SMS・MMS・の違いと見分け方。iMessgeとの違いについても解説！

iPhoneを使っている方が、LINE以外の方法で誰かとメッセージやメールのやりとりをする際は

• SMS
• MMS
• iMessage

この3つを「メッセージアプリ」から使うケースが多いと思います(ドコモ、楽天モバイルはMMS非対応)。

しかし、これらのサービスの違いについて理解されていない方も多いのではないでしょうか？

本記事では、SMS、MMS、iMessageの3つのサービスの違いについて解説します。

SMS MMSの違い

まずはSMS(ショートメッセージサービス)とMMS(マルチメディアメッセージングサービス)の違いについて表でまとめ、iMessageについては次の章で解説します。

SMSは大手通信キャリアだけでなく大手通信キャリアから回線を借りている格安SIM(MVNO)でもSMS機能に対応しているプランであれば利用可能です。

一方、MMSに対応している通信会社・ブランドは、au、ソフトバンク、UQ モバイル、ワイモバイルの4つだけ。

ちなみにドコモと楽天モバイルはシステム上、MMSには対応していません。

なお、MMSをiPhoneで利用するためには事前にiPhoneの設定上で、「設定」→「メッセージ」→「SMS/MMS」の項目にある「MMSメッセージ」をオンにし、MMSメールアドレスの入力をする必要があります。

SMS、MMS(ドコモ、楽天モバイル除く)共にメッセージをiPhoneから送る場合、緑のアイコンのメッセージアプリからの利用になりますが、

• 宛先にメールアドレスを入力
• 件名を入力
• ファイルを添付

このどれかの条件を満たした場合は、MMSからの送信になります。

ただし、事前に送信元のiPhoneの設定で「iMessageをオン」にしている場合かつ、送信先がiPhone、iPad、iPod Touch、Macの場合で「iMessgeをオン」の設定にしている場合。

次にご紹介する「iMessage」での送信となります。

メールアプリ・メッセージアプリの違い

iPhoneの場合、メッセージアプリと似た機能を持つアプリに「メールアプリ」があります。

メールアプリでもキャリアの違いはありますが、キャリアメールアドレスを使ってメールのやりとりができます。

あくまでも一般的なメールでのやりとりになります。

メールに特化したアプリですので、Gmailなどのメールもメールアプリを使ってやりとりすることができます。

iMessageとは？

iMessageとはiPhone、iPad、iPod Touch、Mac間でやりとりでき、テキストだけでなく、写真や動画などを送受信することができるメッセージサービスです。

回線はWi-Fiやモバイルデータ通信を利用します。

その特徴は以下の通りです。

• 送受信無料
• 文字数制限がない
• ファイルも添付できる
• iCloudにメッセージの保存ができる

iMessageは送受信に使用可能な連絡先として「携帯電話番号」や「メールアドレス」を指定することができ、iMessageを利用するためには事前にiPhoneの設定上で「設定」→「メッセージ」→「iMessage」をオンにしておく必要があります。

「送受信」の箇所には使用可能な連絡先として携帯電話番号やApple IDをiPhoneのセットアップ時に登録しておくことができます。

iMessageもSMS・MMS同様、緑のメッセージアプリからでのやり取りになりますが、iMessageとSMS・MMSとの見分け方はメッセージの吹き出しと送信ボタンの色にあります。

iMessage	青
SMS/MMS	緑

また、メッセージを送る前でもメッセージの入力画面に予め書かれている「iMessage」「SMS/MMS」の表示や、上矢印の送信ボタンの色でそれが「iMessageなのか？あるいはSMS/MMSなのか？」見分けることもできます。

SMSとMMSはどうやって見分ける？

iMessageとSMS・MMSの見分け方は色を使えば問題ないことがわかりました。

では、同じ緑色表記のSMSとMMSはどのようにして見分ければ良いのでしょうか？

それは、先ほど画像で示したiPhoneの設定のメッセージにある「文字数」をオンにして、実際にメッセージを入力すれば問題は解決します。

そして、メッセージアプリにて文字を入力し、「1行目が終わると」文字数が出てきますが、この文字数が出てきた場合は「SMS」であると判断することができます。

iMessageが送れない原因

送受信無料、ファイル添付も可能で利用できる便利なiMessageですが、iMessageを送ろうとしてもメッセージアプリ上の吹き出しの色が青ではなく緑になる、つまりSMS/MMSで送信されてしまうことがあります。

①メッセージの送信元、あるいは送信先の端末でiMessageの設定が無効になっている。

iMessageを使ってメッセージのやり取りをするためには、メッセージの送信元・受信元双方共にiMessageの設定を事前にしておかなければなりません。

iMessageの機能をオンにしておくことはもちろん、送受信のために必要な連絡先(携帯電話番号やメールアドレス)も設定しておく必要があります。

②メッセージの送信元がAndroidを使っている。

iMessageはあくまでもApple製のデバイス間でのメッセージのやりとりになりますので、Androidスマホには送信することはできません。

また、よくあるのが今までは普通にiMessageを送れたのに(吹き出しは青色だったのに)、急にSMS/MMSになった(吹き出しは緑色になった)ケース。

こちらは送信先がiPhoneからAndroidに機種変更した場合によく起きるケースです。

こうなると、送信先がiPad、iPod Touch、Macからメッセージを送ってこない限り、iMessageでのやり取りはできません。

③SMSで受信したメッセージに返信した場合。

当然のことながら、メッセージアプリに届いたメッセージがSMSやMMSであり、そのメッセージに返信する場合もiMessageを使うことはできません。

以下の画像はUQ モバイルから届いた料金確定のSMSですが、SMSに返信する際はSMSを利用するしか方法はありません。

＋メッセージとは？

今までご紹介してきたSMS、MMS、iMessageとは別に、ドコモ、au、ソフトバンクの3社では「＋メッセージ」というメッセージサービスが利用できます。

その特徴は以下の通りです。

これらの特徴を見てみると、携帯電話番号だけでやりとりできるSMS、添付ファイルを送れるiMessageの良いとこ取りをしたようなメッセージサービスと言えそうです。

iMessageと違い、iPhone・Android間でも＋メッセージアプリを利用すればメッセージのやりとりも可能ですから。

 ドコモ公式HP ＋メッセージ
 au公式HP ＋メッセージ
 ソフトバンク公式HP ＋メッセージ

まとめ

以上、本記事ではiPhoneを使った時のSMS・MMSの違いと見分け方、そしてiMessageの違いについても解説してきました。