本記事では格安スマホであるUQモバイルの電話番号を変更せずに、そのままの電話番号で他社に乗り換える際に必要な「MNP予約番号」の発行方法について解説します。
記事の中ではWeb(アプリ)を使ってMNP予約番号を発行する方法について画像付きで解説しました。MNP予約番号発行に関しての「よくある質問」についてもご紹介しています。是非参考にしてください。
※2025年3月24日時点の情報です。最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください。
※記載の料金は税込表記です。
UQモバイル MNP予約番号発行方法
UQモバイルのMNP予約番号を発行する方法は3つあります。MNP予約番号には有効期限があり、どの発行方法でもMNP予約番号の有効期限は発行日を含めて15日間です。15日を過ぎれば発行されたMNP予約番号は自動で失効されます。
ただ「残りの期間が15日間あれば良い」というわけではありません。
乗り換え先の携帯電話会社によっては「残りの有効期限日数が5日間必要」といったように必要日数が定められています。日数が足りないと乗り換えができません。
なので必ず事前に必要な日数確認しておき「〇〇以内」とあったらその期間内に乗り換え手続き(開通手続き)を済ませましょう。
なお「新規契約の場合」と「au、povo2.0への移行」の際は、他社への乗り換えと異なりMNP予約番号の発行は必要ありません。
ではそれぞれの方法やポイントについて解説していきますのでチェックしていきましょう。
Web(アプリ)から発行(24時間)
手っ取り早くMNP予約番号を発行するのであれば、Webやアプリ(インターネット)から発行する方法に敵うものはありません。これこそ時間を節約したい方向けの方法です。
他の2つの方法と比較しても状況にもよりますが申し込みから発行までの時間はほんの数分で済みます。しかも受付は24時間可能。好きな時間にMNP予約番号を発行することができます。
ただしMNP予約番号の受付完了が20時以降となった場合、実際にMNP予約番号が発行されるのは翌日の9時以降になる点には注意が必要です。
MNP予約番号を発行する際は、「My UQ mobile」アプリからの手続きになります。
操作も難しくなくMNP予約番号を発行する手段としては大変快適です。以下、手順や流れ、アプリの使い方について解説します。
入口はMy UQ mobileですが、2021年9月2日以降にサービス開始となった料金プランの場合はau IDでのログインが必要となります。





あとは画面の指示に従って先に進んでいけば申込み手続き自体は完了します。

Webで手続きをした後、数分後には発行されたMNP予約番号がSMSで送信されます。
MNP予約番号発行は即日?
筆者の場合、MNP予約番号発行の手続きが完了したのは2024年2月7日(水)の11時12分。
その9分後の11時21分にはUQ モバイルからMNP予約番号発行の完了メールが届きました。なのでMNP予約番号の発行は「当日」になされると見ても良いでしょう。

電話で発行
電話でMNP予約番号の発行する場合は「UQ mobileお客様センター」に依頼することになります。
電話番号は「0120-001-659」です(契約者本人が電話)。

電話でMNP予約番号を発行するメリットとしては、My UQ mobileのパスワードが忘れてしまってもUQモバイル契約時に決めた暗証番号が分かればMNP予約番号を発行できる点です。
またUQモバイルから他社への乗りかえで不安なことがあった場合「0120-923-801」に接続すればオペレーターの方に解約に関するお問い合わせをして案内を受けたり、色々相談したりすることもできます。
「0120-923-801」「0120-001-659」共に年中無休です。
デメリットとしては時間帯によっては混雑してしまい、なかなかオペレーターの方に繋がらないことがあるといったところでしょうか。
電話での手続きが完了すれば乗りかえの電話番号宛にSMSにてMNP予約番号が通知されます。
電話での引き留めはある?
UQ モバイルに限りませんが、電話でMNP予約番号手続きをする際、オペレーターの方から(他社への乗りかえを)引き留められたご経験がある方もいるかもしれません。

携帯ショップでの勤務経験がある筆者自身、今でもよく覚えています。
お客様が電話でMNP予約番号を発行手続きを依頼される際、オペレーターの方から引き留め行為があったことを。
それも執拗に。
しかし、2021年4月1日に施行された「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」により、転出元の事業者が他社への乗りかえを検討している方を引き止める行為は禁止されました。
2024年2月時点では、電話でも引き留められることなくMNP予約番号発行手続きができます。
店舗で発行
Webでも電話でもなく、店頭でMNP予約番号を発行してもらいたいと考えている方は、au Style/auショップ/UQ スポットで手続きが可能です。電話がつながらない場合は、近隣のショップを探すのもありだと思います。
au公式HP ショップ検索・来店予約
UQ モバイル公式HP UQ スポット(専門店)一覧
窓口でスタッフの方に対応してもらえるので、対面でMNP予約番号の発行をサポートしてもらいたい方には合っている方法でしょう。一番簡単な方法かもしれません。
ただし店舗が混雑していると待ち時間が長くなる点には注意してください。なお来店の際は運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の準備しておきましょう。
MNP予約番号を発行するタイミング
MNP予約番号を発行するタイミングとしては「月末近く」が目安となるでしょう。理由は月の途中で解約しても基本料金は日割りにならないからです。
月末は色々予定のある方も多いかと思いますが、MNP予約番号の発行は月末近くに行うことをおすすめします。
ワンストップ対応→MNP予約番号は必要なし
他社への乗り換えの際に使われるMNP予約番号ですが、現在では乗り換え先の事業者が「MNPワンストップ」に対応していればMNP予約番号は必要ありません。
MNPワンストップとは乗り換え先の手続きだけで転入することができる方式で、MNP予約番号の入力をせずとも回線の切り替えができます。
MNPワンストップ対応の通信会社
以下はMNPワンストップが使える通信事業者(サービス名)の例です。
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイル、ahamo、povo2.0、LINEMO、日本通信、mineo、IIJmio、NUROモバイル、イオンモバイル、BIGLOBEモバイル、J:COM MOBILE、
HISモバイルなど
※2025年3月25日時点。
乗り換え先が上記の事業者に該当する場合は、MNP予約番号は不要なので覚えておいてください。
MNP予約番号 よくある質問と注意点
ここではUQモバイルでMNP予約番号を発行する際のよくある質問と注意点についてまとめています。
Webで発行できないケース
UQ モバイルのスマホとauひかりやWiMAX+5Gのモバイルルーターなどとのセット割引である「自宅セット割」が組まれているとWeb(My UQ mobile)でMNP予約番号発行手続きでないという制限があります。
この場合は、UQ mobileお客様センターか店舗での手続きとなります。
なお、「どうしてもUQ mobileお客さまセンターや店舗の受付時間以外にMNP予約番号発行手続きをWeb上でしたい」と思った方。そんな時は一旦My UQ mobileにて自宅セット割を解除してから手続きする方法も有りといえば有りです。
しかし、この方法を取ったとしても自宅セット割解除後に、My UQ mobileでMNP予約番号が発行されるのは翌月1日以降。発行が遅いです。



この方法では月末に他社への乗り換えをしようとしてもそれは不可能です。
よって、自宅セット割を適用している際は、極力UQ mobileお客さまセンターでの手続きをお勧めします。
注意!自宅セット割の割引適用について
自宅セット割が適用されている回線を他社に乗り換えた場合、自宅セット割の割引はいつまで適用されるのか?(解約した月まで適用されるのか?)
これについては、
- UQ モバイルの回線のみ解約した場合
- UQ モバイルの回線と自宅セット割の対象サービス(auひかり、WiMAX+5Gなど)も解約した場合
この2つで適用期間が分かれます。
①UQ モバイルの 回線のみ解約 | ②UQ モバイルの回線と 自宅セット割対象サービスの解約 |
---|---|
割引は解約月まで | 割引は解約月の前月まで |
例えば、2024年1月にUQ モバイルの回線のみ解約した場合は、2024年1月利用分まで割引が適用される一方、UQ モバイルの回線と自宅セット割対象サービス共に解約した場合、割引が適用されるのは2023年12月利用分まで。
なのですが、一部例外もあります。
②のパターンで「もし月末に」自宅セット割対象サービスを解約した場合は、解約時期やシステム反映状況によっては、解約した月も自宅セット割が適用されることもあるようです(原因は不明です)。
実際、筆者は2024年の1月31日に自宅セット割対象サービスであるUQ WiMAXを解約したので、本来であれば自宅セット割は2023年12月をもって終了するはずです。
しかし、My auで料金内訳を確認してみるとなぜかそこには「自宅セット割」の文字が……


このように筆者のようなケースもあることを記憶に留めておいて下さい。
MNP予約番号を確認する方法
発行したMNP予約番号を確認する方法は2つあります。
①SMS
MNP予約番号発行手続きをした後に届くSMSには乗り換えの電話番号、MNP予約番号、MNP予約番号の有効期限が載っています。
My au(My UQ mobile)
My au(My UQ mobile)からでもMNP予約番号と有効期限を確認することができます。










(前述のMNP予約番号の有効期限と異なっているが、こちらは事前に電話で取得した時のもの)


契約解除料がかかるケース
UQモバイルを解約しても、基本的には契約解除料というものはかかりません(ミニミニプラン、トクトクプラン、コミコミプラン、くりこしプラン+5G、くりこしプラン、スマホプラン、おしゃべり/ぴったりプランなど)。
しかし2024年6月1日以降に新規の契約(他社から乗り換え含む)された回線が1年以内に解約され、かつ以下のいずれかの条件に当てはまる場合は990円(税込)の契約解除料が発生します。
1.利用実態がない場合
2.対象回線の解約日以降の1年以内に、同一名義の他の回線が1年以内に解約されていた場合
つまり全く使用していない場合や、最低利用期間である1年以内に別の回線が解約されている場合には契約解除料がかかるというわけです。
普通に使っている分には何も問題ありません。
またMNP予約番号の発行自体にも特に事務手数料のような費用はかかりません。
分割支払金はそのまま請求される
スマートフォンを分割払いで購入した場合、他社に乗り換えても分割支払金はそのまま分割払いで(口座引き落とし・クレジットカード)請求されます。
またお持ちの機種を返却すれば残りの分割支払金の支払いが免除される「スマホトクするプログラム」に加入している場合でも、その効力は継続されます(返却時に初期化の必要あり)。残りの金額を一括で支払いプログラムを終了させるという特徴も持ちます。
残りの分割金を計算・シミュレーションしてみて返却するのが損になってしまう場合は、そのまま機種を持ち続けた方が良いでしょう。
分割支払い金の免除を受けるために、再度UQモバイルで機種変更をする必要はありません。
ちなみに2015年5月以降に発売された機種はSIMロック解除が義務化されましたが(iPhone、Androidともに)、2021年以降に発売されたスマートフォンはSIMロックがかかっていないため(SIMフリー)、他社に乗り換えてもそのまま使うことができます。
SIMカードはどうする?
UQモバイルの利用中に物理的なSIMカードを使っていた際、他社への乗り換えをしてもSIMカードの返却や交換などは不要です。SIMカードはご自身で処分してください。
eSIMを使っている方は、UQモバイルから他社への乗り換え後にUQモバイルのeSIMを削除しておくことをおすすめします(管理がしやすくなるため)
メールアドレス
UQモバイルで提供されている「@uqmobile」のメールアドレスは、大手キャリアとは異なり、オプションとして提供されています。そのため他社へ乗り換える場合は持ち運びする機能は備えていません。
もし@uqmobileのメールアドレスを何かのサービスに登録しているのであれば、Gmailなどのフリーメールに登録・設定しなおすなどの対処法をとっておきましょう。
まとめ
以上、本記事ではUQ モバイルのMNP予約番号発行についてまとめてきました。
- Web(アプリ)
- 一番早い
- 24時間受付可能
- 電話
(UQ mobileお客さまセンター)- 0120-001-659
- 9時から20時まで
- 店舗
- auショップ、UQ スポット
- ショートメール
- My au(My UQ mobile)アプリ
- 自宅セット割適用中はWebで発行できない
- MNP予約番号の有効期限は15日間
- メールアドレスは引き継ぎ不可
- (原則)いつ乗り換えても解約金は発生しない