一度はUQ モバイルにしてみたものの、やっぱりauの方が良いかも。
今一度、auとUQ モバイルの料金プランを比較したい。
そう思っている方もいるかもしれません。
本記事では、UQ モバイルからauへ乗り換えた場合のメリット・デメリット、そしてそれぞれの料金プランについて解説しています。
メリットの部分は「UQ モバイルには無くて、auにあるもの」、デメリットの部分は「UQ モバイルにあってauには無いもの」と思って頂いても差し支えありません。
以前、auを使っていた方であれば知っている内容もあるかと思いますが、確認の意味でも参考にしてみてください。
※記事の2章まで、au・UQ モバイルともに(唐突に)料金プランの名前が登場する箇所がいくつかありますが、料金プランについては、記事の3章でご紹介しています。
auのメリット
データ無制限プランがある
auには月額7,238円(税込)でデータ無制限が使える「使い放題MAX 5G/4G」が提供されています。
使い放題MAX 5G/4Gにはいくつか種類があり、NetflixやYouTube Premiumなどがバンドルされたプランを選ぶことができます。
テザリングに関しては各プラン上限が決められていますが、スマホで思いっきり動画やゲームコンテンツを楽しみたい方にはうってつけのプランとなるでしょう。
家族間通話無料
auの「家族割」は家族間の国内通話とSMS送信料が合計10回線まで無料になります。
対象プランを契約し、家族割を申し込めば当月から適用されます。
キャリアメール無料
auではドメイン名が「@au.com」のキャリアメールアドレスを無料で持つことができます。
UQ モバイルでもキャリアメールである「@uqmobile.jp」のメールアドレスを持つことができますが、月額220円(税込)がかかります。またこちらのメールアドレスはauのメールアドレスと違い、オプションとして提供されているため他社に乗り換える際に持ち運びすることができません。
スマホデビュープランが安い
auにはガラケーから初めてスマホに変える方向けに1年間お得に使える料金プランが2つ用意されています。
一つはデータ量4GBの「スマホスタートプランライト 5G/4G」。
基本料金自体は2,453円(税込)ですが、契約翌月から1年間にわたって1,188円(税込)割引される「スマホスタート1年割」、そしてau PAYカードで毎月の料金を支払うことによって毎月187円(税込)の割引を受けられる「au PAYカードお支払い割」。
この2つを適用させれば毎月1,078円(税込)で利用することができます。
なお、22歳以下の方であればガラケーからの変更だけでなく、新規契約でも申し込み可能です(他社から乗り換えは除く)。
もう一つはデータ量20GBの「スマホスタートプラン 5G/4G」。
こちらのプランは、22歳以下と23歳以上で内容が分かれています。
スマホスタートプラン 5G/4G
22歳以下 | 23歳以上 | |
---|---|---|
基本料金 | 4,103円 | 4,103円 |
スマホスタート1年割 (1年間) | -1,188円 | -1,188円 |
スマホスタート応援割 (1年間) | -1,650円 | |
au PAYカード お支払い割 | -187円 | -187円 |
割引後料金 | 1,078円 | 2,728円 |
※料金は税込
UQ モバイルからも18歳以下の方を対象とした「UQ親子応援割」(こちらは既にスマホを利用していても契約可能)が2024年11月15日より提供されています。
対象プランは30GBのデータ量と1回10分以内の国内通話かけ放題込みの「コミコミプラン+」。
通常3,278円(税込)するところUQ親子応援割だと1年間は1,320円(税込)の割引が適用され、1,958円(税込)になります。
学生向けのプランに関しては利用できるデータ量が多く、10分かけ放題込みのUQ モバイルに軍配が上りそうですが、「とにかく安く子供に使わせたい(自分で使いたい)」と思われるのであれば、1年間はauのスマホスタートプラン 5G/4Gを検討してみても良いでしょう。
スマイルハート割引
障がいを持っている方が対象の料金プランを契約すると基本料金の割引、そして通話料金の割引が受けられる「スマイルハート割引」がauにはあります。
「使い放題MAX」や「auマネ活プラン」などのデータ無制限プランであれば、毎月330円(税込)、「スマホミニプラン」などの小容量プランであれば、毎月407円(税込)の割引がされます。
通話料金の割引は以下の通りです。
- au電話・一般電話への通話
→50%割引 - 他社携帯電話への通話
→20%割引
(その他)UQ→au乗りかえ特典!
最後に、これはauのメリットとは言えないかもしれませんが、UQ モバイルからauの対象料金プランに電話番号そのままで乗り換えると、基本料金から3,850円(税込)または3,080円(税込)の割引が12カ月間受けられる「UQモバイル→au番号移行プログラム」というものがあります。
割引額は「使い放題MAX」で毎月3,850円(税込)、「auマネ活プラン」で毎月3,080円(税込)となっています。
通常、月額7,238円(税込)する使い放題MAX 5G/4Gですが、UQモバイル→au番号移行プログラムとau PAYカードお支払いを適用させるとどうなるのでしょうか?
なんとデータ無制限が1年間毎月3,278円(税込)で使えることになります。
UQ モバイルを利用して365日以上経過している、あるいは自宅セット割が適用されていることが条件となりますが、条件に合う方でデータ無制限に興味がある方にはおすすめです。
auのデメリット
小容量プランが割高
現在、新規受付されているauの小容量プランは従量段階制の「スマホミニプラン」ですが、一番少ないデータ量である1GBまでで月額3,465円(税込)。
一方、UQ モバイルのミニミニプランはデータ量4GBまで使えて2,365円(税込)。
その差は歴然ですね。
正直、小容量プランを検討している方は特別の理由が無い限りauに乗り換える意味はあまりないと思います。
データくりこし不可
スマホミニプランを利用していて、仮にその月の利用データ量が1GBに達しておらず、データ量が余っていたとしてもauの料金プランはデータくりこしに対応していないため翌月にそのデータ量を使うことはできません。
60歳以上割引の条件が厳しい
UQ モバイルには国内通話が24時間かけ放題になる「通話放題」が月額1,980円(税込)で提供されていますが、60歳以上の方が(ミニミニプラン、トクトクプランで)契約すると「60歳以上通話割」が適用され永年1,100円(税込)で利用することができます。
auにも国内通話が24時間かけ放題になる「通話定額2」が月額1,980円(税込)で提供されており、60歳以上の方が契約すると永年1,100円(税込)で利用できる「通話定額60」があります。
ただし、こちらは前述のスマホスタートプランライト 5G/4Gまたはスマホスタートプラン 5G/4Gを契約していないと適用されません。
スマホスタートプランライト 5G/4G、スマホスタートプラン 5G/4Gは初めてスマホを使う方向けの料金プラン。
既にauでスマホのプランを契約している方はスマホスタートプランライト 5G/4G、スマホスタートプラン 5G/4Gを契約することはできません。
つまりスマホの料金プランを契約している60歳以上の方が24時間かけ放題を安く使おうとしても、それはできないということを意味します。
料金プラン比較
ここまで、(UQ モバイルに対しての)auのメリット・デメリットを解説してきました。
ここからはau・UQ モバイルの料金プランについて解説していきます。
まずは、UQ モバイルからです。
UQ モバイルには、
- ミニミニプラン
- トクトクプラン
- コミコミプラン+
この3つが用意されています。
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
---|---|---|---|
データ量 | 4GB | 1〜15GB | 30GB |
基本料金 | 2,365円 | 3,465円 (1GB以下2,277円) | 3,278円 |
自宅セット割 | -1,100円 | -1,100円 | |
au PAYカード お支払い割 | -187円 | -187円 | |
上記割引適用後 | 1,078円 | 2,178円 (1GB以下990円) | 3,278円 |
通話料金 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 10分通話定額込み |
通話オプション | 通話パック60 660円 通話放題ライト (10分かけ放題) 880円 通話放題 (24時間かけ放題) 1,980円 | 通話パック60 660円 通話放題ライト (10分かけ放題) 880円 通話放題 (24時間かけ放題) 1,980円 | 通話放題 (24時間かけ放題) 1,100円 |
データくりこし | 可能 | 可能 | 可能 |
低速時速度 | 300kbps | 1Mbps | 1Mbps |
※料金は税込。
※自宅セット割の代わりに550円割引の「家族セット割」を適用させることも可能。
ミニミニプラン
ミニミニプランは外ではあまりデータ量を使わない方向けの料金プランです。
データ量4GBで月額2,365円(税込)が基本料金ですが、ここにauひかり、WiMAX+5Gルーターなどとのセット割引である「自宅セット割」、毎月の支払いをau PAYカードにすることにより受けられる割引「au PAYカードお支払い割」。これらの割引を適用させれば月額1,078円(税込)にまで料金は下げられます。
2024年1月時点、筆者はUQ WiMAXのモバイルルーターとUQ モバイルのミニミニプランをセットにして使っていますが、概ね満足して使っています。
トクトクプラン
トクトクプランは15GBまでのデータ量が月額3,465円(税込)が利用できます。
15GBまで使える料金プランですが、利用データ量を1GB以下に抑えれば料金は2,277円(税込)になります。
ただ、正直割引なしで使った場合はそこまでコスパが良いプランだとは言えません。
自宅セット割などの割引をフルに効かせて、かつデータ量を1GB以下に抑えれば月額990円(税込)にすることができます。
しかし「1GBで990円」というのも少しもったいない気もします。
コミコミプラン+
コミコミプラン+はデータ量が30GB、さらに国内通話10分かけ放題込みで月額3,278円(税込)で使えます。
自宅セット割引などの割引は一切適用されないプランですが、割引がない前提で、ミニミニプラン、トクトクプランと比べると一番コスパが良いプランだと言えるでしょう。
仮にミニミニプランを利用していて、もし10分かけ放題をつけようと思うのであればいっそのことミニミニプランよりもコミコミプラン+に変更した方が良いでしょう。料金はほとんど変わりませんが、7倍以上のデータ量が使えるためです。
ミニミニプラン | コミコミプラン+ | |
---|---|---|
データ量 | 4GB | 30GB |
基本料金 | 2,365円 | 3,278円 |
通話放題ライト (10分かけ放題) | 880円 | 0円 |
合計 | 3,245円 | 3,278円 |
※料金は税込。
ここまではUQ モバイルの料金プランをご紹介してきました。
次にauの料金プランをご紹介します。
auには、大きく分けて、
- 使い放題MAX
- auマネ活プラン
- スマホミニプラン
この3つが用意されています。
au(使い放題MAX)
auの「使い放題MAX」は合計6種類のプランに分かれており、全てデータ無制限のプランですが、テザリング上限と付帯サービスに違いがあります。
以下の表では見やすさを重視するため、
- 基本料金
- 最大割引適用時の料金
- テザリング上限
- 付帯サービス
この4つに絞って内容を記載しました。
割引の内訳(税込)ですが、
- auスマートバリュー
-1,100円 - 家族割プラス
2人 -550円 3人 -1,100円 - au PAYカードお支払い割
-110円
となっています。
基本料金 | 最大割引 適用時 | テザリング 上限 | 付帯サービス | |
---|---|---|---|---|
使い放題MAX | 7,238円 | 4,928円 | 30GB | |
使い放題MAX with Amazonプライム | 8,107円 | 5,797円 | 60GB | Amazon プライム TELASA |
使い放題MAX Netflixパック(P) | 8,437円 | 6,127円 | 60GB | Amazon プライム TELASA Netflix |
使い放題MAX ドラマ・バラエティパック | 9,108円 | 6,798円 | 70GB | TELASA FODプレミアム U-NEXT |
使い放題MAX DAZNパック | 9,768円 | 7,458円 | 60GB | DAZN |
使い放題MAX ALL STARパック2 | 10,747円 | 8,437円 | 80GB | Amazon プライム TELASA DAZN Netflix Apple Music YouTube Premium GeForce NOW Powered by au/ピッコマWEB |
※料金は税込。
au(マネ活プラン)
データ無制限が使える点、6種類に分かれている点、付帯サービスがついている点は使い放題MAXと同じですが、au マネ活プランはau PAY、au PAYカード、au じぶん銀行の円普通預金金利、auカブコム証券での特典がアップします。
基本料金は先にご紹介した6種類の使い放題MAXと同じですが、家族割プラスとau PAYカードお支払い割の2つは割引対象外です。
au マネ活プランの特典は大きく分けると次の3つに分かれます。
- 毎月800円相当のau PAY残高還元
- au PAYゴールドカードでの特典
- 資産形成
本記事では上記の「1」と「2」についての概要をお伝えします。
より詳しくau マネ活プランについてお知りになりたい方は、以下の関連記事もお読みください。
1.毎月800円相当のau PAY残高還元
au マネ活プランを契約し、
- au PAYカードの会員であること
- auじぶん銀行の口座を保有すること
- 携帯料金を①か②で支払うこと
この3つの条件を満たせば、毎月800円相当(不課税)のau PAY 残高の還元特典が受けられます。
2.au PAY ゴールドカードでの特典
au PAY ゴールドカードとauマネ活プランに関係する特典は3つあります。
①通信料金ゴールドカード特典
→最大20%還元(12カ月間)
通常ポイント (100円ごとに1ポイント) | 1% |
---|---|
ゴールド特典ポイント (1,000円(税抜)ごとに90ポイント) | 9% |
auマネ活プラン 特典ポイント (1,000円(税抜)ごとに100ポイント) (12カ月間限定) | 10% |
合計 | 20% |
②au PAY 決済特典
→最大2.0%還元
通常ポイント (200円ごとに1ポイント) | 0.5% |
---|---|
au PAY ゴールドカード 残高チャージ特典 (100円ごとに1ポイント 月間最大1,000ポイント) | 1% |
auマネ活プラン au PAY 決済特典 (200円ごとに1ポイント 月間最大150ポイント) | 0.5% |
合計 | 2.0% |
③au PAY カード決済特典
→最大1.5%還元
通常ポイント | 1.0% |
---|---|
auマネ活プラン au PAY カード決済特典 (200円ごとに1ポイント 月間最大250ポイント) | 0.5% |
au(スマホミニプラン)
〜1GB | 1GB超〜2GB | 2GB超〜3GB | 3GB超〜4GB | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 3,465円 | 4,565円 | 5,665円 | 6,215円 |
auスマートバリュー | -550円 | -550円 | -550円 | -550円 |
家族割プラス | -550円 | -550円 | -550円 | -550円 |
au PAYカード お支払い割 | -187円 | -187円 | -187円 | -187円 |
割引適用時 | 2,178円 | 3,278円 | 4,378円 | 4,928円 |
※料金は税込。
※家族割プラスは3人以上での利用時。
2人利用時は-220円
スマホミニプランはデータ量4GBまでの小容量向けの料金で、データ量を使った分だけ料金を支払う料金プランです。
正直、小容量プランを検討している方は特別の理由が無い限りauに乗り換える意味はあまりないと思います。
まとめ
画像はイメージです。
以上、本記事ではUQ モバイルからauへの乗り換えを検討している方向けに、auのメリット・デメリット、そしてUQ モバイルとauの料金プランについてまとめました。
まとめ
auのメリット
- データ無制限プランがある
- 月額7,238円(税込)から。
- 家族間通話無料
- キャリアメール無料
- スマホデビュープランが安い
- 4GBのプランは1年間月額1,078円(税込)から。
- 20GBのプランは22歳以下であれば1年間月額1,078円(税込)から。
- スマイルハート割引
- 障がいを持つ方向けの割引。
- 使い放題MAXやauマネ活プランであれば毎月330円(税込)割引。
- スマホミニプランであれば毎月407円(税込)割引。
- UQ→au乗りかえ特典!
- 12カ月間にわたって基本料金から割引。
- 使い放題MAXで毎月3,850円(税込)割引。
- auマネ活プランで毎月3,080円(税込)割引。
auのデメリット
- 小容量プランが割高
- スマホミニプランの1GBまでで月額3,465円(税込)。
- データくりこし不可
- 60歳以上割引の条件が厳しい
- 初めてスマホを持つ方向けのプランである、
- スマホスタートプランライト 5G/4Gまたはスマホスタートプラン 5G/4Gでないと、通話割引は受けられない。
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