スマホを機種変更したり、乗り換えたりしたい。でもスマホの違いがわからなくって、どのスマホを選べばよいかわからない?こんな方の為のスマホの選び方シリーズ。今回は第3回として、UQモバイルのスマホの違いを徹底比較いたします。
スマホの選び方ということで、これから専門用語がいくつか出て参ります。
別途記事の解説(スマホの選び方)に詳しく説明してありますのでまだお読みでない方は是非ご覧ください。
別途記事は全体的な視点から見たスマホの選び方でしたが、今回は機種毎の具体的スペックの違いからUQモバイルのスマホの違いを、2021年4月時点に販売している主力の6モデルにつき解説させていただきます。
スマホのモデルを整理する

UQモバイルでは格安スマートフォン、iPhoneという形で2つにスマホを分類して整理していますが、今回は6モデル全ての販売価格とスペックをまとめて、その中での比較を見ていきたいと思います。
スマホの選び方|販売価格で選ぶ

まずは販売価格一覧です。UQモバイルにはauでいうかえトクプラグラムの様な、スマホを後から下取ることを前提にした値引きがありませんので非常にわかりやすいです。
- MNPの割引特典等、契約条件に絡む割引は加味されておりません。
機種名 | メーカー | 価格 |
---|---|---|
iPhone SE 64GB | Apple | 55,270 |
iPhone SE 128GB | Apple | 61,250 |
Galaxy A21 | SAMSUNG | 22,000 |
Galaxy A41 | SAMSUNG | 33,045 |
OPPO Reno3 A | OPPO | 27,720 |
Xperia 8 Lite | SONY | 36,540 |
AQUOS sense3 basic | SHARP | 22,000 |
値段だけをみると、一番高いiPhone SEとGalaxy A21と比較較すると4万円くらいの差があります。
この違い何か?比較検討すべきポイントはたくさんあると思いますが、以下順を追ってみてみたいと思います。
スマホの選び方|CPUとRAMで選ぶ

まずは、スマホのサクサクした動きに直結するCPUとRAMから見てみたいと思います。
機種名 | CPU | RAM |
---|---|---|
iPhone SE 64GB | A13 Bionicチップ | 3GB |
iPhone SE 128GB | A13 Bionicチップ | 3GB |
Galaxy A21 | Exynos 7884B 1.6GHz+1.3GHz オクタコア | 3GB |
Galaxy A41 | Helio P65 2.0GHz+1.7GHz オクタコア | 4GB |
OPPO Reno3 A | Snapdragon 665 2.0GHz+1.8GHz オクタコア | 6GB |
Xperia 8 Lite | Snapdragon 630 2.0GHz+1.8GHz オクタコア | 4GB |
AQUOS sense3 basic | Snapdragon 630 2.0GHz+1.8GHz オクタコア | 3GB |
ただCPUの型番だけ見てもなんだか全くわかりませんので、UQモバイルの比較でも、CPUとRAMの性能を見るのによく使う、ベンチマークという性能を総合的に測定し数値化するアプリを使って比較しています。
- 今回もAntntnというアプリを使っています、あくまでも性能の目安としてご理解ください。
結果ですが、iPhone SEが大体45万点くらい、OPPO Reno3 Aが18万点くらい、Galaxy A41が15万点くらい、Xperia 8 Lite、AQUOS sence3 basic、Galaxy A21が11万点くらいの結果でした。
一般的にはこのAntntnというアプリで20万点以下だとスタンダードクラスに位置するレベル、40万点以上あるとハイエンドのスマホに位置するレベルといわれており、スマホのサクサク感としての比較では、UQモバイルの中では高額機種に当たりますが圧倒的にiPhone SEに軍配が上がります。
iPhone SEのスマホのサクサク感は、ドコモやAUで販売されている10万円位するスマホと遜色がありません。逆にスマホのサクサク感としては、Xperia 8 Lite、AQUOS sence3 basic、Galaxy A21の3機種は現状いろいろなキャリアから発売されているスマホの中でも最低限のレベルとご理解いただければと思います。
- iPhoneのRAMは公表されておりませんが、いろいろなサイトに公開されている情報を参考にしています。ベンチマークの点数が○○点くらいとしてあるのは複数回アプリを動かすと全く同じスコアが出ることはほぼないため○○点くらいと表記いたしました。アンドロイドとiPhoneではOSが異なるためベンチマークアプリでの単純比較は正ではございませんが、今回は性能の目安として採用いたしましたことご了承ください。
スマホの選び方|カメラとディスプレイで選ぶ

次はカメラとディスプレイの機能比較をして見てみたいと思います。
機種名 | カメラ | F値 | 画素数 | パネル | インチ | 解像度 |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone SE 64GB | 広角 | 1.8 | 約1,200万 | 液晶 | 4.7 インチ | 1,334✕750 |
iPhone SE 128GB | 広角 | 1.8 | 約1,200万 | 液晶 | 4.7 インチ | 1,334✕750 |
Galaxy A21 | 広角 | 1.9 | 約1,300万 | 液晶 | 5.8 インチ | 1,560✕720 (HD+) |
Galaxy A41 | 広角 超広角 深度測位 | 2.0 2.2 2.4 | 約4,800万 約800万 約500万 | 有機EL | 6.1 インチ | 2,400×1,080 (フルHD+) |
OPPO Reno3 A | 広角 超広角 モノクロ ポートレート | 1.7 2.2 2.4 2.4 | 約4,800万 約800万 約200万 約200万 | 有機EL | 6.4 インチ | 2,400×1,080 (フルHD+) |
Xperia 8 Lite | 広角 望遠 | 1.8 2.4 | 約1,200万 約800万 | 液晶 | 6.0 インチ | 2,520×1,080 (フルHD+) |
AQUOS sense3 basic | 広角 | 2.0 | 約1,200万 | 液晶 | 5.5 インチ | 2,160×1,080 (フルHD+) |
スマホのサクサク感での性能で圧倒的な差があったiPhone SEですが、カメラの性能ではOPPO Reno3 A やGalaxy A41に比べるとだいぶ劣ります。
OPPO Reno3 A やGalaxy A41は超広角レンズや深度即位のレンズ(Reno3 A はポートレートと呼んでいますが同じような機能)がついており取れる視野角の広い写真や、背景をボカした写真など、撮れる写真の表現力がレンズが1個のiPhone SEとは大きく変わってきます。
AQUOS sence3 basic、Galaxy A21はカメラも価格相当で現状のスマホの最低レベルのスペックといったところです。UQモバイルの中で、カメラ機能で選ぶならOPPO Reno3 A やGalaxy A41がおススメといえます。
ディスプレイに関してはカメラ同様OPPROMeno3 A やGalaxy A41それにXperia 8 LiteがFull HD+相当の解像度でありUQモバイルの中では綺麗なディスプレイを搭載しており綺麗な画面で動画や写真を見たい方にはおススメです。
スマホの選び方|バッテリー・記憶容量・便利機能で選ぶ

次はバッテリー、記憶容量、そのほかの機能を見てみたいと思います。
機種名 | 連続 待受時間 (時間) | バッテリー 容量 (mAh) | ROM | PD 対応 | 防水 | 防塵 | おサイフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
iPhone SE 64GB | ー | 1,821 | 64GB | ||||
iPhone SE 128GB | ー | 1,821 | 128GB | ||||
Galaxy A21 | 約450 | 3,600 | 64GB | ||||
Galaxy A41 | 約490 | 3,500 | 64GB | ||||
OPPO Reno3 A | 約350 | 4,025 | 128GB | ||||
Xperia 8 Lite | 約590 | 2,870 | 64GB | ||||
AQUOS sense3 basic | 約170 | 4,000 | 32GB |
バッテリーは容量より連続待ち受け時間で判断すると、スマホを充電せず長く使うという視点に上手くはまります。これまでの機能では今一つパッとしなかったXperia 8 Lite が590時間ということでバッテリーが小さい割に電池が長持ちすることがわかります。
スマホを充電せず長く使うならXperia 8 Liteがおススメです。
- 残念ながらiPhone SEの連続待ち受け時間は未公表で調べることができませんでした。
PD対応というのはUSB PDという急速充電の規格に対応し急速充電ができるというもので、対応の充電器が必要ですが急速充電ができるというご理解をいただければよいと思います。
記憶容量であるROMの大きさでは、OPPO Reno3 Aがおススメです。
逆に、AQUOS sence3 basicはROMも他機種と比べ小さくおサイフケータイにも未対応のモデルとなっております。
スマホの選び方|まとめ

UQモバイルのスマホをまとめますと、特別なことはせず、スマホを使う頻度も少ないし、機能もほどほどで十分で安価なタイプで、という方にはGalaxy A21の選択がおススメです。
また、カメラやディスプレイにあまりこだわりはないけれど、スマホをとにかくサクサク使いたいという方にはiPhone SEの選択がおススメです。
スペックと価格のバランスを考え、多少のサクサク感は気になるし、SNSにアップする写真もそれなりにきれいな方がいいし、ディスプレイもきれいな方が良いし、写真もたくさん記憶ができる方が良いという方はOPPO Reno3 A の選択がおススメといえます。
上記のセレクトは、スマホ選びにはスペック以外にもデザイン、カラー、大きさ、重さ、いままで変わらない使い勝手等いろいろな基準が他にもあることがわかった上での独断の選択でありますことご理解いただけますと幸いです。
2019年10月の事業法改正により、10万円のスマホを0円で入手することは特別の場合を除きできなくなりました。MNPを使うと最大で2万円までの値引きは各キャリアからありますが、現在のスマホ選びはユーザーである私たちに、自分の使い方(どんな機能を使うか?)を把握し、自分の価値観(大きさやどのくらいのサクサク感を求めるか等)をしっかり持った上で、気に入ったデザインやカラーを選び、自分の予算に合わせ選択していくことが求められていると感じています。
フォンシェルジュでは、これからも皆様が自分にピッタリのスマホを選んでいただく為のいろいろな情報をご案内してまいります。
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