量販店系)WiMAX」で若干異なりますが、第1章では「UQ WiMAX」で使われているプラン名称を使って解説します)

第1章でWiMAXの基本について解説した後は、WiMAXの本家である「UQ WiMAX」のサービス内容について第2章で解説し、第3章で家電量販店などで契約できる「(家電量販店系) WiMAX」について解説します。

そして、WiMAXの解説が終えた後に、WiMAXと比較されるワイモバイルのPocket WiFiについて第4章で解説していきます。記事を読んで頂き、ご自身に合ったモバイルWi-Fiルーター選びの参考にして頂ければと思います。

目次

WiMAXとは?

WiMAXの特徴

  1. 下り最大速度2.2Gbps
    上り最大速度183Mbps
  2. 工事不要
  3. auの電波も使える(有料|無料)

WiMAXサービスはKDDIのグループ会社であるUQコミュニケーションズが大元となって展開されています。

2021年4月まで、WiMAXは下り(ダウンロード)最大速度440Mbps、上り(アップロード) 75Mbpsの「ギガ放題(WiMAX 2+)」というプランがメインで提供されていました。(モバイルWi-Fiルーターの種類によっては、下り最大速度は異なり最大1.2Gbps)しかし2022年秋頃にはこの「ギガ放題(WiMAX 2+)」で提供されている電波の一部が順次5Gサービスとして提供されることがUQコミュニケーションズから発表されました。

それに伴い、「ギガ放題(WiMAX 2+)」の最大通信速度は440Mbpsから220Mbpsにまで引き下げられる予定となり、「UQ WiMAX」及び「(家電量販店名) WiMAX」の一部事業者ではこの春からギガ放題プラス(WiMAX +5G) というプランが提供されています。(WiMAX事業者によっては名称が異なります)

UQ WiMAX、au 5Gに対応した「WiMAX +5G」サービスを4月8日から提供開始

従来の「ギガ放題(WiMAX 2+)」と「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」の大きな違いは「UQ WiMAX」と「(家電量販店名) WiMAX」共に、別料金を払わずとも申し込み不要でauの一部の電波を使用することができる様になった点です。(モバイルWi-Fiルーターの設定で、さらに安定したauの電波を使うことができますが別途注意点があります)

そのためWi-Fi業界では「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」のプランでは初期状態でauの電波が使えるようになったため、従来のWiMAXよりも電波がつながりやすくなるのでは?と期待されています。

このような背景からか、UQ WiMAXの「UQ WiMAX オンラインショップ」では、既に「端末とセットでの」「ギガ放題(WiMAX 2+)」のプランが契約することができなくなっているので、第2章で解説するWiMAXのプランはUQ WiMAXの「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」のみとします。

ただ従来の「ギガ放題(WiMAX 2+)」については縮小傾向ではありますが「(家電量販店系) WiMAX」事業者の中には、まだ「ギガ放題(WiMAX 2+)」で「端末とセットでの」契約ができる事業者もありますので、「ギガ放題(WiMAX 2+)」については第3章で見ていきましょう。

データ無制限で使えるのか?

WiMAXは完全にデータ無制限で使えるわけではありません。

「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」
3日間で合計15GB以上
「ギガ放題(WiMAX 2+)」
3日間で合計10GB以上

上記の様な使い方をすると、データ量を超えた翌日の18時頃から翌々日の2時頃まで通信速度が上り下り共に最大1Mbpsないしは1Mbps以下にまで低速化します(「UQ WiMAX」の「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」に関しては、低速化になる時間帯は明確には定まっていないようです)

しかし、低速化になったらその月はずっと低速化状態というわけではなく、「3日間」でのデータ使用量が15GB以上あるいは10GB以上にならない状態になれば、低速化にはなりません。

WiMAXのデメリット

WiMAXの弱点は建物内においてはつながりにくい可能性があります。

これは、WiMAXの電波特性によるもので、WiMAXでメインに使われている電波は直進性が高く、建物や壁などの障害物を回り込むことが苦手なため、建物の中には電波が届きにくいという性質があります。

「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」では特別料金を払うことなく、auの一部の電波を利用することができるようになりましたが、これには「WiMAXの弱点を補う」ということが背景にあるようです。

UQ WiMAX

特徴

WiMAXの「本家」である「UQ WiMAX」はUQ モバイルを扱っている「UQ スポット」で契約することができます。WiMAXの「本家」ではありますが、「家電量販店系 WiMAX」のWiMAXとは通信速度や電波のつながりやすさに相違はありません

  • ただしプランや使用するモバイルWi-Fiルーターが同じであることが条件です

「UQ WiMAX」の特徴としては次の4点です。

1.メインのプラン

ギガ放題プラス(WiMAX +5G)

2.契約期間

2年契約あり|なしなど契約期間が選べる

3.契約解除料(解約金)

1,100円(税込)で済む

4.アフターサポート

UQ WiMAXお客様センター」で受けられる

UQ WiMAXのオンラインショップである「UQ WiMAX オンラインショップ」で「ギガ放題(WiMAX 2+)」の新規契約申し込みをしようとすると、端末を選ぶことができずSIMカードだけの選択になりますが、これはUQ WiMAXとしては2022年秋に通信速度低下を予定している「ギガ放題(WiMAX 2+)」の新規契約には積極的ではないからかもしれません。

ですので本記事で扱うUQ WiMAXのプランは「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」のみとします。

月額料金

「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」は3つの契約期間を選ぶことができ、選んだ契約期間によって月額料金が変わってきます。

契約期間25カ月間26ヵ月以降
2年自動更新あり4,268円/月4,818円/月
2年自動更新なし4,268円/月5,005円/月
期間条件なし4,455円/月5,005円/月
  • 金額表記は全て税込みです

どの契約パターンを選択しても「WiMAX +5Gはじめる割」という割引が発生し、契約から25ヶ月間は550円(税込)が割引されます。「2年自動更新あり」の契約の場合、契約期間の最終月を「満了月」とし、満了月の当月、翌月、翌々月が「更新期間」となりますが、この更新期間以外に解約したり、「期間条件なし」の契約に変更した場合は、1,100円(税込)の契約解除料(違約金)がかかります。

「2年自動更新なし」の場合でも、満了月以前に解約したり、「期間条件なし」の契約に変更した場合は、「2年自動更新あり」同様1,100円(税込)の契約解除料(違約金)がかかるので注意が必要です。これらの場合における「満了月」の定義ですが、課金が開始した日を含む月を1ヶ月目として、契約期間の25ヶ月目が「満了月」となります。

UQ WiMAX公式HP

通信制限

UQ WiMAXの「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」の通信速度は下り(ダウンロード)最大2.2Gbps、上り(アップロード)最大183Mbpsです。

下り
ダウンロード
最大2.2Gbps
上り
アップロード
最大183Mbps

「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」は3日間で合計15GB以上データ利用をしなければ通信速度制限はかかりません。3日間で15GBのデータ量を超えた場合は、その翌日の「ネットワーク混雑時間帯」に通信速度が上り下り共に最大1Mbpsないしは1Mbps以下にまで低速化します。「混雑時間帯」の具体的な時間はUQ WiMAXのホームページにも明記されていませんが、恐らく夕方~深夜の時間帯であると推測されます。

しかし、低速化になったらその月はずっと低速化状態というわけではなく、「3日間」でのデータ使用量が15GB、10GB以上にならない状態になれば、低速化にはなりません。

注意が必要なのは、モバイルWi-Fiルーター端末上で「プラスエリアモード」に切り替えて使った時です。「プラスエリアモード」とは、より電波がつながりやすいauの「au 4G LTE(800MHz)」の電波を使用して通信するモードのことですが、UQ WiMAXではこの「プラスエリアモード」の状態において15GBのデータ量を使用すると、月末まで通信速度が送受信ともに最大128Kbpsにまで低下してしまいます。(「プラスエリアモード」から通常の「スタンダードモード」に戻せば速度は戻ります)

さらに、モバイルWi-Fiルーター端末上で「プラスエリアモード」に切り替えただけで、その月の料金は、上記でご説明した料金に1,100円(税込)の料金が別途かかってしまいます。

本体価格

ギガ放題プラス(WiMAX +5G)対応のモバイルWi-Fiルーターは、Samsung製の「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」です。下り最大速度2.2Gbps、上り最大183Mbpsの通信速度を誇るこのWi-Fiルーターの価格は21,780円(税込)で、一括払いか36回払いから選ぶことができます。36回払いの場合は、毎月605円(税込)が基本料金といっしょに請求されます。

UQ WiMAX公式HP Galaxy 5G Mobile Wi-Fi


アフターサポートは
「UQ WiMAXお客様センター」で

契約後何か確認したいことがあったり、困ったことがあった場合は、「UQ WiMAX  お客様センター」に問い合わせをしたり、モバイルWi-Fiルーターが故障してしまった時は、auショップにて問い合わせをすることが可能です。

UQ WiMAX公式HP 故障対応

  • 2021年6月現在、こちらのリンク先に載っている内容は「ギガ放題(WiMAX 2+)」のみとなっているようです

架電量販系WiMAX

ここからは家電量販店や街の携帯ショップで契約できる「家電量販店系 WiMAX」についてまとめます。

この章でご紹介するWiMAXは「MVNO WiMAX」とも言われていますが、「MVNO」とは「Mobile Virtua Network Operator」の略称で日本語訳すると「仮想移動体通信事業者」という意味です。
「MVNO」はサービスを提供するための回線設備を持たず、「MNO(移動体通信事業者」から回線を借りて事業展開しています。

携帯電話業界でもドコモなど大手携帯電話会社(MNO)から回線を借りてBIGLOBE モバイルなどの格安SIM会社(MVNO)がサービス展開していますが、WiMAXに置き換えると、

自社で回線設備をもっている「WiMAX」が「UQ WiMAX」。UQ WiMAXから回線を借りている「WiMAX」が家電量販店系 WiMAX」。

といった関係をイメージしてみてください。

格安SIM会社のように「回線を借りている」と聞くと、「通信品質が落ちるのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、WiMAXに関してはそれはあてはまりません。
プラン内容と使用するモバイルWi-Fiルーターが同じであれば通信速度やつながりやすさは「UQ WiMAX」でも「家電量販店系 WiMAX」でも同じです。

違ってくるのは主に次の4点です。

  1. 特典
  2. アフターサービス
  3. 契約期間
  4. 契約解除料

2021年6月現在、店舗で契約することができるUQ WiMAXを含めた6事業者の「家電量販店系 WiMAX」の特徴をまとめたものを以下に示します。

ギガ放題プラス(WiMAX +5G)

  • 表の中に記載してある月額料金、端末代金、契約解除料は全て税込です。
  • 各社の月額料金は2年や3年の定期契約をした場合の料金となっています。
  • 定期契約をしない場合は、月額プラス187円(税込)となります。
  • 各社新規契約の際の新規事務手数料3,300円(税込)がかかります。
  • 表の左から下記のブランドを示しています。
UQ コミュニケーションズUQ WiMAX
ヤマダ電機YAMADA air Mobile WiMAX
ビックカメラBIC WiMAX
ヨドバシカメラワイヤレスゲートWiMAX
K’S ケーズデンキKT WiMAX
エディオンエディオンネット WiMAX
  • 通信速度は各社下り(ダウンロード)最大2.2Gbps、上り(アップロード)最大183Mbpsです。
  • 「3日間で合計15GB以上」データ量を使うと翌日の18時頃から翌々日の2時頃まで通信速度が上り、下り共に最大1Mbpsないしは1Mbps以下にまで低速化します。
  • auの「au 4G LTE(800MHz)」の電波が利用できる、UQ WiMAXの「プラスエリアモード」にあたるモードに切り替えた状態で15GB以上データを使った場合、「プラスエリアモード」の状態では月末まで通信速度が最大128kbpsにまで低速になります。(通常のモードに戻せば速度は戻ります)
  • 「家電量販店系 WiMAX」の毎月の支払いはクレジットカードのみとなります。
  • この表は「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」の比較表のため、「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」を取り扱っていない事業者は省略しています。

「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」の月額料金、端末代金においては「UQ WiMAX」と「家電量販店系 WiMAX」の間で違いはありません。(一部のWEB契約専門の事業者は除きます)

一見すると「3年契約があり、契約解除料が高い『家電量販店系 WiMAX』に旨みがない」ように思われるかもしれませんが、「家電量販店系 WiMAX」で3年契約を選択した場合は、前述した、より電波がつながりやすいauの「au 4G LTE(800MHz)」の電波が使える「プラスエリアモード(事業者によって名称は異なります)」が無料で使える、といった特徴があります。ただし、ヤマダ電機の「YAMADA air Mobile WiMAX」の3年契約は有料となり月額1,100円(税込)かかります。

各社端末代金において一律となっていますが、店頭に足を運んで「価格交渉」などをすれば、端末代金の値引きを受けられたり、店舗独自の特典があるかもしれません。「少しでもお得にWiMAXを使いたい」と思われる方は、一度店頭に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

ギガ放題(WiMAX 2+)

  • 表の中に記載してある月額料金、端末代金、契約解除料は全て税込です。
  • 各社新規契約の際の新規事務手数料3,300円(税込)がかかります。
  • 各社の月額料金は2年や3年の定期契約をした場合の料金となっています。
  • 定期契約をしない場合は、月額プラス187円(税込)となります。
  • 表の左から下記のブランドを示しています。
UQ コミュニケーションズUQ WiMAX
ヤマダ電機YAMADA air Mobile WiMAX
ビックカメラBIC WiMAX
ヨドバシカメラワイヤレスゲートWiMAX
K’S ケーズデンキKT WiMAX
エディオンエディオンネット WiMAX
  • 通信速度は各社下り(ダウンロード)最大440Mbps、上り(アップロード)最大75Mbpsです。(使用する端末によっては相違があります)
  • 「3日間で合計10GB以上」データ量を使うと翌日の18時頃から翌々日の2時頃まで通信速度が上り、下り共に最大1Mbpsないしは1Mbps以下にまで低速化します。
  • auの「au 4G LTE(800MHz)」の電波が利用できる、UQ WiMAXの「プラスエリアモード」にあたるモードに切り替えた状態で7GB以上データを使った場合、月末まで通信速度が最大128kbpsにまで低速になります。(通常のモードに戻しても低速化状態から元に戻りません)
  • 「家電量販店系 WiMAX」の毎月の支払いはクレジットカードのみとなります。
  • 2021年6月現在「PCDEPOT」でも「ギガ放題(WiMAX2+)」の取り扱いがありますが、「契約解除料」の具体的な金額がホームページ上で明記されていなかったり(契約解除料がかかる旨の説明はあるが、金額の部分がのっていない)モバイルWi-Fiルーターの性能に関する説明がなかったりなど、わかりずらい部分がありました。現在、問い合わせをしている段階ですので、記事では取り扱っていません。

UQ WiMAXでは「ギガ放題(WiMAX2+)」の通信速度は低速化の予定もあり、「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」がWiMAXの主流プランになりつつあるため、「ギガ放題(WiMAX2+)」をわざわざ契約する意味合いは薄れているかもしれません。「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」同様、「家電量販店系 WiMAX」の3年契約では、auの「au 4G LTE(800MHz)」の電波が使える「プラスエリアモード(事業者によって名称は異なります)」が無料で使える、といった特徴があります。また、少しややこしいですが「ギガ放題(WiMAX2+)」の場合においてはヤマダ電機の「YAMADA air Mobile WiMAX」の3年契約も「プラスエリアモード」は無料となります。

注意点

「家電量販店系 WiMAX」の注意点

  1. 契約後の問い合わせ先は各事業者
  2. 長期契約の契約解除料が高い

WiMAX契約後、何か困ったことがあった場合、UQ WiMAXであれば「UQ WiMAX お客様センター」で問い合わせをしたり、場合によっては全国のUQ スポットで対応可能です。

しかし、「家電量販店系 WiMAX」の場合、何か問い合わせをする必要があった場合、原則契約した事業者ないしは店舗への問い合わせになり、「UQ WiMAX お客様センター」では対応不可となります。そして、「プラスエリアモード」が無料で使えるケースが多い一方、解約の際の契約解除料がUQ WiMAXに比べ高額になっているケースが散見されるため、契約の際は、解約に関することは特に念入りに店舗側に確認されることをお勧めします。

ワイモバイルのPocket WiFi

店舗で契約することができるモバイルWi-Fiルーターと言えば、ワイモバイルのPocket WiFiも有名です。WiMAXと比較してそのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

特徴

  1. 工事不要
  2. ワイモバイルのスマホとのセット割引
  3. 通信
下り
ダウンロード
最大838Mbps
上り
アップロード
最大46Mbp

ワイモバイルのPocket WiFiで使われている電波の周波数の一部にはWiMAXと違い建物や壁などの回り込みに強い低い周波数帯(プラチナバンド)が使われているため、建物内でもつながりやすいと言われています。

ワイモバイルのPocket WiFiには「MVNO」が無いため、どの店舗で契約してもプラン内容に違いはないため、「契約内容がわかりずらい」というケースもWiMAXに比べるとあまりないと思います。(ただし店舗独自の端末代金値引きなどは、WiMAXと同様存在します)

契約できる場所は、全国のワイモバイルショップ、家電量販店、街の携帯ショップと多くの場所で契約することができますので、利便性はあるのではないでしょうか?

ワイモバイルのPocket WiFiが合っている方は、ずばり「ワイモバイルのスマホ」を契約している方です。契約しているワイモバイルのスマホのプランにもよりますが、例えば2021年6月に新規受付されている「シンプルS/M/L」の場合、ワイモバイルのPocket WiFiとワイモバイルのスマホをセットで契約しているとスマホの料金が毎月1,188円(税込)割引されます。

以下の表は一番上の段がデータ量を表すワイモバイルのスマホのプラン名、2段目がプラン料金、3段目がワイモバイルのPocket WiFiを契約した時のスマホに適用される割引、そして一番下の段が割引を適用させたワイモバイルのスマホの料金になります。

ワイモバイル公式HP 家族割引

WiMAXにもauのスマホやUQモバイルのスマホとセットで契約をしていれば、割引が受けられる「auスマートバリュー mine」という割引がありますが、こちらは現在のauの主流プランである「データMAX」や「ピタットプラン」、UQモバイルの「くりこしプラン」では対象外になっているため、ワイモバイルの様にセット割引を受けられるケースは少なくなります。

  • WiMAXの新プランである「ギガ放題プラス(WiMAX +5G) 」ではそもそも「auスマートバリュー mine」はありません

月額料金

まずWiMAX同様、新規契約事務手数料3,300円(税込)がかかります。ワイモバイルのPocket WiFiのプランである「Pochet WIFIプラン2(ベーシック)」は「2年契約」などの契約期間はなく、ベースの月額料金は4,065円(税込)です。ただし、この月額料金だけでは使えるデータ量は7GBだけなので、ワイモバイルのPocket WiFiを契約する方のほとんどは月額752円(税込)の「アドバンスオプション」というオプションをつけます。

このオプションをつけることによって、月に7GB以上のデータ利用が可能になりますが、WiMAX同様注意点があります。

通信制限

ワイモバイルのPocket WiFiもWiMAX同様、データ無制限ではありません。

ワイモバイルのPocket WiFiの場合、「アドバンスオプション」をつけ、Pocket WiFi上で「アドバンスモード」に設定した状態で、「3日間で合計10GB以上」のデータを利用してしまうと当日の18時から翌日の1時まで通信速度が送受信最大1Mbps付近にまで低速化します。(3日間で10GBを下回れば速度は通信制限は解除されます)さらにこの「アドバンスモード」で使用される電波は、建物や壁などの回り込みに強い電波ではなく、WiMAX同様、回り込みが苦手な「高い周波数帯」を使用するため、建物の状態によっては電波がつながりにくい可能性もあります。

ワイモバイル公式HP 通信の制限について

本体価格

ワイモバイルのPocket WiFiは、ZTEコーポレーション製の「Pocket WiFi 803ZT」です。通信速度は下り最大速度838Mbps、上り最大46Mbpsで、本体価格は28,800円(税込)で、一括払いか36回払いから選ぶことができます。36回払いの場合は、毎月800円(税込)が基本料金といっしょに請求されます。

ワイモバイルのPocket WiFiをアドバンスオプションあり、分割契約した時の月額料金をまとめると、

4,065円+752円+800=5,617円

となります。

  • 料金は税込となります

まとめ図

この比較図はWiMAXは「(家電量販店系)WiMAX」ではなく「UQ WiMAX」とワイモバイルのPocket WiFiを店頭で契約した時ものです。つながりやすさ、契約しているスマホの会社の問題もありますので、一概には言えませんが、月額料金、通信速度共に、WiMAXの優位性が目を引く方もいらっしゃるのではないでしょうか?

いずれにせよ、ご自身の使用環境や契約されているスマホの会社やプランと相談して「ご自身に合った」モバイルWi-Fiルーターを選んで頂ければと思います。

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