近年、増加している「熱中症」。
いつでも、どこでも、だれでも、条件が揃えば熱中症にかかる危険性がありますが、同じようにスマホにも「熱中症」があるのはご存知でしょうか?
スマホを使うのに適した温度を超えてしまうと、スマホが正常に機能しなくなってしまいます。
しかし、熱中症同様正しい予防方法を知り、普段から気を付けることで事前に防ぐことも可能です。
そこで今回は、
- スマホ熱中症とは?
- スマホ熱中症の原因・対策
- スマホ熱中症予防グッズ
など、この記事を読んでいただければ、ご家族やご友人にも話したくなる情報をたっぷり詰め込みました!
ぜひ気になるところから読んでみて下さい。
スマホ熱中症とは?
スマホ熱中症とは?
高温環境下でスマホを使い続けた時に、スマホ本体の温度が推奨使用温度を超え、スマホの内部に熱がこもりバッテリー膨張や動作の不具合が生じる症状のことです。
推奨使用温度とはどれくらいの温度を指すの?
例えばiPhoneの場合、アップルの公式発表によると
使用環境の推奨使用温度は0度から35度としています。
参照:Apple公式HP
しかし日本では、35度を超える日は少なくないです。
実際、2023年7月の35度以上の「猛暑日」は8日、観測史上最多になるそうです。
この猛暑日の中、屋外やエアコンの効いていない車内など、スマホが高温になりやすい環境下では、すぐにスマホが高温になる可能性もあるので注意が必要です。
では、スマホ熱中症にかかってしまう原因はなんでしょうか?
スマホ熱中症になる原因は?
スマホ熱中症になってしまう原因は、みなさんもご想像の通り、高温環境下で長時間の使用、また充電しながらの使用「ながら充電」などが挙げられます。
最近では、インスタグラムやTikTokに動画をあげる方も多く、屋外で撮影する機会が多い方もいらっしゃいますよね。
でも私、そんなに屋外で長時間使用してないけど…
では、いくつか例を挙げてみますので、こちらの状況で思い当たるものはないでしょうか?
- ネックストラップで充電しながら屋外にいる
- 屋外で5分を超える動画撮影をする
- 直射日光の当たる場所でカーナビ代わりに使う
- 普段車に乗るときはダッシュボードにスマホを置いておく
- GPSを使うゲームをよくする
- 夏場でもポケットやカバンにスマホを入れっぱなし
- 手帳型のケースを使っている
これらも「スマホ熱中症」になる危険性が高いやりがちなスマホの使い方になります。
普段の気候なら問題ないことも、この猛暑日が続いている夏場は特に気を付けていきたいですね!
スマホを充電しても半日ももたなくなった、バッテリーが膨らむ、画面が浮いているなどの症状が現れた時も「スマホ熱中症」を疑いましょう。
画像:バッテリーが膨張したスマートフォン
スマホ熱中症の絶対にやってはいけない冷却方法
スマホ熱中症の疑いがある場合、
みなさんはどんな行動をとりますか?
私は、早く冷やさないと!保冷剤どこ?って焦っちゃいそうです…
僕は冷蔵庫入れちゃおうか!となりますね。
熱をもって非常に熱くなったスマホを目の当たりにすると焦る気持ちもあり、早く冷やさないと!となりますよね。
そこで、まずは絶対にやってはいけない冷却方法から解説します。
それは、スマホを急激に冷やす行為です
理由は、急激な温度変化があると、スマホ内部に結露が発生して、漏電やショートにつながり部品の故障につながる可能性があるからです。
熱をもってしまったスマホを早く冷やしたい気持ちは分かりますが、冷たい保冷剤で急に冷やしたり、冷蔵庫に入れて冷やすことは避けた方がよいでしょう。
スマホ熱中症の対処方法
では、スマホ熱中症の疑いがある場合、どのように熱を逃がせばいいのでしょうか?
まずは冷却グッズを使わずに、家にあるものですぐに出来る方法からご紹介します。
以下の対処法が有効です。
- 電源オフにして少し時間を置く
- スマホカバーを外して風の当たる場所に置く
- 扇風機を当てて常温で冷ましていく
- 常温の保冷剤を使う
- 10円玉をスマホの背面に複数枚並べる
上記の対処法で共通しているポイントは、ずばり「熱をゆっくり冷ますこと」です。
スマホ熱中症の絶対にやってはいけない冷却方法で解説したとおり、急激に冷やしてしまうと結露が発生し、故障を引き起こす原因になるため、「ゆっくり」というのが大切です。
保冷剤を使う場合も、冷凍庫で凍らせていたものではなく、室温で常温に戻った保冷剤を使うことで結露の発生を抑えつつ、比較的早く熱を冷ます役割が期待できます。
筆者は、スマホが熱くなった際は、常温の保冷剤をよく使います!
またテレビでもたびたび紹介されていた対処方法が、10円玉をスマホの背面に複数枚並べて置くというものです。
10円玉の材料となる「銅」がスマホ内部の熱を効率的に放熱させることが可能です。10円玉が熱くなってきたら別の10円玉に交換をしスマホが冷めてくるのを待ちましょう。
ただしどの対処方法も、即効性が期待出来るものではなく、ゆっくりと熱を冷ますことが期待出来る対処方法になります。
スマホ熱中症を予防する「冷却用グッズ」を紹介
そうはいっても、ゆっくり冷めるまで待てない!という方もいらっしゃると思います。
そんな方におすすめしたいのは、スマホ用の「冷却グッズ」を使う方法です。
この冷却グッズはスマホ用に開発されているグッズなので、結露発生の心配はなくすぐに冷やしてくれる優れものです。
amazonでベストセラー1位になっている冷却用グッズを紹介します!
スマホ熱中症になる前に使用していれば、事前に予防できるので、あなたの大切なスマホを守ることにもつながりますよ!
スマホ冷却シート
画像引用:amazon Simplism「スマ冷え」
商品名:Simplism「スマ冷え」
価格:1,430円(税込) ※2023年7月時点
商品サイトはこちら
- スマホケースと併用できるほど薄い0.9mmで、スマホの温度を4.3度下げる
- 何度でも貼り付けが可能。シリコン吸着性で、好きな場所に何度も貼って剥がせる仕様
amazonの口コミでは、少し効果が感じられるといった声がある一方、効果があまり分からないといった声もあり賛否分かれている状態でした。長く使用している方のレビューでは、冷ますというより熱くならないという表現が妥当とありました。
比較的安価で購入できる商品ですので、気軽に試せるのは嬉しいですね。
炎天下で作業をするお仕事の方や、日中フードデリバリーをされている方は、スマホに貼っておくだけなので使いやすいかもしれません!
参考サイト:ITmedia Mobile 「スマホ冷却グッズ」は効果ある? 炎天下で3製品を使って分かったこと
スマホ冷却ファン
画像引用:amazon Accpo「スマホ冷却ファン」
商品名:Accpo「スマホ冷却ファン」
価格:2,544円(税込) ※2023年7月時点
商品サイトはこちら
- ペルチェ素子という電気の流れによって熱を移動させることが可能な素材を使って、1分間に7000回転の大風量ファンを組み合わせスマホを急速に冷却
- USB給電式を採用しているためバッテリーは内蔵しておらず軽量
amazonの12,000人の口コミ評価は4.8と非常に高く、「すぐに冷やしたいときに便利」といった声が多かったです。
クリップ式で取り外しもしやすく、コンパクトなサイズ感、音も静かな点で評価されていました。
長時間動画を観る方や、ゲームをよくする方は試してみる価値はありそうです!
まとめ
今回は、「スマホ熱中症」について、原因・対策を含めて解説させていただきました。
今回の記事のまとめです
スマホ熱中症とは、高温環境下でスマホを使い続けた時に、スマホ本体の温度が推奨使用温度を超え、スマホの内部に熱がこもりバッテリー膨張や動作の不具合が生じる症状のことです。
やりがちなスマホの使い方
- ネックストラップで充電しながら屋外にいる
- 屋外で5分を超える動画撮影をする
- 直射日光の当たる場所でカーナビ代わりに使う
- 普段車に乗るときはダッシュボードにスマホを置いておく
- GPSを使うゲームをよくする
- 夏場でもポケットやカバンにスマホを入れっぱなし
- 手帳型のケースを使っている
- 電源オフにして少し時間を置く
- スマホカバーを外して風の当たる場所に置く
- 扇風機を当てて常温で冷ましていく
- 常温の保冷剤を使う
- 10円玉をスマホの背面に複数枚並べる
- スマホ用の冷却グッズを使う
パソコンとは違い、熱を逃がす装置がついていないスマートフォン。ご自身の体を労わるのと同じくらい、スマホもこの猛暑で熱中症にかかりやすくなっています。ぜひ、紹介した対処方法や冷却グッズを使い労わってあげて下さい。
私のスマホ大丈夫?これってスマホ熱中症?
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