突然ですが、「学割」と聞くと皆さんはどのような印象を持たれるでしょうか?
学生証を見せれば、定食屋さんの大盛が無料になったり、カラオケのルーム料金が安くなったり、そんなイメージでしょうか。そういった「学割」と携帯電話の「学割」は少しだけ違います。
今回はその辺りも踏まえて3大キャリアの「docomo、au、SoftBank」とサブブランドである「UQmobile、Ymobile!」の5つのキャリアの学割をそれぞれ徹底比較していきます。
- この記事は全て特に表示がない限り税込表記です。
学割とは

導入部分でも述べましたが、一般的な学割は学生証の提示などで適用される「学生限定の割引」というイメージだと思いますが、携帯電話の学割は「○歳以下の契約者(利用者)に対する割引」です。
携帯電話の契約者と実際に使う人が違う場合には、利用者登録というものが必要になるのですが、この利用者がキャリアに定められている年齢以下であれば、契約者が何歳であろうが適用される割引を総称して学割と言います。
なので、実際に学生かどうかは関係なく、社会人でも学校に通ってなくても基準の年齢以下であれば学割の権利があります。つまり「もう学生じゃ無いから関係ない」と思っている方の中でも学割が適用できることがあるということです。
またこれも少し意外かも知れませんが、携帯電話の学割シーズンは1年に1回しかありません。具体的には12月頃〜5月末頃までで、ちょうど新生活シーズンの3月4月を中心とした前後数ヶ月間です。年に1回とは言っても期間としては半年程度の長期間ではあります。
ちなみに今年の学割は5月31日までの受付で終了してしまうので、ご検討中の方はこの期間内に申し込むことをオススメします。
ではここまでの「学割=○歳以下の割引」「シーズン限定の割引」という2点を覚えておいて頂いた上で、ここからは各キャリアの学割の条件を比較していきたいと思います。
各キャリアの学割について
docomo
- 名称
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ドコモのロング学割
- 適用条件
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新規契約、機種変更、契約変更の時点で対象のプランに加入しており、契約者(利用者)が22歳以下であること
- 内容
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22歳以下の利用者であれば最大3,850円の割引が6ヶ月かかり、4Gのギガホプレミアというプランでは、最安990円/月で60GBまでの通信が利用できます。
5G対応機種であれば5Gギガホプレミアというプランになり、最安1,078円で無制限のデータ通信を利用できます。最大の特徴としては「ロング学割」の名の通り、5Gギガホプレミアを除いた全てのプランで23歳になるまでは割引が継続するという点です。
額としては月440円〜550円程度なのでそこまで大きな割引ではないですが、長期間割引が続く可能性があるのはとても嬉しいポイントだと思います。
現在の料金・キャンペーンは下記ページをご覧ください。
au
- 名称
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auワイド学割
- 適用条件
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新規契約、機種変更、契約変更の時点で対象のプランに加入しており、契約者(利用者)が29歳以下であること
- 内容
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29歳以下であれば月々の料金から6ヶ月の間割引が適用され、22歳以下だとさらに割引額が大きくなります。最安は22歳以下であれば990円で使い放題MAXプランを使うことができます。
29歳以下であれば、2,706円でNetflix AmazonPrime TELASAが付いたNetflixパックを使うことができ、使い放題MAXプランと同じ値段で使えるのがかなり魅力的だと思います。
auの特徴的な部分としてはやはりその名の通り幅広い適用対象の年齢かと思います。正直29歳の方で「学割」と言い張るのは少し無理があるような気がしないこともないでですが、20代であれば割引がかかるというのはかなり好条件だと思います。
またauはプランも多く難しく感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、基本的にはデータ使い放題のプランにどの付帯サービスが付いているかの差くらいしかないので、自分が今利用しているサービスがあればついでに申し込むくらいの感覚で問題ないと思います。
現在の料金・キャンペーンは下記ページをご覧ください。
ソフトバンク
- 名称
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SoftBank学割
- 適用条件
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新規契約、機種変更、契約変更の時点で対象のプランに加入しており、契約者(利用者)が5歳〜22歳であること
- 内容
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SoftBank学割は非常にシンプルです。2つのプランを選ぶことができて、どちらも最安990円で使えるという割引になっています。
まずメリハリ無制限は割引を全て適用すると6ヶ月間990円で使うことができるので、毎月のデータ通信量が多い方にはこちらがオススメです。もう1つはスマホデビュープランで、1回5分以内のかけ放題と2GBのデータ通信が全部込みで、12ヶ月の間毎月990円で使えるというものです。
こちらは低容量のプランである程度使い方も限られてくるので、「小学生のお子様に新しく持たせたい」というような需要に応えられる内容になっています。
現在の料金・キャンペーンは下記ページをご覧ください。
UQモバイル
- 名称
-
UQ学割
- 適用条件
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新規契約、機種変更、契約変更の時点で対象のプランに加入しており、契約者(利用者)が5歳〜22歳であること
- 内容
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15GB使えるくりこしプランMが12ヶ月の間990円で使う事ができます。3大キャリアの学割と違う点は、家族割や固定回線とのセット割が適用されていなくても990円で使えるという部分で、家族で利用中のキャリアがバラバラになっているような方でも低価格で利用する事ができます。
その上家族でまとめるメリットも存在していて、学割が適用している回線の家族回線にも同じ割引が適用されます。例えば家族の中に学割が適用できる年齢の方がいる4人家族であれば、1人990円、4人まとめて1年間3,960円で全員が15GBのプランを使えるという状態になります。
昨年度の学割は14GBで1人2,728円、4人にすると10,912円だったことを考えると、今までの常識では考えられないくらいお得な内容になっています。
現在の料金・キャンペーンは下記ページをご覧ください。

ワイモバイル
- 名称
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ワイモバ学割
- 適用条件
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新規契約、機種変更、契約変更の時点で対象のプランに加入しており、契約者(利用者)が5歳〜22歳であること
- 内容
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シンプルM/Lプランに12ヶ月間1,100円の割引が適用されます。これと家族割、もしくはおうち割光セット(固定とのセット割引)が適用されると、最安では15GB990円で使えるという内容になっています。
またこちらもUQ mobileと同様に学割が適用している回線の家族にも同じ額の割引がかかります。
UQ mobileとの大きな違いは、全ての割引を適用させると25GBの料金が、UQ mobileは2,090円のところ、Y!mobileは1,870円で使えるという点です。25GBはもはや大容量に入るのではないかと思いますが、そのプランが2,000円を切るのはかなり魅力的です。
現在の料金・キャンペーンは下記ページをご覧ください。
まとめ

今回は3大キャリア(docomo au SoftBak)と、サブブランド2社(Y!mobile UQmobile)を合わせた5キャリア各社の学割を比較していきました。
ドコモ | 23歳になるまで割引がずっと続くのが特徴。長期利用を想定するとオススメ。 |
au | 29歳まで適用できることが特徴。動画配信サービス等の付帯サービスも豊富。 |
ソフトバンク | シンプルな内容が特徴。各種割引を併用しなくても12ヶ月990円で使える。 |
UQモバイル | 家族にも適用されるのが特徴。15GBの中容量プランを12ヶ月990円で使える。 |
ワイモバイル | UQ同様家族にも適用されるのが特徴。25GBの大容量プランだと最安で使える。 |
結論としては、
- 学割は学生ではなくても適用対象の年齢であれば使う事ができる
- 1年に1回のシーズン限定の割引であること(2021年は5月31日まで)
- 3大キャリアは家族割があり、サブブランド2社は家族にも学割が適用できるので、キャリアをまとめると総合的な出費を抑えることが出来ておトク。
以上の3点が今回お伝えしたかったポイントです。
この記事を最後まで読んで頂いた方から「自分には関係ないと思っていたけど学割で安くなるかも」「この値段だったらそろそろ子供にスマホ持たせても良いかな」とそんなお声を頂ければ幸いです。
- 5月31日までの期間限定となっているのでご検討中の方はそれまでのお申し込みをお願いいたします。
その他、お子様用のスマホに関する注意点や設定などは、下記記事をご覧くださいませ。



フォンシェルジュでは、これからも皆様が自分にピッタリのスマホを選んでいただく為のいろいろな情報をご案内してまいりますのでこれからもよろしくお願いいたします。