※令和6年1月に発生した能登半島地震の影響のため、ソフトバンクの3Gサービスの終了は2024年4月15日に延期されました。
ソフトバンクの3Gケータイを使っている方のお手元にはソフトバンクから「無料買い替え」のお知らせが何度か送られてきたのではないでしょうか?
この記事は以下のように
・3Gが自動的に解約となるケース
・買い替え後、毎月最低いくらで持てるか?
・本体代金はかかるのか否か?
みなさんがよく疑問に思われる点を中心に解説しました。3Gケータイを使っているご家族の方がいらっしゃればこの記事の内容をお伝えして頂ければと思います。
1.自動的に解約となるケース
3Gサービスが2024年4月15日に終了すると、2024年4月15日から順次、自動的に解約されてしまうケースを3つ挙げます。
1.3G専用料金プランを契約
2.VoLTEを利用できない契約(4G/5G)
3.3Gのみに対応している機種を契約
3G専用料金プラン
2024年4月15日にサービス終了となるプランは多岐に渡ります。詳細はソフトバンク公式ホームページの「3Gサービス終了のご案内 | スマートフォン・携帯電話」にて確認することができますが、
・ホワイトプラン(ケータイ)
(2007年1月〜2018年6月)
・スマ放題(ケータイ)
(2014年12月〜2019年9月)
・スマ放題ライト(ケータイ)
(2016年12月〜2019年9月)
この3つのガラケー用プランはソフトバンクの契約者が増えていく時期にサービス開始となった点、そしてごく最近まで新規受付がされていたという点。この2点からサービス終了となる料金プランの中でも、比較的利用している方が多いと思われものです。
ホワイトプラン
・月額934円(税込)〜
・ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO宛の
通話が無料(1時〜21時)
スマ放題(ケータイ)
・月額2,200円(税込)〜
・24時間かけ放題
スマ放題ライト(ケータイ)
・月額1,200円(税込)〜
・1回5分以内の通話かけ放題
4Gガラケーに交換したら料金は高くなる?安くなる?
4Gガラケーに変更する方は、上記の料金プランを念頭において以後の記事をお読みになってください。
VoLTEを利用できない契約(4G/5G)
VoLTEとは「Voice over LTE」の略称で、従来の3G回線の音声通話よりも高品質な通話機能を持ちます。
VoLTEを利用できない契約(4G/5G)とは、「4G/5Gに対応している料金プランであるにも関わらず、VoLTEを利用できない」ということです。
こういった契約も3Gサービスが終了することによって、自動的に解約されてしまいます。
3Gのみに対応している機種
そして、ソフトバンクから発売された機種で、3Gサービスのみに対応している機種。
これも、3Gサービスが終了したら自動的に解約されてしまいます。解約とはならなくても、通信や通話が利用できなくなる機種といったものも存在します。
以上、この章ではソフトバンクの3Gサービスが終了したら、解約となるケースについて解説しました。
心配な方は、ソフトバンク公式サイト「3Gサービス終了のご案内 | スマートフォン・携帯電話」にてご自身の状況を確認しておきましょう。
4Gガラケーの料金プラン「最安はどれ?」
4Gガラケーに変更後の料金プランは以下の3つのものから選ぶことになると思われます。
・ケータイ通話プラン
・ケータイ100MBプラン
・ケータイ4GBプラン
それぞれ詳しく解説してきますが、
「とにかく通話だけで良い!」
という方は、ケータイ通話プランを契約されることをおすすめします。ケータイ通話プランは通話用の料金プランの中で最安であり、データ通信機能もついていないため余計な通信量がかかる心配はいりません。
厳密に言えば、「ミニフィットプラン+」「メリハリ無制限+」もガラケーの料金プランとして選ぶこともできます。しかし、これらは一般的にはスマホ用の料金プランとして扱われており、この記事のテーマとは外れます。よってここでは割愛させて頂きます。
月額料金 | 特徴 | |
---|---|---|
ケータイ通話プラン | 1,078円 | 通話専用 データ量なし |
ケータイ100MBプラン | 1,408円 | データ量100MBつき |
ケータイ4GBプラン | 2,266円 | データ量4GBつき |
※料金は税込
★ケータイ通話プランの特典
2024年2月分まで基本料金が無料。
(キャンペーン期間は2023年10月1日〜
2024年1月31日 翌月から適用)
★ケータイ4GBプランの特典
①24カ月間は月額1,078円(税込)で利用可能。
②60歳以上なら24時間かけ放題が+880円(税込)
で利用可能。
各プラン通話料は30秒あたり22円(税込)、家族間通話は無料という点は共通です。
ここで改めて、3Gサービスのホワイトプランの特徴を振り返ってみましょう。
・月額934円(税込)〜
・ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO宛の
通話が無料(1時〜21時)
もし、ご自身あるいはご家族が
「ホワイトプランを使っていて、ソフトバンク、
ワイモバイル、LINEMO宛への通話が多い」
というのであれば、大幅に支払い額が上がってしまう可能性が高くなるので、後述するかけ放題オプションへの加入を検討しましょう。
逆に
「3Gのスマ放題(ケータイ)、スマ放題ライト(ケータイ)を契約しているにも関わらず、ほとんど通話をしてこなかった」
こういった方は、4Gのケータイ通話プランにすれば基本料金を含めた携帯料金の支払い額が下がる可能性が高くなります。
こちらのソフトバンクオンラインショップにて、料金を調べることもできます。
かけ放題オプション
ソフトバンクの4Gガラケーで利用できるかけ放題オプションのサービス内容は以下の通りです。
定額オプション+ | 準定額オプション+ |
---|---|
1,980円/月 | 880円/月 |
24時間 かけ放題 | 5分以内の通話 かけ放題 |
※料金は税込
その他付随サービスとして、「留守番電話プラス」「割込通話」「グループ通話」「一定額ストップサービス」も、無料で使うことができます。
※かけ放題対象外のもの(一例)
・0570のナビダイヤル
・国際通話
・衛星電話サービス
・おしらべダイヤル
・番号案内(104)
本体代金→無料機種もあり
3Gケータイから4Gガラケーに変える場合、2機種が本体価格無料で交換することができます。さらに事務手数料もかかりません。(2024年2月6日時点)
かんたん携帯11 | AQUOSケータイ4 | |
---|---|---|
サイズ | 約51×115×17.9mm | 約51×115×16.9mm |
重さ | 約125g | 約121g |
バッテリー容量 | 1680mAh | 1680mAh |
カラー | ゴールド ピンク | ホワイト ブラック |
防水/防塵 | IPX5・IPX8/IP5X | IPX5・IPX8/IP5X |
赤外線 | ー | ー |
カメラ | 約800万画素 | 約800万画素 |
ワンセグ | ー | ー |
発売日 | 2022年11月16日 | 2022年10月28日 |
「無料交換できるキャンペーンはいつまでか?」
気になる方も多いと思いますが、明確な終了時期はソフトバンク公式ホームページでも明記されていません。ただ在庫の問題もありますので、気になる方は早めに切り替え手続きをした方が良いでしょう。
ワイモバイルの通話プランは終了
(少しこの記事のテーマから外れます)
「ソフトバンクの4Gガラケー用プランは、ちょっと合わないかも(高いかも)」と思った方。以前ならソフトバンクと同じブランドのワイモバイルのガラケー用プラン「ケータイベーシックプランSS」に乗り換える、といった方法もありました。
このケータイベーシックプランSSの月額料金は934円(税込)。ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO宛であれば、1時〜21時までは無料で通話ができる。この特徴からケータイベーシックプランSSとソフトバンクのホワイトプランは内容が似ているとも言えます。
筆者は2015年から2020年頃までワイモバイルショップで勤務してましたが、このケータイベーシックプランSS(ケータイプランSS)はソフトバンクからの乗り換えの方だけでなく、通話用としてこれから携帯電話を持とうとする方からも好評を得ていました。何といっても料金が安いからです。
事実、Yahoo!知恵袋でもこのケータイベーシックプランSSを、通話用としておすすめしている回答も散見されます。
しかし、ケータイベーシックプランSSは2023年10月2日を持って新規受付が終了しました。もうこの料金プランでワイモバイルのガラケーを契約することはできません。スマホ用のプランである「シンプル2 S/M/L」を契約するしか方法はないのです。
筆者個人の感想になってしまいますが、ケータイベーシックプランSSの新規受付終了はとても残念なことだと思っています。
「やっぱ、これからは携帯電話業界全体で
料金が高くなっていってしまうのか?」
筆者はこんなことを考えながら、今後の携帯電話業界の動向を固唾を呑んで見守っています。
よくある質問
最後に、ソフトバンクの3Gケータイから4Gガラケーに変更する際、店舗にてよく頂く質問をまとめます。
メールアドレスは引き継げるか?
→引き継げます。特に月額料金はかかりません。
電話帳の移行はどうするのか?
3Gケータイから4Gガラケーへのデータ移行についてですが、
・自分でできる
・データ通信が使える環境にある
・S!電話帳バックアップ利用中
これらの条件を全て満たしている場合は、「あんしんバックアップ」アプリでデータ移行が可能です。
※ただし、あんしんバックアップは2024年3月31日をもってサービス提供終了予定。
上記の条件を満たしていない方は、ソフトバンクショップに設置されている機械でデータ移行をしましょう。
ソフトバンク公式HP 3Gケータイから機種変更する際にデータ移行することはできますか?
ソフトバンク公式HP あんしんバックアップ2024年3月31日サービス終了
自動解約→解約金はかからない?
→解約金はかかりません。
中には、もう携帯電話自体使わなくなるから4Gガラケーに変えなくても良い、という方もいるでしょう。
その場合は2024年2月1日以降、順次契約は解約されますが解約金がかかるようなことはありません。
まとめ
※画像はイメージです。
以上、今回はサービス終了が2024年4月15日と迫っているソフトバンクの3Gケータイから4Gガラケーへの買い替えについてまとめてみました。
まとめ
自動的に解約となるケース
・3G専用プランを契約している
ホワイトプラン、スマ放題/スマ放題ライト
・VoLTEを利用できない4G、5G契約
・3Gのみに対応している機種
4Gガラケーの料金プラン
・ケータイ通話プラン(1,078円)
・ケータイ100MBプラン(1,408円)
・ケータイ4GBプラン(2,266円)
かけ放題オプション
・定額オプション+
24時間かけ放題(1,980円)
・準定額オプション+
5分以内の通話かけ放題(880円)
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